IV LinuxへのZENworksデスクトップ管理サービスのインストール

Novell® ZENworks® 7 Desktop Managementには、次の重要な要素をSUSE Linux Enterprise Server 9 Support Pack 1またはNovell Open Enterprise Server (OES Linux) 1.0にインストールする機能があります。

  • Desktop Management Server: Linuxサーバが含まれるネットワーク上のユーザおよびワークステーションのポリシーとプロファイルを一元的に作成および管理できます。 このポリシーおよびプロファイルにより、ネットワーク内のWindowsワークステーションへのアプリケーションの配布、管理、更新のほか、高度なインベントリ管理機能とリモート管理機能の実行、およびオペレーティングシステムの自動インストールが可能になります。

  • ZENworks Middle Tier Server: Linuxサーバ上にインストールされたWeb Serverソフトウェアを使用して企業ファイアウォール内のDesktop Management Serverと企業ファイアウォール外のワークステーション間の認証と通信をセットアップします。このような通信によりモバイルユーザが旅行中にデスクトップ管理サービスにアクセスできるようになります。 Novell Client™がないワークステーションの通信も可能です。

メモ:SLES 9インストールで利用可能な4つの設定済みソフトウェア「セット」(つまり、最小システム最小グラフィカルシステムフルデフォルトシステムインストール)のうち、 SLES 9のデフォルトシステムインストールだけが、ZENworks 7 Desktop Managementをサポートしています。 SLES 9インストールの他のモードでは、その後のZENworks 7 Desktop Managementインストールでエラーが生じます。

ZENworks 7 Desktop Management Services on Linuxのインストールプログラムでは、「インストールセット」と呼ばれるさまざまな組み合わせで構成されているこれらの2つの要素のいずれかを選択できます。 次の節では、これらのインストールセットの構成が考慮されています。

ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1 Services on Linuxのインストールの詳細については、Novell Cluster Services環境へのインストールに進み、セクション B.10, OES Linuxクラスタ環境でのZENworks 7 Desktop Management with SP1のインストールを参照してください。