スケジュールされたアクションのポリシーは、指定した特定のアクションに対してスケジュールを設定するポリシーです。1つのアクションに15個までのアイテムを定義できます。
注: スケジュールされたアクションのポリシーは、ユーザパッケージとワークステーションパッケージのいずれにも収録されています。この節の情報は両方のパッケージに適用されますが、この2つのパッケージには違いがあります。ユーザパッケージに収録されているスケジュールされたアクションのポリシーを設定すると、このポリシーは、ユーザが使用するワークステーションに関係なく、すべての関連ユーザに適用されます。ワークステーションパッケージに収録されているスケジュールされたアクションのポリシーを設定すると、このポリシーは、関連付けられているワークステーションにログインするすべてのユーザに適用されます。
スケジュールされたアクションはターミナルサーバセッションには適用されないため、[Windows 2000-2003 Terminal Server]、[Windows 2000 Terminal Server]、[Windows 2003 Terminal Server]の各プラットフォームページでは、[追加]ボタンが無効になっています。ターミナルサーバのデスクトップが起動する前に実行されているポリシーのみがターミナルサーバセッションに適用されます。
スケジュールされたアクションのポリシーは、複数ポリシーです。つまり、ポリシーパッケージに何回でも追加することができます。複数ポリシーは、同じポリシーパッケージ内で何度も使用することができるポリシーです。
異なるスケジュールで実行するさまざまなアクションを設定する場合が考えられるため、スケジュールされたアクションのポリシーをポリシーパッケージに追加するときは、スケジュール設定の対象となっているアクションを表す名前を付けておく必要があります。
スケジュールされたアクションのポリシーは、各プラットフォームのページで使用できます。
スケジュールされたアクションのポリシーを設定するには
ConsoleOneで、ユーザパッケージまたはワークステーションパッケージを右クリックし、[プロパティ]をクリックして、該当するプラットフォームページをクリックします。
特定のプラットフォームに設定したポリシーは、[一般]ページに設定されているポリシーよりも優先されます。
注: Windows NTプラットフォームでのDesktop Managementのサポートに関する詳細については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「Windows NT 4ワークステーションとの相互運用性」を参照してください。
スケジュールされたアクションのポリシーを追加するには、[追加]をクリックし、ポリシーにわかりやすい名前を付けた後、[OK]をクリックします。
[使用可能]列の下にある、新規に作成された、スケジュールされたアクションのポリシーのチェックボックスを選択します。
この操作により、ポリシーが選択されると同時に有効になります。
[プロパティ]をクリックして[アクション]ページを表示します。
![スケジュールされたアクションのポリシーの[アクション]ページ。](../graphics/scheduled_action_actions_a.gif)
[追加]をクリックします。
次のフィールドに情報を入力します。
[Working Directory]: 通常は、このアクション用の実行ファイルが置かれているパスを指定します。ただし、プログラムに必要な場合は、別のパスを指定できます。
[Parameters]: アクションアイテムに渡すパラメータを入力します。詳細については、[作業ディレクトリ]フィールドで指定する実行可能ファイルに関するドキュメントを参照してください。
[Priority]: ワークステーションへのユーザのアクセスに関して、このアクションに割り当てる重要度を入力します。
[終了時刻]: アクションを実行できる時間の長さを指定します。この時間が経過すると、システムがアクションを停止します。アクションを実行するまでに指定されている時間よりも長くかかった場合、アクションの実行に際して問題が発生していると想定され、そのアクションは強制終了されます。
[OK]をクリックします。
リストに表示されている順序でアイテムを実行する場合は、[指定された順序で実行]チェックボックスを選択します。リスト内の順序は、[上へ]ボタンおよび[下へ]ボタンを使用して変更できます。
[Policy Schedule]タブをクリックします。
![[ポリシースケジュール]ページ。](../graphics/pol_sched_a.gif)
次に示すスケジュールタイプを選択します。
これらの各スケジュールの詳細については、[スケジュール]タブの[ヘルプ]ボタンをクリックしてください。
[イベント]スケジュールタイプを選択してから[ユーザのログアウト]または[システムのシャットダウン]を選択すると、ユーザがログアウトするかシステムがシャットダウンするまで一部のアクションが実行されないことに注意してください。ユーザのログアウト時またはシステムのシャットダウン時に実行されるようにスケジュールしたアクションが予想どおりに機能しない場合は、スケジュールの設定を別のイベントに変更してみてください。
[OK]をクリックしてポリシーを保存します。
このパッケージの全ポリシーの設定が終了したら、ユーザパッケージまたはワークステーションパッケージの関連付けの手順を実行し、ポリシーパッケージを関連付けます。