ZfDサーバインストールを使用してAutomatic Workstation Importをインストールした後、ワークステーションのインポートはワンステップのプロセスで実行されます。Novell ClienTMまたはZENworks for Desktops Management Agent内のワークステーション登録プログラムは、Novell eDirectoryTM内にワークステーションオブジェクトを作成してそのワークステーションを登録するAutomatic Workstation Import Serviceにアクセスします。Novell ClientまたはZfD Management AgentとZENworks 4の併用について詳細は、ZENworks for Desktops 4の理解を参照してください。Automatic Workstation Importのインストールの詳細については、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「ZfD Serverソフトウェアのインストール」を参照してください。
未登録のワークステーションをeDirectoryにインポートする実際のプロセスは、ワークステーションがファイアウォールの内外のいずれに位置する場合でも、ワークステーションの物理的な場所に依存します。
ワークステーションがファイアウォールの内部に位置する場合、Automatic Workstation Import Serviceに直接アクセスします。この条件では、ZENworksの以前のバージョンと同様に、ホスト名(zenwsimport)をAutomatic Workstation Import Serviceに解決することが必要です。
ワークステーションがファイアウォールの外部に位置する場合、ZfD Management Agentを使用してHTTP経由でZENworks for Desktops Middle Tier Serverにアクセスします。次に、ZfD Middle Tier Serverがプロキシとして機能し、Automatic Workstation Import Serviceに要求を渡します。この条件では、ZfD Middle Tier Server上のホスト名(zenwsimport)をインポートサービスの動作するサーバに解決することが必要です。ZfD Middle Tier Serverからこのサーバにpingして、正しいアドレスが参照されていることを確認する必要があります。
詳細情報については、次の節を参照してください。
Automatic Workstation Import Serviceによりネットワークトラフィックが生成されます。ただし、Automatic Workstation Import Serviceが使用されるのは、次のいずれかの場合に限られます。
通常、ワークステーションがはじめて登録される場合は、このような状態になります。Automatic Workstation Import Serviceは、まずツリーにワークステーションオブジェクトを作成し、次にオブジェクトにデフォルト値を適用して、現在の登録情報を使用してプロパティを更新します。
ワークステーションオブジェクトが作成された場所や、その名前を確認するには、ワークステーションインポートポリシーを使用します。
登録プログラムは、インポートサービスを呼び出して、ワークステーションをワークステーションオブジェクトと同期させます。
ここに挙げた場合以外でワークステーションがネットワークにログインしたときは、常にワークステーション登録プログラムがそのワークステーションを登録し、ワークステーションオブジェクトを更新します。これらの操作にインポートサービスは関係しません。したがって、Workstation Import Serviceのネットワークトラフィックが問題になることはありません(ワークステーションオブジェクトを認証および更新するワークステーションは、ある程度のネットワークトラフィックを生成します)。
ワークステーションがインポートされた後に必要な作業は、そのワークステーションがツリーにログインするたびに登録することだけです。登録プログラムは、次のうちいずれかが発生した場合にワークステーションオブジェクトを更新します。
登録プログラムは、ワークステーションの登録時間、ネットワークアドレス、最後のサーバ、および最後のユーザに関する情報を更新します。
ワークステーション登録プログラムがインポートサービスにアクセスする必要はないので、ネットワークトラフィックは最小限に抑えられます。
インベントリレポートの正確性を高めるために、ディレクトリから未使用のワークステーションオブジェクトを定期的に削除する必要があります。
Automatic Workstation Removalは、ワークステーションオブジェクトをディレクトリから自動的に削除できるように、ワークステーションの削除ポリシーを使用して、それらのオブジェクトが不要になる時期を判断します。
有効なワークステーション削除ポリシー内で指定した期間、ワークステーションが登録されない場合にワークステーションオブジェクトを自動的に削除できます。
不要と判断されるまでに、ワークステーションを未登録のままにしておける日数を指定することができます。