トラフィック分析の最適化
ネットワークパフォーマンスを分析するためにNovell ZENworks Server Managementによって提供されるツールには、デフォルト設定が用意されています。必要な情報のみを表示するために、さまざまなビューのデフォルト設定を変更できます。
次の節では、ネットワーク環境に適合するように、Novell ZENworks Server Managementツールを設定する方法について説明します。
セグメント上のステーションを表示するオプションの選択
[Stations]ビューを設定して、監視対象セグメント上の上位20のノードのみまたはすべてのノードを表示できます。上位20のノードを表示する基になる統計を選択することもできます。
次の設定オプションが利用可能です。
セグメント上のすべてのノードに関する統計の表示
セグメント上のすべてのノードに関する統計を表示するには
-
Novell ConsoleOneでセグメントを選択します。
-
[View]>[Stations]の順にクリックします。
セグメント上のすべてのノードを表示するには、しばらく時間がかかり、ネットワークトラフィックが増加します。
-
[Stations]ビューで、[View]>[Show All Stations]の順にクリックします。
セグメント上の上位20のノードに関する統計の表示
セグメント上の上位20のノードに関する統計を表示するには
-
Novell ConsoleOneでセグメントを選択します。
-
[View]>[Stations]の順にクリックします。
-
[Stations]ビューで、[View]>[Show Top N Stations]の順にクリックします。
上位20のノードが表示される基になる統計の選択
1秒あたりの送信パケット数は、デフォルト統計であり、この値を基にして上位20のノードが[Stations]ビューに表示されます。上位20のノードを表示する基になる異なる統計を選択するには、次の操作を行います。
- [Stations]ビューから、[View]をクリックして[Show Top N Stations]を選択し、表示された統計のリストから該当する統計を選択します。
- [Stations]ビューのツールバーの[Top Nodes Statistics]ドロップダウンボックスをクリックし、表示された統計から該当する統計を選択します。
次の表は、利用可能な統計について説明しています。
Packets/s In |
ノードが受信した1秒あたりのパケット数 |
Packets/s Out |
ノードが伝送した1秒あたりのパケット数 |
Bytes/s In |
ノードが受信した1秒あたりのバイト数 |
Bytes/s Out |
ノードが伝送した1秒あたりのバイト数 |
Errors/s |
ノードが送信した1秒あたりのエラー数 |
Broadcasts/s |
ノードが送信した1秒あたりのブロードキャストパケット数 |
Multicasts/s |
ノードが送信した1秒あたりのマルチキャストパケット数(特定のノードグループに送信されたパケットの数) |
デフォルト設定を変更した後で[Stations]ビューを閉じると、デフォルト設定の変更の保存を促すメッセージが表示されます。選択した統計に基づいて[Stations]ビューを表示する場合は、設定を保存します。次回、Novell ConsoleOneを開き、[Stations]ビューを表示したときに、指定した統計に基づいて監視対象セグメント上のノードを表示できます。
トレンド統計を表示するオプションの選択
セグメントパフォーマンストレンドが[Segment Trends]ビューに表示される際の基になるデフォルト設定を変更できます。
次の設定オプションが利用可能です。
トレンド表示の基になる統計の選択
セグメントパフォーマンスが表示される際の基になる統計を変更するには
-
[Segment Trends]ツールバーの[Profile]ボタンをクリックします。
-
[Select Profile]リストからプロファイルを選択します。
デフォルトのプロファイルによって、監視対象セグメント上のパケット合計数、正常なパケット数、およびエラーパケット数の統計情報と共にトレンドが表示されます。
[Select Profile]リストに表示されたプロファイルを使用しないことを選択する場合は、[Select Statistics]リストから必要な統計を選択できます。
統計リストでは、次の表で説明するように、Ethernet、FDDI、およびトークンリングの統計を調べることができます。
Abort Delimiter Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均中止デリミタエラー数。このエラーはノードが伝送を中止したことを示します。 |
AC Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均ACエラー数。このエラーは、パケットの受信先がパケットを受信済みとマークするのに失敗した場合、またはパケットエラーフラグを設定した場合に報告されます。 |
Beacons |
FDDIおよびトークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均ビーコン数。ステーションは、アップストリームでハード障害を検出したときにこれらのパケットを伝送します。 |
Broadcast Packets/s |
Ethernet、FDDI、トークンリング |
1秒あたりのブロードキャストパケット数 |
Burst Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均バーストエラー数。このエラーは、必要な時間、ノードが転送を検出しなかったことを示します。 |
Claim Tokens/s |
FDDIリング |
リングが通常のリング状態またはリングパージ状態からクレームトークン状態になる1秒あたりの平均回数 |
CRC/Alignment Errors/s |
EthernetおよびFDDIリング |
1秒あたりのCRC (Cyclic Redundancy Check)/整列エラー数 |
Echo Pkts/s |
FDDIリング |
ネットワークで受信された1秒あたりの平均エコーフレーム数 |
Elasticity Buffer Errors/s |
FDDIリング |
このステーションによって報告された1秒あたりの平均弾力性バッファオーバーフローエラー数。これは、送信側と受信側のステーション間でクロック周波数が異なるため発生します。 |
Error Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりのエラーパケット数 |
Fragments/s |
Ethernet |
1秒あたりのフラグメント数 |
Frame Copied Errors/s |
FDDIリング |
ステーションによって報告された1秒あたりの平均フレームコピーエラーフレーム数 |
Frequency Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均周波数エラー数。このエラーは、ノードのトークンリングクロックがアクティブモニタのクロックと非常に異なることを示します。 |
Good Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりの正常なパケット数 |
Internal Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均内部エラー数。通常、これらのエラーは、ネットワークボードの障害を示します。 |
Jabbers/s |
Ethernet |
1秒あたりの超過送信の数 |
Line Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均回線エラー数。これらのパケットは、有効なサイズですが、FCS (Frame Check Sequence)エラーがあり、8ビットの範囲内に収まりません。 |
Lost Frames/s |
FDDIおよびトークンリング |
ネットワークで検出された1秒あたりの平均損失フレームエラー数 |
Monitor Contentions/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均モニタ競合数。これらのパケットは、アクティブモニタがリングで検出されない場合にすべてのアクティブノードによって伝送されます。 |
Multicast Packets/s |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
1秒あたりのマルチキャストパケット数 |
Oversize Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりの超過サイズパケット数 |
Packets |
FDDIおよびトークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均パケット数 |
Receive Congestion Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均受信混雑エラー数。このエラーは、ノードがそのアドレスに送信されたフレームを認識し、利用可能なバッファ領域がないことを示します。 |
Ring Wraps/s |
FDDIリング |
このインタフェースでラップアラウンド状態が検出された1秒あたりの平均回数。このエントリは、リングが実際にラップアラウンドした回数を示しません。このエントリは、リングがこの物理パスをラップアラウンドしたことを示します。 |
Token Errors/s |
トークンリング |
検出された1秒あたりの平均トークンエラー数。このエラーは、トークンが破損しているか、またはアクティブモニタが必要な時間内に新しいフレームを検出しなかったことを示します。 |
Total Bytes/s |
Ethernet |
1秒あたりの平均合計バイト数 |
Total Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりの平均合計パケット数 |
Undersize Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりの未満サイズパケット数 |
Unicast Packets/s |
Ethernet |
1秒あたりのユニキャストパケット数 |
Utilization% |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
サンプリング間隔ですべてのパケットによって使用される最大ネットワーク容量に対する割合 |
トレンドが表示される基になるデフォルト統計を変更した後で[Segment Trends]ビューを閉じると、デフォルト設定の変更の保存を促すメッセージが表示されます。セグメントパフォーマンストレンドを、選択したプロファイルまたは統計に基づいて表示する場合は、定義した設定を保存します。次回、Novell ConsoleOneを開いて、[Segment Trends]ビューを表示したときに、定義したプロファイルまたは統計に基づいたトレンドを表示できます。
タイムスケールオプションの設定
セグメントパフォーマンストレンドは、1分ごとに更新されます。グラフを更新する基になる異なるタイムスケールを設定できます。次のタイムスケールオプションから選択してください。
- Real Time (リアルタイム)
- One Hour (1時間)
- One Day (1日)
- One Week (1週間)
- One Month (1ヶ月)
- One Year (1年)
ヒント: トレンド表示の基になるデフォルトのタイムスケールオプションを変更した後で[Segment Trends]ビューを閉じると、デフォルト設定の変更の保存を促すメッセージが表示されます。トレンドをリアルタイムで更新しない場合は、選択したタイムスケール設定を保存します。次回、Novell ConsoleOneを開いて、[Segment Trends]ビューを開いたときに、選択したタイムスケールオプションに基づいてトレンドが更新されます。
上位ノードグラフを表示するオプションの選択
[Segment Dashboard]ビューを使用して、上位ノードのグラフを表示するまたは無効にすることができます。詳細については、監視対象セグメント上にある上位ノードのグラフの表示を参照してください。上位ノードグラフは、[Segment Dashboard]ビューの下部に表示されます。1秒あたりの送信パケット数は、グラフが表示される基になるデフォルト統計です。グラフを表示する基になる異なる統計を選択できます。
次の設定オプションが利用可能です。
[Segment Dashboard]ビューへの上位ノードグラフの表示
[Segment Dashboard]ビューに上位ノードグラフを表示するには
-
[Segment Dashboard]ビューで、[View]>[Show Top N Graph]の順にクリックします。
上位ノードグラフが表示される基になる統計の選択
異なる統計に基づく上位ノードグラフを表示するには、[Segment Dashboard]ビューで次の操作を行います。
[Segment Dashboard]ビューで上位ノードグラフを無効にする
[Segment Dashboard]ビューに上位ノードグラフを表示するには
-
[Segment Dashboard]ビューで、[View]>[Disable Top N Graph]の順にクリックします。
[Unified Port Traffic]ビューで表示する統計を選択する
Novell ZENworks Server Managementでは、スイッチの各ポートに関する統計が提供されます。[Unified Port Traffic]ビューを使用して、ポート統計や、各ポートに接続されているノードのリストを表示できます。スイッチのEthernetポートに関するEthernet固有の統計を表示できます。FDDIおよびトークンリングポートに固有な統計はこのバージョンのNovell ZENworks Server Managementでは表示されませんが、メディアの種類に関係なく、スイッチのすべてのポートに関する一般的なポートの統計は表示されます。詳細については、スイッチのポートに関する統計の表示を参照してください。[Unified Port Traffic]ビューでは、選択した統計のみを表示するように選択できます。
[Unified Port Traffic]ビューで表示する統計を選択するには
-
[Unified Port Traffic]ビューで、[View]>[Settings]の順にクリックします。
-
[Available Columns]リストから統計をクリックし、[Add]をクリックします。
次の表は、ポートに関して表示される一般的なポート統計について説明しています。ポートのメディアタイプは関係ありません。
Frames In/sec |
ポートが受信した1秒あたりのフレーム数 |
Frames Out/sec |
ポートが送信した1秒あたりのフレーム数 |
Port Link Status |
ポートがアクティブであるか、または非アクティブであるかを示します。ポートがアクティブの場合、ポートはパケットを送受信できます。 |
Speed |
ポートがパケットを送受信する速度 |
Media Type |
選択したポートのメディアタイプ |
Local Traffic |
同じポートのノードに送信されたトラフィックレート |
次の表は、前の表に示された一般的なポート統計以外の、Ethernetポートに対して表示されたEthernet固有の統計について説明しています。
Collisions/sec |
1秒あたりの衝突数 |
Utilization |
ポート上のパケットトラフィックによって現在使用されている最大ネットワーク容量の割合 |
Broadcasts/sec |
ポートが現在送受信している1秒あたりのブロードキャストパケット数 |
Multicasts/sec |
ポートが送受信した1秒あたりのマルチキャストパケット数 |
Packets/sec |
ポートが送受信した1秒あたりのパケット数 |
CRC Align Error |
ポートによって報告された回線エラーの合計数 |
Oversize Pkts |
ポートが送受信した超過サイズパケット数 |
キャプチャされたパケットを表示するオプションの選択
Novell ZENworks Server Managementには、[Trace Display]ウィンドウにキャプチャされたパケットを表示するデフォルト設定が用意されています。
デフォルト設定を変更し、異なったトレースを表示するには
-
[Trace Display]ウィンドウを開きます。
-
[Trace Display]メニューで、[View]>[Options]の順にクリックします。
-
デコードされたパケットをどのように表示するかを選択します。
- [Full Protocol Decode]:選択したパケットの各プロトコル層の各フィールドに関する情報を提供します。これはデフォルトのデコードです。
- [One Line Per Protocol Layer]:選択したパケットの各プロトコル層に対して1行の情報を提供します。
-
最初の強調表示位置を表示するレベルを選択します。
- [At Highest Protocol Layer]:パケットの最上位プロトコル層を最初に強調表示します。これはデフォルトの設定です。
- [At Packet Header]:パケットヘッダを最初に強調表示します。
-
デコードされたパケットを表示する形式を選択します。
- [ASCII]:16進データをASCII形式で表示します。これはデフォルトの設定です。
- [EBCDIC]:16進データをEBCDIC形式で表示します。
[Set Alarm]ダイアログボックスでのアラームオプションの設定
Novell ZENworks Server Managementには、セグメントのデフォルトアラームしきい値が用意されています。Ethernet、FDDI、およびトークンリングセグメントにさまざまなエラー状況のしきい値を設定することにより、セグメントを頻繁に監視する必要がなくなります。
セグメントアラームを有効にすると、RMONエージェントがアラームしきい値設定に基づいてセグメントを監視します。設定されたしきい値を超えると、RMONエージェントがトラップを管理サーバに送信し、管理サーバはトラップをNovell ConsoleOneに転送します。
必要に応じてアラームしきい値のデフォルト値を変更してください。[Segment Trends]ビューを使用してネットワークの平均およびピークトラフィックレベルを測定することにより、適切な値を調べることができます。詳細については、セグメントに関するトレンドデータの分析を参照してください。これは、ネットワークでの通常のセグメントアクティビティの基準を作成する場合に行うことができます。
セグメントのアラームしきい値を設定するには
-
Novell ConsoleOneでセグメントを選択します。
-
[File]>[Properties]>[Segment Alarms]タブの順にクリックします。
-
セグメント統計を選択し、[Edit]をクリックします。
-
監視対象セグメントに設定されたアラームを有効にするには[Enable]をクリックします。
[Enable]をクリックすると、テキストフィールドと[Default]ボタンが有効になります。ただし、デフォルトしきい値が見つからない場合は、[Default]ボタンは有効になりません。
-
しきい値を入力します。
-
サンプリング間隔を指定します。
RMONエージェントは、統計の平均を計算するためにサンプリング間隔を使用して、アラームしきい値設定を超えたかどうかを調べます。
ヒント: また、[Segment Dashboard]ビューを使用して、セグメント統計のアラームしきい値を定義することもできます。詳細については、[Segment Dashboard]ビューに表示される統計に対するアラームしきい値の定義を参照してください。
次の表は、Novell ZENworks Server ManagementがEthernet、FDDI、およびトークンリングセグメントに対して追跡するアラーム統計について説明しています。
Abort Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均中止エラー数。これらのエラーは回線エラーに似ていますが、伝送中に発生します。 |
AC Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均アドレス認識(およびフレームコピー)エラー数。このエラーは、パケットの受信先がパケットを受信済みとマークするのに失敗した場合、またはパケットエラーフラグを設定した場合に報告されます。 |
Beacons |
FDDIおよびトークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均ビーコン数。ステーションは、アップストリームでハード障害を検出したときにこれらのパケットを伝送します。 |
Broadcasts |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
ブロードキャストアドレスFF-FF-FF-FF-FF-FFに送信された1秒あたりの平均パケット数。通常、ブロードキャストメッセージは、すべてのステーションに対する、情報の一般的な要求またはステータス情報の伝送から構成されます。 |
Burst Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均バーストエラー数。バーストエラーは、ステーション間で信号が短時間転送されないことによって発生します。 |
Claim Tokens |
FDDIリング |
リングが通常のリング状態またはリングパージ状態からクレームトークン状態になる1秒あたりの平均回数 |
Congestion Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均混雑エラー数。受信側ステーションのバッファ領域が不足しているため、パケットを保管できません。 |
CRC Errors |
EthernetおよびFDDIリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均CRCエラー数。これらのパケットは有効なサイズですが、FCSエラーがあります。 |
Echo Pkts |
FDDIリング |
ネットワークで受信された1秒あたりの平均エコーフレーム数 |
Elasticity Buffer Errors/s |
FDDIリング |
このステーションによって報告された1秒あたりの平均弾力性バッファオーバーフローエラー数。これは、送信側と受信側のステーション間でクロック周波数が異なるため発生します。 |
Fragments |
Ethernet |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均フラグメント数。フラグメントは、64バイトよりも小さく、FCSエラーがあるパケットです。通常、フラグメントは衝突の結果発生します。 |
Frame Copied Errors |
FDDIおよびトークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均フレームコピーエラー数。このエラーは、他のステーションが最初のステーションに送信されたパケットを受信したことをステーションが検出したことを示します。 |
Frequency Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均周波数エラー数。このエラーは、ステーションのトークンリングクロックがアクティブモニタのクロックと異なることを示します。 |
Internal Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均内部エラー数。通常、これらのエラーは、ネットワークアダプタボードの障害を示します。 |
超過送信 |
Ethernet |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均超過送信パケット数。超過送信は、1518バイトを超える、FCSエラーがあるパケットから構成されます。 |
Line Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均回線エラー数。これらのパケットは、有効なサイズですが、FCSエラーがあり、8ビットの範囲内に収まりません。 |
Lost Frames |
FDDIおよびトークンリング |
ネットワーク上で受信した損失フレームエラーの合計数。損失フレームエラーは、フレームの終端デリミタがネットワークで失われたことを示します。 |
Monitor Contentions |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均モニタ競合数。これらのパケットは、アクティブモニタがリングで検出されない場合に伝送されます。 |
Multicasts |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
マルチキャストアドレスに送信された1秒あたりの平均パケット数 |
Oversize |
Ethernet |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均超過サイズパケット数。超過サイズパケットは、サイズが1518バイトを超え、FCSを含みます。 |
Packets |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの合計パケット数 |
Ring Wraps/s |
FDDIリング |
このインタフェースでラップアラウンド状態が検出された1秒あたりの平均回数。このエントリは、リングが実際にラップアラウンドした回数を示しません。このエントリは、リングがこの物理パスをラップアラウンドしたことを示します。 |
Token Errors |
トークンリング |
サンプリング間隔で検出された1秒あたりの平均トークンエラー数。このエラーは、トークンが破損しているか、またはアクティブモニタが現在のサンプリング間隔中に伝送された新しいフレームを検出しなかったことを示します。 |
Undersize |
Ethernet |
サンプリング間隔で検出された1秒あたり平均の未満サイズパケットの数。未満サイズエラーは、64バイト未満の場合に発生します。 |
Utilization(%) |
Ethernet、FDDI、およびトークンリング |
サンプリング間隔ですべてのパケットによって使用される最大ネットワーク容量に対する割合 |
ネットワークのセグメントに対して適切なしきい値を設定した場合、[Segment Alarms]プロパティページ上の[Save As Default]ボタンをクリックすると、デフォルト値として定義した値が保存されます。ただし、Novell ZENworks Server Managementによって提供されたデフォルトしきい値は、新しい値の適用後に利用できなくなります。
[Monitor Nodes for Inactivity]ビューの設定
デフォルトでは、[Monitor Nodes for Inactivity]ビューを更新するポーリング間隔はゼロ秒です。更新するビューに基づいて、ポーリング間隔を設定できます。監視対象セグメント上のノードを監視しているエージェントは、指定された時間ノードを検証した後で、ノードが停止していると見なします。エージェントがノードが停止していると見なす前にノードを検証する時間は変更できます。
次の設定オプションが利用可能です。
[Monitor Nodes for Inactivity]ビューを更新するポーリング間隔の指定
lsmparameters.propertieファイルのPollIntervalパラメータを変更して、[Monitor Nodes for Inactivity]ビューを更新するポーリング間隔を指定できます。
[Monitor Nodes for Inactivity]ビューを更新するポーリング間隔を指定するには
-
operating_system_drive\install\novell consoleone\binディレクトリにあるlsmparameters.propertiesファイルを開きます。
-
PollIntervalパラメータの値を指定します。
PollInterval値は、秒単位の正の値である必要があります。デフォルト値は、ゼロ(0)秒です。
ノードが停止しているかどうかエージェントが判断するまでの時間を指定する
選択されたノードが停止した場合、ノードを監視しているエージェントは、ノードが停止していると見なす前にノードの状態を1分間検証します。lsmparameters.propertiesファイルのHostTimeOutパラメータを変更することによって、エージェントがノードが停止していると見なすまでの、選択されたノードを検証する時間を変更できます。エージェントは、ノードが停止していると見なす前に、指定された時間、停止しているノードを検証します。
ノードが停止しているかどうかエージェントがノードを検証する時間を変更するには
-
operating_system_drive\install\novell consoleone\binディレクトリにあるlsmparameters.propertiesファイルを開きます。
-
HostTimeOutパラメータの値を指定します。
HostTimeOut値は、分単位の正の値である必要があります。デフォルト値は1分間です。