デバイスをグループ化すると、配布、フィルタ定義、システムステータス確認などのスケジュールを設定する際に時間を節約できます。グループを利用すれば、単一のエンティティを使用して複数のデバイスを管理できます。
グループの作成と使用の詳細情報については、以下を参照してください。
組織内のハンドヘルドデバイスを管理する方法に基づいて、カスタムグループを作成することができます。例:
グループを作成する前に、ハンドヘルドデバイスを管理する方法について検討してください。無駄のない整理されたグループ構成を維持することにより、配布のスケジュールを設定したり、複数グループに対するフィルタを定義したりするときの混乱を最小限に抑えることができます。
ZENworks Handheld Managementでは、ユーザが作成するグループとして次の2つのタイプが用意されています。
スタティックグループ: ハンドヘルドデバイスは、管理者によって、またはハンドヘルドインポートポリシーで指定されている設定に基づいて、手動でグループに割り当てられます。
照会ベースのグループ: 照会で指定した条件(オペレーティングシステムのバージョン、メーカー名など)に基づいて、ハンドヘルドデバイスが自動的にグループに割り当てられます。
ハンドヘルドデバイスは複数のグループに属することができます。1つのグループに限定する必要はありません。
グループの作成と表示の詳細情報については、以下を参照してください。
ハンドヘルドデバイスは、管理者によって手動でスタティックグループに割り当てられます。
スタティックグループを作成してメンバーを割り当てるには
ConsoleOneで、スタティックグループを作成するコンテナをクリックします。
［File］>［New］>［Object］の順にクリックします。
［Handheld Group］>［OK］の順にクリックします。
わかりやすいグループ名を入力し、［Define Additional Properties］チェックボックスを選択して［OK］をクリックします。
［Static Group - Members Updated Manually］を選択します。
［Members］タブをクリックします。
［Add］をクリックして［Select Objects］ダイアログボックスを表示します。
このスタティックグループのメンバーに加えるハンドヘルドデバイスオブジェクトを選択します。
Shift キーを押しながらクリックするか、 Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のヘンドヘルドデバイスオブジェクトを選択することができます。
［OK］をクリックします。
ZENworks Handheld Managementインベントリビューアでは、スタティックグループは
(黄色のフォルダアイコン)で示されます。
照会で指定した条件(オペレーティングシステムのバージョン、メーカー名など)に基づいて、ハンドヘルドデバイスは自動的に照会ベースのグループに割り当てられます。
照会ベースのグループを作成するには
ConsoleOneで、照会ベースのグループを作成するコンテナをクリックします。
［File］>［New］>［Object］の順にクリックします。
［Handheld Group］>［OK］の順にクリックします。
わかりやすいグループ名を入力し、［Define Additional Properties］チェックボックスを選択して［OK］をクリックします。
［Query-Based Group - Members Are Updated From a Query］を選択します。
［Service］フィールドで、ZENworks Handheld Management Serviceオブジェクトを参照します。
［Query Name］フィールドで、グループのベースにする照会を参照して［OK］をクリックします。
照会がこのリストに表示されるためには、照会を作成しておく必要があります。詳細については、照会の使用を参照してください。
NOTE: 照会ベースのグループを定義して特定の照会をベースとした場合、ZENworks Handheld Managementインベントリビューアで照会の名前を後から変更するときは、グループに新しい照会を再割り当てする必要があります(自動的には更新されません)。ConsoleOneで照会の名前を変更することはできません。
グループ更新間隔を選択します。
［Use the Default Server Schedule］: デフォルトのサーバスケジュールに従い、新しいメンバーの追加によってグループを更新する場合は、このオプションを選択します。
1時間ごとのデフォルトのサーバメンテナンススキャンが次回実行される際に、グループにハンドヘルドデバイスオブジェクトが取り込まれます。特定の照会ベースのグループの更新をすぐに実行することもできます。
これを実行するには:
ConsoleOneで、ZENworks Handheld Management Serviceオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Scan Now］をクリックします。
この操作により、ディレクトリのスキャンが実行されます。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Update］をクリックします。
この操作により、このグループに属するハンドヘルドのリストが更新されます。
［Use a Custom Update Schedule］: カスタム更新スケジュールを指定する場合は、このオプションを選択し、グループ更新間隔を指定します。
［OK］をクリックします。
照会ベースのグループ(ZENworks Handheld Managementインベントリビューアでは
で表示)が作成され、照会で指定されている条件に現在一致するハンドヘルドデバイスがグループに割り当てられます。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［Members］タブをクリックします。
［Members］ページから、選択したグループのメンバーであるハンドヘルドオブジェクトを表示することができます。
［ZENworks］タブをクリックします。
［Associated Policy Packages］ページから、選択したハンドヘルドグループオブジェクトに関連付けられているポリシーパッケージを表示することができます。
［Applications］タブをクリックします。
［Applications］タブから、選択したハンドヘルドグループオブジェクトに関連付けられているハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを表示することができます。
ハンドヘルドデバイスオブジェクトを追加または削除することによるスタティックグループメンバーシップの変更が必要になる場合があります。
照会ベースのグループは、その照会のパラメータに従って更新されます。ただし、照会で指定されている条件を変更しない限り、メンバーシップは変更できません。
たとえば、機能別に分けられたクライアントグループがあり、販売からシステムエンジニアリングに異動するユーザがいる場合、そのユーザをあるグループから削除して別のグループに追加することが必要になります。
ハンドヘルドデバイスをグループに追加する場合は、そのグループに割り当てられている配布が自動的に継承されます。
グループメンバーシップの変更の詳細情報については、以下を参照してください。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［Members］タブをクリックし、［Add］をクリックします。
グループに追加するデバイスを選択します。
Shift キーを押しながらクリックするか、 Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のヘンドヘルドデバイスオブジェクトを選択することができます。
［OK］をクリックします。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［Members］タブをクリックします。
このグループから削除するデバイスを選択します。
Shift キーを押しながらクリックするか、 Ctrl キーを押しながらクリックすると、複数のヘンドヘルドデバイスオブジェクトを選択することができます。
［Delete］をクリックします。
照会ベースのグループを作成する場合、グループの更新頻度を選択することができます。更新によって既存のハンドヘルドデバイスに対して照会が実行され、条件に一致するデバイスが確認されます。照会の条件に一致するハンドヘルドデバイスが、該当する照会ベースのグループに自動的に割り当てられます。照会の条件に一致しなくなったハンドヘルドデバイスは、照会ベースのグループから自動的に削除されます。
デフォルトでは、照会ベースのグループは1時間ごとに更新されます。更新はシステム全体にわたって設定できるため、すべてのグループを同じスケジュールで、またはグループ単位で更新することができます。グループの更新を無効にすることもできます(実質的には、照会ベースのグループがスタティックグループになります)。
詳細情報については、以下を参照してください。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［General］ページで、［Use a Custom Update Schedule］を選択し、［Group Update Interval］を指定します。
［OK］をクリックします。
更新スケジュールを変更すると、次回のメンテナンススキャン(デフォルトでは1時間ごと)の際にその変更が検出され、更新のスケジュールが再設定されます。
NOTE: 特定の照会ベースのグループの更新をすぐに実行することもできます。ConsoleOneで、ZENworks Handheld Management Serviceオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Scan Now］をクリックして、ディレクトリのスキャンを実行します。次に、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Update］をクリックします。
ConsoleOneで、ZENworks Handheld Management Serviceオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
適用する［Group Update Interval］を選択します。
［OK］をクリックします。
NOTE: 特定の照会ベースのグループの更新をすぐに実行することもできます。ConsoleOneで、ZENworks Handheld Management Serviceオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Scan Now］をクリックして、ディレクトリのスキャンを実行します。次に、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックして［Actions］をクリックし、［Update］をクリックします。
インストールの変更が長期にわたる場合、組織内の変更または使用している機器タイプの変更に応じて、グループを削除したり、適用しているグループ化の方式を変更したりすることが必要になることがあります。
グループを削除するには
選択したハンドヘルドグループオブジェクトはディレクトリから削除され、その更新スケジュールはZENworks Handheld Managementから削除されます。
NOTE: ハンドヘルドグループオブジェクトを削除すると、そのオブジェクトは削除されますが、ハンドヘルドデバイスオブジェクトはディレクトリから削除されません。削除されたオブジェクトとの関連付け、およびそのデバイスが継承した、グループを対象とする配布が単に失われるだけです。
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［Applications］タブをクリックします。
アプリケーションのリストには、選択したハンドヘルドグループオブジェクトに関連付けられているハンドヘルドアプリケーションオブジェクトが表示されます。
アプリケーションオブジェクトの詳細を表示するには、ハンドヘルドアプリケーションオブジェクトをクリックして［Details］をクリックします。
［General］ページには、アプリケーションオブジェクトの説明、アプリケーションオブジェクトを配布できるようになる日時、配布できなくなる日時などのアプリケーションオブジェクトのプロパティが表示されます。
NOTE: ハンドヘルドグループオブジェクトに関連付けられているハンドヘルドアプリケーションオブジェクトを表示するときには、その特定のグループに関連付けられているハンドヘルドアプリケーションオブジェクトだけが表示されます。そのグループの個別のすべてのデバイスに関連付けられているハンドヘルドアプリケーションオブジェクトがすべて表示されるわけではありません。
スタティックグループを照会ベースのグループに変更、または照会ベースのグループをスタティックグループに変更するには
ConsoleOneで、目的のハンドヘルドグループオブジェクトを右クリックし、［Properties］をクリックします。
［General］ページで、［Static Group - Members Updated Manually］または［Query-Based Group - Members Are Updated From a Query］を選択します。
照会ベースのグループを選択した場合は、グループのベースにする照会を選択します。
［OK］をクリックします。
スタティックグループの更新はスケジュール設定できないため、照会ベースのグループをスタティックグループに変更した場合、そのグループの更新スケジュールはZENworks Handheld Managementから削除されます。