Proxy Serviceソフトウェアのアップグレード

以前のバージョンのZENworks for Handheldsでは、ハンドヘルドデバイスとの間で同期を実行する各コンピュータにProxy Serviceソフトウェアをインストールする必要がありました。ZENworks 6.5では、インストール中にProxy Serviceソフトウェアの代わりにAccess PointがZENworks Handheld Management Serverに対して自動的にインストールされるようになりました。他のコンピュータにAccess Pointをインストールして、ZENworks Handheld Managementサーバに接続することもできます。

ZENworks 6.5 Handheld Managementでは新たにDesktop Synchronization Integrationソフトウェアも導入され、ユーザのデスクトップコンピュータにデスクトップソフトウェアをインストールして、Palm HotSync、Microsoft ActiveSync、およびRIM Desktop Managerソフトウェアと統合することができます。

詳細については、Access PointとDesktop Synchronization Integrationソフトウェアを参照してください。

インストールプログラムは、ZENworks 6.5 Handheld ManagementにアップグレードするProxy Serviceソフトウェアの設定に応じて、Proxy ServiceソフトウェアをAccess Point、Desktop Synchronization Integrationのいずれかにアップグレードします。

アップグレードしようとしているZENWorks 5.xのProxy ServiceソフトウェアにIPコンジットがインストールされている場合、インストールプログラムは、Proxy Serviceソフトウェアを新しいAccess Pointにアップグレードします。アップグレードしようとしているProxy ServiceソフトウェアにIPコンジットがインストールされていない場合、インストールプログラムは、Proxy Serviceソフトウェアを新しいZENworks Handheld Management Desktop Synchronization Integrationソフトウェアにアップグレードします。

詳細情報については、以下を参照してください。


ZENworks Handheld Management CDを使用したProxy Serviceソフトウェアのアップグレード

  1. CDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。

    インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。

  2. [Handheld Management]を選択します。

  3. 必要な言語を選択します。

  4. [Handheld Clients]をクリックします。

  5. [Desktop Synchronization Integration Software]をクリックします。

  6. [Update]をクリックし、[Next]をクリックします。

  7. (条件に応じて実行)ユーザベースの管理を実行する場合:[eDirectory Server Information]ページで、ZENworks Handheld Managementがユーザのアカウント情報の検証に使用する必要があるeDirectoryサーバとLDAPポート番号を指定し、[Next]をクリックします。

    NOTE:  アップグレードされるProxy ServiceコンピュータにIPコンジットがインストールされており、Access Pointにアップグレードされる場合に限り、[eDirectory Server Information]ウィンドウが表示されます。

  8. [Start Copying Files]ページの設定を確認し、[Next]をクリックします。

  9. (条件に応じて実行)HTTPカプセル化を有効化したり、SSL(Secure Sockets Layer)を設定したり、デフォルトのポート設定を変更したりする場合には、[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]チェックボックスを選択します。

    NOTE:  アップグレードされるProxy ServiceコンピュータにIPコンジットがインストールされており、Access Pointにアップグレードされる場合にのみ、[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]オプションを利用できます。

  10. [Finish]をクリックします。

  11. (条件に応じて実行)Step 9で[Configure Access Point Settings]を選択した場合、SSLの設定、HTTPカプセル化の有効化、デフォルトのポート設定の変更に関する手順については、SSLおよびHTTP設定の構成を参照してください。


Proxy Upgradeユーティリティを使用したProxy Serviceソフトウェアのアップグレード

Proxy ServiceがインストールされているすべてのコンピュータのProxy Serviceソフトウェアを、Proxy Upgradeユーティリティを使ってアップグレードできます。たとえば、お使いのハンドヘルドデバイスがコンジットに接続するのにWindow CE IP ClientかPalm OS IP Clientを使用しているとき、1台のProxy Serviceコンピュータだけが設定されている場合があります。この状況では、ZENworks Handheld Management CDを使用してProxy Serviceソフトウェアをアップグレードする必要があります。ただし、多数のProxy Serviceコンピュータが存在する場合には、Proxy Upgradeユーティリティを使ってすべてのProxy Serviceコンピュータをアップグレードしたほうが簡単です。

Proxy Serviceソフトウェアをアップグレードするには

  1. prxytask.exe (installation_path内に存在)を実行します。


    [Proxy Task Utility]ダイアログボックス

  2. [Upgrade - Update Your Proxy Clients to the Most Recent Version]をクリックします。

  3. 目的のオプションをクリックします。

  4. [Next]をクリックします。

  5. アップグレードするProxy Serviceコンピュータを選択します。

    または

    [Select All]をクリックし、インストールされているすべてのProxy Serviceコンピュータをアップグレードします。

  6. [Next]、[Finish]の順にクリックします。

各Proxy ServiceコンピュータがZENworks 6.5 Handheld Managementにアップグレードされていることを、ConsoleOne®内のZENworks Handheld Managementサーバオブジェクトのプロパティを表示して検証することができます。

アップグレードしたZENworks 5.xのProxy ServiceソフトウェアにIPコンジットがインストールされている場合、インストールプログラムにより、Proxy Serviceソフトウェアは新しいAccess Pointにアップグレードされています。アップグレードしたProxy ServiceソフトウェアにIPコンジットがインストールされていない場合、インストールプログラムにより、Proxy Serviceソフトウェアは新しいZENworks Handheld Management Desktop Synchronization Integrationソフトウェアにアップグレードされています。

ConsoleOneで、ZENworks Handheld Managementサーバオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックして、[Access Points]タブ、[Desktop Sync Machine]タブのいずれかをクリックします。[Product Version]列に、各コンピュータのAccess PointまたはDesktop Synchronization Integrationソフトウェアのバージョンが一覧表示されます。列の一番上に表示される[Product Version]見出しをクリックして、一覧を並べ替えることができます。