[Management and Monitoring Services]

この節では、Management and Monitoring Servicesの最低限のサーバ要件について説明します。


一般的なサーバの要件

ZENworks Server Managementは、混在eDirectory環境で実行できます。たとえば、ネットワークにeDirectory 8.xとNDS 6.xまたは7.xの両方がインストールされている場合があります。

ZENworks Server Managementでは、製品のインストール時にツリーにオブジェクトを配置できるように、eDirectory 8.6.2または8.7.1以降が必要です。eDirectoryは読み書き可能レプリカと共にZENworks Server Managementソフトウェアをインストールするサーバにインストールする必要があります。


NetWareサーバの要件

Management and Monitoring Servicesを使用する場合の、一般的なNetWareの最低要件は次のとおりです。

要件 Management Server Server Management Agent Server Traffic Analysis Agent Server Advanced Trending Agent Server

Novell eDirectory

8以降

該当なし

該当なし

該当なし

空きディスク容量

170MBの空きディスク容量。検出/アラームデータ用に追加のディスク容量が必要になる場合があります

1MB。トレンド情報用に追加のディスク容量

1.5MB。トレンド情報用に追加のディスク容量

1.5MB。トレンド情報用に追加のディスク容量

ConsoleOneスナップイン用のディスク容量(サーバにインストールする場合)

50MB

該当なし

該当なし

該当なし

IP Address

スタティック

有効なIP/IPX*アドレス

有効なIP/IPXアドレス

有効なIPアドレス(IPXはサポートされていません)

サーバのCPUのタイプ

Pentium III

OSの要件を満たすプロセッサ

OSの要件を満たすプロセッサ

OSの要件を満たすプロセッサ

Management and Monitoring Servicesを使用する場合の、プラットフォーム固有のNetWareの最低要件は次のとおりです。

要件 Management Server Server Management Agent Server Traffic Analysis Agent Server Advanced Trending Agent Server

NetWare 5.1:Support Packのバージョン

6

5

5

5

NetWare 6:Support Packのバージョン

3

2

2

2

NetWare 6.5:Support Packのバージョン

該当なし

該当なし

該当なし

該当なし

NetWare 5.1:サーバのRAM

384MB

128MB

128MB

128MB

NetWare 6:サーバのRAM

512MB

256MB

256MB

256MB

NetWare 6.5:サーバのRAM

1 GB

512MB

512MB

512MB

NetWare 6.5 OES

該当なし

512MB

512MB

512MB


Windowsサーバの要件

DNS: すべてのターゲットWindowsサーバには、完全修飾DNS名が必要です。詳細については、DNSの要件を参照してください。

Management and Monitoring Servicesを使用する場合の、一般的なWindowsの最低要件は次のとおりです。

Windows 2000またはWindows Server 2003の要件 Management and Monitoring Services:Server Management Agent Server Management and Monitoring Services:Traffic Analysis Agent Server Management and Monitoring Services:Advanced Trending Agent Server

サーバのCPUのタイプ

250MHz Pentium

250MHz Pentium

250MHz Pentium

空きディスク容量

2.5MBおよびトレンド情報用の追加のディスク容量

2.5MBおよびトレンド情報用の追加のディスク容量

2.5MBおよびトレンド情報用の追加のディスク容量

IP Address

有効なIP/IPX

有効なIP/IPX

有効なIPアドレス(IPXはサポートされていません)

Management and Monitoring Servicesを使用する場合の、プラットフォーム固有の最低要件は次のとおりです。

Windows 2000またはWindows Server 2003の要件 Management and Monitoring Services:Server Management Agent Server Management and Monitoring Services:Traffic Analysis Agent Server Management and Monitoring Services:Advanced Trending Agent

Service Packのバージョン 1

3以降

3以降

3以降

Novell eDirectory

該当なし

該当なし

該当なし

サーバのRAM

128MB

128MB

128MB

1 Windows Server 2003の場合はサービスパックは必要ありません。


Linuxサーバの要件

Management and Monitoring ServicesはSolarisではサポートされていません。

要件 Linux

OSのバージョン(Operating System Version)

サポートされるDistribution:

   SUSE LINUX Enterprise Server 8
   SUSE LINUX Enterprise Server 9
   SUSE LINUX Standard Server 8
   SUSE LINUX Standard Server 9
   Red Hat Advanced Server 2.1
   Red Hat Enterprise Server 2.1
   Red Hat Enterprise Linux AS 3
   Red Hat Enterprise Linux ES 3

Perlパッケージv5.6.1以降がインストールされている必要があります。

コンピュータのタイプ

IBM互換PC

サポートされるプロセッサ

Intel for Linux

サーバのRAM

最低128MB
256MBを推奨

サーバのCPUのタイプ

200MHz Pentium
以上

Management and Monitoring Servicesのファイル用の空きディスク容量

10MB

Management and Monitoring Services用のSNMPパッケージ

net-snmp rpmパッケージバージョン5.0.6以降がインストールされ、dlmodオプションをサポートしている必要があります。

または

ucd-snmp (ucdsnmp) rpmパッケージバージョン4.2.6以降がインストールされ、dlmodオプションをサポートしている必要があります。

注:  デバイスにインストールされているsnmpエージェントがdlmodオプションをサポートしている必要があります。確認するには、次のように入力します。

snmpd -H 2>&1 | grep dlmod

空白行が返される場合は、dlmodオプションはサポートされていません。dlmodオプションをサポートしているバージョンのSNMPの入手方法については、購入元に確認してください。

Management and Monitoring ServicesをインストールするLinuxサーバ以外に、ネットワーク内の任意の場所で次の要件が満たされている必要があります。


役割固有のサーバの要件

Management and Monitoring Servicesソフトウェアのインストールを開始する前に、ターゲット管理サーバ、管理対象サーバ、管理コンソール、およびTraffic Analysis Agentを準備する必要があります。各システムの準備の詳細については、次の節を参照してください。

Management and Monitoring Servicesサーバの最低要件および準備は次のとおりです。


Management Server

Management and Monitoring Servicesソフトウェアをインストールする前に、次の点を確認する必要があります。

  • 管理サーバおよび管理対象サーバをインストールするWindows 2000/XPにアクセスできることを確認します。
  • ツリーのすべてのレプリカが同期していることを確認します。レプリカが同期していない場合、ZENworks eDirectoryオブジェクトをインストールするときにエラーが発生する可能性があります。使用するサーバ上にeDirectoryツリーの読み書き可能レプリカが必要です。
  • sys:\etc\hostsファイルに、ホスト名をIPアドレスにマップする適切なエントリがあることを確認します。
  • インストールを円滑に進めるためにコンソールで実行しているすべてのアプリケーションを終了します。
  • (推奨手順)ZENworksデータベースをインストールするサーバでSybaseが実行されていないことを確認します。

    注:  サーバにManagement and Monitoring ServicesやPolicy and Distribution Servicesをインストールすると、自動的にSybaseが起動されます。Policy and Distribution ServicesがすでにインストールされているサーバにManagement and Monitoring Servicesをインストールする場合、サーバでPolicy and Distribution Servicesを停止し、Sybaseを終了してから、他のサービスをインストールする必要があります。Sybaseを終了するには、サーバコンソールを表示し、Sybaseの画面で「q」と入力します。


管理対象サーバ

Management and Monitoring Servicesソフトウェアをインストールする前に、次の点を確認する必要があります。

  • 管理するすべてのNetWareおよびWindows 2000/2003を含むツリーで認証を受けます。

    ヒント:  すべての管理対象サーバにドライブをマップする必要はありませんが、管理対象サーバに対してAdmin相当の権利が必要になります。

  • Windows 2000/2003サーバの場合は、Management Agentをインストールする前に、任意のドライブに共有ディレクトリを作成して、すべての権限を共有に割り当てます。

    デフォルトでは、C$やD$などのWindows管理共有をManagement Agentのインストール用に使用することはできません。エージェントのインストール用の共有を手動で作成する必要があります。

  • Windows 2000/2003の場合は、SNMPサービスをインストールして設定します。詳細については、Windows SNMPサービスのインストールと設定を参照してください。


Traffic Analysis Agent

このソフトウェアをインストールする前に、次の作業を行う必要があります。

  • 適切な容量の空きディスク領域を割り当てます。1年間のトレンドデータをキャプチャするには、監視するイーサネットアダプタごとにサーバ上に最低25MBの空きディスク容量が必要です。さらに、監視するFDDIリングアダプタまたはトークンリングアダプタごとにサーバ上に最低50MBの空きディスク容量が必要です。
  • NetWareに無差別モードのLANドライバを、またはWindows 2000/2003に無差別モードのNDISLANドライバをインストールします。
  • Windows 2000/2003の場合は、エージェントによって監視されるネットワークセグメントにTCP/IPをバインドします。
  • Windows 2000/2003の場合は、SNMPサービスをインストールして設定します。詳細については、Windows SNMPサービスのインストールと設定を参照してください。


Advanced Trending Agent

Management and Monitoring Servicesソフトウェアをインストールする前に、次の点を確認する必要があります。

  • 管理するすべてのNetWareおよびWindows 2000/2003サーバを含むツリーで認証を受けます。

    ヒント:  すべての管理対象サーバにドライブをマップする必要はありませんが、管理対象サーバに対してAdmin相当の権利が必要になります。

  • 適切な空きディスク容量を割り当てます。たとえば、1年間のトレンドデータをキャプチャするには、サーバ上に最低50MBの空きディスク容量が必要です。
  • Windows 2000/2003サーバの場合は、Management Agentをインストールする前に、ドライブに共有ボリュームを作成します。
  • Windows 2000/2003の場合は、SNMPサービスをインストールして設定します。詳細については、Windows SNMPサービスのインストールと設定を参照してください。