4.1 前提条件

Configuration Managementへのマイグレートの前提条件を満たすためには、次の手順を実行します。

  1. マイグレートするZENworksのバージョンが次のいずれかであることを確認してください。

    • ZENworks for Desktops 4.0.1

    • ZENworks Desktop Management 6.5

    • ZENworks 7.xデスクトップ管理

    重要:現在インストールされている従来のZENworksシステムには、Novell® eDirectory™ツリーとZENworksスキーマがインストールされており、ZENworks eDirectoryオブジェクトがツリー内にリストされている必要があります。 ZENworksマイグレーションユーティリティを使用して、従来のバージョンのZENworksに存在しない新しいオブジェクトや属性をConfiguration Management内に作成することはできません。ただし、ユーティリティを使用して新しいフォルダを作成することはできます。

  2. eDirectoryデータのマイグレートのために、管理ゾーンを確立し、ターゲットZENworksデータベースを提供するには、Configuration ManagementソフトウェアをZENworks Configuration Managementデータベースとともに少なくとも1つのプライマリサーバにインストールします。

    詳細については、『Zenworks Configuration Managementインストールガイド』を参照してください。

  3. ZENworksコントロールセンターを使用して、ユーザのユーザソースを設定し、ユーザが関連付けられているeDirectory項目を正常にマイグレートできるようにします。ユーザソースの設定方法については、『ZENworks 10 Configuration Managementシステム管理リファレンス』の「ユーザソース」を参照してください。

    eDirectoryをZENworks Configuration Managementのユーザソースとして継続して使用するには、eDirectoryのバージョンを最小要件を満たすようにアップデートする必要があります。ZENworks Configuration ManagementでのeDirectoryの最小要件については、『ZENworks 10 Configuration Managementインストールガイド』の「信頼されたユーザソース」を参照してください。

    ただし、eDirectoryに従来のZENworksオブジェクトとのユーザ関連付けがない場合は、ユーザソースは必要ありません。

  4. eDirectoryの8.7以前のバージョンを実行している場合、またはStarter Pack 1.0からアップグレードした場合は、ステップ 4.bに一覧表示されているLDAP属性が適切にマップされていることを確認してください。LDAPはマイグレーション中に既存のアプリケーション属性を読み取るために使用されます。

    新しいバージョンのeDirectoryでは、新しい属性名に自動的にスペースとコロンをマップします。使用しているバージョンのeDirectoryに複数のバージョンの属性がある場合(1つはコロンを使用し、他では代わりにスペースを使用するなど)は、自動マッピング機能によりマイグレーションユーティリティにスペースのみを使用するバージョンを提供することができます。ただし、コロンを使用する属性のバージョンほうがマイグレーションには適しています。

    Configuration Managementへアプリケーションをマイグレートするための属性マッピングを設定するには、次の手順を実行します。

    1. ConsoleOneで、LDAPグループオブジェクトを選択して、[属性マッピング]タブをクリックします。

    2. 次の属性を見つけて、正しい名前をマップします。

      古い属性名

      新しい属性名

      App:Path

      appPath

      App:Icon

      appIcon

      App:Contacts

      appContacts

      App:Working Directory

      appWorkingDirectory

      App:Drive Mappings

      appDriveMappings

      App:Printer Ports

      appPrinterPorts

      App:Parameters

      appParameters

      App:Flags

      appFlags

      App:Startup Script

      appStartupScript

      App:Shutdown Script

      appShutdownScript

    3. 変更内容を保存します。

  5. ユーティリティを実行するWindowsデバイスにZENworksマイグレーションユーティリティ実行可能ファイルをダウンロードしてインストールします。詳細については、セクション 3.2, ZENworks マイグレーションユーティリティのインストールを参照してください。

  6. マイグレーションを計画します。

    ZENworksマイグレーションユーティリティをモデリングツールとして使用し、計画で役立てることができます。詳細については、セクション 3.4, マイグレーションの計画を参照してください。

  7. セクション 4.2, ZENworksマイグレーションユーティリティの開始」に進みます。