Application Launcherは、ユーザワークステーション上でアプリケーションを表示、管理、および起動するのに使用できる次の3つのビューを備えています。
Application WindowとApplication Explorerは、同じワークステーションで同時に実行することはできません。しかし、Application BrowserはApplication WindowまたはApplication Explorerのいずれかと同時に実行できます。
次の図に示すApplication Windowは、スタンドアロンコンピュータのデスクトップ上に表示されるウィンドウです。

Application Windowは2つのペインに分割されています。フォルダビューと呼ばれる左のペインには次の情報が表示されます。
[All]フォルダ: ユーザまたはワークステーションに関連付けられたアプリケーションがすべて含まれています。これは、管理者によって制御されている機能です。デフォルトでは、この機能は有効になっています。つまり、このフォルダは表示されています。この機能は、必要に応じて無効にできます。手順については、[User]の設定を参照してください。
eDirectoryツリー: 各ツリーには、ツリー内にあるアプリケーションのうち、ユーザまたはワークステーションに関連付けられたものが含まれています。Application Windowには、ユーザとワークステーションに対して認証されているツリーのみ表示されます。
[Personal]フォルダ: アプリケーションを整理するためのパーソナルフォルダを作成するスペースをユーザに提供します。これは、管理者によって制御されている機能です。デフォルトでは、この機能は無効になっています。つまり、このフォルダは表示されません。パーソナルフォルダの有効化について詳細は、[User]の設定を参照してください。
左のペインでツリーまたはフォルダを選択すると、右のペインに、選択したツリーやフォルダ内のアイテム(フォルダやアプリケーション)が表示されます。
Application Windowを設定してフォルダビュー(左のペイン)を非表示にすることもできます。
Application Windowsを使うと、次のタスクを実行できます。
Application Windowは、他の2つのビューよりも柔軟にユーザワークステーションを管理できます。ユーザワークステーション機能の一部またはすべてを制限する場合は、このビューを使用する必要があります。
たとえば、Application Windowでは、配布したすべてのアプリケーションがApplication Windowのみに表示されるようにすることができます。同時に、アプリケーションをウィンドウに配置する方法を決定することもできます。
より柔軟に管理したい場合は、WindowsのデスクトップをApplication Windowに置き換えることができます。こうすると、ユーザのアクセスをApplication Window内のアプリケーションのみに制限できます。手順については、Application LauncherをWindowsシェルとして使用するを参照してください。
Application ExplorerはWindowsのエクスプローラと統合して、Application Windowなどのスタンドアロンコンピュータのデスクトップ上に表示されるウィンドウ、Windowsのデスクトップ、[スタート]メニュー、システムトレイ、および[クイック起動]ツールバーからアプリケーションを使用できるようにします。
次のApplication Explorerウィンドウの例では、DOC_TREEに含まれているアプリケーションが表示されています。これら4つのアプリケーションは[スタート]メニューにも表示されています。そのうちの2つはデスクトップ上に、1つは[クイック起動]ツールバーに、もう1つはシステムトレイにも表示されています。

Application Explorerウィンドウは、Application Windowと同じ機能を備えています(Application Windowを参照)。Application ExplorerウィンドウはWindowsのエクスプローラの拡張機能なので、フォルダビュー(左のペイン)の表示/非表示の切り替えなど、Windowsのエクスプローラ固有の機能も備えています。
ユーザワークステーションを完全に制御する必要はないが、アプリケーションのショートカットを配置できるすべての場所([スタート]メニュー、Windowsのデスクトップなど)を利用したい場合は、Application Explorerを使用する必要があります。
次に示すApplication Browserは、Application WindowやApplication Explorerウィンドウに似たWebブラウザビューです。

Application Browserの機能は、Application WindowやApplication Explorerに比べ制限されています。このビューには次の情報が表示されます。
[All]フォルダ: 配布されたアプリケーションがすべて含まれています。これは、管理者によって制御されている機能です。デフォルトでは、この機能は有効になっています。つまり、このフォルダは表示されています。この機能は、必要に応じて無効にできます。手順については、[User]の設定を参照してください。
eDirectoryツリー: 各ツリーには、ツリー内にあるアプリケーションのうち、ユーザまたはワークステーションに配布されているものが含まれています。Application Launcherには、認証済みのツリーしか表示されません。
[Personal]フォルダ: アプリケーションを整理するためのパーソナルフォルダを作成するスペースをユーザに提供します。これは、管理者によって制御されている機能です。デフォルトでは、この機能は無効になっています。つまり、このフォルダは表示されません。パーソナルフォルダの有効化について詳細は、[User]の設定を参照してください。
Application Browserでは、[Personal]フォルダは表示と起動のためだけに使用されます。サブフォルダを作成または削除したり、アプリケーションを削除する場合は、Application WindowまたはApplication Explorerを使用する必要があります。
Application Browserを使うと、次のタスクを実行できます。
Application Browserの主な目的は、Webブラウザ環境でアプリケーションを提供することです。Application Browserは単独で起動できます。Novell Portal ServicesやNovell exteNd DirectorTMなどのWebポータルと統合して、ユーザに使用を許可したWebコンテンツと一緒にアプリケーションを表示することもできます。