Image Explorer (imgexp.exe)

Image ExplorerユーティリティをWindowsワークステーションで使用して、ワークステーションイメージを表示または変更し、アドオンイメージを作成、イメージファイルを圧縮し、イメージを分割します。

Imgexp.exeは、イメージングサーバにインストールされたDesktop Managementのsys:\public\zenworks\imagingフォルダにあります。

Image ExplorerをWindowsからスタンドアロンユーティリティとして起動する場合は、imgexp.exeファイルをダブルクリックします。コマンドラインパラメータは存在しません。

このユーティリティをサーバのConsoleOne(R)から起動する場合は、[ツール]>[ZENworksユーティリティ]>[イメージング]>[Image Explorer]の順にクリックします。

重要:  ベースイメージからBPBファイルを除外しないでください。このファイルを除外すると、ワークステーションがイメージの受信後に新しいオペレーティングシステムをブートできなくなります。

NetWare(R)パーティションなどのWindowsではないパーティションはイメージを開くときに確認できますが、その内容は表示されません。

Image Explorerを使用してNetWareサーバに保管されている4GBより大きいイメージを開くには、ワークステーションがNovell ClientTM 4.9以降を実行しており、NetWareサーバはNovell Storage Services(R)(NSS)がインストールされて、NetWare 5以降を実行している必要があります。

ZENworks Imaging Explorerは、Microsoft Windowsエクスプローラと同じような外観を持ち、ほとんどの場合同じように動作しますが、この2つは異なるプログラムであり、機能の違いが存在します。次のリストに、ZENworks Image ExplorerとMicrosoft Windowsエクスプローラの主な機能の違いを示します。

次の節では、Image Explorerを使用して実行できる作業について説明します。


Image Explorer (Imgexp.exe)を開く

  1. WindowsのスタンドアロンユーティリティとしてImage Explorerを起動するには、imgexp.exe file (イメージングサーバのzenworks\imagingフォルダに置かれている)をダブルクリックします。

    または

    このユーティリティをサーバで実行している場合にConsoleOne(R)から起動するには、[ツール]>[ZENworksユーティリティ]>[イメージング]>[Image Explorer]の順にクリックします。


イメージを開く

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ツールバーのOpen button.をクリックし、イメージ(.zmg)ファイルを参照し、[開く]をクリックします。

    大きなイメージファイルを開く場合は、時間がかかることがあります。


開いているイメージへのファイルまたはフォルダの追加

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. 左側のペインで、ファイルまたはフォルダを追加するパーティションまたはフォルダを参照します。

  3. ツールバーで、Add File button.またはAdd Directory button.をクリックし、ファイルまたはフォルダを参照し、[追加]または[OK]をクリックします。


開いているイメージへのフォルダの作成

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. 左側のペインで、フォルダを作成するパーティションまたはフォルダを参照し、Create Directory button.をクリックして、フォルダの名前を入力し、[OK]をクリックします。


開いているイメージ決定後に適用される特定のWindowsレジストリ設定の追加

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. 左側のペインでパーティションを選択し、[イメージ]>[レジストリファイルの追加]の順にクリックします。

  3. 設定を含むレジストリ(.reg)ファイルを選択して、[追加]をクリックします。

レジストリファイルが、パーティションの固定された既知の領域に追加され、ワークステーションがイメージ受信後再起動するときに適用されます。


開いているイメージからのファイルまたはフォルダの除外

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ファイルまたはフォルダを選択し、[編集]、[ファイル設定]の順にクリックし、除外対象のファイルまたはフォルダのファイル設定(イメージのバリアント)を選択します。

    イメージは10のファイル設定を持つことができ、各設定には[設定1]、[設定2]のようにラベルが付けられています。メインウィンドウで選択したファイルまたはフォルダは、このダイアログボックスで選択したファイル設定からのみ除外されます。


開いているイメージのファイルまたはフォルダの削除の設定

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ファイルまたはフォルダを選択し、[イメージ]>[隠す]の順にクリックします。

注:  Image Explorerでファイルを削除しても、削除が設定されるだけで、まだファイルを取得することができます。削除したファイルはイメージからパージされませんが、復元したイメージには追加されません。


開いているイメージからの削除を設定したファイルおよびフォルダのパージ

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. 開いているイメージが保存されていることを確認し、[ファイル]>[削除されたファイルのパージ]の順にクリックします。

  3. イメージファイル名を参照するか新しいイメージファイル名を指定し、[保存]をクリックします。


開いているイメージからフォルダへのファイルまたはディレクトリの抽出

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ファイルまたはディレクトリをクリックし、[ファイル]メニュー、[抽出]、[ファイル]の順にクリックし、フォルダを参照して選択し、[OK]をクリックします。


開いているイメージからのファイルまたはディレクトリのアドオンイメージとしての抽出

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ファイルまたはディレクトリをクリックし、[抽出]、[アドオンイメージ]の順にクリックし、新しいアドオンイメージの名前を入力して、[OK]をクリックします。


関連付けられたアプリケーションでの開いているイメージからのファイル表示

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ファイルをクリックして、[ファイル]メニュー>[抽出]>[表示]の順にクリックします。


開いているイメージへの変更の保存

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ツールバーのSave button.をクリックします。


ワークステーションアドオンイメージの作成

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ツールバーのNew button.をクリックし、Windows Explorerを開き、アドオンイメージを入れるファイルとフォルダを参照し、Windows Explorerから右側のペインにそのファイルとフォルダをドラッグし、[保存]をクリックします。


新しいアドオンイメージへのパーティションの追加

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. ツールバーでNew button.をクリックし、イメージのルートをクリックして、[イメージ]>[パーティションの作成]の順にクリックします。

    パーティションは既存のアドオンイメージやベースイメージには追加できません。


ワークステーションイメージの圧縮

圧縮オプションを設定して、イメージファイルの保存時間を短縮し、イメージングサーバ上にファイルを保管する容量を縮小できます。圧縮されていないイメージを元のファイルサイズから40〜60%分圧縮できます。これは以前のバージョンのZENworks Desktop Managementで作成されたイメージでも可能です。

ZENworks Desktop Management Image Explorerにより、次の種類のイメージ圧縮が提供されます。


開いているイメージの圧縮

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. [ファイル]>[イメージの圧縮]の順にクリックします。

  3. フォルダを参照して、新しいイメージファイル名を指定し、圧縮オプションを選択します。

    • スピード重視: 圧縮時間は最小ですが、作成される圧縮されたイメージファイルは最大になります。

    • バランス(推奨): 圧縮時間とイメージファイルのサイズのバランスが取られます。イメージ作成時のデフォルトはこのオプションです。

    • 容量重視: 最小のイメージファイルを作成しますが、圧縮時間がかかります。

  4. [圧縮]をクリックします。

    イメージ内で削除が設定されたファイルは、圧縮処理中に削除されます。


ファイルがImage Explorerにすべてロードされる前のイメージの圧縮

圧縮オプションを設定して、ファイルがImage Explorerにすべてロードされる前にイメージファイルを迅速に圧縮できます。

QuickCompressを使用するには、次のようにします。

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. [ツール]>[QuickCompress]の順にクリックします。

  3. イメージファイル、フォルダを順に参照し、新しいファイル名を指定し、次の圧縮オプションを選択します。

    • スピード重視: 圧縮時間は最小ですが、作成される圧縮されたイメージファイルは最大になります。

    • バランス(推奨): 圧縮時間とイメージファイルのサイズのバランスが取られます。イメージ作成時のデフォルトはこのオプションです。

    • 容量重視: 最小のイメージファイルを作成しますが、圧縮時間がかかります。

  4. [圧縮]をクリックします。

    イメージ内のファイルを非表示にするために[削除]を使用した場合、圧縮中にそのファイルはイメージから削除されます。


ワークステーションイメージの分割

1つのイメージファイルを複数のファイルに分割して、イメージ全体を複数のCDやDVDに分散して配置することができます。

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. [ツール]>[Image Split]の順にクリックします。

  3. 分割する既存のベースイメージを指定し、分割イメージを保管するディレクトリを指定し、各分割イメージファイルの最大ファイルサイズを指定します。

    イメージは個々のファイルを異なるイメージに配置することによって分割するため、指定した最大ファイルサイズよりも大きい単独のファイルがイメージに含まれる場合、イメージは分割できません。

  4. [分割]をクリックします。

ワークステーションイメージを分割していくつかのCDまたはDVDに分散して配置する場合、基本的に最初のCDまたはDVDにベースイメージを作成します。残りのCDまたはDVDにはアドオンイメージが配置されます。

いくつかのCDまたはDVDに分散して配置されているワークステーションイメージを復元するには、最初のCDまたはDVDを復元してから、アドオンイメージを含む残りのCDまたはDVDを復元します。詳細については、手動によるワークステーションへのイメージの適用を参照してください。

注:  分割イメージの復元は手動で行う作業であり、スクリプトイメージングでのみ自動化できます。


イメージのパーティションのサイズ調整

ワークステーション(ベース)イメージについては、[元のサイズ]テキストボックスの値を編集して、イメージが復元されるときに、どの大きさのイメージングエンジンでパーティションを作成するかを変更できます。

たとえば、20GBハードドライブがあるワークステーションのワークステーション(ベース)イメージを作成し、そのイメージを60GBハードドライブがある新しいワークステーションに配置する場合を想定します。パーティションのサイズを増やさない場合、パーティションは20GBになり、残りの40GBは使用できなくなります。

ただし、[元のサイズ]テキストボックスの値を増やして新しいハードドライブの大きさに合わせると、ドライブ全体を使用できるようにイメージの復元時にイメージングエンジンがパーティションを拡大します。

パーティションのサイズを調整するには、次のようにします。

  1. Image Explorer (imgexp.exe)を開きます。

  2. 左フレームのパーティションを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

  3. [元のサイズ]テキストボックスの値を増やす、または減らします。

    [元のサイズ]テキストボックスの値は、[最小サイズ]テキストボックスの値より小さくすることはできません。

注:  [元のサイズ]フィールドは、アドオンイメージに適用したり、変更したりできません。