ここでは、次の内容について説明します。
インベントリデータベースを置き換える場合は、Inventory Serviceを終了してからデータベースを置き換えます。データベースを置き換えてから、Inventory Serviceを再起動します。詳細については、Inventory Serviceの開始と停止を参照してください。
インベントリサーバが、英語および英語以外の言語のインベントリ対象ワークステーションからインベントリ情報を受信する場合、展開サイトごとに管理されているインベントリデータベースでAddEnumsユーティリティを実行する必要があります。AddEnumsユーティリティを実行する方法の詳細については、Novell Support Webサイトで「TID 10073604」を参照してください。インベントリ展開が英語のみのインベントリ対象ワークステーションで構成されている場合、AddEnumsユーティリティをインストールする必要はありません。
ここでは、次の内容について説明します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成するeDirectoryツリーを右クリックし、[New]>[Object]>[ZENworks Database]>[OK]の順にクリックします。
データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]>[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[Sybase]を選択し、[Default Settings]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
Sybaseデータベースの設定は次のとおりです。
[Apply]>[Close]の順にクリックします。
データベースの複数の物理ディスクに多数のボリュームやドライブがある場合、Sybaseデータベーススペースファイルをこれらのボリュームやディスクに分けて配置すると、データベースにアクセスしている間の性能が向上します。
ZENworks for DesktopsのSybaseデータベースコンポーネントをインストールする場合、システムのデータベースファイルとデータベーススペースファイルは指定したデータベースサーバ上の場所にインストールします。インベントリデータベースサーバをロードすると、システムデータベースファイル(mgmtdb.db)がロードされます。このmgmtdb.dbファイルはデータベーススペースファイルのインベントリ情報を参照します。データベーススペースファイル(mgmtdb1.db、mgmtdb2.db、mgmtdb3.db、mgmtdb4.db、mgmtdb5.db、mgmtdb6.db、mgmtdb7.db、mgmtdb8.db、mgmtdb9.db、mgmtdb10.db、およびmgmtdb11.db)にはインベントリ情報が格納されています。
alterdb.propsファイルは、inventory_server_installation_directory\wminv\propertiesディレクトリのデータベースサーバにインストールされます。ファイル内のセクションを変更して、ボリュームまたはディスク上のデータベーススペースの場所を指定できます。
alterdb.propsファイルの内容は次のとおりです。
#Database Space Properties
count=11
mgmtdb1=location_of_mgmtdb1
mgmtdb2=location_of_mgmtdb2
mgmtdb3=location_of_mgmtdb3
mgmtdb4=location_of_mgmtdb4
mgmtdb5=location_of_mgmtdb5
mgmtdb6=location_of_mgmtdb6
mgmtdb7=location_of_mgmtdb7
mgmtdb8=location_of_mgmtdb8
mgmtdb9=location_of_mgmtdb9
mgmtdb10=location_of_mgmtdb10
mgmtdb11=location_of_mgmtdb11
.....
データベーススペースを整理する:
データベースがロードされていないことを確認します。
インベントリサーバ上でInventory Service Managerが実行されていないことを確認します。
インベントリサーバ上のデータベーススペースファイルを手動で移動します。
次の方法でデータベーススペースファイルを整理して、パフォーマンスを向上させます。
重要: mgmtdb.dbをNetwareサーバ上にある別のディレクトリまたはボリュームに移動させる場合は、mgmtdb.dbの新しい場所でsys:\system\mgmtdbs.ncfを更新します。
mgmtdb.dbをWindows NT/2000サーバ上にある別のディレクトリまたはボリュームに移動させる場合は、zenworks\dbengineディレクトリにあるntdbconfig.exeを実行します。[ntdbconfig]ダイアログボックスで、mgmtdb.dbの新しいパスを入力します。
alterdb.propsファイルで11個のデータベーススペースファイルの場所を変更します。
たとえば、NetWareの場合、「mgmtdb3=SYS:\\ZENWORKS\\INV\\DB」と入力します。Windows NT/2000の場合、「mgmtdb3=C:\\ZENWORKS\\INV\\DB」と入力します。
データベースをロードします。NetWareサーバでは、「mgmtdbs」と入力します。Windows NT/2000サーバでは、データベースサービスを実行します。
コンソールに表示されるエラーメッセージは無視します。エラーメッセージが表示されるのは、データベーススペースファイルがロードされていないためです。
データベースロケーションポリシーが設定されていることを確認します。
インベントリサーバコンソールで、AlterDBSpaceサービスを実行します。「StartSer AlterDBSpace」と入力します。
インベントリサーバ上で、AlterDBSpaceツールはサービスとして実行されます。
データベースが調整されたことを示すメッセージが表示されます。
データベースを終了してから、データベースをロードします。
データベースをロードしている間にエラーが発生していないことを確認します。エラーは、データベーススペースファイルの指定された場所が間違っているか、存在しないことを示します。alterdb.propsファイルでデータベーススペースのパスが正しいことを確認し、データベーススペースを整理する手順を繰り返します。
重要: データベーススペースを別のボリュームまたはドライブに配置する場合は、ログファイルをシステムのデータベースファイル(mgmtdb.db)と同じボリュームまたはドライブに配置する必要があります。
Sybaseデータベースの起動パラメータは次のとおりです。
-c: データベースページおよびその他のサーバ情報をキャッシュするための初期メモリ予約を設定します。たとえば、-c 32Mは32MBのキャッシュサイズを予約します。
-gc:各データベースでチェックポイントを実行しないでデータベースサーバが実行される最長時間を分で設定します。デフォルト値は60分間です。たとえば、-gc 120はチェックポイント時間を120分間に設定します。
-m: シャットダウンまたはサーバでスケジュールされているチェックポイントの結果としてチェックポイントが実行されたときに、トランザクションログを削除します。
-ti: 一定時間(単位は分)要求を出さなかった場合に接続を切断します。デフォルトは240(4時間)です。データベーストランザクションの中間にあるクライアントコンピュータは、トランザクションが終了するか接続が切断されるまでロックされます。-tiオプションは、停止している接続を切断し、ロックを解除します。たとえば、-ti 400と指定します。
-ct: 同じ文字で異なる値を表す文字セット間で文字列を変換して、文字セットを変換できます。これは、クライアントコンピュータとデータベースで異なる文字セットが使用されている場合に役立ちます。
database_installation_path: インベントリデータベースのインストールパスを指定します。たとえば、c:\zenworks\inv\db\mgmtdb.dbとなります。
NetWareまたはWindows NT/2000インベントリサーバ上のSybaseで管理されているインベントリデータベースの性能を向上させる:
NetWareデータベースサーバ上でデータベースサーバのデータベースキャッシュサイズを変更する:
インベントリデータベースへの接続をすべて切断します。
Sybaseサーバを終了します。
sys:\systemディレクトリのmgmtdbs.ncfファイルを開きます。
-cパラメータを変更します。
たとえば、-c 64Mはキャッシュサイズを64MBに設定します。
ファイルを保存します。
サーバコンソールでインベントリデータベースをロードします。「MGMTDBS」と入力します。
Windows NT/2000データベースサーバ上でデータベースキャッシュサイズを変更する:
Sybaseサービスを終了します。
Windows NTの場合、コントロールパネルで[Services]をダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して[Stop]をクリックします。
Windows 2000の場合、コントロールパネルで[Administrative Tools]>[Services]の順にダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して[Stop]をクリックします。
データベースサーバ上で、dbengineディレクトリからntdbconfig.exeファイルを実行します。
Ntdbconfig.exeは、Windows NT/2000サーバ上でSybaseを使用するZENworksデータベース用のZENworksデータベース環境設定ユーティリティです。このユーティリティを使用して、Sybaseサービスを設定し直すことができます。Sybaseの推奨パラメータのリストについては、Sybaseデータベース起動パラメータの理解を参照してください。
-cパラメータを変更します。
[OK]をクリックします。
Sybaseサービスを再起動します。
Windows NTの場合、コントロールパネルで[Services]をダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して[Start]をクリックします。
Windows 2000の場合、コントロールパネルで[Administrative Tools]>[Services]の順にダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して、[Start]をクリックします。
パフォーマンスに関するヒントについて詳細は、データベースパラメータの調整に関するヒントを参照してください。
ZENworks for Desktopsには、ConsoleOneからSybaseを実行するインベントリデータベースをバックアップするオプションがあります。ただし、ワークステーションのインベントリを頻繁に追跡している場合は、バックアップの回数を増やします。
NetWareまたはWindows NT/2000サーバ上のデータベースをバックアップする:
ConsoleOneで、[Tools]>[ZENworks Inventory]>[Database Backup]の順にクリックします。
インベントリデータベースの最新情報をバックアップするには、データベースオブジェクトを右クリックし、[ZENworks Inventory]>[Database Backup]の順にクリックします。
データベースのバックアップを格納するディレクトリのパスを入力します。
警告:
ディレクトリ名に2バイト文字を使用しないでください。2バイト文字を使用すると、Sybaseでは2バイト文字が別の名前として解釈され、その解釈された名前のディレクトリにデータベースがバックアップされます。
インベントリデータベースがNetWareサーバ上で実行されている場合、パスを入力するか[Browse]をクリックして、ディレクトリを参照して選択できます。完全なパスを指定しないでデータベースのバックアップディレクトリ名を入力した場合、バックアップディレクトリはsys:ディレクトリに作成されます。
Windowsコンピュータでインベントリデータベースを実行している場合、バックアップディレクトリのパスを手動で入力する必要があります。完全なパスを指定しないでデータベースのバックアップディレクトリ名を入力した場合、バックアップディレクトリは\winnt\system32ディレクトリに作成されます。
注: データベースを存在しないディレクトリにバックアップする場合、1つのレベルのディレクトリのみが新しく作成されます。データベースをサブディレクトリにバックアップする場合、プライマリディレクトリが存在することを確認します。たとえば、データベースを新しいディレクトリc:\backupにバックアップする場合は、\backupディレクトリを作成してデータベースをバックアップします。しかし、データベースをc:\backupにある新しいディレクトリ\databaseにバックアップする場合は、\backupディレクトリが存在していなければなりません。
[Start Backup]をクリックします。
これにより、データベースはデータベースを実行するサーバ上の指定されたディレクトリにバックアップされ、上書きを確認するメッセージを表示しないで既存ファイルは上書きされます。
データベースを復元する:
インベントリデータベースサーバが起動している場合は、Storerサービスを停止します。データベースサーバコンソールで、「StopSer Storer」と入力します。
Sybaseデータベースを終了します。
NetWareサーバ:データベースサーバのプロンプトで、「q」と入力して、Sybaseデータベースを終了します。
Windows NT:コントロールパネルで[サービス]をダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して、[停止]をクリックします。
Windows 2000:コントロールパネルで[管理ツール]>[サービス]の順にダブルクリックし、[Novell Database - Sybase]を選択して、[停止]をクリックします。
バックアップファイルをコピーし、作業データベースファイルを上書きします。
データベースサーバを再起動します。
バックアップツールにより、ログファイルbackupst.txtがNetWareおよびWindows NT/2000サーバ上の\consoleone\1.2\binディレクトリに作成されます。ログにはバックアップ操作のステータスが記録されます。このテキストファイルを開くと、バックアップのステータスを参照できます。このファイルのサイズはバックアップ操作を行うたびに増加します。詳細が不要になったら、ファイルの内容を削除します。
次の節では、Oracleインベントリデータベースを設定する方法について説明します。ここでは、インベントリデータベースとともにマウントされる他のOracleデータベースはないものとします。
NetWareサーバでは、Oracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。
データベースを設定する前に行う作業:
NetWareでOracle 8iインベントリデータベースを作成する:
sys:\schemaディレクトリを作成し、次のファイルをZENworks for Desktops Program CDから\schemaディレクトリにコピーします。
user_specified_volumepath\zenworks\inventory\oracle\
database\traceのディレクトリ構造を作成します。
ここで、user_specfied_volumepathではユーザが選択したディレクトリを参照して、データベースを作成します。
sys:\schema\_create1.sqlで、oracle:のすべてのインスタンスをuser_specified_volumepathに置き換えます。
sys:\schema\_create2.sqlで、d:のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
sys:\schema\init.oraで、oracle:のすべてのインスタンスをuser_specified_volumepathに置き換えます。
sys:\schema\_start.sqlで、すべてのoracle:インスタンスをuser_specified_volumepathに置き換えます。
sys:\schema\init.oraファイルをuser_specified_volumepath\zenworks\inventory\oracle\
databaseにコピーします。
sys:\schema\_start.sqlファイルをuser_specified_volumepath\zenworksにコピーします。
Oracleが起動されていない場合、コマンドプロンプトで「ORALOAD」と入力してOracleを起動します。
Oracleデータベースがマウントされていないことを確認します。
「svrmg31」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。
サーバマネージャのプロンプトで、「 @sys:\schema\schema.sql」と入力します。
sys:\schema\inv.logファイルをチェックして、データベースが正常に作成されたことを確認します。データベースが正常に作成されていない場合、inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.
Oracle Server Managerのプロンプトで、「@user_specified_volumepath\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。
次の要件が満たされていることを確認します。
Linux 6.0以降の場合:Oracle 8i (8.1.5以上) Enterprise Edition
Solaris(Sparc*/Intel)6.2以降の場合:Oracle 8i (8.1.5以上) Enterprise Edition
ハードディスクの空き容量:700MB以上
主メモリ:512MB以上
次の手順に従って、UNIXサーバ上でOracle 8iインベントリデータベースを作成する必要があります。
Oracleユーザとしてログインします。
\schemaディレクトリを作成し、次のファイルをZENworks for Desktops Program CDから\schemaディレクトリにコピーします。
user_specified_directory_path/zenworks/inventory/oracle/database/traceディレクトリ構造を作成します。
schema/init.oraで、$HOMEのすべてのインスタンスを選択したuser_specified_directory_pathに置き換えます。
schema/_start.sqlで、$HOMEのすべてのインスタンスを選択したuser_specified_directory_pathに置き換えます。
schema/_create.sqlで、$HOMEのすべてのインスタンスを選択したuser_specified_directory_pathに置き換えます。
schema/schema.sqlで、$HOMEのすべてのインスタンスを選択したuser_specified_directory_pathに置き換えます。
schema/init.oraのファイルをuser_specified_directory_path:/zenworks/inventory/oracle/databaseにコピーします。
Schema/_start.sqlのファイルをuser_specified_directory_path/zenworksにコピーします。
Oracleサービスが稼働することおよびデータベースがマウントされていないことを確認します。
「svrmgrl」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。
サーバマネージャのプロンプトで、「 @$HOME/schema/schema.sql」と入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.
Oracle Server Managerのプロンプトで、「@user_specified_directory_path/zenworks/_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。
Windows NT/2000サーバでは、Oracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。
データベースを設定する前に行う作業:
Windows NT/2000でOracle 8iインベントリデータベースを作成する:
c:\schemaディレクトリを作成し、次のファイルをZENworks for Desktops Program CDから\schemaディレクトリにコピーします。
user_specified_path\zenworks\inventory\oracle\
database\traceのディレクトリ構造を作成します。
c:\schema\_create.sqlで、d:のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\init.oraで、d:のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
c:\schema\_start.sqlで、d:のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。
d: が見つからない場合、データベースディレクトリのINIT.ORAのパスを確認して訂正します。
c:\schema\init.oraファイルをuser_specified_path\zenworks\inventory\oracle\ databaseにコピーします。
c:\schema\_start.sqlファイルをuser_specifiedpath\zenworksにコピーします。
Oracleサービスが正しくロードされていることおよびデータベースがマウントされていないことを確認します。
「within a dos box: svrmgrl」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。
サーバマネージャのプロンプトで、「@c:\schema\schema.sql」と入力します。
データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.
Oracle Server Managerのプロンプトで、「@path\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。
ConsoleOneで、eDirectoryツリー内のデータベースオブジェクトを作成する場所を右クリックし、[New]>[Object]>[ZENworks Database]>[OK]の順にクリックします。
データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]>[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法でデータベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[Oracle]を選択して、[Default Settings]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
Oracleデータベースの設定は次のとおりです。
[Apply]>[Close]の順にクリックします。
次の節では、複数のOracle 8iデータベースインスタンスを設定し、実行するための手順を説明します。
Oracleをアンロードします。データベースサーバのプロンプトで、「oraunld」と入力します。
Net8環境設定ユーティリティを起動します。データベースサーバのプロンプトで、「easycfg.ncf」と入力して、Net8 Easy環境設定ウィンドウをロードします。
一意のOracleインスタンスを定義します。
IPCのリスナを設定します。Oracleシステムを実行するには、IPCアドレスとTCPアドレスを設定する必要があります。
IPCのエイリアスを作成します。
[Config]>[Database Alias]の順にクリックします。ウィンドウに、IPC、SPX、TCPなどのエイリアスが一覧表示されます。[Add]をクリックして、新しいインスタンスのエイリアス名を追加します。
次の詳細を入力します。
[Accept]>[Save]の順にクリックします。
一覧表示ウィンドウで、設定されたエイリアス名を確認するには、[Config]>[Database Alias]の順にクリックし、新しく作成したエイリアスを選択して、[View]をクリックします。
データベースエイリアスのプロパティを表示します。プロパティが正しいことを確認します。プロパティの設定が間違っている場合、エイリアスを削除して([Delete]をクリック)、手順5を繰り返します。
EasyCfgツールを終了します。[Config]>[Exit]の順にクリックします。
このインスタンスのInternalユーザとしてログインするためのパスワードファイルを作成します。次のように入力します。
load orapwd81 file=oracle_volume:oracle_home\database\pwddatabase_instance.ora password=password entries=2
oracle_volumeはOracleインストールのNetWareボリューム名、pwddatabase_instance.oraはパスワードファイル名、passwordはユーザが指定した任意のパスワードです。
たとえば、load orapwd81 file=oracle:\orahome1\database\pwdprom.ora password=mgmtdb entries=2。このパスワードファイルは、oracle_volume:\databaseディレクトリに作成されます。
Oracle NLMTMソフトウェアをロードします。データベースサーバのプロンプトで、「oraload」と入力します。
新しく作成されたZENworks for Desktopsインスタンスを設定するには、Oracle Server Managerをロードします。データベースサーバのプロンプトで、「svrmgr31」と入力します。
set instance servername-databaseinstanceのコマンドを入力します。
たとえば、set instance austr-prom-ipc.となります。
これによって、新しく作成したインスタンスの開始が表示されます。
「connect internal/password 」と入力します。passwordは手順7で指定したパスワードです。
インベントリデータベースをマウントします。
volume_path\zenworksにある_start.sqLファイルを編集して、次の行を追加します。
set instance servername-databaseinstance-IPC
shutdown normal
データベースオブジェクトを作成します。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。詳細については、Oracleインベントリデータベースオブジェクトの手動作成のステップ 3を参照してください。
別のOracleインスタンスに複数のデータベースをロードしている場合、各データベースは別のSGAメモリを予約し、そこでOracleはすべてのデータベースリソースを保持します。そのような環境では、サーバのメモリ容量を増やす必要があります。Oracleのマニュアルを参照してください。
データベースを設定する前に行う作業:
Oracleインスタンスを設定して実行する:
データベースサーバで、Oracle Database Configuration Assistantを実行します。デスクトップの[Start]メニューで、[Programs]>[Oracle]>[Database Administration]>[Oracle Database Configuration Assistant]の順にクリックします。
[Create a Database]>[Next]>[Typical]>[Next]>[Copy Existing Database Files from the CD]>[Next]の順にクリックします。
次の詳細を入力します。
[Finish]をクリックします。
これによりOracleデータベースを作成できます。このプロセスにはかなり時間がかかります。OracleServiceMGMTDBサービスが作成され、起動されていることを確認します。
インベントリデータベースをロードします。
Oracle Server Managerを実行します。デスクトップメニューで、[Start]>[Run]>[SVRMGRL]の順にクリックします。次のコマンドを入力します。
set instance mgmtdb
connect internal/password_for_administrator
Oracleインベントリデータベースを設定した後で、一部のインベントリ属性のローカライズされた列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加する必要があります。列挙値が含まれる属性のリストの詳細については、ZENworks for Desktopsインベントリ属性の理解を参照してください。
ローカライズされた列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。ローカライズされた列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリデータが、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。
ZENworks for Desktops 4.xインベントリデータベースがSybaseまたはMS SQL 2000サーバにマウントされている場合、ローカライズされた列挙値をインベントリデータベースに追加する必要はありません。これはローカライズされた列挙値がすでにあるためです。
ローカライズされた属性のenum値をOracleインベントリデータベースに追加する:
指定したOracleデータベースに接続されているインベントリサーバを選択します。このインベントリサーバがOracleデータベースを使用するために設定されていることを確認します。
zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Oracleデータベースに接続します。
これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたOracleのテンプレートプロパティセットアップをコピーして実行できます。Oracleサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。
サーバプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。
Windowsコンピュータでインベントリサーバが実行されている場合、zenworks_directory\inv\server\wminv\binからこのコマンドを実行します。
Oracle Server Managerのプロンプトで次のSQL文を実行して、ローカライズされた列挙値が正しく追加されていることを確認します。
SVRMGR> connect mw_dba/password
SVRMGR> SELECT * FROM cim.ostype_fr;
SVRMGR> connect mw_dba/password
SVRMGR> SELECT * FROM cim.ostype_es;
SVRMGR> connect mw_dba/password
SVRMGR> SELECT * FROM cim.ostype_de;
SVRMGR> connect mw_dba/password
SVRMGR> SELECT * FROM cim.ostype_pt_BR;
Oracleインベントリデータベースを使用している場合、インベントリレポートの生成時やデータベースの照会時のデータベースの性能を向上させることができます。
データベースバッファキャッシュを使用して、最後に使用したデータブロックを保存します。データベースキャッシュはDB_BLOCK_BUFFERS * DB_BLOCK_SIZEとして示されます。これらのパラメータは、データベースサーバのZENWORKS\DATABASEディレクトリにあるINIT.ORAファイルで指定します。
DB_BLOCK_BUFFERSはデータベースバッファ数を指定します。DB_BLOCK_SIZEは各データベースバッファのサイズをバイトで指定します。
バッファキャッシュの各バッファのサイズは、データブロックのサイズに等しくなります。
Oracleが推奨するOLTP (Online Transaction Processing Application)のデータベースバッファキャッシュのヒット率は約90%で、これが最適な値です。
Oracle上に配置されているZENworks for Desktopsインベントリデータベースでは、128MBのRAMに対して全メモリの約20%に当たるデータベースキャッシュは24MBで、ヒット率は約88%です。
メモリが増設されている場合、init.oraファイルでDB_BLOCK_BUFFERSパラメータの値を大きくしてデータベースキャッシュサイズを設定します。
ヒントを実行するための詳細については、データベースパラメータの調整に関するヒントを参照してください。
データベースサーバが稼働している場合、Storerサービスを終了します。データベースサーバコンソールで、「StopSer Storer」と入力します。
Oracle Server Managerをロードします。
Oracle 8iのインストールされたNetWareサーバで、「svrmgr31」と入力します。
Oracle 8i Enterprise EditionのインストールされたWindows NT/2000サーバ上で、タスクバーから[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「svrmgrl」と入力します。
次のコマンドを入力します。
set instance databaservername-databaseinstance-IPC
databaseinstanceは、以前に設定したデータベースインスタンスです。詳細については、別のOracleインスタンスとしてのインベントリデータベースのロードを参照してください。
たとえば、set instance austr-zfd-ipcとなります。
管理者として接続します。
たとえば、管理者の内部名がinternalである場合は、Server Managerのプロンプトで「connect internal/password」と入力します。
passwordは、以前に作成したパスワードです。詳細については、別のOracleインスタンスとしてのインベントリデータベースのロードを参照してください。
他のデータベースがマウントされていないことを確認します。プロンプトで、「shutdown normal」と入力します。
サーバマネージャを接続解除し、終了します。Server Managerのプロンプトで、「disconnect」と入力します。
「exit;」と入力します。
\schemaディレクトリ全体をバックアップボリュームまたはディスクにコピーします。
バックアップが完了したら、データベースのバックアップコピーが元のデータベースと一致していることを確認します。データベース検証を実行して、バックアップの完全性を検証します。
たとえば、「DBV.EXE FILE=c:\schema\database\cim1.ora BLOCKSIZE=4096」と入力します。
cim1.ora、cim2.ora、cim3.ora、cim4.ora、cim5.ora、cim6.ora、cim7.ora、cim8.ora、cim9.ora、cim10.ora、cim11.ora、sys1.ora、およびctl1.oraのファイルでも同じコマンドを実行します。
データベースのバックアップが正常に完了したら、検証したページにエラーメッセージが表示されていないことを確認します。次のパラメータの値にゼロが表示されることを確認します。TOTAL PAGES FAILING (DATA)=0、TOTAL PAGES FAILING (INDEX)=0、およびTOTAL PAGES MARKED CORRUPT=0。
データベースを復元する:
インベントリデータベースサーバが起動している場合は、Storerサービスを停止します。データベースサーバコンソールで、「StopSer Storer」と入力します。
Oracle Server Managerをロードします。
Oracle 8iのインストールされたNetWareサーバで、「svrmgr31」と入力します。
Oracle 8i Enterprise EditionのインストールされたWindows NT/2000サーバ上で、タスクバーから[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「svrmgrl」と入力します。
管理者として接続します。たとえば、管理者の内部名がinternalである場合は、Server Managerのプロンプトで、「connect internal/password_for_administrator」と入力します。
他のデータベースがマウントされていないことを確認します。「shutdown normal」と入力します。
サーバマネージャを接続解除し、終了します。Server Managerのプロンプトで、「disconnect」と入力します。
「exit;」と入力します。
バックアップの場所からデータベースをコピーします。
以前の場所と異なる場所にデータベースをコピーする場合は、次のファイルで場所を変更して新しいパスを指定します。
control_files=location_of_ctll.ora\ctl1.ora
background_dump_dest=location_of_trace_dir\trace
user_dump_dest=location_of_trace_dir\trace
startup pfile=location_of_the_init.ora\init.ora
たとえば、alterctrl.sqlの既存のdata:\zfd3\oracle\databaseパスをoracle:\zfd3\oracle\databaseに変更します。
この.sqlファイルで、必要に応じて、次のパラメータのパスを変更します。
startup nomount pfile=database_path\init.ora
logfile group 1 'database_path\log1.ora' size 256K,
logfile group 2 'database_path\log2.ora' size 256K
datafile 'database_path\sys1.ora',
'database_path\rbs1.ora',
'database_path\cim1.ora',
'database_path\cim2.ora',
'database_path\cim3.ora',
'database_path\cim4.ora',
'database_path\cim5.ora',
'database_path\cim6.ora',
'database_path\cim7.ora',
'database_path\cim8.ora',
'database_path\cim9.ora',
'database_path\cim10.ora',
'database_path\cim11.ora',
'database_path\tmp1.ora'
変更内容を保存します。
復元したデータベースをロードします。
ここでは、次の内容について説明します。
データベースを設定する前に行う作業:
MS SQL Server 2000インベントリデータベースを設定する:
p1mssqlinvdb.zipファイルをzenworks for desktops programcd\zenworks\products\rminv\database\mssqlディレクトリからpath_of_inventory_database_directory_on_the_database_serverにコピーします。
P1MSSQLINVDB.zipを解凍します。
MS SQL Server 2000の認証モードを[SQL Server and Windows]に設定します。
MS SQLサーバを起動します。
MS SQL Server Enterprise Managerを実行します。
サーバグループにインベントリデータベースを接続します。
注: 接続するデータベースの.mdfファイルの名前はmgmtdb.mdfです。インベントリデータベースへの接続中は、このファイルの名前をmgmtdbにする必要があります。
ZENworksインベントリデータベース(mgmtdb)を選択して、SQL Query Analyzerを起動します。
[Query]>[Execute]の順にクリックして、zenworks for desktops 4 product cd\zenworks\products\rminv\database\mssqlディレクトリからcreateloginnames.sql照会ファイルを実行します。
インベントリサーバコンポーネントとConsoleOneは、Microsoft JDBCドライバを使用して、MS SQL 2000インベントリサーバに接続します。インベントリシステムでJDBCドライバのMicrosoft SQL Server 2000ドライバをインストールし設定する必要があります。
JDBCのMicrosoft SQL Server 2000ドライバを設定して、MS SQL 2000で実行されるインベントリデータベースにアクセスする:
Microsoft SQL ServerのWebサイトからWindows英語版のMicrosoft JDBCドライバをダウンロードします。
Windowsコンピュータにドライバをインストールします。
msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをinventory_server_installation_directory\inv\server\libディレクトリにコピーします。
MS SQL Server 2000にマウントされているインベントリデータベースに接続されているすべてのNetWareインベントリサーバ上で、sys:\system\invenv.ncfを編集して、JDBCドライバのすべてのjarファイル名を次の形式で追加します。
envset tmppath=$tmppath;$root_dir\lib\msbase.jar
envset tmppath=$tmppath;$root_dir\lib\msutil.jar
envset tmppath=$tmppath;$root_dir\lib\mssqlserver.jar
...
...
envset tmppath=$tmppath;$root_dir\lib\jdbcdrv.zip
MS SQL Server 2000にマウントされているインベントリデータベースに接続されているすべてのWindows NT/2000インベントリサーバ上で、次の作業を実行します。
..\..\lib\msbase.jar;..\..\lib\msutil.jar;..\..\lib\mssqlserver.jar;
set tmppath=%tmppath%;..\..\lib\msbase.jar
set tmppath=%tmppath%;..\..\lib\msutil.jar
set tmppath=%tmppath%;..\..\lib\mssqlserver.jar
インベントリスナップインがインストールされているZENworks for Desktops ConsoleOneを実行するコンピュータで、msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをconsoleone_installation_directory\lib\zenディレクトリにコピーします。
ConsoleOneで、インベントリサーバがインストールされているコンテナにデータベースオブジェクトを作成します。
データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。
ConsoleOneで、データベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]>[ZENworks Database]タブの順にクリックします。
次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。
サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。
重要: データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。
次のオプションの値を入力します。
[Apply]をクリックします。
JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。
[MS SQL]を選択し、[Default Settings]をクリックします。
これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。
MS SQL Serverの設定に基づいてデータベースの設定を変更します。MS SQLのデータベース設定は次のとおりです。
[Apply]>[Close]の順にクリックします。
パフォーマンスに関するヒントについて詳細は、データベースパラメータの調整に関するヒントを参照してください。