B.10 OES Linuxクラスタ環境でのZENworks 7 Desktop Management with SP1のインストール

Novell ZENworks 7 Desktop Management with SP1には、次の重要な要素をSUSE® Linux Enterprise Server 9 Support Pack 2またはNovell Open Enterprise Server (OES Linux) 1.0 SP2にインストールする機能があります。

ZENworks 7 with SP1 Desktop Management Services on Linuxのインストールプログラムでは、「インストールセット」と呼ばれるさまざまな組み合わせで構成されているこれらの2つの要素のいずれかを選択できます。 これらのセットの詳細については、セクション IV, LinuxへのZENworksデスクトップ管理サービスのインストールを参照してください。

メモ:SLES 9インストールで利用可能な4つの設定済みソフトウェア「セット」(つまり、最小システム最小グラフィカルシステムフルデフォルトシステムインストール)のうち、 SLES 9のデフォルトシステムインストールだけが、ZENworks 7 Desktop Managementをサポートしています。 SLES 9インストールの他のモードでは、その後のZENworks 7 Desktop Managementインストールでエラーが生じます。

この節の情報は、ZENworks 7 with SP1 Desktop Management Services on Linuxをインストールするための一般的なガイドとして使用することができますが、これらのサービスをOES Linux SP2クラスタにインストールするための、次の情報も含まれています。

B.10.1 OES Linuxクラスタ環境でのZENworksサービス

ZENworks 7 Desktop Managementのほとんどのコンポーネントは、「クラスタセーフ」と考えられています。これは、ZENworks 7 Desktop ManagementのサービスをNovell Cluster Services for Linux がインストールされた環境にインストールすることはできますが、クラスタボリュームがダウンした場合、そのクラスタがフェールオーバーしている間はサービスが中断されることを意味します。

フェールオーバーが実行されると、Desktop Managementのほとんどのサービスは復元されますが、単一のリソース(ポリシーファイルがコピーされているサーバ)に依存するアプリケーション管理と一部のグループポリシーは、リソースが有効化されるのを待機中にタイムアウトになる可能性があります。 次回のログイン時、またはスケジュールされたイベントが発生してファイルリソースが再度有効になるまで、そのポリシーは適用されません。

ZENworks Middle Tier Serverはクラスタ対応ではありませんが、Linux上の単一のクラスタノードにインストールすることはできます。 詳細については、セクション 21.0, LinuxサーバへのZENworks Middle Tier Serverのみのインストールを参照してください。

B.10.2 OES Linuxクラスタ環境でのZENworks 7 Desktop Management with SP1のクラスタリングの前提条件

ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linuxのインストールを実行する前に、製品をインストールする環境が、次の必要な前提条件すべてを満たしていることを確認する必要があります。

  • ZENworks 7 Desktop Management Services with SP1をインストールするための一般的な要件を満たしていること。詳細については、セクション II, 準備を参照してください。
  • ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on LinuxをインストールするOES Linux 1.0 SP2サーバ上に、Novell Cluster Services 1.8がインストールされて動作していることを確認する。 Novell Cluster Servicesのインストールの詳細については、『OES Novell Cluster Services 1.8.2 Administration Guide for Linux』を参照してください。

B.10.3 OES Linuxクラスタへのインストール

ZENworks 7 Desktop Management Services with Support Pack 1 Services on LinuxをOES Linux SP2クラスタ環境にインストールするには、次の手順に従います。

  1. ターミナルコンソールから、suコマンドを使用してルートユーザに切り替えます。

  2. mount /CD_mount_pointを実行して、ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linux CDをマウントします。

  3. CDマウントディレクトリに移動し、./setupを実行してインストールプログラムの最初の画面を表示します。

    ==================================================================
    Introduction
    ------------
    
    InstallAnywhere will guide you through the installation of ZENworks Desktop Management.
    
    It is strongly recommended that you quit all programs before continuing with this installation.
    
    Respond to each prompt to proceed to the next step in the installation.If you want to change something on a previous step, type ’back’.
    
    You may cancel this installation at any time by typing ’quit’.
    
    PRESS <ENTER> TO CONTINUE:
    
    
  4. ライセンス契約の条項を読みます。<Enter>キーを押して次の画面に進み、その内容を読んでください。ライセンス契約の最後で、「Y」と入力して条項に同意します。

    ヒント:前の画面に戻るには、インストールプログラムの任意の画面で「back」と入力します。 インストールプログラムをキャンセルするには、任意の画面で「quit」と入力します。

  5. (条件付き、インストールがサーバ上でクラスタサービスを検出した場合)ライセンス契約の条項に同意したとき、ZENworks 7 with SP1 Desktop Mangement Services on LinuxをインストールするサーバにNovell Cluster Servicesがインストールされていると、インストールはそれを検出してこの画面を表示します。

    ==================================================================Novell Cluster Services Detected--------------------------------It appears that you have Novell Cluster Services installed on this server.Do you wish to install ZENworks services into the cluster?Install (Y/N):(DEFAULT:Y):
    
    

    インストールプログラムが、Novell Cluster Servicesが以前にインストールされていたことを検出しても、それは必ずしも設定されていない場合もあり、またはクラスタに後ほどインストールすることにする場合もあるでしょう。 クラスタにZENworksサービスをインストールしない場合には、「N」と入力します。

    Novell Cluster Services for Linux環境に、ZENworks 7 Desktop Management with SP1を実行するための設定可能なサービスをインストールするには、「Y」を入力するか、<Enter>を押します([Y]がデフォルトです)。

    この質問に対して「Y」または「N」を入力するか、またはライセンス契約の後にクラスタインストール画面が表示されなかった場合には、インストールの次の画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    Choose Install Set
    ------------------
    Please choose the Install Set to be installed by this installer.
    ->1- All Features
    2- ZENworks Desktop Management Server
    3- ZENworks Middle Tier Server
    
    4- Customize...ENTER THE NUMBER FOR THE INSTALL SET, OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT
       :
    
    
  6. 4」と入力して、[Customize]オプションを選択します。

    [Choose Product Features]画面が表示されます。

    ==================================================================
    Choose Product Features
    -----------------------
    
    ENTER A COMMA_SEPARATED LIST OF NUMBERS REPRESENTING THE FEATURES YOU WOULD
    LIKE TO SELECT, OR DESELECT.TO VIEW A FEATURE’S DESCRIPTION, ENTER
    ’?<NUMBER>’.PRESS <RETURN> WHEN YOU ARE DONE:
    
    1- [X] Application Management
    2- [X] Remote Management
    3- [X] Middle Tier
    4- [X] Inventory Server
    5- [X] Inventory Proxy
    6- [X] Inventory Database
    7- [X] NAL Database
    8- [X] Imaging
    9- [X] PXE
    10- [X] Autoworkstation Import/Removal
    11- [X] ZENworks Desktop Agent Installer
    
    Please choose the Features to be installed by this installer.
       :
    
    
  7. Linuxサーバにインストールするために選択または選択解除する機能の番号を入力します。 機能名の横にある[X]は、この機能がインストールされることを示しています。 デフォルトではすべての機能が選択されています。

    複数の機能を選択または選択解除する場合は、カンマを使って番号を区切ります。

    機能の説明を表示するには、番号の後に疑問符(?)を入力して(Enter)キーを押します。

  8. 必要な機能を選択してインストールの準備ができたら、(Enter)キーを押します。

    ZENworks機能の多くでは、インストールするために選択すると、他に何も設定する必要はありません。 これらの機能についてその他の情報を入力するように要求されることはありません。

    しかし、どの機能を選択した場合でも、必ずZENworks Desktop Management Serverに関する設定情報を入力するように要求されます。 最初に、Desktop Management Serverの設定に必要な[Tree Information]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    Tree information
    ----------------
    Please enter authentication information for the tree where you want to configure ZENworks.
    
    Tree (zentree):
    
    
  9. [Tree Information]画面で、ZENworksを設定するローカルホスト(このサーバ)のツリーの名前を入力します。 このフィールドでは、大文字と小文字は区別されません。

  10. 管理ユーザのeDirectoryの識別名(DN)を入力します。 このフィールドでは、大文字と小文字は区別されません。

  11. 管理ユーザのパスワードを入力します。 このフィールドでは、大文字と小文字は区別されません。

    アカウント情報が検証されると、[Cluster Support Information]画面が表示されます(サーバ上にクラスタリングサービスが存在していることをインストールプログラムが以前に検出した場合については、ステップ 5を参照してください)。

    ==================================================================ZENworks Cluster Support Information------------------------------------Specify the DN of the cluster resource object that should host the ZENworksservices (MYCLUSTER_Resource.MYCLUSTER.Servers.mycompany):
    
    
  12. (条件付き、インストールがサーバ上でクラスタサービスを検出した場合)ホストZENworksサービスをインストールするクラスタリソースオブジェクトの完全識別名を入力します。

    例: bs9_server.bs9cluster.novell

  13. (条件付き、インストールがサーバ上でクラスタサービスを検出した場合)クラスタ共有ボリュームのマウントポイントを入力します。

    例: /media/nss/BS9VOL

    アカウント情報の検証後、またはクラスタ共有ボリュームのマウントポイントの入力後に、[ZENworks License Key]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    ZENworks License Key Information
    --------------------------------
    Please enter a valid ZENworks license code.(90 Day Trial):
    
    
  14. Novell ZENworksを購入後にNovellから送信された電子メールに記載されているライセンスコードを入力します。このライセンスコードを入力するまで、製品のライセンスを取得するように促すメッセージが定期的に表示されます。 適切なコードを入力しない場合、ZENworks Desktop Managementは90日間を過ぎると機能しなくなります。

  15. (条件付き) Middle Tierのインストールを選択した場合は、[Middle Tier Server Configuration Information]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    Middle Tier Server Configuration Information
    --------------------------------------------
    The Middle Tier Server you configure with this program will access an eDirectory server in order to authenticate users and workstations and to obtain ZENworks configuration and policy information.
    
    Please provide the name or IP address and administrative credentials for an eDirectory server.
    
    Server Name/IP Address (zenmidt):
    
    
  16. (条件付き、Middle Tierのインストールを選択した場合) eDirectoryがインストールされているサーバのDNS名またはIPアドレスを入力します。

    
    Enter Administrative Credentials:
    Proxy User (admin.myCompany):
    
    
  17. (条件付き、Middle Tierのインストールを選択した場合) Middle Tierプロキシユーザアカウントの完全修飾ユーザ名を入力します(例: midtier-proxy.org-unit.org)。

    これらのアカウント情報を確実に安全に保つために、特定の管理権限を持つ任意のユーザを設定できます。詳細については、セクション 10.3, Middle Tierプロキシのユーザアカウントに必要な権利を参照してください。

    Password():
    
  18. (条件付き、Middle Tierのインストールを選択した場合) Middle TierプロキシユーザのeDirectoryパスワードを入力します。

    
    The ZENworks Middle Tier software searches for ZENworks user objects in a specified eDirectory context and below.
    
    Please Specify the ZENworks user context.
    NOTE:This context must already exist.
    
    Users Context (users.novell):
    
    
  19. (条件付き、Middle Tierのインストールを選択した場合) Desktop Managementを使用するユーザオブジェクトをMiddle Tier Serverが検索するeDirectoryコンテキストを入力します。

    インストールプログラムによってコンテキスト(コンテナ)の存在が確認されると、インストールが続行されます。

    (条件付き)同じサーバにインベントリサーバとインベントリデータベースをインストールする場合、[Inventory Standalone Configuration]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    Inventory Standalone Configuration
    ----------------------------------
    Note:ZENworks Inventory Standalone settings must be configured only on one cluster node.Do you want to configure as a Standalone?(Y/N) (Y):
    
     
    
  20. (条件付き、インベントリサーバのインストールを選択した場合)スタンドアロンインベントリサーバのコンテキストを入力します。

    Inventory Server Context (myCompany):

    インベントリプロキシ機能をインストールする場合、[Inventory Proxy Configuration]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    Inventory Proxy Configuration
    -----------------------------
    
    XML Proxy port (65000):
    
    
  21. (条件付き、インベントリプロキシのインストールを選択した場合) XMLRPC要求をインベントリプロキシサービスに渡すために使用するポートのポート番号を入力します。

    デフォルトのポート65000を変更する場合は、0~65535の値を指定します。そのポート番号がサーバ上の他のサービスで使用されていないことを確認してください。

    [SSL Configuration]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    SSL Configuration
    -----------------
    Do you want to configure SSL?(Y):
    
    
  22. (オプション) LDAPを使用してZENworks 7インベントリサーバとeDirectoryとの安全な接続を確立する場合は、「Y」と入力してから、SSL証明書の完全なパスとファイル名を入力します。

    重要:各クラスタノードのSSL証明書のパスを入力します。

    [NetBIOS Configuration]画面が表示されます。

    
    ==================================================================
    NetBIOS Configuration
    ---------------------
    NetBIOS Name (NetBIOS_name):
    
    
  23. (条件付き)[NetBIOS Configuration]画面は、NetBIOS名が /etc/samba/smb.confに指定されておらず、ZENworksインストールプログラムを実行するLinuxサーバの名前が半角13文字を超える場合にのみ表示されます。

    NetBIOS名が/etc/samba/smb.confに指定されておらず、Linuxサーバの名前が半角13文字を超える場合、インストールプログラムを実行するLinuxサーバ名の最初の13文字を使用してNetBIOS名が生成されます。この名前は、ZENworks Linux版のインストール中にデフォルト値として表示されます。

    
    ==================================================================
    NetBIOS Configuration
    ---------------------
    NetBIOS Name (NetBIOS_name_generated_by_the_ZENworks_installation_program):
    
    

    このデフォルト値をそのまま使用するか、新しい値を入力することができます。ただし、NetBIOS名は一意にする必要があります。

  24. [Pre-Installation Summary]画面が表示されます。

    
    Pre-Installation Summary
    ------------------------
    We are ready to install ZENworks to your server.Press <Enter> to continue,
    type "back" to change your choices or "quit" to exit this install.
    
    Product Name:  
    ZENworks Desktop Management
    
    Product Components:
    Inventory Server,
    Remote Management,
    Application Management,
    Inventory Proxy,
    Inventory Database,
    NAL Database,
    Autoworkstation Import/Removal,
    PXE,
    Imaging,
    Middle Tier,
    ZENworks Desktop Agent Installer
    
    ZENworks License Key:
    90 Day Trial
    
    Schema Extensions: 
    Schema extensions will be applied.
    ZENworks Cluster Support    Cluster support will be installed
    PRESS <ENTER> TO CONTINUE:
    
    
  25. (Enter)キーを押してインストールを開始します。

    インストール処理が完了すると、InstallAnywhereによりインストールログファイルが作成されます。 ログファイルの作成を中止するには、<Ctrl>+<C>を押します。

    インストールが正常に完了すると、[View Readme]画面が表示されます。

    ============
    View Readme
    -----------
    
    Do you want to view the readme file?
    
    ->1- YES
    2- NO
    
    ENTER THE NUMBER FOR YOUR CHOICE, OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT:
       :
    
  26. (オプション)「1」を入力すると、Readmeファイルが表示されます。 このファイルを読みます。<Enter>キーを押すと次の画面に進みます。 readmeファイルの最後に、<Enter>キーを押して[Installation Complete]画面を表示します。

  27. (オプション)「2」を入力すると、[Installation Complete]画面が表示されます。

    
    ================================================================
    Installation Complete
    ---------------------
    
    Congratulations.ZENworks Desktop Management has been successfully installed
    to:
    
    /opt/novell/zenworks/
    
    All installed ZENworks services have been started.
    
    Please see the log file (/var/log/ZENworks_Desktop_Management_InstallLog.log)
    for more details.
    
    PRESS <ENTER> TO EXIT THE INSTALLER:
    
    

    [Installation Complete]のメッセージでは、インストールされたZENworksのすべてのサービスが開始したと述べられますが、proxydhcpサービスは、インストールの完了後、または再起動後にも開始しません。 サービスを開始するには、ConsoleOneまたはiManagerでクラスタリソースオブジェクトをアンロードして、開始スクリプト(opt/novell/zenworks/bin/ZDMstart)を実行します。 ランレベルからproxydhcpサービスを開始しようとすると、クラスタリソースをホストしていないサーバ上でエラーが生成されます。

  28. (Enter)キーを押してインストールプログラムを終了します。

B.10.4 クラスタへのサイレントインストールの準備

サイレントインストールの準備を行うには、次の手順に従います。

  1. ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linux CDのルートにあるsilent.propertiesファイルを、Linuxサーバの/rootにコピーします。

  2. /root/silent.propertiesを必要に応じて編集します。

ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linux用のsilent.propertiesのコピーを次に示します。

INSTALLER_UI=silent#---------------------------------------------------------------------# Install Sets
#---------------------------------------------------------------------##CHOSEN_INSTALL_SET=(All|Server|Midtier) [default:All]
#CHOSEN_INSTALL_SET=Midtier
#CHOSEN_INSTALL_SET=Server#---------------------------------------------------------------------# Installable Features
#---------------------------------------------------------------------INSTALL_REMOTE_MANAGEMENT=true
INSTALL_MIDDLE_TIER=true
INSTALL_INVENTORY_SERVER=true
INSTALL_INVENTORY_PROXY=true
INSTALL_INVENTORY_DATABASE=true
INSTALL_APPLICATION_MANAGEMENT=true
INSTALL_APPLICATION_MANAGEMENT_DATABASE=true
INSTALL_IMAGING_SERVER=true
INSTALL_PXE_SERVER=true
INSTALL_WORKSTATION_IMPORT_SERVER=true
INSTALL_ZDM_AGENT=true#---------------------------------------------------------------------# Pre-file-copy verification
#---------------------------------------------------------------------#-------------------------------------
# Authentication
#-------------------------------------#TREE_USER_NAME=admin.myCompany
#TREE_PASSWORD=myPassword
#TREE_NAME=MY-TREE#-------------------------------------
# ExtendSchemaConfigureAction
#-------------------------------------##SHOULD_EXTEND_SCHEMA=(true|false) [default:false]
#SHOULD_EXTEND_SCHEMA=true#-------------------------------------
# LicensingConfigureAction
#-------------------------------------##USER_SUPPLIED_SERIAL_NUMBER= [default:90 Day Trial]
#USER_SUPPLIED_SERIAL_NUMBER=mySerialNumber#---------------------------------------------------------------------# Post-file-copy verification
#---------------------------------------------------------------------#-------------------------------------
# Force Re-Configuration
#-------------------------------------##ConfigureAction.ZDM_FORCE_CONFIGURE=(true|false) [default:false]
#ConfigureAction.ZDM_FORCE_CONFIGURE=true#-------------------------------------
# Imaging
#-------------------------------------##NDS_CONF_PATH= [default:/etc/nds.conf]
#NDS_CONF_PATH=/etc/nds.conf#-------------------------------------
# Middle Tier
#-------------------------------------#XTierConfigureAction.AUTH_DOMAIN=myServer
#XTierConfigureAction.AUTH_CONTEXT=myZENWorksUserSearchContext
#XTierConfigureAction.PROXY_USER=myProxyUser
#XTierConfigureAction.PROXY_PASSWORD=myProxyPassword#-------------------------------------
# Inventory Server Standalone Mode
#-------------------------------------##StandaloneConfigureAction.INV_STANDALONE=(Y|N) [default:N]
#StandaloneConfigureAction.INV_STANDALONE=Y
#StandaloneConfigureAction.INV_SERVER_CONTEXT=myContext.myCompany#-------------------------------------
# XML Proxy
#
# value placed in /etc/opt/novell/zenworks/zws.properties as port2
#-------------------------------------##XMLProxyConfigureAction.XML_PROXY_PORT= [default: 8080]
#XMLProxyConfigureAction.XML_PROXY_PORT=myPortNumber#-------------------------------------
# SSL for Inventory
#-------------------------------------##SSLConfigureAction.SSL_CONFIGURE=(Y|N) [default:N]
#SSLConfigureAction.SSL_CONFIGURE=Y
#SSLConfigureAction.INV_CERT_PATH=/my.dir/my.cer#-------------------------------------
# NETBIOS Name
#
# value placed in /etc/samba/smb.conf as netbios name
# iff there is no existing value
#-------------------------------------##NETBIOS_NAME= [default:<hostname>-w]
#NETBIOS_NAME=myNetBiosName#-------------------------------------
# Novell Cluster Support
#-------------------------------------##INSTALL_ZENWORKS_CLUSTERING=(Y|N) [default:N]
#INSTALL_ZENWORKS_CLUSTERING=N
# Specify the Cluster resource object that will host the ZENworks services.
ConfigureAction.CLUSTER_RESOURCE_DN=myResource.mycluster.mycompany# Specify the mount point for the shared resource for the above named cluster
# resource object
ConfigureAction.SHARED_VOLUME_PATH=/mnt/

# In general the following information can be derived from the Cluster resource
# object but in the off chance that we can't determine this information, you
# can set these variables.
# Specify the DN of the Virtual server object associated with the
# cluster resource object, and the IP address assigned to the resource object
ConfigureAction.CLUSTER_NCP_SERVER=
ConfigureAction.CLUSTER_NCP_SERVER_IP=

silent.propertiesでは、デフォルトで、すべてのDesktop Managementコンポーネントがインストールされるように選択されています。このファイルを編集するときに、Installable Featuresセクションのコンポーネント名をコメント化すると、そのコンポーネントは選択解除されインストールされません。 ここで作成されるカスタマイズされたインストールセットは、インストールプログラムを実行するときに適用できます。

カスタマイズされたインストールセットを作成する代わりに、このファイルのInstall Setsセクションの統合されたインストールセットを非コメント化することもできます。

silent.propertiesファイルには、インストールするコンポーネントの設定に必要な特定のパラメータも含まれています。 これらのパラメータを非コメント化して必要な値を追加します。

セキュリティで保護ざれていない環境でサイレントインストールを実行する場合は、パスワードを非表示にすることをお勧めします。詳細については、セクション 23.3, より安全なサイレントインストールの実行を参照してください。

B.10.5 OES Linuxクラスタへのサイレントインストールの実行

インストールするコンポーネントをすべて選択し(クラスタにインストールするサービスも含めます)、それらのコンポーネントの設定値を追加して、silent.propertiesファイルの編集が完了したら、インストールプログラムを実行できます。

インストールを完了するには、次の手順に従います。

  1. 編集したsilent.propertiesファイルを、サイレントインストールを実行するサーバの/rootディレクトリにコピーします。

  2. ZENworksをインストールするLinuxサーバのCDドライブに、ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linux CDを挿入します。

  3. ターミナルコンソールから、suコマンドを使用してルートユーザに切り替えます。

  4. mount /CD_mount_pointを実行して、ZENworks 7 with Support Pack 1 Desktop Management Services on Linux CDをマウントします。

  5. CDマウントポイントに移動し、次のコマンドを入力します。

    ./setup -f /root/silent.properties
    

    メモ:silent.propertiesファイルへのパスは、スラッシュ(/)で始まる完全パスである必要があります。

    インストールプログラムが起動し、silent.propertiesファイルで指定した情報に従って適切なファイルがコピーされ、ZENworksコンポーネントが設定されます。指定した各値の妥当性は、silent.propertiesファイルのPre-file-copy Verificationセクションでチェックされます。 無効な値がある場合はインストールが停止します。

    ファイルのコピー後、silent.propertiesファイルのPost-file-copy verificationセクションで妥当性がチェックされます。 このセクションに不正な値がある場合は、/var/log/ZENworks_Desktop_Management_InstallLog.logにあるInstallAnywhereログファイルにエラーが記録されますが、インストールは続行します。

    novell-zdm-configureユーティリティを使用して、発生したエラーを修正できます。詳細については、セクション 24.2, Linux上で実行されているZENworksプロセスの設定または再設定を参照してください。

B.10.6 OES Linuxクラスタでのワークステーションインベントリの設定

ZENworks 7 SP1デスクトップ管理サービスのインストールが終了したら、ワークステーションインベントリがクラスタ環境で動作するよう設定する必要があります。 必要な設定手順を次に示します。

  1. インベントリデータベースオブジェクトを設定します。 Desktop Managementのインストール時にSybase*を選択した場合、インストールプログラムはデータベースオブジェクト(Inventory database_server_name)を作成し、このオブジェクトのプロパティを設定します。ステップ 1.aステップ 1.bを省略してください。 OracleまたはMSSQLを使用する場合は、ステップ 1.aに進みます。

    1. OracleまたはMS SQLでインベントリデータベースを管理する場合は、データベースオブジェクトを作成してプロパティを設定してあることを確認します。 For more information, see セクション 27.0, インストール後の作業

    2. データベースオブジェクトをクラスタ環境用に設定するには、 ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、[Properties][ZENworks Database]の順にクリックし、仮想サーバのDN (NCP™サーバオブジェクト)を参照して選択するか、仮想サーバのIPアドレスを指定して、[OK]をクリックします。

  2. インストール時にスタンドアロン設定を選択しなかった場合は、データベースの場所ポリシーを作成する際、Inventory database_virtual_server_nameにインベントリデータベースを設定します。

  3. ワークステーションインベントリポリシーの作成時に、インベントリサービスオブジェクトDNをInventory Service_virtual_server_nameに設定します。

  4. すべてのロールバックポリシーを設定するには、クラスタサービスのインベントリサービスオブジェクト(Inventory Service_virtual_server_name)を選択します。