リモートWindowsサーバの管理

次の節では、Windows 2000/2003サーバ上でRemote Managementセッションを効果的に管理するために役立つ情報を提供します。


Remote Managementセッションの開始

ConsoleOneからRemote Managementセッションを開始するには、いくつかの方法があります。たとえば、次のような方法です。


ConsoleOneの[Tools]メニューからのRemote Managementセッションの開始

  1. ConsoleOneで、[Tools]>[ZENworks Remote Management]>[Remote Console]>[Windows]の順にクリックします。

  2. [Remote Management]ダイアログボックスで、管理対象サーバのIPアドレスまたはDNS名を入力します。

  3. エージェントのパスワードを入力します。

  4. 管理対象サーバで開始するRemote Managementの操作を選択します。

  5. [OK]をクリックします。


eDirectory/NDSネームスペースからのRemote Managementセッションの開始

次のいずれかの方法で、ConsoleOneのeDirectory (NDS)ネームスペースからRemote Managementセッションを開始できます。

  1. ConsoleOneで、管理対象サーバを選択します。

  2. [Tools]>[ZENworks Remote Management]>[Remote Console]>[Windows]の順にクリックします。

  3. [Remote Management]ダイアログボックスで、[Agent]ドロップダウンリストから管理対象サーバのIPアドレスを選択します。

    選択した管理対象サーバのIPアドレスは、自動的に[Agent]ドロップダウンリストに追加されます。

  4. エージェントのパスワードを入力します。

  5. 管理対象サーバで開始するRemote Managementの操作を選択します。

  6. [OK]をクリックします。

次の手順を使用することもできます。

  1. ConsoleOneで、管理対象サーバを右クリックします。

  2. [Remote Management]をクリックします。

  3. [Remote Management]ダイアログボックスで、[Agent]ドロップダウンリストから管理対象サーバのIPアドレスを選択します。

    選択した管理対象サーバのIPアドレスは、自動的に[Agent]ドロップダウンリストに追加されます。

  4. エージェントのパスワードを入力します。

  5. 管理対象サーバで開始するRemote Managementの操作を選択します。

  6. [OK]をクリックします。


AtlasネームスペースからのRemote Managementセッションの開始

ConsoleOneでAtlasネームスペースからRemote Managementセッションを開始する前に、NetWare(R) Management AgentTM (NMA)がインストールされ、Discoveryによってネットワークトポロジが検出されていることを確認します。

Remote Managementセッションを開始するには

  1. ConsoleOneで、管理対象サーバを右クリックします。

  2. [Actions]>[Remote Control]または[Remote View]の順にクリックします。

  3. IPアドレスおよびエージェントのパスワードを選択します。

    選択した管理対象サーバのIPアドレスは、自動的に[Agent]ドロップダウンリストに追加されます。

  4. [OK]をクリックします。


Remote Management AgentからのRemote Managementセッションの開始

管理対象サーバが動的NATの内側に設定されている場合、管理コンソールから管理対象サーバにアクセスすることはできませんが、管理対象サーバから管理コンソールにアクセスすることはできます。この問題を解決するには、次の操作を行います。

  1. 管理対象サーバのユーザが、[Request Session]オプションを使用して、リモートオペレータにRemote Managementセッションの要求を開始する必要があります。

    重要:  Remote Management AgentからRemote Managementセッションを開始する前に、リモートオペレータは管理コンソールでConsoleOneが実行されていることを確認する必要があります。

    注:  Remote Management Agentからターミナルサーバ上で実行されている管理コンソールへのセッション要求が開始されたときに、ConsoleOneの最初のインスタンスが要求を受信します。ConsoleOneが最初に起動されたセッションのConsoleOneインスタンスがすべて終了するまで、ConsoleOneインスタンスではセッションの要求が受信されません。セッションの要求を受信するには、任意のターミナルセッションでConsoleOneを再び起動する必要があります。

    セッションを要求するには、管理対象サーバのユーザが次の操作を行う必要があります。

    1. [Remote Management Agent]アイコンを右クリックします。

    2. [Request Session]を選択します。

    3. 管理コンソールのIPアドレスまたはDNS名を入力します。

    4. ドロップダウンリストから、[Remote Control]または[Remote View]操作を選択します。

    5. [OK]をクリックします。

  2. Remote Management Listenerが要求をリスニングし、リモートオペレータに要求を通知します。リモートオペレータは要求を受け付けて、[Select Authentication Mode]ダイアログボックスで次のアカウント情報を指定する必要があります。

    1. 認証用のパスワードを入力します。

    2. [OK]をクリックします。


Windows XP SP2での動作

Windows XP SP2には、デフォルトで有効になっているファイアウォールが付属しています。その結果、Windows XP SP2で実行されているRemote Control Listenerは、Remote Management Agentによって開始された接続を受信できません。

Remote Control Listenerが接続を受信できるように、ファイアウォール設定を指定する必要があります。

Remote Control Listenerは、デフォルトでTCPポート1762にバインドされています。ポートを変更するには、Remote Control Listenerポートの設定を参照してください。


Remote Managementポートの設定

ここでは、次の内容について説明します。


Remote Management Agentポートの設定

Remote Management Agentポートは、デフォルトではTCPポート1761にバインドします。次の手順に従うと、別のTCPポート上で実行するように設定できます。

  1. ZENworks_agent_directory\rmagent\rmcfg.ini ファイルを開きます。

  2. ファイルのRemote Management Agent Portセクションで、DefaultCommPortを目的のポート番号に設定します。

  3. Novell ZfS Remote Management Agentサービスを再起動します。

1761以外のポート上でRemote Management Agentを実行している管理対象サーバに対するリモートセッションを開始するには、管理コンソールで次の変更を行う必要があります。

  1. ConsoleOne_directory\1.2\bin\rmports.iniファイルを開きます。

  2. ファイルのRemote Management Agent Portsセクションで、ポート番号を追加します。

注:  複数のRemote Management Agentを別々の管理対象サーバの別々のポート上で実行している場合は、Remote Management Agent Portsセクションで、他のポート番号の下に1ずつポート番号を指定します。


Remote Control Listenerポートの設定

Remote Control Listenerポートは、デフォルトではConsoleOneの起動時にTCPポート1762にバインドします。次の手順に従うと、別のTCPポート上で実行するように設定できます。

  1. ConsoleOne_directory\1.2\bin\rmports.iniファイルを開きます。

  2. ファイルのRemote Control Listener Portセクションで、DefaultCommPortを目的のポート番号に設定します。

  3. ConsoleOneを再起動します。

1762以外のポート上でRemote Control Listenerを実行している管理コンソールに対するリモートセッションを開始するには、管理対象サーバで次の変更を行う必要があります。

  1. ZENworks_agent_directory\rmagent\rmcfg.iniファイルを開きます。

  2. ファイルのRemote Control Listener Portsセクションで、ポート番号を追加します。

注:  複数のRemote Control Listenerを別々の管理コンソールの別々のポート上で実行している場合は、Remote Control Listener Portsセクションで、他のポート番号の下に1ずつポート番号を指定します。


Remote Viewセッションの管理

Remote Managementセッションを開始し、操作として[Remote View]を選択すると、管理対象サーバを表示するためのいくつかのオプションを選択できます。


[Viewing]ウィンドウの表示の制御

コントロールオプションを使用することによって、[Viewing]ウィンドウの表示を制御できます。

コントロールオプションを有効にするには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Configure]をクリックします。

    オプション 説明

    高品質スケーリングを有効にする

    [Scale To Fit]モードのイメージの品質を向上させます。

    アクセラレータキーの有効化

    管理コンソールのアクセラレータキーを有効にして、リモートセッション中にデフォルトのアクセラレータキーシーケンスを変更できるようにします。

    暗号化を有効にする

    暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存されている設定で暗号化が有効の場合、セッションはセッション開始時から暗号化されます。

    セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスには多少の影響があります。暗号化は、セキュリティがどうしても必要な場合にのみ使用することをお勧めします。

    壁紙を非表示にする

    管理対象サーバで表示されている壁紙を非表示にします。デフォルトではこのオプションが有効にされています。Remote Viewセッション中に管理対象サーバの壁紙を表示する場合は、このオプションを無効にします。

    Color Quality

    デフォルトの場合、高速リンクでは色の品質は[Normal]に設定され、低速リンクでは色の品質は[256 Colors]に設定されます。低速リンクまたは高速リンクの色の品質を、次のいずれかに変更できます。

    • 16 Colors:Remote Managementセッション中に、管理対象サーバで16色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、特に低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。
    • 256 Colors:Remote Managementセッション中に、管理対象サーバで256色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。
    • Normal:色の品質は変更されず、設定はRemote Managementセッション中の管理対象サーバと同じです。

    ネットワークタイプ

    管理対象サーバがLANで接続されている場合は、[Fast Links]オプションを選択すると、Remote Managementのパフォーマンスが向上します。

    管理対象サーバがダイヤルアップリンクまたはWANで接続されている場合は、[Slow Links]オプションを選択すると、Remote Managementのパフォーマンスが向上します。

  3. [Control Parameter]の設定を保存するには、[Save on Exit]チェックボックスを選択します。

    保存された設定は次のRemote Viewセッションで適用されます。

  4. [OK]をクリックします。


[Viewing]ウィンドウのアクセラレータキーの使用

アクセラレータキーを使用して、コントロールオプションにショートカットキーを割り当てたり、[Viewing]ウィンドウの表示を制御したりできます。各アクセラレータキーオプションには、デフォルトのアクセラレータキー操作が割り当てられています。[Accelerator Keys]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの[Edit]フィールドにデフォルトのキー操作が表示されます。カスタムのアクセラレータキー操作を定義して、デフォルト操作を変更できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。

アクセラレータキーオプションを有効にするには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Configure]をクリックします。

  3. [Enable Accelerator Keys]を選択します。

  4. [OK]をクリックします。

[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開くには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Accelerator Keys]をクリックします。

次の表は、Remote Viewセッション中に使用できるアクセラレータキーのオプションについての説明です。

オプション デフォルトのキー操作 説明

フルスクリーン切り替え

(Ctrl)+(Alt)+(M)

管理コンソールと管理対象サーバの解像度の設定が同じである場合にのみ適用できます。

[Viewing]ウィンドウのサイズを、ウィンドウの境界線を表示せずに画面のサイズに変更します。

リフレッシュスクリーン

(Ctrl)+(Alt)+(R)

[Viewing]ウィンドウをリフレッシュします。

セッションの再起動

(Ctrl)+(Alt)+(T)

管理対象サーバへの接続を再度確立します。

アクセラレータキーの有効化

(Ctrl)+(Alt)+(A)

デフォルトのアクセラレータキーシーケンスの有効または無効の切り替えを可能にします。

ビュー停止

左(Shift)+(Esc)

[Viewing]ウィンドウを閉じます。

ダイアログの設定

(Alt)+(M)

[Control Parameters]ダイアログボックスを開きます。

アクセラレータキーダイアログ

(Alt)+(A)

[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開きます。

フルスクリーンのポーリング

(Alt)+(L)

管理対象サーバの画面全体の情報をスキャンしてレンダリングします。

サイズの調整

(Ctrl)+(Alt)+(G)

スクロールバーを非表示にして、[Remote Management]ウィンドウのサイズを画面に合うように調整します。


アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義

アクセラレータキーオプションにデフォルトで割り当てられているキー操作は、[Accelerator Keys]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの右側の編集フィールドに表示されています。デフォルトのキー操作を使用しない場合は、アクセラレータキーのシーケンスを変更し、カスタムシーケンスを定義することができます。

アクセラレータキーのカスタムシーケンスを定義するには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Accelerator Keys]をクリックします。

  3. アクセラレータキーのカスタムシーケンスを定義するアクセラレータキーオプションの編集フィールドをクリックします。

  4. 新しいキーシーケンスを押します。

  5. [OK]をクリックします。

重要:  (Shift)キーについては左右どちらのキーを使用したかが区別され、[Control Options]ダイアログボックスに「LShift」または「RShift」のように表示されます。(Ctrl)+(C)、(Ctrl)+(V)、(Shift)+(Del)などの標準のキーシーケンスは使用しないでください。


Remote Controlセッションの管理

Remote Managementセッションを開始し、操作として[Remote Control]を選択すると、管理コンソールから管理対象サーバを制御して、ユーザサポートを提供したり、サーバの問題解決を支援したりできます。リモートコントロール接続を確立することで、リモートオペレータは管理対象サーバを参照するだけでなく制御することもできるようになります。

[Viewing]ウィンドウのコントロールオプション、[Viewing]ウィンドウのツールバーのボタン、および[Remote Management Agent]アイコンのオプションで次の作業を行うことによって、Remote Controlセッションを効果的に管理できます。


[Viewing]ウィンドウの表示の制御

管理対象サーバの表示は、[Viewing]ウィンドウのコントロールオプションを使用して制御します。

コントロールオプションを有効にするには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Configure]をクリックします。

  3. リモートセッションのために有効にするコントロールオプションを選択します。

    次の表は、[Viewing]ウィンドウの表示の制御に使用できるオプションについての説明です。

    オプション 説明

    Block Mouse Movements to Agent

    ネットワーク帯域幅の消費を少なくするには、Agentに対するすべてのマウス操作をブロックします。

    高品質スケーリングを有効にする

    [Scale To Fit]モードでイメージの品質が向上します。

    アクセラレータキーの有効化

    管理コンソールのアクセラレータキーを有効にして、リモートセッション中にデフォルトのアクセラレータキーシーケンスを変更できるようにします。

    暗号化を有効にする

    暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存されている設定で暗号化が有効の場合、セッションはセッション開始時から暗号化されます。

    セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスには多少の影響があります。暗号化は、セキュリティがどうしても必要な場合にのみ使用することをお勧めします。

    システムキーパス

    管理コンソール上での(Alt)キーシーケンスを管理対象サーバに渡します。

    注:  Remote Viewセッション中は、[System Key pass-Through]オプションが有効になっていません。

    壁紙を非表示にする

    管理対象サーバで表示されている壁紙を非表示にします。デフォルトではこのオプションが有効にされています。Remote ControlセッションまたはRemote Viewセッション中に管理対象サーバの壁紙を表示する場合は、このオプションを無効にします。

    暗号化を有効にする

    暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存されている設定で暗号化が有効の場合、セッションはセッション開始時から暗号化されます。

    セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスには多少の影響があります。暗号化は、セキュリティがどうしても必要な場合にのみ使用することをお勧めします。

    Color Quality

    デフォルトの場合、高速リンクでは色の品質は[Normal]に設定され、低速リンクでは色の品質は[256 Colors]に設定されます。低速リンクまたは高速リンクの色の品質を、次のいずれかに変更できます。

    • 16 Colors: Remote Managementセッション中に、管理対象サーバで16色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、特に低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。

    • 256 Colors: Remote Managementセッション中に、管理対象サーバで256色のカラーパレットを使用するように強制します。これによって、低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上します。

    • Normal: 色の品質は変更されず、設定はRemote Managementセッション中の管理対象サーバと同じです。

    ネットワークタイプ

    管理対象サーバがLANで接続されている場合は、[Fast Links]オプションを選択すると、Remote Managementのパフォーマンスが向上します。

    管理対象サーバがダイヤルアップリンクまたはWANで接続されている場合は、[Slow Links]オプションを選択すると、Remote Managementのパフォーマンスが向上します。

  4. [Control Parameter]の設定を保存するには、[Save on Exit]チェックボックスを選択します。

    保存された設定は次のリモートコントロールセッションで適用されます。


[Viewing]ウィンドウのアクセラレータキーの使用

アクセラレータキーを使用して、コントロールオプションにショートカットキーを割り当てたり、[Viewing]ウィンドウの表示を制御したりできます。各アクセラレータキーオプションには、デフォルトのアクセラレータキー操作が割り当てられています。[Accelerator Keys]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの[Edit]フィールドにデフォルトのキー操作が表示されます。カスタムのアクセラレータキー操作を定義して、デフォルト操作を変更できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。

アクセラレータキーオプションを有効にするには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Configure]をクリックします。

  3. [Enable Accelerator Keys]を選択します。

[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開くには

  1. [Viewing]ウィンドウの左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックします。

  2. [Accelerator Keys]をクリックします。

次の表は、[Viewing]ウィンドウの表示の制御に使用できるアクセラレータキーのオプションについての説明です。

オプション デフォルトのキー操作 説明

フルスクリーン切り替え

(Ctrl)+(Alt)+(M)

管理コンソールと管理対象サーバの解像度の設定が同じである場合にのみ適用できます。

[Viewing]ウィンドウのサイズを、ウィンドウの境界線を表示せずに画面のサイズに変更します。

リフレッシュスクリーン

(Ctrl)+(Alt)+(R)

[Viewing]ウィンドウをリフレッシュします。

セッションの再起動

(Ctrl)+(Alt)+(T)

管理対象サーバへの接続を再度確立します。

アクセラレータキーの有効化

(Ctrl)+(Alt)+(A)

デフォルトのアクセラレータキー操作を変更できるようにします。

ビュー停止

左(Shift)+(Esc)

[Viewing]ウィンドウを閉じます。

ダイアログの設定

(Alt)+(M)

[Control Parameters]ダイアログボックスを開きます。

アクセラレータキーダイアログ

(Alt)+(A)

[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開きます。

フルスクリーンのポーリング

(Alt)+(L)

画面全体の情報をスキャンしてレンダリングします。

サイズの調整

(Ctrl)+(Alt)+(G)

スクロールバーを非表示にして、[Remote Management]ウィンドウのサイズを画面に合うように調整します。

システムキーパス

(Ctrl)+(Alt)+(S)

管理コンソール上での(Alt)キーシーケンスを管理対象サーバに渡します。

Mouse/Keyboard Lock

(Ctrl)+(L)

管理対象サーバでのキーボードおよびマウスのコントロールをロックします。

このオプションは、サーバリモート管理ポリシーで、[Allow Locking User's Keyboard and Mouse]オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。

Blank Screen

(Ctrl)+(Alt)+(B)

管理対象サーバの画面を消去するオプションです。

このオプションは、サーバリモート管理ポリシーで、[Allow Blanking User's Screen]オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。

Reboot

(Ctrl)+(Alt)+(D)

管理対象サーバに(Ctrl)+(Alt)+(Del)キー操作を送信します。

管理対象サーバ上の[Security]ウィンドウを表示します。

開始

(Alt)+(R)

Windowsサーバ上の[Start]メニューを呼び出します。

Switch Applications

(Ctrl)+(T)

管理対象サーバ上のアプリケーションを切り替えます。


[Viewing]ウィンドウのツールバーボタンの使用

次の表は、[Viewing]ウィンドウのツールバーオプションについての説明です。

ボタン デフォルトのキー操作 主要な機能

Screen Blanking

Screen Blanking icon

(Ctrl)+(L)

管理対象サーバの有効なリモートコントロールポリシーで[Allow Blanking User's Screen]オプションが有効になっている場合のみ使用できます。

管理対象サーバの画面を消去するオプションです。リモートオペレータがこのオプションを選択すると、管理対象サーバの画面が黒くなり、管理対象サーバ上でリモートオペレータが実行する操作が、管理対象サーバのユーザ側からは見えなくなります。

一部のディスプレイアダプタでは、この機能を使用することができません。この機能をサポートしていないディスプレイアダプタのリストについては、ZENworks 6.5 Server Management Readmeを参照してください。

Mouse and Keyboard Lock

Mouse and Keyboard Lock icon

(Ctrl)+(Alt)+(B)

管理対象サーバでのキーボードおよびマウスのコントロールをロックします。リモートオペレータがこのオプションを選択すると、管理対象サーバのユーザは、管理対象サーバのキーボードとマウスを使えなくなります。

System Start

System Start icon

(Alt)+(R)

管理対象サーバ上の[Start]メニューを呼び出します。

Application Switcher

Application Switcher icon

(Ctrl)+(T)

管理対象サーバに(Alt)+(Tab)キーシーケンスを送信します。

管理対象サーバ上のアプリケーションを切り替えます。

アプリケーションを切り替えるには

  1. [Viewing]ウィンドウで[Application Switcher]アイコンをクリックするか、Application Switcherのショートカットキーを押します。
  2. 必要なアプリケーションを選択するには、[Application Switcher]アイコンを使用します。
  3. アプリケーションを表示するには、(Tab)キーを押します。

System Key Pass Through

System Key Pass Through icon

(Ctrl)+(Alt)+(S)

システムキーの送信を[On]または[Off]に設定します。

(Alt)キーシーケンスを管理コンソールから管理対象サーバに渡します。

(Ctrl)+(Esc)、(Alt)+(Tab)、(Ctrl)+(Alt)+(Del)、および(Alt)+(PrintScreen)といった特定のキー操作は、[System Key Pass-Through]が[On]に設定されている場合でも使用できません。ただし、[Viewing]ウィンドウのツールバーボタンを使って、(Ctrl)+(Esc)、(Alt)+(Tab)、および(Ctrl)+(Alt)+(Del)などのキー操作を実行できます。

Reboot

Ctrl+Alt+Del  icon

(Ctrl)+(Alt)+(D)

管理対象サーバに(Ctrl)+(Alt)+(Del)キー操作を送信します。

管理対象サーバ上の[Security]ウィンドウを表示します。

リフレッシュスクリーン

Refresh Screen icon

(Ctrl)+(Alt)+(R)

[Viewing]ウィンドウを更新します。

Full Screen Polling

Full Screen Polling icon

(Alt)+(L)

管理対象サーバの画面全体の情報を継続的にスキャンしてレンダリングします。

サイズの調整

Scale to Fit icon

(Ctrl)+(Alt)+(G)

スクロールバーを非表示にして、[Remote Management]ウィンドウのサイズを画面に合わせます。

セッションの暗号化

Session Encryption icon

 

暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存済みの設定で暗号化のオプションが有効になっている場合、セッションは開始の時点から暗号化されます。

セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスには多少の影響があります。暗号化は、セキュリティがどうしても必要な場合にのみ使用することをお勧めします。

デフォルトのキーシーケンスを使用しない場合は、キーのカスタムシーケンスを定義できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。


管理対象サーバ上の壁紙の有効化

リモートオペレータがRemote Controlセッションを開始したときは、管理対象サーバのデスクトップに表示されていた壁紙が非表示になります。この機能は、管理コンソールからの要求に対する管理対象サーバからの応答時間を短縮するためのもので、壁紙を非表示にすることにより、ネットワーク上に生じるトラフィックが軽減されます。

このオプションのコントロールパラメータは、デフォルトの設定を変更して、管理対象サーバ上の壁紙を表示できるように設定することもできます。Remote Controlセッションを終了すると、非表示にされていた壁紙が復元されます。

管理対象サーバの非表示にされている壁紙を有効にするには

  1. 左上隅にある[Remote Management Agent]アイコンをクリックし、[Configure]をクリックします。

  2. [Hide Wallpaper]オプションの選択を解除します。


[Remote Management Agent]アイコンの使用

デフォルトでは、[Remote Management Agent]アイコンは、Windowsサーバのシステムトレイに表示されます。このアイコンは、Remote Management Agentが管理対象サーバにロードされていることを示します。

管理対象サーバのユーザは[Remote Management Agent]アイコンを右クリックして、次のオプションを選択できます。

オプション 説明

RC/RVセッションを終了する

管理対象サーバ上のリモートセッションを切断、終了し、管理コンソールにリモートセッションが閉じられたことを示すメッセージを表示します。

セキュリティ

管理対象サーバのユーザがサーバのパスワードを設定またはクリアできるようにします。

情報

リモートセッションのために管理対象サーバにアクセスしているユーザ、セキュリティ設定、およびリモートセッションに使用されているプロトコルなどに関する情報を表示します。

詳細についてはRemote Managementセッションについての情報の取得を参照してください。

[Remote Management Agent]アイコンを右クリックまたはダブルクリックすると、[Information]ウィンドウを表示することができます。

Shutdown Agent

このオプションは、管理対象サーバでは常にグレー表示されています。管理対象サーバでRemote Management Agentをシャットダウンするには、[Service Control Panel]に移動して「Novell ZFS Remote Management Agent」サービスを停止します。

セッションを要求する

管理対象サーバのユーザがリモートオペレータに対してリモートセッションの実行を要求できるようにします。

ヘルプ

Remote Management Agentのヘルプを表示します。


管理対象サーバのパスワードの設定

管理対象サーバのユーザがエージェントのパスワードを設定できます。このパスワードによって、ZENworks 6.5 Remote Managementのインストール時に管理者が設定したパスワードは上書きされます。

エージェントのパスワードを設定するには

  1. 管理対象サーバから、[Remote Management Agent]アイコンを右クリックします。

  2. [Security]>[Set Password]の順にクリックします。

    10文字以内の半角英数文字を使用してパスワードを作成します。パスワードでは、大文字と小文字が区別されます。また、空欄にすることはできません。

Remote Managementセッションが終了した後、エージェントのパスワードをクリアできます。エージェントのパスワードをクリアすると、リモートオペレータはRemote Managementの操作を実行できません。

エージェントのパスワードをクリアするには

  1. 管理対象サーバで、[Remote Management Agent]アイコンを右クリックします。

  2. [Security]>[Clear Password]の順にクリックします。


Remote Managementセッションについての情報の取得

[Information]ウィンドウを使用すると、管理対象サーバを使用しているユーザが、リモートオペレータの名前、サーバをリモート管理する方法、セキュリティ設定、およびリモートセッションに使用されているプロトコルなど、セッションについての詳細情報を表示することができます。

リモートセッションについての情報を表示するには

  1. 管理対象サーバで、[Remote Management Agent]アイコンを右クリックします。

  2. [Information]をクリックします。

  3. [General]タブをクリックすると一般情報を、[Security]タブをクリックするとセキュリティ情報を表示できます。

詳細については、次の節を参照してください。


一般情報の取得

次の表は、[Information]ウィンドウからRemote Managementセッションについて取得できる一般情報についての説明です。

パラメータ 説明

[RM Operation]

実行中のリモート管理セッションを一覧表示します。

RM Information > Initiator

リモートオペレータの名前を表示します。

RM Information > Protocol

リモートセッション中にRemote Management Agentが管理コンソールと通信するために使用するプロトコルを表示します。

Optimization Status > RC/RV Optimization

Remote Managementセッションの最適化ドライバが有効か無効かを表示します。最適化ドライバが有効になっている場合、リモートセッションのパフォーマンスが向上します。


セキュリティ情報の取得

[Security Information]ダイアログボックスには、Remote ControlセッションとRemote Viewセッションに基づく情報が表示されます。

オプション 説明

Permission Required

リモートオペレータが、管理対象サーバでリモート管理セッションを実行しようとするたびに、管理対象サーバのユーザから許可を取得する必要があるかどうかを指定します。

Audible Signal Required

リモートオペレータが管理対象サーバにアクセスするたびに、管理対象サーバに通知音を送信するかどうかを指定します。

Beep Every

管理対象サーバに通知音を定期的に送信する時間間隔を指定します。

Visual Signal Required

リモートオペレータが管理対象サーバにアクセスするたびに、管理対象サーバにビジュアル信号を送信するかどうかを指定します。

Session Encryption Enabled

リモートセッションが暗号化されるかどうかを指定します。[Session Encryption Enabled]は、Remote ControlセッションおよRemote Viewセッションに適用できます。

Display Name Every

管理対象サーバにビジュアル信号を定期的に送信する時間間隔を指定します。

Screen Blanking Allowed

リモートオペレータが管理対象サーバの画面を消去できるかどうかを指定します。[Screen Blanking Allowed]はRemote Controlにのみ適用されます。

Locking Control Allowed

リモートオペレータが管理対象サーバのキーボードとマウスのコントロールをロックできるかどうかを指定します。[Locking Control Allowed]はRemote Controlにのみ適用されます。


リモートオペレータ識別情報の表示

Remote Management Agentは、管理対象サーバ上の次のダイアログボックスに、リモートオペレータの識別情報を表示します。

表示される情報は、console_machine_name\console_windows_usernameです。


Remote Managementセッションの監査ログの表示

ZENworks Server Managementでは、Windows管理対象サーバ上のログ情報を記録します。

Remote Managementセッションの監査ログを表示するには

  1. [Start]>[Programs]>[Administrative Tools]>[Event Viewer]の順にクリックします。

  2. [Log]>[Application]の順にクリックします。

  3. ソースRemote Management Agentに関連付けられているイベントをダブルクリックします。

Remote Management Agentに関係するイベントのみを表示する場合は、[Filter]ダイアログボックスの[Source]ドロップダウンリストから[Remote Management Agent]を選択します。


Remote Managementのパフォーマンスの向上

強化された圧縮機能を使用することにより、特に低速リンクでのRemote Managementのパフォーマンスが向上しています。

低速リンクまたは高速リンクにおけるRemote Managementセッション中のパフォーマンスはネットワークトラフィックの影響を受けます。応答時間を短縮するために、次の手順を1つまたは複数実行してみてください。


管理コンソールでの手順


管理対象サーバでの手順


Remote Management Agentのシャットダウンと再起動

次の節では、リモートセッション中のRemote Management Agentの使い方を説明します。


Remote Management Agentのシャットダウン

Remote Management Agentはリモートセッション中にシャットダウンできます。Remote Management Agentをシャットダウンすると、リモートセッションが中止されます。別のリモートセッションを開始する場合は、Remote Management Agentを再起動する必要があります。詳細については、Remote Management Agentの再起動を参照してください。

Windows 2000/2003管理対象サーバ上でRemote Management Agentをシャットダウンするには

  1. コントロールパネルで[管理ツール]をダブルクリックします。

  2. [サービス]をダブルクリックします。

  3. [Novell ZFS Remote Management Agent]>[停止]の順にクリックします。

重要:  Windows 2000/2003サーバ上でRemote Management Agentを停止できるのは、このWindowsサービスを停止する権利がある場合のみです。


Remote Management Agentの再起動

Remote Management Agentは、ZENworks Server Managementのインストール中に、管理対象サーバにインストールされ、管理対象サーバの起動時に自動的に起動されます。リモートセッション中にRemote Management Agentをシャットダウンすると、リモートセッションが停止します。別のリモートセッションを開始する場合は、管理対象サーバ上でRemote Management Agentを再起動する必要があります。

Windows 2000/2003管理対象サーバ上でRemote Management Agentを再起動するには

  1. コントロールパネルで[管理ツール]をダブルクリックします。

  2. [サービス]をダブルクリックします。

  3. [Novell ZFS Remote Management Agent]>[Start]の順にクリックします。

重要:  Windows 2000/2003サーバ上でRemote Management Agentを起動できるのは、このWindowsサービスを起動する権利がある場合のみです。