アプリケーションの配布準備が終了したら(Webアプリケーションの準備を参照)、eDirectoryでアプリケーションオブジェクトとしてアプリケーションを作成し、アプリケーションの配布ルールを定義し、アプリケーションとユーザおよびワークステーションを関連付けることができます。
任意のコンテナにアプリケーションオブジェクトを作成できます。Application Launcherはログインユーザやワークステーションに代わってオブジェクトにアクセスするので、ワイドエリア接続ではなくローカルエリア接続を介して、ユーザまたはワークステーションが使用できるパーティション(パーティションのレプリカ)を含むコンテナにオブジェクトを入れる必要があります。詳細については、リファレンス:アプリケーションオブジェクトの場所を参照してください。
eDirectoryでアプリケーションオブジェクトを作成して設定するには
ConsoleOne(R)で、アプリケーションオブジェクトを作成するコンテナを右クリックし、[新規]、[アプリケーション]の順にクリックして、[新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックスを表示します。
![[新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックス](../graphics/zfd_am_newapp_a.gif)
[新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックスで、[Webアプリケーション]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
アプリケーションオブジェクトの名前を入力します。
アプリケーションオブジェクトの名前は、次の規則に従って入力します。
\ / : * ? " < > |
アプリケーションオブジェクトの名前でこれらの文字を使用した場合、Novell Application LauncherではなくWindowsによって制御される場所(Windowsデスクトップなど)に表示されるときに、これらの文字がアンダースコア(_)で置き換えられます。
ここで入力したアプリケーションオブジェクトの名前は、eDirectoryに表示されます。デフォルトでは、ユーザのワークステーション上でApplication Launcherに表示されるアプリケーションオブジェクトのアイコンのタイトルにも、この名前が使われます。アプリケーションオブジェクトの作成後にも、必要に応じてアイコンのタイトルを変更できます(アプリケーションオブジェクトの[識別]タブの[アイコン]ページを使用します)。
[次へ]をクリックして、WebアプリケーションのURLを入力します。
WebアプリケーションへのURLでも、アプリケーションへのアクセスを提供するWebページへのURLでもかまいません。
[次へ]をクリックし、ワークステーションがアプリケーションの要件を満たすかどうかを決定するためにApplication Launcherが使用するルールを定義します。
この配布ルールにより、アプリケーションをサポートできないワークステーションには、Application Launcherによってアプリケーションが配布されないことが保証されます。たとえば、アプリケーションがWindows 2000/XP上でのみ動作する場合は、Windows 98ワークステーションへの配布を禁止するオペレーティングシステムルールを作成します。
注: アプリケーションが利用できるようになる前に定義されていたオペレーティングシステムの要件は削除されます。
ZENworksの旧バージョンでは、配布および起動用にアプリケーションが利用可能になる前に、システム要件でOSプラットフォームを定義する必要がありました。この要件は削除されました。
新しい配布ルールでは、次の論理を使用します。アプリケーションが特定のオペレーティングシステムのみで実行する場合、オペレーティングシステムの配布ルールを定義する必要があります。アプリケーションが特定のオペレーティングシステムを必要としない場合は、配布ルールを定義する必要はありません。オペレーティングシステムの配布ルールが定義されていないアプリケーションはデフォルトで、サポートの対象になるすべてのプラットフォーム(Windows 98、Windows 2000、およびWindows XP)で利用できます。
配布ルールを追加するには
[Add]をクリックし、定義するルールのタイプを選択します。
要件に関する情報を入力します(この要件の詳細については、[ヘルプ]をクリックするか、[配布ルール]ページを参照してください)。[OK]をクリックして要件をリストに追加します。
後でアプリケーションの配布ルールを追加する場合は、アプリケーションオブジェクトの[配布ルール]ページを使用します。詳細については、[配布ルール]ページを参照してください。
[Next]をクリックし、アプリケーションオブジェクトを、アプリケーションの配布先であるユーザまたはワークステーションに関連付けます。手順は次のとおりです。
[追加]をクリックし、ユーザオブジェクトまたはワークステーションオブジェクトを参照して選択します。
アプリケーションに関連付ける各ワークステーションは、事前にワークステーションオブジェクトとしてeDirectoryにインポートしておく必要があります。アプリケーションに関連付けるワークステーションがワークステーションオブジェクトとしてインポートされていない場合は、自動ワークステーションインポート/削除(Automatic Workstation Import/Removal)を参照してください。
グループオブジェクト、ワークステーショングループオブジェクト、およびコンテナオブジェクト(部門、組織、または国)も選択できます。コンテナオブジェクトを選択した場合、そのコンテナの全ユーザオブジェクトおよびワークステーションオブジェクトについて、アプリケーションに関連付けるかどうかを選択できます。
注: eDirectoryのアプリケーションオブジェクトを関連付ける場合は、グループやワークステーショングループなどのコンテナオブジェクトにアプリケーションオブジェクトを関連付ける方法をお勧めします。多数(たとえば、250以上)のアプリケーションをユーザオブジェクトまたはワークステーションオブジェクトに関連付けると、サーバの利用率が増加する可能性があります。
重要: アプリケーションオブジェクトを別名オブジェクトに関連付けないでください。別名オブジェクトはサポートされていません。
ユーザまたはワークステーションをリストに追加した後、アプリケーションに適用する特性([強制実行]、[NAL]、[スタートメニュー]、[デスクトップ]、[シストレイ]、[クイック起動]、[強制キャッシュ])を設定するために、ユーザまたはワークステーションの該当するチェックボックスをオンにします。これらの各特性について詳細は、[ヘルプ]をクリックするか、[関連付け]ページを参照してください。
後でアプリケーションに追加のユーザまたはワークステーションを関連付ける場合は、アプリケーションオブジェクトの[関連付け]ページを使用します。詳細については、[関連付け]ページを参照してください。
[次へ]をクリックし、アプリケーションオブジェクトの設定を確認したら、[終了]をクリックしてアプリケーションオブジェクトを作成します。