インベントリデータベースのセットアップ

次の節では、インベントリデータベースを設定するために役立つ情報を紹介します。

インベントリデータベースを置き換える場合は、Inventory Serviceを終了してからデータベースを置き換えます。データベースを置き換えてから、Inventory Serviceを再起動します。詳細については、Inventory Serviceの開始と停止を参照してください。


Sybaseインベントリデータベースのセットアップ

この節では、次のトピックについて説明します。


インベントリ属性に対する英語以外の列挙値のインベントリデータベースへの追加

英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。

列挙値を含む属性の一覧に関する詳細については、列挙値を参照してください。

英語以外の列挙値を追加するには

  1. zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Sybaseデータベースに接続します。

    これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたSybaseのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Sybaseサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。

  2. サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。

    インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。

    コマンドの実行後、英語以外の列挙値の挿入に成功したことを示すメッセージが、コンソールプロンプトに表示されます。


Sybaseインベントリデータベースオブジェクトの手動作成

Sybaseインベントリデータベースオブジェクト(Inventory database_server_name)を手動で作成するには

  1. ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成するeDirectoryツリーを右クリックし、[New]>[Object]>[ZENworks Database]>[OK]の順にクリックします。

  2. データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。

  3. データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。

    1. ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。

    2. 次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされている場合:[Server DN]フィールドで、データベースが物理的にインストールされ、実行されているサーバを表すサーバオブジェクトを参照して選択します。

        サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。

        [Server DN]フィールドに設定されている値をクリアするには、別のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、別のサーバオブジェクトを参照して選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされていない場合:サーバのIPアドレスまたはDNS名を[Server IP Address]フィールドまたは[DNS Name]フィールドに入力します。
    3. 次のオプションの値を入力します。

      • [Database (Read-Write) Username]: MW_DBA

      • [Database (Read-Write) Password]: novell

      • [Database (Read Only) Username]: MW_READER

      • [Database (Read Only) Password]: novell

      • [Database (Write Only) Username]: MW_UPDATER

      • [Database (Write Only) Password]: novell

    4. [Apply]をクリックします。

    5. JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。

    6. [Sybase]を選択し、[Default Settings]をクリックします。

      これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。

      Sybaseデータベースの設定は次のとおりです。

      • [Driver]: com.sybase.jdbc.SybDriver

      • [Protocol]: jdbc:

      • [SubProtocol]: sybase:

      • [SubName]: [Tds]:

      • [Port]: 2638

      • [Flags]: ?ServiceName=mgmtdb&JCONNECT_VERSION=4

      • [Database Service Name]: Sybaseを起動している間に、-n Sybase起動パラメータに対して指定されたデータベース名

        注:  デフォルトでは、-nスイッチの値はデータベースサーバのIPアドレスです。このスイッチ値をそのまま使用する場合、同じIPアドレスをデータベースサービス名として入力する必要があります。

    7. [Apply]、[Close]の順にクリックします。


NetWareまたはWindowsサーバ上でのSybaseデータベース用データベーススペースの整理(AlterDBSpaceツール)

NetWareデータベースサーバにSYS:以外のボリュームがある場合、またはWindowsデータベースサーバに追加のハードドライブがある場合は、Sybaseデータベーススペースファイルを異なるボリュームまたはドライブに置くと、データベースへのアクセス時のパフォーマンスが向上します。

ZENworks 6.5 Server ManagementのSybaseデータベースコンポーネントをインストールする場合、システムのデータベースファイルとデータベーススペースファイルは指定したデータベースサーバ上の場所にインストールします。インベントリデータベースサーバのロード時に、システムデータベースファイル(mgmtdb.db)がロードされます。このmgmtdb.dbファイルは、データベーススペースファイルのインベントリ情報を参照します。データベーススペースファイル(mgmtdb1.db、mgmtdb2.db、mgmtdb3.db、mgmtdb4.db、mgmtdb5.db、mgmtdb6.db、mgmtdb7.db、mgmtdb8.db、mgmtdb9.db、mgmtdb10.db、およびmgmtdb11.db)にはインベントリ情報が含まれます。

alterdb.propsファイルは、inventory_server_installation_directory\wminv\propertiesディレクトリのデータベースサーバにインストールされます。ファイル内のセクションを変更して、ボリュームまたはディスク上のデータベーススペースの場所を指定できます。

alterdb.propsファイルの内容は次のとおりです。

#Database Space Properties
count=11
mgmtdb1=location_of_mgmtdb1
mgmtdb2=location_of_mgmtdb2
mgmtdb3=location_of_mgmtdb3
mgmtdb4=location_of_mgmtdb4
mgmtdb5=location_of_mgmtdb5
mgmtdb6=location_of_mgmtdb6
mgmtdb7=location_of_mgmtdb7
mgmtdb8=location_of_mgmtdb8
mgmtdb9=location_of_mgmtdb9
mgmtdb10=location_of_mgmtdb10
mgmtdb11=location_of_mgmtdb11

.....

データベーススペースを整理するには

  1. データベースがロードされていないことを確認します。

  2. インベントリサーバ上でInventory Service Managerが実行されていないことを確認します。

  3. インベントリサーバ上のデータベーススペースファイルを手動で移動します。

    パフォーマンスを向上させるために、次のようにデータベーススペースファイルを配置します。

    • MGMTDB1とMGMTDB2を同じ場所に配置
    • MGMTDB3とMGMTDB6を同じ場所に配置
    • MGMTDB5とMGMTDB7を同じ場所に配置
    • MGMTDB8とMGMTDB4を同じ場所に配置
    • MGMTDB9とMGMTDB10を同じ場所に配置
    • MGMTDB11を任意の場所に配置

    重要:  mgmtdb.dbをNetWareサーバ上の他のディレクトリまたはボリュームに移動する場合は、mgmtdb.dbの新しい場所を反映するようsys:\system\mgmtdbs.ncfファイルを更新します。

    mgmtdb.dbを、Windowsサーバ上の他のディレクトリまたはボリュームに移動する場合、zenworks\database\dbengineディレクトリに存在するntdbconfig.exeを実行します。[NTDBCONFIG]ダイアログボックスで、mgmtdb.dbの新しいパスを入力します。

  4. alterdb.propsファイルで、11個のデータベーススペースファイルの場所を変更します。

    たとえば、NetWareの場合、次のように入力します。

    mgmtdb3=sys:\\zenworks\\inv\\db

    Windowsの場合は、次のように入力します。

    mgmtdb3=c:\\zenworks\\inv\\db
  5. データベースをロードし、NetWareサーバ上またはWindowsサーバ上で「mgmtdbs」と入力して、データベースサービスを実行します。

    コンソールに表示されるエラーメッセージは無視します。エラーメッセージが表示されるのは、データベーススペースファイルがロードされていないためです。

  6. データベースの場所ポリシーが設定されていることを確認します。

  7. インベントリサーバコンソールで、AlterDBSpaceサービスを実行し、「StartSer AlterDBSpace」と入力します。

    インベントリサーバ上で、AlterDBSpaceツールはサービスとして実行されます。

    データベースが調整されたことを示すメッセージが表示されます。

  8. データベースを終了してから、データベースをロードします。

    データベースをロードしている間にエラーが発生していないことを確認します。エラーは、データベーススペースファイルの指定された場所が間違っているか、存在しないことを示します。alterdb.propsファイルでデータベーススペースファイルのパスが正しいことを確認し、データベーススペースファイルを整理する手順を繰り返します。

    重要:  データベーススペースファイルを別のボリュームまたはドライブに配置する場合は、ログファイルをシステムのデータベースファイル(mgmtdb.db)と同じボリュームまたはドライブに配置する必要があります。


Sybaseデータベース起動パラメータの理解

Sybaseデータベースの起動パラメータは次のとおりです。

  • -c: データベースページおよびその他のサーバ情報をキャッシュするための初期メモリ予約を設定します。たとえば、-c 32Mは32MBのキャッシュサイズを予約します。

  • -gc: 各データベースでチェックポイントを実行しないでデータベースサーバが実行される最長時間を分単位で設定します。デフォルト値は60分間です。たとえば、-gc 120はチェックポイント時間を120分間に設定します。

  • -gn: データベースサーバで使用される実行スレッドの数を設定します。

  • -m: シャットダウンまたはサーバでスケジュールされているチェックポイントの結果としてチェックポイントが実行されたときに、トランザクションログを削除します。

  • -n: データベースサーバのホスト名を指定します。たとえば、-n IP_addressとなります。

  • -ti:一定時間(分単位)要求を出さなかった場合に接続を切断します。デフォルトは240(4時間)です。データベーストランザクションの中間にあるクライアントコンピュータは、トランザクションが終了するか接続が切断されるまでロックされます。?tiオプションは、停止している接続を切断し、ロックを解除します。たとえば、-ti 400と指定します。

  • -x: 通信リンクを指定します。たとえば、-x tcpipはTCP/IPリンクを示します。

  • -ct: 同じ文字を表すが、異なる値を持つ文字セット間で文字列を変換することにより、文字セット変換を有効にします。これは、クライアントコンピュータとデータベースが異なる文字セットを使用している場合に役立ちます。

  • -gss: サーバの各内部実行スレッドのスタックサイズを設定します。

  • database_installation_path: インベントリデータベースのインストールパスを指定します。たとえば、c:\zenworks\inv\db\mgmtdb.dbとなります。


Sybaseを実行するインベントリデータベースのバックアップ

Server Inventoryには、サーバからSybaseインベントリデータベースをバックアップするオプションが用意されています。データベースのバックアップを週ごとに実行することをお勧めします。ただし、サーバのインベントリを頻繁に追跡している場合は、バックアップの回数を増やします。

データベースファイルとトランザクションのログは、\scandirの相対パスにバックアップできます。

ここでは、次の内容について説明します。


前提条件

このツールを使用するには

  1. バックアップツールは、データベースサーバを関連付けたインベントリサーバに対してのみ実行できます。複数のデータベースサーバを展開した場合は、各データベースサーバに対してバックアップツールを実行する必要があります。

  2. バックアップする必要があるデータベースがデータベースの場所ポリシーで設定されていることを確認します。データベースロケーションポリシーへのアクセス方法に関する詳細については、データベース場所ポリシーの設定を参照してください。

  3. サーバプロパティファイルの[DBBackup Service]セクションで、ARGUMENTSパラメータのバックアップ先を変更します。バックアップファイルは、\scandirの相対パスで指定します。たとえば、\scandirパスがsys:\zenworks\inv\scandirの場合、データベースはsys:\zenworks\inv\database\directory_you_specifyにバックアップされます。バックアップツールを実行するサーバに存在するサーバプロパティファイルを変更する必要があります。サーバの役割に応じたサーバプロパティファイルを変更します。たとえば、データベースが接続されたリーフサーバに対してバックアップツールを実行する場合、サーバプロパティファイルleaf_db_wks.propertiesを変更します。

  4. バックアップツールの実行時にService Managerがロードされていることを確認します。


NetWareまたはWindowsサーバに対するバックアップツールの実行

次に示すいずれかの方法でバックアップツールを実行できます。

  • サーバコンソールからバックアップツールを実行する:
    1. インベントリサーバコンソールで、「StartSer DBBACKUP」と入力します。
    2. バックアップログファイルでバックアップのステータスを参照します。データベースは、zenworks_installation_path\zenworks\inv\db\directory_you_specifyにコピーされます。

    バックアップツールによってログファイルbacstatus.txtが作成され、NetWareサーバおよびWindows 2000サーバのzenworks\inv\databaseディレクトリに配置されます。ログにはバックアップ操作のステータスが記録されます。このテキストファイルを開くと、バックアップのステータスを参照できます。このファイルのサイズはバックアップ操作を行うたびに増加します。詳細が不要になったら、ファイルの内容を削除します。

  • ConsoleOneからバックアップツールを実行する:
    1. ConsoleOneで、[Tools]>[ZENworks Inventory]>[Database Backup]>の順にクリックします。

    インベントリデータベースに最新の情報をバックアップしたい場合は、データベースオブジェクトを右クリックし、[ZENworks Inventory]、[Database Backup]の順にクリックします。

    2. データベースのバックアップを保存するディレクトリのパスを入力します。

    警告:  ディレクトリ名に2バイト文字を使用しないでください。2バイト文字を使用すると、Sybaseではこの文字が別の名前として解釈され、別の名前のディレクトリにデータベースがバックアップされます。

    インベントリデータベースがNetWareサーバで実行している場合、パスを入力するか、[Browse]をクリックして、ディレクトリの参照および選択を実行できます。完全なパスを指定しないでデータベースのバックアップディレクトリ名を入力すると、バックアップディレクトリはsys:ディレクトリに作成されます。

    インベントリデータベースがWindowsコンピュータで稼働している場合、バックアップディレクトリパスを手動で入力する必要があります。フルパスを指定せずにデータベースバックアップディレクトリ名を入力した場合、\winnt\system32ディレクトリにバックアップディレクトリが作成されます。

    注:  データベースを新しいディレクトリにバックアップする場合、1つのレベルだけを含むディレクトリが新たに作成されます。データベースをサブディレクトリにバックアップするには、プライマリディレクトリがすでに存在している必要があります。たとえば、データベースを新しいc:\backupディレクトリにバックアップする場合、\backupディレクトリが作成された後、このディレクトリにデータベースのバックアップが実行されます。ただしこのデータベースを、c:\backupの直下に位置する新しい\databaseディレクトリにバックアップしたい場合、\backupディレクトリがすでに存在している必要があります。

    3. [Start Backup]をクリックします。

    これにより、データベースを実行しているサーバ上の指定されたディレクトリにデータベースのバックアップが実行され、既存ファイルを上書きする必要がある場合でも確認メッセージを表示することなく上書きが実行されます。

    バックアップツールは、NetWareサーバおよびWindows 2000サーバのConsoleOne_installation_directory\1.2\binディレクトリにログファイルのbacstatus.txtを作成します。ログにはバックアップ操作のステータスが記録されます。このテキストファイルを開くと、バックアップのステータスを参照できます。このファイルのサイズはバックアップ操作を行うたびに増加します。詳細が不要になったら、ファイルの内容を削除します。


インベントリデータベースの復元
  1. インベントリデータベースサーバが起動している場合は、Storerサービスを停止します。データベースサーバのコンソールで、「StopSer Storer」と入力します。

  2. Sybaseデータベースを終了します。

    • NetWareサーバ:データベースサーバのプロンプトで、「q」と入力して、Sybaseデータベースを終了します。
    • Windows 2000/2003の場合:Windowsのコントロールパネルで[Administrative Tools]、[Services]の順にダブルクリックします。次に、[Novell Database - Sybase]を選択し、[Stop]をクリックします。
  3. バックアップファイルをコピーし、作業データベースファイルを上書きします。

  4. データベースサーバを再起動します。


Oracle 8iインベントリデータベースの設定

次の節では、Oracle 8iインベントリデータベースの設定方法について説明します。

重要:  この設定では、Oracleデータベースのその他のバージョンまたはインスタンスのインベントリデータベースはマウントされません。


WindowsサーバでのOracle 8iインベントリデータベースの作成

次の前提条件が満たされていることを確認します。

  • Oracle 8.1.7がサーバにインストールされている必要があります。
  • Server Inventoryでは、Oracleでインベントリデータベースを管理するために、最低25個のユーザライセンスが必要です。

次の手順に従って、Windowsサーバ上にOracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。

  1. c:\schemaディレクトリを作成し、ZENworks 6.5 Companion CDの次のディレクトリにあるすべてのファイルを\schemaディレクトリにコピーします。

    database\oracle8i\common
    database\oracle8i\winntspecific
  2. 次のディレクトリ構造を作成します。user_specified_path\zenworks\inventory\oracle\database\trace

  3. c:\schema\_create.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

  4. c:\schema\init.oraで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

  5. c:\schema\_start.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

    d: が見つからない場合、データベースディレクトリ内のINIT.ORAのパスをチェックして、修正します。

  6. c:\schema\init.oraファイルをuser_specified_path\zenworks\inventory\oracle\ databaseにコピーします。

  7. c:\schema\_start.sqlファイルをuser_specified_path\zenworksにコピーします。

  8. Oracleサービスが正しくロードされていることと、データベースがマウントされていないことを確認します。

  9. サーバのプロンプトで、「svrmgrl」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。

  10. Oracle Server Managerのプロンプト(svrmgrlプロンプト)で、「 @c:\schema\schema.sql」と入力します。

    データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.

  11. 一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。

    英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。

    列挙値を含む属性の一覧に関する詳細については、列挙値を参照してください。

    英語以外の列挙値を追加するには

    1. zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Oracleデータベースに接続します。

      これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたOracleのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Oracleサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。

    2. サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。

      インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。

    3. svrmgrlプロンプトで次のSQL文を実行して、ローカライズされた列挙値が正しく追加されていることを確認します。

      • 列挙値をフランス語で表示する:connect mw_dba/password およびSELECT * FROM cim.ostype_fr
      • 列挙値をスペイン語で表示する:connect mw_dba/password およびSELECT * FROM cim.ostype_es;
      • 列挙値をドイツ語で表示する:connect mw_dba/passwordおよびSELECT * FROM cim.ostype_de;
      • 列挙値をポルトガル語(ブラジル)で表示する:connect mw_dba/passwordおよびSELECT * FROM cim.ostype_pt_BR;
  12. svrmgrlプロンプトで、「@c:\schema\schema1.sql」と入力します。

    データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv1.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv1.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.

  13. svrmgrlプロンプトで、「connect internal」と入力し、DBAとしてログインします。

  14. svrmgrlプロンプトで、「shutdown normal」と入力します。

  15. svrmgrlプロンプトで、「@path\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。

  16. インベントリデータベースオブジェクトを手動で生成します。


Oracleインベントリデータベースオブジェクトの手動作成

Oracleインベントリデータベースオブジェクト(Inventory database_server_name)を手動で作成するには

  1. ConsoleOneで、データベースオブジェクトを作成する場所をeDirectoryツリー内で右クリックし、[New]>[Object]>[ZENworks Database]>[OK]の順にクリックします。

  2. データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。

  3. データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。

    1. ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。

    2. 次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされている場合:[Server DN]フィールドで、データベースが物理的にインストールされ、実行されているサーバのサーバオブジェクトを参照して選択します。

        サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。

        重要:  データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。

        [Server DN]フィールドに設定されている値をクリアするには、別のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、別のサーバオブジェクトを参照して選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされていない場合:サーバのIPアドレスまたはDNS名を[Server IP Address]フィールドまたは[DNS Name]フィールドに入力します。
    3. 次のオプションの値を入力します。

      • [Database (Read-Write) Username]: MW_DBA

      • [Database (Read-Write) Password]: novell

      • [Database (Read Only) Username]: MWO_READER

      • [Database (Read Only) Password]: novell

      • [Database (Write Only) Username]: MWO_UPDATER

      • [Database (Write Only) Password]: novell

    4. [Apply]をクリックします。

    5. JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。

    6. [Oracle]を選択して、[Default Settings]をクリックします。

      これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。

      Oracleデータベースの設定は次のとおりです。

      • [Driver]: oracle.jdbc.driver.OracleDriver

      • [Protocol]: jdbc:

      • [SubProtocol]: oracle:

      • [SubName]: thin:@

      • [Port]: 1521

      • [Flags]: Oracleでは使用しません。

      • [Database Service Name]: orcl.(SIDの値はデータベースインスタンスに割り当てられた値と同じです。)

    7. [Apply]、[Close]の順にクリックします。


Windowsサーバでの複数のOracleデータベースインスタンスの設定および実行

Oracleインスタンスを設定して実行するには

  1. データベースサーバで、Oracle Database Configuration Assistantを実行します。デスクトップの[スタート]メニューで、[プログラム]>[Oracle]>[Database Administration]>[Oracle Database Configuration Assistant]の順にクリックします。

  2. [Create a Database]>[Next]>[Typical]>[Next]>[Copy Existing Database Files from the CD]>[Next]の順にクリックします。

  3. 次の詳細を入力します。

    • [Global Database Alias]: mgmtdb.your_windows_name

    • [SID]: この値には自動的にmgmtdbと入力されます。

  4. [Finish]をクリックします。

    これによりOracleデータベースを作成できます。このプロセスにはかなり時間がかかります。OracleServiceMGMTDBサービスが作成され、起動されていることを確認します。

  5. インベントリデータベースをロードします。

    Oracle Server Managerを実行します。デスクトップメニューで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「SVRMGRL」と入力します。

    次のコマンドを入力します。

    set instance mgmtdb

    connect internal/password_for_administrator


Oracle 9iインベントリデータベースのセットアップ

次の節では、Oracle* 9iインベントリデータベースの設定方法について説明します。

重要:  この設定では、Oracleデータベースのその他のバージョンまたはインスタンスのインベントリデータベースはマウントされません。


WindowsサーバでのOracle 9iインベントリデータベースの作成

次の前提条件が満たされていることを確認します。

  • インベントリデータベースを設定する前にOracle 9iリリース2がサーバにインストールされている必要があります。
  • Server Inventoryでは、Oracleでインベントリデータベースを管理するために、最低25個のユーザライセンスが必要です。

次の手順に従って、Windowsサーバ上にOracleインベントリデータベースを手動で作成する必要があります。

  1. c:\schemaディレクトリを作成し、ZENworks 6.5 Companion 2 CDの次のディレクトリにあるすべてのファイルを\schemaディレクトリにコピーします。

    database\oracle9i\common
    database\oracle9i\winntspecific
  2. 次のディレクトリ構造を作成します。user_specified_path\zenworks\inventory\oracle\
    database\trace

  3. c:\schema\_create.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

  4. c:\schema\init.oraで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

  5. c:\schema\_start.sqlで、d: のすべてのインスタンスをuser_specified_pathに置き換えます。

    d: が見つからない場合、データベースディレクトリ内のinit.oraのパスをチェックして、修正します。

  6. c:\schema\init.oraファイルをuser_specified_path\zenworks\inventory\oracle\ databaseにコピーします。

  7. c:\schema\_start.sqlファイルをuser_specified_path\zenworksにコピーします。

  8. Oracleサービスが正しくロードされていることと、データベースがマウントされていないことを確認します。

  9. サーバのプロンプトで、「sqlplus /nolog」と入力して、Oracle Server Managerをロードします。

  10. Oracle Server Managerのプロンプト(sqlplusプロンプト)で、「 @c:\schema\schema.sql」と入力します。

    データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.

  11. 一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。

    英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。

    列挙値を含む属性の一覧に関する詳細については、列挙値を参照してください。

    英語以外の列挙値を追加するには

    1. zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、Oracleデータベースに接続します。

      これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたOracleのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。Oracleサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。

    2. サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。

      インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。

    3. sqlplusプロンプトで次のSQL文を実行して、ローカライズされた列挙値が正しく追加されていることを確認します。

      • 列挙値をフランス語で表示する:connect mw_dba/password およびSELECT * FROM cim.ostype_fr
      • 列挙値をスペイン語で表示する:connect mw_dba/password およびSELECT * FROM cim.ostype_es;
      • 列挙値をドイツ語で表示する:connect mw_dba/passwordおよびSELECT * FROM cim.ostype_de;
      • 列挙値をポルトガル語(ブラジル)で表示する:connect mw_dba/passwordおよびSELECT * FROM cim.ostype_pt_BR;
  12. sqlplusプロンプトで、「@c:\schema\schema1.sql」と入力します。

    データベースが正しく作成されたことを確認するために、schema/inv1.logファイルを調べます。データベースが正しく作成されていない場合、schema/inv1.logには次のエラーメッセージが含まれます。Oracle not available, Out of space, Compilation error.

  13. sqlplusプロンプトで、「connect / as sysdba」と入力し、DBAとしてログインします。

  14. sqlplusプロンプトで、「shutdown normal」と入力します。

  15. sqlplusプロンプトで、「@path\zenworks\_start.sql」と入力して、インベントリデータベースを起動します。

  16. Oracleインベントリデータベースオブジェクトの手動作成に進みます。


Oracleインベントリデータベースオブジェクトの手動作成

  1. ConsoleOneで、Novell eDirectoryツリー内のデータベースオブジェクトを作成する場所を右クリックし、[New]、[Object]、[ZENworks Database]、[OK]の順にクリックします。

  2. データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。

  3. データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。

    1. ConsoleOneで、データベースオブジェクト (Inventory database_server_name)を右クリックし、[Properties]>[ZENworks Database]タブの順にクリックします。

    2. 次のいずれかの方法でデータベースサーバオブジェクトを選択します。

      • eDirectoryがデータベースサーバにインストールされている場合は、[Server DN]フィールドで、データベースが物理的にインストールされ、実行されているサーバのサーバオブジェクトを参照して選択します。

        サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。

        重要:  データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。

        [Server DN]フィールドに設定されている値をクリアするには、別のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、別のサーバオブジェクトを参照して選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされていない場合:サーバのIPアドレスまたはDNS名を[Server IP Address]フィールドまたは[DNS Name]フィールドに指定します。
    3. 次の値を指定します。

      • [Database (Read-Write) User Name]: MW_DBA

      • [Database (Read-Write) Password]: novell

      • [Database (Read Only) User Name]: MWO_READER

      • [Database (Read Only) Password]: novell

      • [Database (Write Only) User Name]: MWO_UPDATER

      • [Database (Write Only) Password]: novell

    4. [Apply]をクリックします。

    5. JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。

    6. [Oracle]を選択し、[Default Settings]ボタンをクリックします。

      これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。

      Oracleデータベースの設定は次のとおりです。

      • [Driver]: oracle.jdbc.driver.OracleDriver

      • [Protocol]: jdbc:

      • [SubProtocol]: oracle:

      • [SubName]: thin:@

      • [Port]: 1521

      • [Flags]: このフィールドは、Oracleでは使用しません。

      • [Database Service Name]: orcl (SIDの値はデータベースインスタンスに割り当てられた値と同じです。)

    7. [Apply]、[Close]の順にクリックします。


Windowsサーバでの複数のOracleデータベースインスタンスの設定および実行

次の前提条件が満たされていることを確認します。

  • Oracle 9iリリース2をWindowsインベントリサーバにインストールする必要があります。
  • Server Inventoryでは、Oracleでインベントリデータベースを管理するために、最低25個のユーザライセンスが必要です。
  • インベントリデータベースがすでに設定済みである必要があります。

Oracleインスタンスを設定して実行するには

  1. データベースサーバのデスクトップの[スタート]メニューで、[プログラム]>[Oracle]>[Database Administration]>[Oracle Database Configuration Assistant]の順にクリックします。

  2. [Create a Database]>[Next]>[Typical]>[Next]>[Copy Existing Database Files from the CD]>[Next]の順にクリックします。

  3. 次の詳細を入力します。

    • [Global Database Alias]: mgmtdb.your_windows_nt/2000_name

    • [SID]: デフォルト値はmgmtdbです。

  4. [Finish]をクリックします。

    Oracleデータベースが作成されるまでしばらく時間がかかります。

    OracleServiceMGMTDBサービスが作成され、起動されていることを確認します。

  5. インベントリデータベースをロードします。

    デスクトップメニューで、[スタート]>[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、「SQLPLUS」と入力して、Oracle Server Managerを実行します。

    次のコマンドを入力します。

    set instance mgmtdb

    connect internal/password_for_administrator


MS SQL Server 2000インベントリデータベースのセットアップ

ここでは、次の内容について説明します。


MS SQL Server 2000インベントリデータベースの設定

データベースを設定する前に行う作業:

  • Microsoft* SQL Server 2000をWindowsサーバにインストールします。
  • p1mssqlinvdb.zipファイルを解凍するために、ディスクの空き領域が50MB以上必要です。
  • インベントリデータベースがインストールされているサーバにインベントリ情報を保存できるディスクの空き領域があることを確認します。

MS SQL Server 2000インベントリデータベースを設定するには

  1. ZENworks 6.5 Companion 2 CDの\database\mssqlディレクトリにあるp1mssqlinvdb.zipファイルをpath_of_inventory_database_directory_on_the_database_serverにコピーします。

  2. p1mssqlinvdb.zipを解凍します。

  3. MS SQLサーバのデスクトップの[スタート]メニューから、[プログラム]>[Microsoft SQL Server(Microsoft SQL Server)]>[Enterprise Manager(Enterprise Manager)]の順にクリックします。

  4. SQL Server Enterprise Managerで、Console Root/Microsoft SQL Servers/SQL Server Group/machine_name_running_Inventory_databaseを参照します。

  5. machine_name_running_Inventory_databaseを右クリックし、[Properties]をクリックします。

  6. [SQL Server Properties]ダイアログボックスで、[Security]タブをクリックし、認証がSQL ServerおよびWindowsに設定されていることを確認します。


    [SQL Server Properties]ダイアログボックスの[Security]タブ
  7. [OK]をクリックします。

  8. machine_name_running_Inventory_database/Databasesを参照し、[Databases]を右クリックし、[All Tasks]をクリックして、[Attach Database]をダブルクリックします。

  9. [Attach Database]ダイアログボックスで、次の操作を行います。

    1. [Browse]ボタンをクリックし、接続する.mdfデータベースファイルとしてmgmtdb.mdfを参照して選択します。

    2. [Attach As]フィールドの値がmgmtdbであることを確認します。

    3. [Specify database owner]ドロップダウンリストからsaを選択します。

    4. [OK]をクリックします。

      ZENworksインベントリデータベース(mgmtdb)がDatabasesサーバグループに接続されます。


      [Attach Database]ダイアログボックス
  10. [mgmtdb]を選択し、[Tools]メニューの[SQL Query Analyzer]をクリックします。

  11. SQL Query Analyzerで、次の作業を行います。

    1. mgmtdbがドロップダウンリストで選択されていることを確認します。

    2. [File]>[Open]の順にクリックします。

    3. ZENworks 6.5 Companion 2 CDの\database\mssqlディレクトリからcreateloginnames.sqlクエリファイルを選択します。

    4. [Query]>[Execute]の順にクリックします。

      正常に実行された場合は、次のメッセージが[Message]ペインに表示されます。

      New Login Created

    5. SQL Query AnalyzerにMW_DBAとしてログインし、次のドロップトリガsqlを実行します。

      drop trigger cim.x$cim$component
      go
      drop trigger cim.x$cim$dependency
      go
      drop trigger managewise.x$managewise$designates
      go
      drop trigger managewise.x$managewise$currentloginuser
      go
      drop trigger managewise.x$managewise$lastloginuser
      go
      drop trigger cim.x$cim$installedsoftwareelement
      go
  12. (オプション)一部のインベントリ属性に対する英語以外の列挙(enum)値をインベントリデータベースに追加します。

    英語以外の列挙値を追加して、国際バージョンでインベントリレポートにインベントリ属性のenum値を表示できるようにする必要があります。英語以外の列挙値を英語バージョンの製品で有効にして、英語以外の言語のサイトからロールアップされたインベントリ情報が、英語バージョンのみがインストールされている上位のサーバで正しく取り込めるようにする必要があります。

    列挙値を含む属性の一覧に関する詳細については、列挙値を参照してください。

    英語以外の列挙値を追加するには

    1. zenworks_directory\inv\server\wminv\properties\connection.propファイルでJDBC接続の設定を指定して、MS SQLデータベースに接続します。

      これは、connection.propファイルのコメントセクションで指定されたMS SQLのテンプレートプロパティ設定をコピーして実行できます。MS SQLサーバ設定と一致するJDBC URL文字列でIPアドレス、ポート番号、およびデータベースSIDを指定します。

    2. サーバのプロンプトで、「AddEnums directory_name_containing_connection.prop」と入力します。

      インベントリサーバがWindowsコンピュータで実行されている場合は、上述のコマンドをzenworks_directory\inv\server\wminv\binから実行します。

      コマンドの実行後、英語以外の列挙値の挿入に成功したことを示すメッセージが、コンソールプロンプトに表示されます。

  13. MS SQL 2000を実行するインベントリデータベースへのインベントリサーバとConsoleOneの接続に進みます。


MS SQL 2000を実行するインベントリデータベースへのインベントリサーバとConsoleOneの接続

インベントリサーバコンポーネントとConsoleOneは、Microsoft JDBCドライバを使用して、MS SQL 2000インベントリデータベースに接続します。インベントリシステムを使用するには、Microsoft SQL Server 2000のJDBCドライバをインストールし設定する必要があります。

JDBCのMicrosoft SQL Server 2000ドライバを設定して、MS SQL 2000で実行されるインベントリデータベースにアクセスするには

  1. Microsoft SQL ServerのWebサイトからWindows英語版のMicrosoft JDBCドライバをダウンロードします。

  2. Windowsコンピュータにドライバをインストールします。

  3. msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをinventory_server_installation_directory\inv\server\libディレクトリにコピーします。

  4. インベントリスナップインがインストールされているZENworks 6.5 Server Management ConsoleOneを実行しているコンピュータで、msbase.jar、msutil.jar、およびmssqlserver.jarファイルをconsoleone_installation_directory\lib\zenディレクトリにコピーします。

  5. ConsoleOneで、インベントリサーバがインストールされているコンテナにデータベースオブジェクトを作成します。

    1. コンテナを右クリックします。

    2. [New]>[Object]の順にクリックし、オブジェクトのリストから[ZENworks Database]を選択して、[OK]をクリックします。

    3. データベースオブジェクトの名前を入力して、[OK]をクリックします。

  6. データベースオブジェクトのデータベースサーバオプションを設定します。

    1. ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]、[ZENworks Database]タブの順にクリックします。

    2. 次のいずれかの方法を使用して、データベースサーバオブジェクトを選択します。

      • eDirectoryがデータベースサーバにインストールされている場合は、[Server DN]フィールドで、データベースが物理的にインストールされ、実行されているサーバのサーバオブジェクトを参照して選択します。

        サーバのIPアドレスは、[Server IP Address]または[DNS Name]ドロップダウンリストに自動的に入力されます。選択したサーバオブジェクトが複数のIPアドレスを持つ場合は、適切なIPアドレスを選択します。

        重要:  データベースオブジェクトに設定されたデータベースサーバのDNS名が有効であることを確認します。DNS名が無効である場合、データベースオブジェクトの[Property]ページで適切なデータベースサーバのIPアドレスを選択する必要があります。

        [Server DN]フィールドに設定されている値をクリアするには、別のデータベースサーバのIPアドレスを入力するか、別のサーバオブジェクトを参照して選択します。

      • データベースサーバにeDirectoryがインストールされていない場合:サーバのIPアドレスまたはDNS名を[Server IP Address]フィールドまたは[DNS Name]フィールドに指定します。
    3. 次のオプションの値を入力します。

      • [Database (Read-Write) User Name]: MW_DBA

      • [Database (Read-Write) Password]: novell

      • [Database (Read Only) User Name]: MWM_READER

      • [Database (Read Only) Password]: novell

      • [Database (Write Only) User Name]: MWM_UPDATER

      • [Database (Write Only) Password]: novell

    4. [Apply]をクリックします。

    5. JDBCドライバのプロパティを設定するには、[JDBC Driver Information]タブをクリックします。

    6. [MS SQL]を選択し、[Default Settings]をクリックします。

      これによって、デフォルトのJDBCドライバ情報がフィールドに格納されます。

      MS SQL Serverの設定に基づいてデータベースの設定を変更します。MS SQLのデータベース設定は次のとおりです。

      • [Driver]: com.microsoft.jdbc.sqlserver.SQLServerDriver

      • [Protocol]: jdbc:

      • [SubProtocol]: microsoft:

      • [SubName]: sqlserver://

      • [Port]: 1433

      • [Flags]: MS SQLでは使用しません。

      • [Database Service Name]: MS SQLでは使用しません。

    7. [Apply]、[Close]の順にクリックします。