ワークステーションパッケージのポリシーのセットアップ

ZfDでは、Windows 95-98、Windows NT 4、Windows 2000、およびWindows XPの各プラットフォーム向けにワークステーションパッケージのポリシーが用意されています。

各プラットフォームには、使用可能なポリシーを表示および設定できる独自のページがあります。ConsoleOneで目的のプラットフォームページを表示するには、[Workstation Package]を右クリックします。次に、[Properties]をクリックし、[Policies]タブの下向き矢印をクリックしてプラットフォームを選択します。特定のプラットフォームページに加えて、Windows NT/2000/XPコンピュータを別個のプラットフォームとして扱わない場合は、[WinNT-2000-XP]プラットフォームページを使用できます。またZfDでは、すべてのプラットフォームに適用されるポリシーを設定できる[General]ページも提供されています。ただし、特定のプラットフォームページで設定したポリシーが[General]ページで設定したポリシーに優先します。

各プラットフォームに関連する重要情報については、[Help]ボタンを参照してください。

ワークステーションパッケージのポリシーのセットアップについて詳細は、次の節を参照してください。


拡張可能コンピュータポリシー

このポリシーは、ワークステーションオブジェクトを対象としたユーザ定義のポリシー(.admファイルから作成)を設定します。拡張可能コンピュータポリシーの詳細については、拡張可能ポリシーを参照してください。次の手順を実行している間に[Help]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

拡張可能コンピュータポリシーをセットアップする:

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[Properties]をクリックしてから、対象のプラットフォームページをクリックします。

  2. [Enabled]列の下にある拡張可能コンピュータポリシーのチェックボックスを選択します。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  3. [Properties]をクリックします。

    [Computer Extensible Policies]タブが表示されます。

  4. [Add]をクリックし、.ADMファイルを参照して選択します。

  5. ポリシーのプロパティを編集するには、[ADM Files]ボックス内のポリシーをクリックし、[Policies]ボックスでポリシー設定を参照して編集します。

    プラス記号をクリックすると、下位にある属性が表示されます。

    各チェックボックスは、次の状態を示します。

    状態 説明

    [Enabled]

    属性はクライアントで有効です。この属性に対して入力したすべての値が適用されます。

    [Disabled]

    属性はクライアントで無効です。

    [Ignored]

    属性は無視されます(クライアントでは変更されません)。属性がクライアントですでに有効になっている場合は、有効のままになります。属性がクライアントですでに無効になっている場合は、無効のままになります。

  6. 追加する拡張可能ポリシーごとに、ステップ 4ステップ 5を繰り返します。

  7. [Policy Schedule]タブをクリックし、スケジュールの種類を選択します。

       [Package Schedule]
       [Event]
       [Daily]
       [Weekly]
       [Monthly]
       [Yearly]

  8. [OK]をクリックしてポリシーを保存します。

  9. 拡張可能コンピュータポリシーを設定するプラットフォームごとに、ステップ 1からステップ 8を繰り返します。

  10. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ワークステーションパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。


コンピュータシステムポリシー

ZENworks 2のこの機能は、現在ではZfDの拡張可能ポリシーに組み込まれています。

Windows NT/2000/XPでは、拡張可能ポリシー内のcommon.admファイル、winnt.admファイル、およびzakwinnt.admファイルを使用します。

Windows 95/98では、拡張可能ポリシー内のadmin.admファイルを使用します。

このポリシーをZENworks 2から移行した場合、この機能はZfD内でも有効になりますが、ポリシーを編集または変更することはできません。設定の変更が必要な場合は、ZfD内で新しいユーザパッケージを作成したうえで、拡張可能ポリシーを有効にする必要があります。


Novell iPrintポリシー

Novell iPrintポリシーを設定することによって、iPrintクライアントをインストールすると共に、ZfDを使用してプリンタを管理できます。Novell iPrintを使用すると、プリンタの物理的な場所にかかわらず、ユーザがアプリケーションを通じて他のプリンタとまったく同じ要領でiPrintプリンタに印刷できます。

Novell iPrintは、NetWare 6に付属していますが、別途に購入することもできます。Novell iPrintは、Support Pack 2以降がインストールされているNetWare 5.1でも実行できます。ZfD内のNovell iPrintポリシーによって、以前のZENworksプリンタポリシーがすべて置換されます。ZfDの旧バージョンからアップグレードした場合で、以前のプリンタポリシーを実行しているときは、ZfDではそのプリンタポリシーがサポートされます。iPrintの詳細については、iPrint製品のWebページを参照してください。

iPrintクライアントを使用するには、システム内に少なくとも1つのNetWareサーバが存在する必要があります。iPrintクライアントは、Windows 2000サーバ上では動作しません。iPrintクライアントを使用しないことを選択する場合でも、依然としてZfD外部の従来のMicrosoft印刷設定を使用できます。

また、iPrintクライアントを実行するデスクトップごとにZENworks Management Agentをインストールする必要があります。Novell Clientのみを使用するデスクトップ上では、iPrintクライアントは動作しません。

現在、iPrintクライアントはターミナルサーバ上で動作しません。Novellは、近い将来にターミナルサーバ上で動作するiPrintクライアントの更新バージョンをリリースすることを計画しています。

ここでは、Novell iPrintポリシーをセットアップする手順を説明します。

次の手順を実行している間に[Help]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[プロパティ]をクリックしてから、対象のプラットフォームページをクリックします。

  2. [Enabled]列の下にあるNovell iPrintポリシーのチェックボックスを選択します。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  3. [Properties]をクリックします。

    [Client Install]タブが表示されます。

  4. ユーザのプリンタ環境を設定するには、次のフィールドに情報を入力します。

    [Path to the Novell iPrint Client Install]: iPrintクライアントセットアップファイル(setup.exe)へのパスを入力します。

    nipp.exeファイルは、指定の場所にsetup.exeファイルを格納する自己解凍ユーティリィティです。setup.exeファイルへのパスを指定する前に、nipp.exeファイルを解凍する必要があります。Winzipを使用してnipp.exeファイルを解凍すると、ファイルの解凍先の\disk1ディレクトリにsetup.exeが格納されます。ユーザがこのディレクトリに対する権利を持っていることを確認します。

    ご使用のNetWareのバージョンに応じて、自己解凍インストールユーティリィティnipp.exeのデフォルトの場所は異なります。

    NetWareバージョン デフォルトの場所

    NetWare 6(サポートパック2以降)またはNetWare 5.1(サポートパック5以降)

    \\server_name\login\ippdocs\

    NetWare 6.5

    \\server_name\apache2\htdocs\ippdocs\

    [Language]: ドロップダウンリストから適切な言語を選択します。

    [Version]: このiPrintポリシーのバージョン番号を入力します。このフィールドに入力するバージョン番号は、iPrintクライアントの実際のバージョンを反映したものではありません。iPrintクライアントをアップグレードするワークステーションまたはユーザに新しいiPrintポリシーを強制する場合は、バージョン番号を増やす必要があります(たとえば1から2に増やします)。このバージョン番号はWindowsレジストリに保存されます。[Re-install Client if Higher Version]チェックボックスをオンにした場合、レジストリに保存されたバージョン番号が[Version]フィールドの番号より小さいときにiPrintクライアントがインストールされます。

    [Re-Install Client if Higher Version]: このチェックボックスをオンにすると、[Path to the Novell iPrint Client Install]に一覧表示されたiPrintクライアントの方がワークステーションにインストールされたiPrintクライアントよりも新しい場合に、iPrintクライアントが再インストールされます。

    [Force Reboot]: iPrintクライアントのインストール後に各ワークステーションの再起動を強制する場合に、このオプションをオンにします。このオプションでは、デフォルトの設定(オン)を使用することをお勧めします。勤務時間後にサイレントインストールを実行する場合は、デフォルトの設定を使用する必要があります。また、ワークステーションからiPrintクライアントをアンインストールする場合、またはワークステーションにiPrintクライアントを再インストールする場合に、エラーの発生を回避するためにデフォルトの設定を使用する必要があります。

  5. [Novell iPrint Policy]タブ>[Settings]の順にクリックし、設定ページを表示します。

  6. [Add]をクリックし、[Printer List]に追加するプリンタを参照して選択します。

    または、

    [Printer List]から削除するプリンタを選択し、[Remove]をクリックします。

  7. デフォルトプリンタを選択するには、[Printer List]内でプリンタを選択し、[Set as Default]をクリックします。

    ユーザは、別のプリンタを選択してデフォルトとして使用することがきます。

  8. デフォルトプリンタの選択を強制する場合は、[Force Default]チェックボックスを有効にします。

    ユーザがデフォルトプリンタを変更している場合には、このポリシーを実行するたびに、[Printer List]内で選択したデフォルトプリンタがデフォルトとして設定されます。

    [Force Default]プリンタ設定を適用できるのは、ユーザがログインしている場合に限られます。システムの起動時に実行するようにポリシーがスケジュールされている場合、この設定は機能しません。

  9. [Internet-Accessible Address for Printing]フィールドで、ZfDサーバのアドレスの後、コロン(:)を入力してからポート番号を指定することによって、ユーザがファイアウォールの外からiPrintプリンタに印刷できるようになります。

    たとえば、安全なポートとして「https://151.155.0.0:443」を入力できます。また、安全ではないポートとして、「http://151.155.0.0:631」を入力できます。

  10. [OK]をクリックしてポリシーを保存します。

  11. Novell iPrintポリシーを設定するプラットフォームごとに、ステップ 1からステップ 10を繰り返します。

  12. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ユーザパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。

ヒント:  Windows98では、iPrintクライアントのインストールがワークステーションのすべてのユーザプロファイルに適用されます。Windows 98ワークステーション上でiPrintクライアントをインストールする前に別のユーザプロファイルがセットアップされている場合、ログインユーザの[スタート]メニューではなく、デフォルトユーザの[スタート]メニューに[Novell iPrint Client]が表示されます。このような理由があるために、Windows 98ワークステーションから[スタート]メニューの[Novell iPrint Client Uninstall]を使用してiPrintクライアントをアンインストールする場合、デフォルトユーザとしてログインする必要があります。Windows NT/2000/XPワークステーションでは、iPrintクライアントをインストールした後、ログインユーザの[スタート]メニューに[Novell iPrint Client]が表示されます。

ワークステーションパッケージの一部としてNovell iPrintポリシーを設定し、そのパッケージをシステム起動時に実行するようにスケジュールした場合、システム起動時にiPrintポリシーが実行しますが、プリンタを配布することはできません。プリンタをワークステーションに配布するには、ワークステーションにユーザがログインしていることが必要です。通常はシステム起動時に実行するようにワークステーションパッケージをスケジュールする場合、ユーザがワークステーションにログインしたとき、またはユーザがワークステーションにログインしているその他の時点でiPrintポリシーを実行するスケジュールを作成する必要があります。このことは、ユーザパッケージの一部としてNovell iPrintポリシーを設定する場合は、問題にはなりません。これは、ユーザパッケージポリシーをシステム起動時に実行するようにスケジュールできないためです。


リモートコントロールポリシー

リモート管理セッション用のパラメータを設定します。このポリシーは、各プラットフォームのページで使用できます。

詳細については、Remote Managementを参照してください。


スケジュールアクションポリシー

特定のアクションのスケジュールを設定します。この複数ポリシーは、各プラットフォームページに何回でも追加することができます。次の手順を実行している間に[Help]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

スケジュールアクションポリシーを設定する:

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[Properties]をクリックしてから、対象のプラットフォームページをクリックします。

    特定のプラットフォームに設定したポリシーは、[General]タブに設定されているポリシーよりも優先されます。

  2. スケジュールアクションポリシーを追加するには、[Add]をクリックし、ポリシーにわかりやすい名前を付けた後、[OK]をクリックします。

  3. [Enabled]列の下にあるスケジュールアクションポリシーのチェックボックスを選択します。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  4. [Properties]をクリックします。

    [Actions]タブが表示されます。

  5. [Add]をクリックします。

  6. 次のフィールドに情報を入力します。

    [Name]: アクションアイテムの追加時に、[Item Properties]タブの[Name]フィールドに指定した名前を入力します。

    [Working Directory]: 通常は、このアクション用の実行ファイルが置かれているパスを入力します。ただし、プログラムで必要とされる場合は、別のパスを指定できます。

    [Parameters]: アクションアイテムに渡すパラメータ。詳細については、[Working Directory]フィールドで指定された実行可能ファイルに関するドキュメントを参照してください。

    [Priority]: ワークステーションへのユーザのアクセスに関して、このアクションに割り当てる重要度を入力します。

    [Terminate Time]: システムがアクションを停止するまでの時間。指定されている時間よりも長く実行すると、アクションの実行に関して問題が発生し、アクションが強制終了されることが想定されます。この時間は、アクションを追加したときに[Action Items]タブの[Terminate Item If Still Running After]チェックボックスで指定したものです。

  7. [OK]をクリックします。

  8. リスト内の表示順に各項目を実行する場合は、[Run Items in Order Listed]チェックボックスをオンにします。リスト内の順序は、上向き/下向き矢印を使用して変更できます。

  9. [Policy Schedule]タブをクリックし、スケジュールの種類を選択します。

       [Package Schedule]
       [Event]
       [Daily]
       [Weekly]
       [Monthly]
       [Yearly]

  10. [OK]をクリックしてポリシーを保存します。

  11. スケジュールアクションポリシーを設定するプラットフォームごとに、ステップ 1からステップ 10を繰り返します。

  12. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ワークステーションパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。


Windowsグループポリシー

このポリシーはWindows 2000/XPでのみ有効で、Windows 2000/XPおよびActive Directory対応の拡張可能ポリシーの拡張機能です。

重要:  Windows 2000ドメインコントローラ上では、ConsoleOneを使用してグループポリシーを設定できません。ConsoleOneでグループポリシーを編集するには、Windows 2000ワークステーションを使用する必要があります。

このポリシーをZfDにインポートする場合は、次の理由から、ネットワークに割り当てられたドライブではなく、UNCパスを使用する必要があります。

UNCパスを使用しておけば、サーバが使用可能であれば、ポリシーを見つけることができます。

グループポリシーは、ZfD 3のリリース以降大幅に変更されています。最新のグループポリシーは追加形式になり、リビジョンがチェックされるようになりました。また、すでに処理済みのポリシーがキャッシュに入れられるほか、持続性または揮発性の設定が使用されます。

追加形式のグループポリシー: 最新のグループポリシーは追加形式になりました。つまり、複数のグループポリシーの設定が個別にではなく、累積的に有効になります。複数のグループポリシーの設定がユーザおよびワークステーションに影響する可能性があります。ポリシーの適用は、まずローカルグループポリシーの設定から開始され、ポリシーの検索順序とは逆方向に進められます。つまり、最初に適用されるポリシーの設定の優先度が最低になり、その値は、同じ設定を含む他のポリシーによって上書きされます。

セキュリティ設定は追加形式ではなく、最後に有効なポリシーによって設定されます。

リビジョンチェック: 最新のグループポリシーでは、有効なポリシーのリビジョンが追跡されるようになりました。有効なポリシーのリストとそのリビジョンが同じである限り、グループポリシーは処理されず、キャッシュに入れられたグループポリシーが使用されます。

注:  [Edit Policies]ボタンをクリックするたびに、グループポリシーのリビジョンが変更されるので、ポリシーの再処理を実行できます。

グループポリシーのキャッシュ: 最後に処理されたグループポリシーは、ローカルのキャッシュに入れられます。これにより、必要な場合にのみグループポリシーが処理されるので、ネットワークトラフィックの軽減に役立ちます。ユーザAが新しいコンピュータにログインすると、そのユーザの有効なグループポリシーが処理された後、キャッシュに入れられます。

ユーザAがログアウトした後、ユーザAと同じ有効なグループポリシーを持つユーザBがログインした場合、グループポリシーが再処理されるのではなく、ローカルのキャッシュに入れられたグループポリシーが復元されます。有効なポリシーのリストに相違がある場合、またはいずれかのポリシーのリビジョンが変更された場合、グループポリシーが再処理されます。

Novell ZENworks for Desktops (ZfD) のグループポリシーの実装には、新しい機能が追加されています。ワークステーションがネットワークから切断されたときでも、ユーザパッケージおよびワークステーションパッケージの双方のWindowsグループポリシー設定は、その有効性を継続できます。

持続性の設定と揮発性の設定: 管理者は、グループポリシーが持続性または揮発性のいずれであるかを決定します。持続性の設定では、グループポリシーの設定時に、ユーザがネットワークではなくワークステーションにのみログインしてしまった場合でも、その設定が維持されます。

揮発性の設定では、次の場合にオリジナルのローカルグループポリシー設定が復元されます。

次の手順を実行している間に[Help]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

Windowsグループポリシーを設定する:

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[Properties]をクリックします。次に、Windows NT/2000/XPまたはWindows NT/2000/XPターミナルサーバのプラットフォームページをクリックします。

  2. [Enabled]列の下にあるWindowsグループポリシーのチェックボックスを選択します。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  3. [Properties]をクリックします。

    [Windows Group Policies]タブが表示されます。

  4. 新規または既存のグループポリシーのネットワーク位置を入力または参照して選択し、[Edit Policies]をクリックします。

    この操作により、Microsoft管理コンソールエディタが起動します。このエディタを使用して、ユーザパッケージポリシーやワークステーションパッケージポリシーを編集できます。詳細については、ダイアログボックスの[Help]をクリックしてください。ポリシーの編集が終わったら、[Close]ボタンをクリックします。

    Windows XPのみ: Windows XPに変更があったために、現時点ではZfDを使用して次のWindows XPセキュリティ設定を編集できません。

    [Security Settings]>[Account Policies]>[Password Policy]>[Password Must Meet Complexity Requirements]
    [Security Settings]>[Account Policies]>[Password Policy]>[Store Password Using Reversible Encryption]
    [Security Settings]>[Local Policies]>[Security Options]>[Network Access:Allow Anonymous SID/Name Translation]

  5. [Import Active Directory Folder]をクリックし、次のフィールドに入力します。

    [Source Location of Active Directory Policies]: Active Directoryが作成したグループポリシーのうちで、ディレクトリに移行するグループポリシーのUNCパスを指定します。Active Directoryグループポリシーのインポート元ディレクトリについて一意の名前が判明しているか、参照して選択できることが必要です。

    [Destination Location of Migrated Group Policies]: [Source Location of Active Directory Policies]フィールドで指定した場所からグループポリシーをディレクトリに移行する場合に、移行先となるサーバ上のUNCパスの場所を入力または参照します。ユーザオブジェクトおよびワークステーションオブジェクトに、この場所に対する読み取り権利およびファイルスキャン権利があることが必要です。

    重要:  グループポリシーに対しては、割り当て済みのドライブではなく、UNCパスを使用してください。詳細については、Windowsグループポリシーを参照してください。

  6. フィールドに情報を入力したら、[Import Folder]をクリックします。

    この操作により、[Destination Location of Migrated Group Policies]フィールドに指定したディレクトリにActive Directoryのグループポリシーがコピーされます。指定したディレクトリが存在しない場合は、自動的にそのディレクトリが作成されます。

    警告:  

    [Destination Location of Migrated Group Policies]フィールドには必ず正しいディレクトリパスを入力してください。間違ったパスを入力するとデータが壊れる可能性があります。選択されたディレクトリおよびそのサブディレクトリ内にあるすべてのファイルは、それらのディレクトリにActive Directoryグループポリシーがコピーされる前に削除されます。

  7. [Group Policies Remain in Effect on User Logout]チェックボックスをオンにすると、ユーザがログアウトした後もローカルWindowsデスクトップ上で配布されたグループポリシーが引き続き有効になります。

  8. ポリシーと共に配布する設定を選択します。

  9. [Policy Schedule]タブをクリックし、スケジュールの種類を選択します。

       [Package Schedule]
       [Event]
       [Daily]
       [Weekly]
       [Monthly]
       [Yearly]

    ヒント:  グループポリシー設定がロードされる前にWindowsデスクトップファイルのロードが完了するので、ZfD 4ワークステーションパッケージ内のグループポリシーによっては、それがユーザログイン時に実行するようにスケジュールされている場合に奇妙な動作を示すことがあります。特に、デスクトップ設定に何らかの変更を加える場合に([マイネットワーク]の非表示や、デスクトップ上の全アイコンの非表示など)、その変更が適用されなかったり、スケジュールしたログインスクリプトによるユーザログイン時のプログラムの実行が行われなかったりします。ユーザがログオフして再びログオンすると、設定は正しく表示されます。

    このような動作を防止するには、ワークステーションパッケージ内で、ユーザログイン時に実行するようにグループポリシーを設定することを避けます。その代わりに、システム起動時、毎日またはその他の定期的なスケジュールでグループポリシーを実行するように設定します。

    [Advanced Settings]をクリックすると、[Completion]、[Fault]、[Impersonation]、[Priority]、[Time Limit]など、追加設定を指定できます。これらの各設定の詳細については、それぞれのタブで[Help]ボタンをクリックしてください。

  10. [OK]をクリックしてポリシーを保存します。

  11. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ユーザパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。


Workstation Imagingポリシー

ワークステーションのイメージングに必要なパラメータを設定します。このポリシーは、各プラットフォームのページに表示されます。イメージングに関する一般的な情報については、Workstation Imagingを参照してください。

セットアップ手順は、採用するイメージングの展開戦略によって異なります詳細については、イメージングポリシーのセットアップを参照してください。


Workstation Inventoryポリシー

ワークステーションごとに、どのハードウェアおよびソフトウェアのインベントリデータを表示するかを設定します。詳細については、Workstation Inventoryを参照してください。


ZENworks for Desktops Management Agentポリシー

ZENworks for Desktops Management Agentポリシーにより、ZfD Management Agentを設定できます。ZfD 4でNovell Clientを使用しない場合は、ZfD Management Agentを使用します。詳細については、ZENworks for Desktops 4の理解を参照してください。

次の手順を実行している間に[Help]ボタンをクリックすると、各ダイアログボックスに関する詳細情報を参照できます。

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[Properties]をクリックしてから、対象のプラットフォームページをクリックします。

  2. [Enabled]列の下にあるZfD Management Agentポリシーのチェックボックスをオンにします。

    この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。

  3. [Properties]をクリックします。

  4. [Settings]ページで、次のフィールドに情報を入力します。

    [DNS Name or IP Address of the ZfD Middle Tier Server]: ZfD Middle Tier ServerのDNS名またはIPアドレスを入力します。

    ここには、すべてのZfDコンポーネント(Workstation Inventory、Workstation Management、Application Management、およびRemote Management)がファイアウォールの外部で機能するために使用するアクセスポイントのDNS名またはIPアドレスを指定します。

    関連付けられたワークステーションには、空ではない値のみが渡されます。[DNS Name or IP Address of the ZfD Middle Tier Server]フィールドを空欄のままにすると、関連付けられたワークステーション上でこの設定は影響しません。

    このDNS名またはIPアドレスを変更すると、関連付けられた全ワークステーションについて、次回の起動時にこの設定が適用されます。したがって、クライアントを使用しない環境では、以前の場所へのアクセスを除去する前に、関連付けられたワークステーションが新しいDNS名またはIPアドレスに移行するまで、十分な時間をとる必要があります。

    [eDirectory Refresh Rate (Minutes)]: 矢印を使用してeDirectoryのリフレッシュ間隔を設定します。ここで設定する間隔により、eDirectory内の新しいポリシーや編集されたポリシーなど、更新された情報をエージェントで検索する頻度が決定します。

    [Display ZfD Authentication Dialog]: 起動時に[ZfD Authentication]ダイアログボックスを表示する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションが適用されるのは、Novell Clientを使用しないでZfD 4を実行している場合に限られます。Novell Clientを使用している場合は、Novell Clientログイン画面が常に表示されます。

    [Allow Users to Change ZfD Middle Tier Server Address on Authentication Dialog]: ZfD Middle Tier Serverのアドレスを変更して別の中間層サーバを参照することをユーザに許可する場合は、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにすると、ユーザが[ZfD Authentication]ダイアログボックスの[Options]ボタンをクリックして別の中間層サーバのアドレスを入力できます。

    [Resident Workstation Welcome Bitmap]: Windows NT/2000/XPの起動時の初期画面に表示されるビットマップファイルの名前を指定します。関連付けられたワークステーションのWindows NT/2000/XPディレクトリに存在するどのファイルでも指定できます。ビットマップを使用しない場合は、このフィールドを空白のままにしておきます。

    [Welcome Caption]: Windows NT/2000/XPの起動時の初期画面でヘッダに表示されるテキストを指定します。

    [Login Window Bitmap]: ログインウィンドウに表示するビットマップファイル名を指定します。関連付けられたワークステーションのWindows NT/2000/XPディレクトリに存在するどのファイルでも指定できます。ビットマップを使用しない場合は、このフィールドを空白のままにしておきます。

    [Enable Volatile User Cache]: このチェックボックスをオンにすると、一時的ユーザキャッシュが有効になります。このオプションを使うと、ワークステーションにキャッシュされている一時的ユーザのアカウント情報を、指定された期間だけワークステーションに保持しておくことができます。つまり、一時的ユーザをログインやログアウトのたびに作成したり、削除したりする必要がありません。これによって、NWGINAでユーザのデスクトップを再作成する時間が短縮されるので、一時的ユーザがすばやくログインできるようになります。

    ダイナミックローカルユーザ(DLU)ポリシーは、ユーザがeDirectoryに認証された後にWindows NT/2000/XPワークステーション上に作成されるユーザを設定します。

    ワークステーションがネットワークが切断されていて、ユーザがワークステーションのユーザとして登録されていない場合でも、ユーザはキャッシュを使ってワークステーションを使い続けることができます。

    [Cache Volatile User Time Period (Days)]: 矢印を使用して、一時的ユーザの情報を削除する頻度を選択できます。指定した時間になると、すべての一時的ユーザの情報がワークステーションから削除されます。

  5. [Policy Schedule]タブをクリックし、スケジュールの種類を選択します。

       [Package Schedule]
       [Event]
       [Daily]
       [Weekly]
       [Monthly]
       [Yearly]

  6. [OK]をクリックしてポリシーを保存します。

  7. ZENworks for Desktops Agentポリシーを設定するプラットフォームごとに、ステップ 1からステップ 6を繰り返します。

  8. このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ワークステーションパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。


ワークステーションパッケージの関連付け

ポリシーは、設定して有効にしても、そのポリシーパッケージとコンテナオブジェクトを関連付けなければ機能しません。

  1. ConsoleOneで、ワークステーションパッケージを右クリックし、[Properties]をクリックします。

  2. [Associations]タブ>[Add]の順にクリックします。

  3. パッケージを関連付けるコンテナを参照して選択し、[OK]をクリックします。