次の節では、Subscriber Groupオブジェクトの概念と使用方法について説明します。
Subscriber Groupは、Subscriberオブジェクトのグループ化に使用されるeDirectoryオブジェクト(TED Subscriber Group)です。
次の図は、Subscriber Group、Subscriber、およびChannelの関係を示しています。

Subscriber Groupは、同じDistributionを必要とするSubscriberのグループ化に使用されます。
Subscriber Groupは、異なる複数のDistributionを同じSubscriberのグループに送信する場合に役立ちます。Subscriberが1つのChannelにだけ関連付けられている場合は、Subscriber Groupを作成する必要はありません。
たとえば、Channel AはDistribution Aを含み、Channel BはDistribution Bを含むという構成の複数のChannelがあるとします。この場合、Subscriber Groupを使用しないと、各SubscriberをChannel Aに登録し、さらにChannel Bにも登録するというように、長いプロセスが必要になります。Subscriber Groupを使用すると、グループを作成して複数のSubscriberを追加し、そのグループを各Channelに登録するだけで済みます。
Subscriber Groupの別の使用法として、グループが複数のChannelに関連付けられている場合は、グループのメンバーシップを編集すると、より簡単に複数のChannelに同じ変更を加えることができます。たとえば、Subscriber GroupからSubscriberを削除するには、グループのプロパティを編集するだけです。複数のChannelから同じSubscriberを削除するには、各Channelのプロパティを編集する必要があります。
ConsoleOneで、Subscriber Groupオブジェクトを格納するコンテナを選択し、[File]>[New]>[Object]の順にクリックして、[TED Subscriber Group]を選択します。
[New TED Subscriber Group]ダイアログボックスで、Subscribeグループ名を指定し(ワークシートの項目17)、[Define Additional Properties]を選択して[OK]をクリックします。
[General]>[Settings]の順にクリックして、説明を入力します。
Subscriberをグループのメンバーに含めるには、[Members]タブを選択して次の操作を行います。
[Add]をクリックし、Subscriberオブジェクトを参照して選択し(ワークシートの項目18)、[OK]をクリックします。
一覧からSubscriberを削除するには、Subscriberを選択して[Delete]をクリックします。
Subscriberのプロパティを表示するには、Subscriberを選択して[Details]をクリックします。
Subscriber Groupオブジェクトの設定が終了したら[OK]をクリックします。