クラスタ環境におけるワークステーションインベントリの再インストール

インストールが正常に実行されなかった、または誤ってファイルを削除するなどしてデータ破損が起き、再インストールしなければデータの修復ができないなどの理由で、クラスタ環境で使用している、デスクトップ管理サービス (ZENworks 6.5 Desktop Management SP1)のワークステーションインベントリコンポーネントを再インストールすることが必要な場合があります。

重要:  再インストールでは、再びスキーマを拡張する必要はありません。

ここでは、ワークステーションインベントリコンポーネントの再インストールに焦点を絞って説明します。


ワークステーションインベントリの再インストールの準備

  1. ワークステーションインベントリを再インストールする必要があるサーバを識別します。

  2. NetWareサーバコンソールのプロンプトで「sys:\system\invstop.ncf」と入力して、Inventory Serviceを停止します。

    注:  Inventory Serviceを停止する際、Sybaseデータベースを自動的に停止させたくない場合は、sys:\system\invstop.ncfファイルでUnload dbsrv8.nlm行をコメント化します。

  3. NetWare Sybaseコンソールプロンプトで<Q>キーを押して、インベントリデータベースを停止します。

  4. 対象になるNetWareサーバでJavaがアンロードされていない場合は、java.nlmをアンロードします(サーバコンソールで、「java -exit」と入力する)。

    重要:  このコマンドにより、サーバで実行しているすべてのJavaプロセスが停止します。Desktop Managementを再インストールする際には、すべてのJavaプロセスが停止していることを確認してください。

  5. 再インストール先のサーバがあるNovell eDirectoryTMツリーにログインします。

  6. Desktop Managementコンポーネントのインストールに進みます。


ワークステーションインベントリの再インストール

ZENworks 6.5 Desktop Managementワークステーションインベントリを以前のインストール上に再インストールする場合は、既存のポリシーおよびscandirディレクトリが使用されます。


ワークステーションインベントリの再インストールの確認

  1. インストールが完了したら、インストールログファイルを参照して、インストールに失敗したコンポーネントがないかどうかを確認します。

  2. ファイルがなくなったり、壊れたりした問題を解決するために再インストールした場合は、問題が解決されていることを確認します。