ZENworks 2017 Update 3 Readme

1.0 ZENworks 2017 Update 3の新機能

このリリースに含まれる新機能の詳細については、『ZENworks新機能リファレンス』を参照してください。

2.0 ZENworks 2017 Update 3の展開の計画

管理ゾーン内でのZENworks 2017 Update 3の展開を計画するには、次のガイドラインを使用します。

  • ディスク暗号化を使用している場合に、ZENworks 2017 Update 1より前のバージョンからFull Disk Encryption Agentを更新するには、ZENworks 2017 Update 3に更新する前に、管理対象デバイスからディスク暗号化ポリシーを削除する必要があります。

    ZENworks 2017 Update 1または2017 Update 2からZENworks 2017 Update 3にFull Disk Encryption Agentを更新するには、ディスク暗号化ポリシーをそのまま残してください。システム更新前に変更する必要はありません。

    ZENworks 2017 Update 3より前のバージョンからZENworks 2017 Update 3へFull Disk Encryptionを更新する方法の詳細については、『ZENworks 2017 Update 1 - Full Disk Encryption Update Reference』を参照してください。

  • まずプライマリサーバをアップグレードし、次にサテライトサーバ、最後に管理対象デバイスという順番でZENworks 2017 Update 3にアップデートする必要があります。ゾーン内のすべてのプライマリサーバがZENworks 2017 Update 3にアップグレードされるまで、管理対象デバイスおよびサテライトサーバをアップグレードしないでください(または、新しい2017 Update 3エージェントをゾーンに追加しないでください)。

    メモ:プライマリサーバがすべてアップグレードされるまで、エージェントは整合性のないデータを受け取る可能性があります。したがって、このプロセスのこの部分はできる限り短時間で実行することをお勧めします。理想的には、最初のプライマリサーバのアップグレード直後に実行します。

  • 次のデバイスにバージョン2017 Update 3を直接展開することができます。

    デバイスタイプ

    オペレーティングシステム

    ZENworksの最小バージョン

    プライマリサーバ

    WindowsおよびLinux

    ZENworks 2017以上のバージョン

    サテライトサーバ

    Windows、Linux、およびMac

    ZENworks 11.x以上のバージョン

    管理対象デバイス

    Windows

    ZENworks 11.x以上のバージョン

    Linux

    ZENworks 11.x以上のバージョン

    Mac

    ZENworks 11.2以上のバージョン

  • ZENworks 2017 Update 3へのアップグレードが完了すると、システムは再起動します。ただし、次の場面では再起動が2回必要になります。

    • Endpoint Securityが有効な状態で11.xからZENworks 2017以上のバージョン(2017 Update1、Update 2、またはUpdate 3)に更新する場合は、再度再起動してZESNETAccessドライバをロードする必要があります。

    • 管理対象デバイスがクライアントセルフディフェンスが有効なWindows 10を使用していて、11.4.xからZENworks 2017以上のバージョン(2017 Update1、Update 2、またはUpdate 3)にアップグレードする場合は、ZENworksコントロールセンターでクライアントセルフディフェンスを無効にして管理対象デバイスを再起動してから、更新を実行して、再度デバイスを再起動する必要があります。

    • 管理対象デバイスにディスク暗号化ポリシーが適用されている場合に、Full Disk Encryption AgentをZENworks 2017 Update 1より前のバージョンからZENworks 2017 Update 3に更新するには、最初にポリシーを削除してデバイスを復号化する必要があり、このときデバイスを再起動する必要があります。その後、デバイスを2017 Update 3にアップデートし、このときに2回目の再起動を実行する必要があります。

    重要:11.xより前のバージョンが実行されている管理対象デバイスは、まず11.xにアップグレードする必要があります。システムは11.xへのアップグレード後に再起動し、ZENworks 2017 Update 3システム更新の展開時にもう一度再起動します。

  • システム更新をインストールする前に、次の場所に十分な空きディスク容量があることを確認してください。

    場所

    説明

    ディスク容量

    Windows: %zenworks_home%\install\downloads

    Linux: opt/novell/zenworks/install/downloads

    エージェントのパッケージを維持するため

    5.7GB

    Windows: %zenworks_home%\work\content-repo

    Linux: /var/opt/novell/zenworks/content-repo

    zipファイルをコンテンツシステムにインポートするため

    5.7GB

    エージェントキャッシュ

    ZENworksサーバを更新するために必要な、該当するシステム更新コンテンツをダウンロードするため

    1.5GB

    システム更新ファイルがコピーされる場所これは、システム更新zipファイルをインポートするために使用されるZENworksサーバにのみ適用されます。

    ダウンロードしたシステム更新zipファイルを保存するため

    5.7GB

3.0 ZENworks 2017 Update 3のダウンロードと展開

ZENworks 3のダウンロードと展開の方法については、『ZENworks 2017 Update System Updates Reference』を参照してください。

管理ゾーンが、ZENworks 2017より前のバージョンのプライマリサーバで構成されている場合、これらのプライマリサーバすべてをZENworks 2017にアップグレードした後でのみ、プライマリサーバにZENworks 2017 Update 3を展開できます。手順については、『ZENworks アップグレードガイド』を参照してください。

管理タスクについては、ZENworks 2017 Update 3のマニュアルのサイトを参照してください。

重要:ゾーン内のすべての結合プロキシサテライトサーバが更新されるまで、Remote Management (RM) Viewerを更新しないでください。結合プロキシ経由でRemote Managementを実行するには、RM Viewerのバージョンと結合プロキシのバージョンが同じであることを確認してください。

ZENworks 2017 Update 3アップデートをダウンロードして展開する前に、必ずセクション 2.0, ZENworks 2017 Update 3の展開の計画を読んでください。

ゾーン内のすべてのプライマリサーバがZENworks 2017にアップグレードされるまで、ZENworks 2017 Update 3を展開しない

この更新では、データベースのスキーマを変更する必要があります。最初のパッチインストール中は、サービスはマスタまたは専用のプライマリサーバでのみ実行されます。これは、データベース内で変更中のテーブルに他のプライマリサーバがアクセスしないようにするためです。

マスタまたは専用のプライマリサーバが更新されると、残りのサーバでサービスが再開され、アップデートが同時に適用されます。

メモ:アップデート中に手動でサーバ上のサービスを停止または開始する必要はありません。サービスは自動的に停止および開始されます。

システム更新を延期して管理対象デバイスからログアウトしても、システム更新はデバイスに適用されます。

ZENworks 2017 Update 3がインストールされた管理ゾーンでサポートされる管理対象デバイスとサテライトサーバのバージョンのリストについては、「Supported Managed Devices and Satellite Server Versions」を参照してください。

4.0 ZENworks 2017 Update 3で解決された問題

このリリースでは、前のリリースで見つかった複数の問題が解決されています。解決された問題のリストについては、サポートナレッジベースのTID 7023221を参照してください。

5.0 ZENworks 2017 Update 3で引き続き存在する問題

ZENworks 2017 Update 3より前のバージョンで明らかになった問題のうち、一部は依然として解決されていません。詳細については、次のReadmeドキュメントを参照してください。

6.0 既知の問題

このセクションでは、ZENworks 2017 Update 3の使用時に発生する可能性がある問題について説明します。

6.1 エラー発生時に続行するオプションを選択またはクリアすると、適用ボタンが再度有効化されない

バンドルのアクションに行われた変更を適用してから、エラー発生時に続行するオプションを選択またはクリアすると、[適用]ボタンが再度有効化されません。

解決策: 要件に基づいて、[適用]ボタンを再度有効化するには、エラー発生時に続行するオプションを選択またはクリアして、バンドルアクションのリンクをクリックし、バンドルアクションのダイアログで必要に応じて追加の変更を行い、[OK]をクリックします。

6.2 レポートの作成時にオブジェクトおよびメジャーをドラッグできない

ZENworks Reportingアプライアンス6.2.3をOracle 12c R1またはR2データベースとともに使用する際に、アドホックビューまたはレポートを作成するためにメジャーまたはディメンションをドラッグすると、An error occurred while creating connection(接続の作成中にエラーが発生しました). Try again(再試行してください). というエラーメッセージが表示されます。

解決策: /opt/Novell/zenworks-reporting/js/apache-tomcat/libに移動し、「ojdbc5.jar」ファイルを削除してから、レポーティングサービスを再起動します。

6.3 システム更新プロセスでNovell Proxy DHCP Serviceが停止しない

システム更新を展開する際に、Novell Proxy DHCP Serviceが自動的に停止しない場合があります。

解決策: 次のようにNovell Proxy DHCP Serviceを手動で停止します。

  1. 開始をクリックし、サービスを検索します。

  2. サービスダイアログボックスで、Novell Proxy DHCP Serviceを右クリックしてから、中止をクリックします。

6.4 パッチポリシーのコピーを作成すると、発行済みバージョンがコピーされ、サンドボックスバージョンはコピーされない

サンドボックスバージョンのある発行済みパッチポリシーのコピーを作成する場合、ZENworksではポリシーの発行済みバージョンがコピーされ、サンドボックスバージョンはコピーされません。ZENworks 2017 Update 2以前のバージョンでは、サンドボックスバージョンがコピーされます。ZENworks 2017 Update 3で機能拡張が行われ、コピーアクションの動作が逆になりました。

解決策: ありません

6.5 アドオン製品としてインストールする場合、エージェントはプライマリサーバに登録できない

openSUSE Leap 15またはopenSUSE Leap 42.3エージェントがYaSTリポジトリを使用して、アドオン製品としてインストールされる場合、エージェントはプライマリサーバに登録できません。

解決策: ありません

7.0 その他のマニュアル

このドキュメントには、ZENworks 2017 Update 3リリースに固有の情報が含まれています。他のすべてのZENWorks 2017のマニュアルについては、ZENworks 2017マニュアルのWebサイトを参照してください。

8.0 保証と著作権

保証と著作権、商標、免責事項、保証、輸出およびその他の使用制限、米国政府の規制による権利、特許ポリシー、およびFIPSコンプライアンスの詳細については、https://www.novell.com/company/legal/を参照してください。

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