第10章

Dynamic Reasoning Engineの管理

この章では、exteNd Director Dynamic Reasoning Engine (DRE) Administrationコンソールを使用して検索動作を管理する方法について説明します。

この章では、次のトピックについて説明します。

注記:   この章の情報は、Autonomy, Incの『Autonomy Server 2.2』マニュアルから改作したものです。

 
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exteNd Director DRE管理コンソール機能

exteNd Director Searchサブシステムでは、exteNd Director DREを管理するためのグラフィカルユーザインターフェイスである、exteNd Director DRE Administrationコンソールにアクセスできます。DRE Administrationコンソールを使用して実行できる操作は、次のとおりです。

 
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exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動

exteNd Director DRE Administrationコンソールは、Windowsの[スタート]メニューから、または実行可能ファイルを呼び出すことによって起動できます。

Procedure DRE Administrationコンソールを起動する

  1. exteNd Director DREが実行していることを確認します。

    Windowsの場合、サーバの起動時に、exteNd Director DREが自動的に呼び出されます。UNIXの場合、exteNd DirectorDynamic Reasoning Engineのインストールで説明されているように、exteNd Director DREを手動で起動する必要があります。

  2. 次のいずれかの方法で、DRE管理者を呼び出します。

    起動場所

    操作手順

    Windowsの[スタート]メニュー

    [プログラム]>[Novell]>[exteNd Director 4.1]>[exteNd Director DRE Administrator]の順に選択します。

    実行可能ファイル

    exteNd Directorインストールディレクトリでautonomy\engine\DirectorDREadmin.exeをダブルクリックします。

    DRE Administrationコンソールは、DREと接続しようとし、デスクトップにAdministrationメインパネルを表示します。

    srcDREAdmin

    パネルの右上に、DREの状態が簡単に分かるように記号が表示されています。

    記号

    意味

    srcDREIsRunningSymbol

    DREは実行中で、DRE Administrationコンソールに接続しています。

    srcDRENotRunningSymbol

    DRE AdministrationコンソールがDREに接続できません。

    管理者がDREに接続できない場合、を参照してください。

 
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DREのリセット

設定パラメータを変更したら、DREをリセットして、その設定を再初期化する必要があります。

Procedure DREをリセットする

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

  2. [詳細]タブを選択します。

  3. [DREのリセット]をクリックします。

 
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コンテンツをDREから削除する

DRE Administrationコンソールを使用して、ドキュメントをDREから削除したり、またはドキュメント、用語、および確立の重さなどすべてのコンテンツを削除できます。これらのいずれかのリソースを削除した場合、CM (Content Management)リポジトリを再び検索するには、残りのコンテンツのインデックスをDREで再作成する必要があります。この節では、推奨される手順について説明します。

Procedure ドキュメントをDREから削除する

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

    [管理]タブが選択された状態で、コンソールが開きます。

  2. DREデータベースを[データベース管理]パネルから選択します。

    ヒント:   DREデータベースをデフォルトCMリポジトリに指定するには、 com.sssw.cm.Defaultを選択します。

  3. [データベースからのドキュメントの削除]をクリックします。

    確認のウィンドウが表示されます。

  4. [はい]をクリックして、削除を確認します。

  5. インデックス作成の強制実行で説明されているように、コンテンツのインデックスをDREに再作成します。

Procedure すべてのコンテンツをDREから削除する

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

  2. [詳細]タブを選択します。

  3. [DREの初期化]をクリックします。

  4. インデックス作成の強制実行に関する節で説明されているように、コンテンツのインデックスをDREに再作成します。

 
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クエリのテスト

DRE Administrationコンソールを使用してクエリを個別にテストすると、予想通りの結果が返されるかを確認できます。

Procedure DRE Administrationコンソールでクエリをテストする

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

  2. [DREのクエリ]タブを選択します。

    [DREのクエリ]タブが選択された状態で、DRE Administrationが開きます。

    srcDREAdminQuery

  3. 検索するDREデータベースが、[データベース]リストに表示されているか確認します。

    デフォルトでは、Searchサブシステムは、検索するDREデータベースとしてcom.sssw.cm.Defaultを指定します。

  4. 検索記号の隣のテキストボックスに検索クエリを入力します。

    srcDREAdminSearchSymbol

  5. [クエリの実行]ボタンをクリックします。

    クエリ結果は、ダイアログ下部の結果テーブルに表示されます。

    For more informationDRE Administrationコンソールでのクエリの詳細については、ダイアログボックス下部の[ヘルプ]ボタンをクリックしてください。サポートされているクエリタイプおよびクエリの構築方法については、およびを参照してください。

 
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DRE検索オプションの設定

この節では、exteNd Director DRE AdministrationコンソールでDREを設定する方法について説明します。

Procedure DRE Administrationコンソールで検索オプションを変更する

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

  2. [管理]タブが表示されていない場合は、このタブを選択します。

    srcDREAdmin

    チェックマーク記号で示されているように、DRE Administrationコンソールは、クエリポート2000のローカルホストで実行するDREに正常に接続されています。

    srcDREIsRunningSymbol

  3. [DRE設定の変更]をクリックします。

    [DRE設定の変更]ダイアログボックスが開きます。

    srcDREAdminChangeSettings

  4. 新しいDREホストまたはクエリポート、あるいはその両方を入力して、[OK]をクリックします。

    DRE Administrationコンソールは、指定された新しいホストまたはポート番号(あるいはその両方)で実行するDREと接続しようとします。接続が失敗すると、チェックマーク記号が警告記号に変わります。

    srcDRENotRunningSymbol

  5. 設計時の検索オプションの設定および既存のexteNd Directorプロジェクトでの検索オプションの設定で説明されている技術を使用して、変更をexteNd Director環境に転送します。

 
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DREコンテンツの検証

この節では、exteNd Director DRE Administrationコンソールでバックアップファイルを作成してDREコンテンツを検証する方法について説明します。

Procedure DREのバックアップを作成してDREコンテンツを検証する

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動で説明されているように、Administrationコンソールを起動します。

  2. [詳細]タブを選択します。

  3. バックアップデータを保存するファイルのパスを指定します。

    たとえば、次のとおりです。

      c:\Autonomy\backups\mybackup.idx
    
  4. LOCAL IDX BACKUPの[今すぐバックアップ!]をクリックします。

    DRE管理者は、DREデータのバックアップを指定したIDXファイルに作成します。IDXファイルをテキストエディタで開くと、DREにインポートされ、インデックスが作成された各ドキュメントに関連するコンテンツ、標準メタデータ、およびカスタムフィールドを検証できます。1つのドキュメントの情報を示すIDXファイルの一部を次に示します。

      #DREENDDOC
      #DREREFERENCE Production/Employee Classifieds/For Sale:Electric Lawnmower
      #DRETITLE  
      #DREFIELD summary=""
      #DREFIELD CHECKSUM=""
      #DREFIELD DREDOCTYPE=""
      #DREFIELD BIAS=""
      #DREFIELD AuthorTemplate=""
      #DREFIELD AUTHOR="B. Greene"
      #DREFIELD CONTENTSIZE="307"
      #DREFIELD CREATED="1002060735000"
      #DREFIELD DOCABSTRACT="Selling 5-year-old electric lawnmower."
      #DREFIELD DOCID="07fce6f50a8e94ef39c96a8164ae0000"
      #DREFIELD DOCNAME="For Sale:Electric Lawnmower"
      #DREFIELD DOCTYPEID="07feb46c1d4e94d3561a6a8164ae0000"
      #DREFIELD DOCTYPENAME="Employee Classified"
      #DREFIELD EXPIRATIONDATE=""
      #DREFIELD FOLDERID="07ffc46c1d4e94d3561a6a8164ae0000"
      #DREFIELD LOCKEDBY="administrator"
      #DREFIELD MIMETYPE="text/html"
      #DREFIELD PARENTDOCID=""
      #DREFIELD PUBLISHDATE=""
      #DREFIELD PUBLISHSTATUS="1"
      #DREFIELD REPOSITORYID=""
      #DREFIELD STATUS=""
      #DREFIELD SUBTITLE=""
      #DREFIELD TITLE="Selling Electric Lawnmower"
      #DREFIELD UPDATETIME=""
      #DREFIELD UPDATEUSER=""
      #DREDOCID 8
      #DRESECTION 0
      #DRETYPE TEXT
      #DREDATE 1002060735
      #DREDBNAME com.sssw.cm.Default
      #DRESTORECONTENT y
      #DRECONTENT
      I\qm selling my 5-year-old electric lawnmower.We recently moved to a house with a much larger yard, so using the cord has become problematic.Regrettably, we must revert to a gas-powered unit.Our electric unit is in excellent condition and has never needed any repairs.Asking $100.
    

ヒント:   次のDREコンテンツの復元で説明されているように、DREコンテンツをこのバック アップIDXファイルから復元できます。

 
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DREコンテンツの復元

この節では、DREコンテンツをバックアップIDXファイルから復元する方法について説明します。

Procedure DREコンテンツを復元する

  1. exteNd Director DRE Administrationコンソールの起動の説明に従って、Administrationコンソールを起動します。

  2. DREコンテンツの検証の説明に従って、DREコンテンツのバックアップをIDXファイルに作成します。

  3. [インポート-インデックス]タブを選択します。

  4. [IDXファイルの追加]をクリックします。

    [開く]ダイアログが表示されます。

  5. バックアップIDXファイルを選択して、[開く]をクリックします。

    IDXファイルは、DRE管理者の[インポート-インデックス]パネルのリストに追加されます。

  6. IDXファイルをリストから選択して、[DREに今すぐインデックス作成!]をクリックします。

 
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DRE Administrationコンソールの使用方法に関するヘルプを表示する



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