ファイルの場所

myapps.html、refresh.html、およびhf_style.cssファイルは、次の表に示すように、2つの場所に配置されているか、それらの場所に配置することができます。

myapps.htmlファイル

myapps.htmlファイルはApplication Browserビューを開きます。このファイルは、次のいずれかのコンポーネントとともにインストールされます。

• デスクトップ管理エージェント: myapps.htmlファイルは、デスクトップ管理エージェントのインストールプログラムによって、Application Launcherの一部としてインストールされます。デスクトップ管理エージェントのインストール方法については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「デスクトップ管理エージェントのインストールと設定」を参照してください。

• NALプラグイン: NALプラグインは、Application ExplorerビューとApplication Browserビューのみを含む、Application Launcherの簡易バージョンです。NALプラグイン(myapps.htmlファイルを含む)は、ZENworks Middle Tier Serverにインストールされます。ユーザがWebサーバ上のmyapps.htmlファイルに最初にアクセスすると、このファイルとともにMiddle Tier ServerにインストールされていたNALプラグインインストールマネージャ(zfdwebinstallmgr.dll)により、NALプラグイン(myapps.htmlを含む)がユーザのワークステーションにインストールされます。

  Middle Tier Serverのインストール方法については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「ZENworks Middle Tier Serverのインストール」を参照してください。NALプラグインのインストール方法と使用方法については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「Novell Application Launcherプラグインのインストール」を参照してください。

Middle Tier Serverのmyapps.htmlファイルを変更した場合、サーバからファイルにアクセスしたユーザは、そのファイルを自分のワークステーションのc:\program files\novell\zenworks\nls\languageディレクトリにダウンロードします。これにより、ユーザがMiddle Tier ServerまたはローカルドライブのどちらからApplication Browserにアクセスするかに関係なく、同じmyapps.htmlの設定が使用されます。

自分のワークステーション上のmyapps.htmlファイルにアクセスする方法のみでApplication Browserを起動するユーザがいる場合は、それぞれのワークステーション上のmyapps.htmlファイルを変更する必要があります。ファイルの1つのコピーを変更し、アプリケーションオブジェクトを使用して、そのコピーを各ユーザのワークステーションに配布することができます。

refresh.htmlおよびhf_style.cssファイル

refresh.htmlおよびhf_style.cssファイルは、作成するまで存在しません。作成して該当するディレクトリに配置すると、Application Browserの内部設定の代わりに使用されます。

refresh.htmlおよびhf_style.cssファイルをZENworks Middle Tier Serverに追加すると、ユーザがサーバ上のmyapps.htmlファイルにアクセスしたときに、これらのファイルはユーザのワークステーションにダウンロードされて整合性が維持されます。

ユーザがZENworks Middle Tier Serverからmyapps.htmlファイルにアクセスしていない場合は、これらのファイルを各ユーザのワークステーションに追加する必要があります。myapps.htmlの配布時にApplication Launcherによってこれらのファイルを同時に配布することもできます。

myapps.htmlファイルの変更

myapps.htmlファイルは、Application Browserビューの生成に使用されるActiveXコントロール(axnalserver.dll)をロードします。ActiveXコントロールに渡されるパラメータを変更してApplication Browserビューをカスタマイズすることができます。次の9つのパラメータがあります。

<!--param name=\"SingleTree\" value=\"ZENWORKS_TREE\"--> 
<!--param name=\"PortalView\" value=\"false\"--> 
<!--param name=\"BannerURL\" value=\"http://www.company.com/banner.html\"--> 
<!--param name=\"BannerHeight\" value=\"80\"--> 
<!--param name=\"ShowTree\" value=\"true\"--> 
<!--param name=\"ShowTasks\" value=\"false\"--> 
<!--param name=\"AppDisplayType\" value=\"0\"--> 
<!--param name=\"ShowAppFrameNavigation\" value=\"true\"--> 
<!--param name=\"ShowIEToolbarButton\" value=\"true\"-->

NALプラグインインストールマネージャを使ってmyapps.htmlファイルをMiddle Tier Serverからダウンロードする場合は、これ以外にインストールマネージャが使用する次の2つのパラメータをカスタマイズできます。

<!--param name=\"MiddleTierAddress\" value=\"$$IPADDR$$\"--> 
<!--param name=\"Nt4PluginVersion\" value=\"4,0,1,0\"-->

デフォルトではパラメータはコメントアウトされているので、ActiveXコントロールは事前に設定された内部値を使用します。

パラメータを変更するには

1. !-- (コメントの先頭)と-- (コメントの最後)を削除して、パラメータを有効にします。たとえば、次のように入力します。

   <param name=\"SingleTree\" value=\"novell_tree\"

2. パラメータのvalueを変更します。次に各パラメータについて説明します。

   SingleTree: このパラメータを使用すると、アプリケーション情報を読み込む対象となる単一のNovell eDirectory^TMツリーを指定できます。このパラメータを使用する場合、Application Launcherではユーザが認証する他のツリーが無視されます。

   このパラメータは、インストール時のみ適用されます。インストール後にこのパラメータを変更しても、影響はありません。

   PortalView: このパラメータを使用して、Application Browserビューのバナー部分を削除することによってポータルのサポートを改善できます。valueの設定値は［True］または［False］です。［true］に設定すると、バナー部分は削除されます。

   BannerURL: このパラメータは、PortalViewパラメータが［false］に設定されている場合のみ適用されます。

   このパラメータを使用して別のバナーを指定することができます。たとえば、Novellロゴの代わりに自分の会社のロゴを含むバナーを使用できます。valueの設定値は、HTMLページまたはグラフィックファイル(GIF、JPEGなど)へのURLにする必要があります。HTMLページを指定した場合、ページはBannerHeightパラメータで指定された高さに切り取られます。グラフィックファイルを指定した場合、バナー部分はグラフィックファイル全体が収まるようにスクロールします。バナー部分をスクロール可能にしたくない場合は、グラフィックの高さがBannerHeightパラメータで指定された高さを超えないようにする必要があります。

   BannerHeight: このパラメータは、PortalViewパラメータが［false］に設定され、デフォルトのNovellバナーがBannerViewパラメータによって無効になっている場合のみ適用されます。

   このパラメータを使用してバナー部分の高さを決定します。valueの設定値は5から200にする必要があります。5未満の値は5に切り上げられます。200を超える値は200に切り下げられます。

   ShowTree: このパラメータは、Application Browserビューが左のペイン(フォルダビューとも呼ばれます)を含むかどうかを決定します。valueの設定値は［true］または［false］です。［true］の場合はフォルダビューが表示され、［false］の場合は削除されます。

   ShowTasks: このパラメータは、フォルダビュー(左のペイン)が、［オンライン作業］、［オフライン作業］、［Middle Tierログイン］、［Middle Tierログアウト］、［アプリケーションを更新する］、および［ヘルプ］オプションを含むかどうかを決定します。valueの設定値は［true］または［false］です。［true］の場合はオプションが表示され、［false］の場合は削除されます。

   AppDisplayType: このパラメータは、アプリケーションがApplication Browserビューの右のペインにどのように表示されるかを決定します。valueの設定値は［0］または［1］です。デフォルト値の［0］では、アプリケーションアイコンは、Windowsエクスプローラの［大きいアイコン］の表示と同じように、大きなアイコンとして表示されます。設定値［1］では、アプリケーションは、Windowsエクスプローラの［一覧］の表示と同じように、表形式で一覧表示されます。

   ShowAppFrameNavigation: このパラメータは、Application Browserビューの右のペインにナビゲーションが含まれるかどうかを決定します。valueの設定値は［true］または［false］です。［true］に設定すると、右のペインにナビゲーションが含まれます。ナビゲーションのタイプは、AppDisplayTypeパラメータの設定によって異なります。

   • AppDisplayTypeパラメータが［0］(［大きいアイコン］)に設定されている場合、ナビゲーションはブレッドクラムとして表示されます(ZENworks Tree > Application Folder > Application Aなど)。
   • AppDisplayTypeパラメータが［1］(［小さいアイコン］)に設定されている場合、ナビゲーションは、アプリケーションリストの一番上に上向き矢印として表示されます。

   このパラメータの値を［false］に設定すると、Application Browserビューで［All］フォルダが開きます。つまり、すべてのアプリケーションアイコンが右のペインに表示されます。ConsoleOneのユーザの［Application Launcherの環境設定］で［All］フォルダが無効になっている場合、このパラメータは無視されます(つまり、デフォルト値の［true］が使用されます)。

   ShowIEToolbarButton: このパラメータは、Internet Explorerのツールバーに［Application Browser］ボタンを追加するかどうかを決定します。［Application Browser］ボタンは、ローカルバージョンのmyapps.htmlファイルを起動します。valueの設定値は［true］または［false］です。デフォルトの設定は［true］で、ツールバーに［Application Browser］ボタンが追加されます。［false］に設定すると、ツールバーから［Application Browser］ボタンが削除されます。この設定を変更する場合、ユーザは必ずInternet Explorerを終了して、変更を有効にするために再度開く必要があります。

   MiddleTierAddress: このパラメータは、eDirectoryへのアクセスとしてZENworks Middle Tier Serverを設定した場合にのみ適用されます。

   MiddleTierAddressパラメータを使用して、ユーザが認証を受けるMiddle Tier ServerのIPアドレスを指定することができます。Middle Tier ServerアドレスがWindowsレジストリに含まれていない場合にのみ使用されます。ユーザがZENworksデスクトップ管理エージェントインストールプログラムの実行時にアドレスを入力した場合、リジストリにはこのアドレスが含まれています。

   Nt4PluginVersion: ZENworks 6.5 NALプラグインはWindows NT 4ワークステーションではサポートされません(Windows NT 4サポートの詳細については、『Novell ZENworks 6.5 Desktop Managementインストールガイド』の「ZENworks for Desktops 4.xとの相互運用性」の「Windows NT 4ワークステーションとの相互運用性」を参照してください)。ただし、ZfD 4.0.1 NALプラグインは引き続きWindows NT 4ワークステーションで使用できます。このパラメータにより、Windows NTワークステーション上で実行できるZfD 4.0.1 NALプラグインの最も古いバージョンが決まります。

   たとえば、デフォルトのパラメータ設定(4,0,1,0)の場合、ワークステーションにインストールされていることが要求されるのは、オリジナルのZfD 4.0.1 NALプラグインだけです。4,0,1,0より新しいバージョン番号(4,0,1,1や4,0,1,2など)に更新したZfD 4.0.1 NALプラグイン(zfd40.cab)をMiddle Tier Serverに配置した場合、ZfD 4.0.1.0 NALプラグインがあるワークステーションは、このパラメータを新しいバージョンに変更した場合のみ、新しいバージョンにアップグレードされます。つまり、新しいバージョンのNALプラグインをMiddle Tier Serverに配置したときにアップグレードが自動的に行われるわけではありません。ワークステーションをアップグレードするには、このパラメータで指定するバージョン番号を大きくすることにより、強制的にアップグレードする必要があります。

3. ファイルを保存します。

refresh.htmlファイルの作成

Application Launcherは初めて起動したときに、eDirectoryとローカルキャッシュを読み取って、表示する必要のあるアプリケーションに関する情報がないか確認します。Application Browserビューを開いてApplication Launcherを起動した場合、Application Launcherがアプリケーション情報を取得している間、次のメッセージがビューに表示されます。

起動時に表示されるメッセージとグラフィックを含むrefresh.htmlファイルを作成して、このメッセージを置き換えることができます。

1. 使用するファイルを作成します。次のガイドラインに注意します。

   • ファイルには、テキスト、グラフィック、およびその他の標準的なHTML要素を含めることができます。
   • 参照するファイルが使用可能であることを確認します。refresh.htmlファイルがZENworks Middle Tier Serverではなくワークステーションからアクセスされる場合は、相対URLの代わりに絶対URLを使用します。たとえば、イメージを参照する場合、<IMG SRC="banner.jpg">.ではなく<IMG SRC="http://www.novell.com/graphics/banner.jpg">を使用します。refresh.htmlファイルから参照されるファイルは、場所に関係なく、refresh.htmlファイルと一緒にユーザのワークステーションにダウンロードされます。参照は、ワークステーション上のファイルを指すように変更されます。1つ下のレベルにある参照ファイルのみがダウンロードされます。たとえば、refresh.htmlがmessage.htmlを参照し、これがbanner.jpgを参照している場合、message.htmlはダウンロードされますが、banner.jpgはダウンロードされません。

2. refresh.htmlファイルに名前を付けます。

3. 次の2つの場所のいずれかにnal_htmlディレクトリを作成します。

   • ZENworks Middle Tier Server上のweb_server_root\nwdocsディレクトリの下(たとえばapache\nwdocs\nal_html)。nal_htmlディレクトリとその中のファイルは、myapps.htmlファイルの場合と同じように、各ユーザのワークステーションにコピーされます。詳細については、ファイルの場所を参照してください。
   • 各ユーザのワークステーションのc:\program files\novell\zenworksディレクトリ(ユーザがMiddle Tier Serverからmyapps.htmlページにアクセスしない場合)。

4. refresh.htmlファイルをnal_htmlディレクトリにコピーします。

hf_style.cssファイルの作成

Application Browserは内部のデフォルトのカスケードスタイルシート(.css)を使用して、見出しや段落テキストなどの要素の外観を決定します。使用したいスタイル定義を含むhf_style.cssファイルを作成して、デフォルトのスタイルシートを置き換えることができます。

1. カスケードスタイルシートを作成します。例またはテンプレートとして、下に示すデフォルトのApplication Browserカスケードスタイルシートを使用できます。

2. hf_style.cssファイルに名前を付けます。

3. 次の2つの場所のいずれかにnal_htmlディレクトリを作成します。

   • ZENworks Middle Tier Server上のweb_server_root\nwdocsディレクトリの下(たとえばapache\nwdocs\nal_html)。nal_htmlディレクトリとその中のファイルは、myapps.htmlファイルの場合と同じように、各ユーザのワークステーションにコピーされます。詳細については、ファイルの場所を参照してください。
   • 各ユーザのワークステーションのc:\program files\novell\zenworksディレクトリ(ユーザがMiddle Tier Serverからmyapps.htmlページにアクセスしない場合)。

4. hf_style.cssファイルをnal_htmlディレクトリにコピーします。

デフォルトのApplication Browserカスケードスタイルシート

a  { color:#039; font-family:"Trebuchet MS", Arial, Helvetica, Geneva, 
Swiss, SunSans-Regular; text-decoration:underline }body  { font-family:"Trebuchet MS", Arial, Helvetica, Geneva, Swiss, SunSans-Regular }p, option, li, ol, ul  { color:black; font-size:0.9em; font-family:"Trebuchet MS", Arial, Helvetica, Geneva, Swiss, SunSans-Regular }th  { font-family:"Trebuchet MS", Arial, Helvetica, Geneva, Swiss, SunSans-Regular }.datalink  { color:#039; text-decoration:underline; margin-top:2px }.errorlink  { color:#c82727; text-decoration:underline; margin-top:2px }.errorhead  { color:#c82727; font-style:normal; font-weight:800; font-size:1.2em; line-height:1.5em; margin-bottom:1.5em }.formcolumnhead1   { color:#556c79; font-weight:bold; font-size:0.7em; text-align:center }.formhead1  { color:white; font-weight:bold; font-size:1em; line-height:1.2em; background-color:#6b8899; text-align:left; text-indent:0.5em; letter-spacing:0.1em; vertical-align:middle }.formhead1b  { color:white; font-weight:bold; font-size:1em; line-height:1.2em; background-color:#6b8899; text-align:left; 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