第25章

DreamweaverのexteNd Directorとの併用

この章では、Macromedia DreamweaverをexteNd Directorと併用する方法について説明します。トピックは次のとおりです。

この章では、ユーザの方がDreamweaverに熟知していることを前提としています。

 
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exteNd Director およびDreamweaverについて

DreamweaverはWebページ制作、Webサイトおよびインターネットアプリケーションの構築および管理をするための統合開発環境です。exteNd Director にはNovell exteNd 統合拡張機能が付属しており、DreamweaverをexteNd Director と併用することで次のことができるようになります。

Dreamweaverの使用目的

説明

ポートレットおよびコンポーネントをPID (ポータルID)ページに追加します

Novell exteNd Director統合(Novell_Director.mxp)拡張

この拡張と併用できるタイプのexteNd Director ページはPIDページです。

For more information    詳細については、exteNd Director統合拡張を使用するを参照してください。

コンテンツ管理リポジトリでファイルを編集します

次を設定する必要があります。

  • Dreamweaverのサイトマネージャからコンテンツ管理リポジトリへのWebDAVアクセス

    For more information    WebDAVを使用したexteNd Director アプリケーションへのアクセスの詳細については、Dreamweaverサイト管理マニュアル、および『コンテンツ管理ガイド』の「 WebDAV 」を参照してください。

  • exteNd Director アプリケーション。PIDページが通常のリソースセットの場所ではなく、コンテンツ管理リポジトリへ保存されるようにします。

    For more information    詳細については、コンテンツ管理からのPIDページの表示を参照してください。

注記:   この拡張子は、DreamweaverおよびDreamweaver UltraDevの両方で動作します。

 
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Dreamweaver拡張のインストール

MacromediaのExtension Managerを使用してexteNd Director Dreamweaver拡張をインストールします。

Procedure exteNd Director Dreamweaver拡張をインストールする

  1. Macromedia Extension Managerを開きます。

  2. File]>[Install Extension]を選択します。

  3. インストールする拡張が保存されているディレクトリまで移動します。

    拡張

    ファイルの場所

    Novell exteNd Director 統合

    Director\Utilities\Dreamweaver\Novell_Director.mxp

  4. インストールする拡張に関連した.mxpファイルを選択します。

  5. Install]をクリックします。

  6. 拡張マネージャのインストールの指示に従います。

 
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exteNd Director統合拡張を使用する

The exteNd Director 統合拡張を使用するとDreamweaverのワークスペースで次のことができるようになります。

これら2つの機能を同時に使用するには、展開前にexteNd Director アプリケーションを設定する必要があります。コンテンツ管理からのPIDページの表示を参照してください。

 
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コンポーネントタグの挿入

The exteNd Director統合拡張機能を使用すると、Dreamweaverのワークスペース内から展開したexteNd Directorポータルアプリケーションに接続し、s3コンポーネントタグをPIDページに挿入できます。 展開アプリケーションのポータルWARにあるポートレットまたはコンポーネントのリストから選択することも可能です。

Procedure コンポーネントタグの挿入

  1. Dreamweaverデザインビューで、ポートレットまたはコンポーネントを挿入する位置にカーソルを置きます。

  2. Commands]>[Novell Director]>[Director挿入ポートレット]を選択します。

    dreamweaver11

  3. Director挿入ポートレット]内で、次を指定します。

    設定

    指定する内容

    ホスト名/IP :ポート

    ホスト名(またはIPアドレス)、および任意でexteNd Directorアプリケーションを展開しているアプリケーションサーバのポート番号。 たとえば、localhostなど。

    データベース

    アプリケーションサーバにあるexteNd Director アプリケーションデータベースの名前。 たとえば、SilverMaster50など。

    (データベースを使用しないサーバの場合は空白にしてください)。

    ポータルの場所(ポータルまたはネームスペース/ポータル)

    The exteNd Director アプリケーションのネームスペース(アプリケーションがネームスペース付きで設定されている場合のみ)と、続いてポータルの名前。 たとえば、ExpressPortalなど。

  4. Get Portlet List]ボタンをクリックします。

    目的のポータルで利用できるすべてのポートレットとコンポーネントのドロップダウンリストがダイアログボックスに表示されます。

  5. ポートレットまたはコンポーネントを選択して[Insert Portlet]をクリックします。

    s3-コンポーネントタグが拡張機能によってPIDページのHTMLコードに挿入され、デザインビューの指定した位置にタグを示すアイコンが表示されます。

    dreamweaver14

 
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コンテンツ管理からのPIDページの表示

PIDページは、通常はexteNd Directorアプリケーションのコンテンツ管理リポジトリではなく、リソースセットに保存されています。 このため、新規の「EboResourceServet」を追加してコンテンツ管理リポジトリからPIDページを取得および表示ができるようにする必要があります。

Procedure exteNd Directorアプリケーションを設定する

  1. exteNd Directorを展開するまえに、次を実行します。

    1. ポータルWAR用の「web.xml」を開きます。

    2. ファイルに次のXMLコードを追加します。

      <servlet>
          <servlet-name>cmresources</servlet-name>
          <servlet-class>com.sssw.cm.servlet.EboResourceServlet</servlet-class>
          <init-param>
            <param-name>enable-pid-support</param-name> 
            <param-value>true</param-value> 
          </init-param> 
        <init-param>
            <!--This is the directory in the cm system that -->
            <!--stores pids-->
            <param-name>pid-path</param-name> 
            <param-value>/cmpages</param-value> 
          </init-param>
      </servlet>
          <servlet-mapping>
          <servlet-name>cmresources</servlet-name>
          <url-pattern>/cmresources/*</url-pattern>
          </servlet-mapping>
    

    他の<servlet><servlet-mapping>タグの直後にこのタグを挿入します。

    For more information    コードの解説についてはEboResourceServlet 初期化パラメータ を参照してください。

  2. exteNd Director アプリケーションを作成し、展開(または再展開)します。

  3. exteNd Director を展開した後、次を実行してください。

    1. Dreamweaver WebDAV接続のリモートサイトフォルダを/cmpagesに設定します。

    2. CMS管理コンソールを使用して、目的のPIDページをexteNd Director プロジェクトのリソースセットから展開したアプリケーション(なければ作成します)のコンテンツ管理リポジトリへ移動します。

    3. CMS管理コンソールを使用してPIDページで使われる画像とその他のオブジェクトを移動します。ページに含まれる相対URLはリソースサーブレットによって編集されないので、この作業は必須になります。

    For more information    CMS管理コンソールの使用方法についての詳細は、『コンテンツ管理ガイド』を参照してください。

Procedure コンテンツ管理リポジトリでPIDページへアクセスする

注記:   コンテンツ管理リポジトリのPIDページに別のPIDページからアクセスするには、CMPIDReaderコンポーネントを使用します。

CMPIDReaderは、コンテンツ管理リポジトリが取得するPIDページのパスを示す、CMPATHというパラメータを受け取ります。 CMPATHはs3-コンポーネントまたはHTML要求経由で送信することもできます。例は次のとおりです。

  <s3-component ID="CMPIDReader" NAME="CMPIDReader" CMPATH="/cmpages/myPID.html" />
  
  http://localhost/Director/Portal/main/comp/CMPIDReader?cmpath=%2fcmpages%2fmyPID.html

EboResourceServlet 初期化パラメータ

コンテンツ管理リソースサーブレット(EboResourceServlet)は、パスまたはドキュメントID経由で、コンテンツ管理リポジトリのいかなるオブジェクトへのURLアクセスも提供します。

コンテンツ管理リソースサーブレットには2つの初期化パラメータがあります。

初期化パラメータ

説明

enable-pid-support

enable-pid-supportがtrueの場合、リソースサーブレットによって、コンテンツ管理ドキュメントの受信パスがチェックされます。 pid-pathの下に設定されているパスに一致する場合、リソースサーブレットでは、HTMLドキュメントがPIDページであるとみなされ、コンテンツ管理サブシステムによって指定されたMIMEタイプを使用して処理されます。他のすべてのパスの場所にあるオブジェクトは、そのまま返されます。

pid-path

pid-pathによって、コンテンツ管理リポジトリにある1つの特定のフォルダがPIDページの保存領域として指定されます。パフォーマンス上の理由から、PIDページを単一フォルダに制限する必要があります。 コンテンツ管理フォルダは、大きなドキュメントを膨大な数抱える可能性があり、s3コンポーネントタグのためにすべてのドキュメントを読み取るのは、かなり能率がよくないといえます。



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