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機能ガイド 05/21/03 11:36:28 |
この章では、J2EEアプリケーションのJavaベースのクライアントをホストするNovell exteNd アプリケーションサーバに提供されている機能のSilverJ2EEClientについて説明します。 トピックは次のとおりです。
運用環境に「J2EEアプリケーションクライアント」が含まれている場合、これらを実行しているユーザマシンには、SilverJ2EEClientをインストールして使用する必要があります。 SilverJ2EEClientは、J2EEサービスをサポートする強力なセット(配備、JNDI名前空間アクセス、およびセキュリティ認証を含む)を使用してクライアントをホストする、管理負荷の低いJ2EEアプリケーションクライアントコンテナです。
J2EEアプリケーションクライアントおよびそれらの作成方法の詳細については、exteNd Workbenchヘルプを参照してください。
ユーザは、アプリケーションサーバに配備したJ2EEアプリケーションクライアントを実行するためにSilverJ2EEClientを呼び出します。 これらのクライアントをサポートするためにSilverJ2EEClientに用意されている機能には、次のものが含まれます。
管理労力を最小限にするため、Novell exteNd アプリケーションサーバには、SilverJ2EE Clientの現在のバージョンをユーザがダウンロードしてセットアップできるインストーラが用意されています。 また、適切なインストーラの種類(Windows、UNIX、またはLinux)をユーザが簡単に選択できるインストールページもあります。
デフォルトにより、アプリケーションサーバのEnterprise Editionは、SilverJ2EEClientのインストールページおよびインスーラを提供するようにセットアップされます。 Developer Editionは、デフォルトでそのように設定されませんが、インストールページとインスーラを提供するようにセットアップすることが可能です。
詳細については、『インストールガイド』の序章
を参照してください。
デフォルトにより、SilverJ2EEClientインストールページは、次のURLでサーバから利用できます。
http://servername/SilverStream/Pages/SilverJ2EEClient.html
ユーザには、ブラウザでこのURLを直接入力するよう指示したり、より簡単にアクセスできるようこのURLにリンクするページを提供したりできます。
インストールページの使用 SilverJ2EEClientインストールページを表示すると、次をダウンロードするためにユーザがクリックできるリンクが提供されます。
このページには、インストーラの使用手順、およびSilverJ2EEClientのインストール後の起動手順も含まれています。
インストーラへの直接アクセスの提供 最初にSilverJ2EEClientインストールページに移動せずに、ユーザがSilverJ2EEClientインストーラを直接ダウンロードできるようにしたい場合があります。 このような場合は、ユーザに次のURLの1つを入力するよう指示するか、または自分のページからURLにリンクすることができます。
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直接リンクするSilverJ2EEClientインストーラのバージョン |
使用するURL |
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Windows |
SilverJ2EEClientInstall.exe |
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UNIX (Solaris) |
SilverJ2EEClientInstallSolaris.sh |
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Linux |
SilverJ2EEClientInstallLinux.sh |
http://servername/SilverStream/SilverJ2EEClientInstall/
インストーラのNetWareサポート Novell NetWareでは、アプリケーションサーバによって、SilverJ2EEClientインストーラページと、Windows、UNIX、およびLinuxクライアント用のSilverJ2EEClientインストーラが提供されます。 NetWareはサーバプラットフォームであるため、ユーザがダウンロードするSilverJ2EEClientインストーラのNetWareバージョンはありません。
SilverJ2EEClientは、アプリケーションサーバのインストール時に、NetWareマシン上に自動的にインストールされます。 また、NetWareに付属しているNovell Clients Software CDを使用して、Microsoft WindowsマシンにNovell exteNd アプリケーションサーバ Clients (SilverJ2EEClientが含まれています)をインストールすることもできます。
詳細については、『インストールガイド』の
NetWareへのアプリケーションサーバのインストールに関する章を参照してください。
SilverJ2EEClientインストーラのWindowsバージョンをダウンロードすると、ローカルマシンに次のファイルが見つかります。
SilverJ2EEClientInstall.exe
このファイルを実行して、SilverJ2EEClientと、必要なサポートコンポーネントをインストールします。
インストールされるもの インストールが終了すると、ローカルマシンには、次のものを含むSilverJ2EEClientのディレクトリが作成されます。
これで、このマシンではSilverJ2EEClientを使用する準備が整いました。
SilverJ2EEClientインストーラのUNIXまたはLinuxバージョンをダウンロードすると、ローカルマシンにSilverJ2EEClientInstallPlatform.shファイルが見つかります。 このファイルを実行して、SilverJ2EEClientと、必要なサポートコンポーネントをインストールします。
インストールされるもの インストールが終了すると、ローカルマシンには、次のものを含むSilverJ2EEClientのディレクトリが作成されます。
これで、このマシンではSilverJ2EEClientを使用する準備が整いました。
UNIXまたはLinuxプラットフォームサポートの詳細については、
リリースノートを参照してください。
SilverJ2EEClientをインストールする別の方法は、Novell exteNd アプリケーションサーバ製品CDから、アプリケーションサーバインストール(セットアップ)プログラムを使用することです。 このプログラムでは、SilverJ2EEClient(およびサポートファイル)を単独でインストールするか、または他のサーバコンポーネントと一緒にインストールするかを選択できます。
この方法でSilverJ2EEClientをインストールすることは、主に開発者向けです。 結果は、サーバからSilverJ2EEClientインストールページ(SilverJ2EEClient.html)にアクセスしてインストールを行った場合と同じです。
アプリケーションサーバインストールプログラムの使用の詳細については、『インストールガイド』の次の章を参照してください。
NetWareを使用している場合は、 インストーラのNetWareサポートを参照してください。
SilverJ2EEClientは、使用しているプラットフォーム(Windows、NetWare、UNIX、またはLinux)によって、いくつかの異なる方法で起動できます。
Windowsでは、次のいずれかを実行することによって、SilverJ2EEClientを起動できます。
実行可能ファイルの使用 SilverJ2EEClientは、SilverJ2EEClient.exe実行可能ファイルを呼び出すことによって、コマンドプロンプトから起動できます。 次のように入力します。
installdirectory\bin\SilverJ2EEClient [options] [protocol://]hostname[:port] databasename clientname [appargs]
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パラメータ |
指定する内容 |
|---|---|
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installdirectory |
SilverJ2EEClientがインストールされるユーザマシンのルートディレクトリ。 例は次のとおりです。 c:\SilverJ2EEClient |
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options |
(オプション) SilverJ2EEClientの実行を制御するための起動オプション。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 -as_username=sam -as_password=icecream
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protocol |
(オプション)次のHTTPプロトコルのいずれか。 |
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hostname |
アクセスするNovell exteNd アプリケーションサーバのホスト名(またはインターネットアドレス)。 例は次のとおりです。 corporate |
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port |
(オプション)サーバで使用するTCP/IPポート番号。 例は次のとおりです。 8080 デフォルトは80です。 |
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databasename |
実行するクライアント配備が含まれている配備データベースの名前。 例は次のとおりです。 sales |
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clientname |
実行するJ2EEアプリケーションクライアント配備の名前。 例は次のとおりです。 quotaclient |
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appargs |
(オプション)処理するためにクライアントに渡すアプリケーション固有の引数。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 myarg -myswitch -y 2003
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c:\SilverJ2EEClient\bin\SilverJ2EEClient -as_username=sam -as_password=icecream http://corporate:8080 sales quotaclient myarg -myswitch -y 2003
コマンドを毎回入力したくない場合は、コマンドを発行するバッチ(BAT)ファイルを作成できます。
SJCファイルの使用 コマンドプロンプトからSilverJ2EEClientを起動する別の方法は、SJCファイルを使用することです。 SJCは、入力しなくて済むようにすべての引数を保存したSilverJ2EEClientアプリケーションファイルです。 SJCファイルを開くと、SilverJ2EEClient実行可能ファイルのSilverJ2EEClient.exeが自動的に呼び出され、これらの引数が使用されます。
SilverJ2EEClientをインストールすると、SJCファイルの拡張子とSilverJ2EEClient.exeの関連付けがWindowsで自動的にセットアップされます。
[options] [protocol://]hostname[:port] databasename clientname [appargs]
例:
-as_username=sam -as_password=icecream http://corporate:8080 sales quotaclient myarg -myswitch -y 2003
SJCという拡張子を付けて、このテキストファイルを保存します。 例は次のとおりです。
quota.sjc
NetWareでは、SilverJ2EEClient.nlm実行可能ファイル(SYS:\exteNd\AppServer\binにインストールされています)を呼び出すことによって、システムコンソールからSilverJ2EEClientを起動できます。 次のように入力します。
SilverJ2EEClient [options] [protocol://]hostname[:port] databasename clientname [appargs]
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パラメータ |
指定する内容 |
|---|---|
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options |
(オプション) SilverJ2EEClientの実行を制御するための起動オプション。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 -as_username=sam -as_password=icecream
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protocol |
(オプション)次のHTTPプロトコルのいずれか。 |
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hostname |
アクセスするNovell exteNd アプリケーションサーバのホスト名(またはインターネットアドレス)。 例は次のとおりです。 corporate |
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port |
(オプション)サーバで使用するTCP/IPポート番号。 例は次のとおりです。 8080 デフォルトは80です。 |
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databasename |
実行するクライアント配備が含まれている配備データベースの名前。 例は次のとおりです。 sales |
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clientname |
実行するJ2EEアプリケーションクライアント配備の名前。 例は次のとおりです。 quotaclient |
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appargs |
(オプション)処理するためにクライアントに渡すアプリケーション固有の引数。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 myarg -myswitch -y 2003
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SilverJ2EEClient -as_username=sam -as_password=icecream http://corporate:83 sales quotaclient myarg -myswitch -y 2003
コマンドを毎回入力したくない場合は、コマンドを発行するNCFファイルを作成できます。
UNIXまたはLinuxでは、次のいずれかを実行することによって、SilverJ2EEClientを起動できます。
実行可能ファイルの使用 SilverJ2EEClientは、SilverJ2EEClient実行可能ファイルを呼び出すことによって、コマンドプロンプトから起動できます。 次のように入力します。
installdirectory/bin/SilverJ2EEClient [options] [protocol://]hostname[:port] databasename clientname [appargs]
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パラメータ |
指定する内容 |
|---|---|
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installdirectory |
SilverJ2EEClientがインストールされるユーザマシンのルートディレクトリ。 例は次のとおりです。 /export/home/sam/SilverJ2EEClient |
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options |
(オプション) SilverJ2EEClientの実行を制御するための起動オプション。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 -as_username=sam -as_password=icecream
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protocol |
(オプション)次のHTTPプロトコルのいずれか。 |
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hostname |
アクセスするNovell exteNd アプリケーションサーバのホスト名(またはインターネットアドレス)。 例は次のとおりです。 corporate |
|
port |
(オプション)サーバで使用するTCP/IPポート番号。 例は次のとおりです。 8888 デフォルトは8080です。 |
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databasename |
実行するクライアント配備が含まれている配備データベースの名前。 例は次のとおりです。 sales |
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clientname |
実行するJ2EEアプリケーションクライアント配備の名前。 例は次のとおりです。 quotaclient |
|
appargs |
(オプション)処理するためにクライアントに渡すアプリケーション固有の引数。 0個以上指定します。 例は次のとおりです。 myarg -myswitch -y 2003
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/export/home/sam/SilverJ2EEClient/bin/SilverJ2EEClient -as_username=sam -as_password=icecream http://corporate:8888 sales quotaclient myarg -myswitch -y 2003
デスクトップ環境で作業することを希望する場合は、コマンドを発行するアイコンをセットアップしたり、ファイルマネージャから実行したりすることが可能です。
自分自身でのJRunnerクラスの実行 SilverJ2EEClient実行可能ファイルでは、クラスcom.sssw.jrunner.JRunnerが実行されます(SilverJ2EEClient libディレクトリのSilver JRunner.jarファイルから)。 SilverJ2EEClientを起動する別の方法は、コマンドプロンプトまたは独自のスクリプトからこのクラスを自分自身で実行することです。
次のサンプルスクリプトでは、SilverJ2EEClientが起動されます。
export SJCROOT=/export/home/sam/SilverJ2EEClient export JRE_HOME=$SJCROOT/jre export PATH=$JRE_HOME/bin:$PATH $SJCROOT/jre/bin/java -cp "$SJCROOT/lib/SilverJRunner.jar: $SJCROOT/lib/SilverApplication50.jar: $SJCROOT/lib/jndi.jar: $SJCROOT/lib/ejb.jar: $SJCROOT/lib/activation.jar: $SJCROOT/lib/mail.jar: $SJCROOT/lib/pop3.jar: $SJCROOT/lib/xerces.jar: $SJCROOT/lib/xml4j.jar: $SJCROOT/lib/javax_sql.zip: $SJCROOT/lib/javax_trans.zip" com.sssw.jrunner.JRunner -as_root="$SJCROOT" "$@"
このスクリプトは、ユーザのclasspathにSilverJRunner.jar (および、他のさまざまなJARとZIP)を追加します。
"$@"には、ユーザが指定した任意のコマンドライン引数(起動オプション、サーバホスト、データベース、クライアント、アプリケーション引数)が含まれます。 コマンドプロンプトからJRunnerクラスを実行する場合は、これらの引数を直接入力するようにしてください。
この節では、WindowsでSilverJ2EEClientを実行中に開発者が画面にコンソール情報を表示する方法について説明します。
SilverJ2EEClientのコンソールバージョンの使用 WindowsにおけるNovell exteNd アプリケーションサーバ開発環境では、SilverJ2EEClientから標準の出力およびエラーメッセージを表示できます。 SilverJ2EEClient_c.exe (サーバの\binディレクトリ内にあります)は、通常のエンドユーザ実行可能ファイル(SilverJ2EEClient.exe)の代わりに呼び出すことのできるSilverJ2EEClientのコンソールバージョンです。 これは、次のように入力することによって、コマンドプロンプトから開始できます。
serverdirectory\bin\SilverJ2EEClient_c [options] [protocol://]hostname[:port] databasename clientname [appargs]
c:\Program Files\Novell\exteNdAppServer\bin\SilverJ2EEClient_c -as_username=sam -as_password=icecream http://corporate:8080 sales quotaclient myarg -myswitch -y 2003
SilverJ2EEClientからの標準の出力およびエラーメッセージは、実行している元のコマンドプロンプトウィンドウにすべて表示されます。 表示されるメッセージには、起動時の問題に関連するものも含まれます。
SilverJ2EEClientを使用すると、選択したJPGファイルを、このファイルの起動時に表示するスプラッシュスクリーンとして指定できます。
開発環境でSilverJ2EEClient (またはSilverJ2EEClient_c)を呼び出してクライアント配備をテストする場合は、現在のディレクトリが、そのクライアントのローカル開発バージョン(コンパイルされたクラスやJARなど)を含んでいるディレクトリではないことを確認します。 テストするクライアントのローカル開発バージョンがディレクトリに含まれていると、クラスパスの問題が発生し、クライアントが正しく実行しなくなる可能性があります。
SilverJ2EEClientの起動時に指定できるオプションには、次の2種類があります。
-オプション これらはNovell exteNd アプリケーションサーバ環境に固有のオプションで、 JRunnerクラスに渡されます。
+オプション (Windowsの場合のみ)これらのオプションの一部は、Javaインタープリタに直接渡されます(その際、+文字は-文字に変更されます)。 他のオプションは、Javaインタープリタを起動するためにSilverJ2EEClient実行可能ファイルによって処理されます。
SilverJ2EEClientの起動時に指定できる-オプションの説明は、次の表のとおりです。
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オプション |
説明 |
|---|---|
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-as_username=username |
Novell exteNd アプリケーションサーバにログインするときに使用するユーザ名を指定します。 例は次のとおりです。 -as_username=sam このオプションを指定しなかった場合で、ユーザ認証が必要とされると、ユーザ名とパスワードの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。 |
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-as_password=password |
Novell exteNd アプリケーションサーバにログインするときに使用するパスワードを指定します。 例は次のとおりです。 -as_password=icecream このオプションを指定しなかった場合で、ユーザ認証が必要とされると、ユーザ名とパスワードの入力を求めるダイアログボックスが表示されます。 |
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-as_proxy=proxyserver |
使用するプロキシサーバを指定します。 プロキシサーバ名と、(オプションとして)そのポート番号(デフォルトは80)を含めます。 例は次のとおりです。 -as_proxy=corpproxy -as_proxy=corpproxy:8080 SSLの使用 プロキシサーバでSSLを使用するには、Novell exteNd アプリケーションサーバのHTTPSプロトコルを単に指定します。 SilverJ2EEClient -as_proxy=corpproxy https://finance payroll salaryclient
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-as_use_ssl |
ORB通信に対する保護機能を有効にします。 |
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-c cachesize |
SilverJ2EEClientに対するディスクキャッシュのサイズ(バイト単位)を指定します。 このキャッシュは、クライアントの実行に必要であるためにダウンロードされたすべてのJARファイルを保持するために使用されます。 サイズは、次の形式のいずれかで入力できます。 -c 2000000 -c 2000K -c 2M デフォルトは5Mです(ほとんどのアプリケーションに対して、通常はこれで十分です)。 |
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-? -h -help |
SilverJ2EEClientの使用に関する情報と起動方法を表示します。 |
クライアント証明書オプション クライアント証明書サポートに対して、次のオプションセットの中から1つ指定できます。
WindowsにおけるSilverJ2EEClientの起動時に指定できる+オプションの説明は、次の表のとおりです。
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オプション |
説明 |
|---|---|
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+classic、+client、および+server |
使用するVMを指定します。
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+profile |
セッションのプロファイルをオンにします。 HotSpotトラブルシューティング JVMPI (JVM Profiler Interface)をサポートしていないSun HotSpot JVMのバージョンを実行している場合は、プロファイルを行うためにHotSpotをオフにする必要があります。 HotSpotをオフにしてクラシックJVMを使用するには、次の追加のオプションを指定します。 +classic |
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+verbose:vmopts |
(SilverJ2EEClient_cの場合)詳細モードで生成される他のすべての情報なしで、起動オプションだけを画面に出力するように指定します。 |
標準のVMオプションは、+オプションとして指定することにより、Javaインタープリタに直接渡すこともできます。 +文字は、オプションが渡されるとき自動的に-文字に変換されます。
+verbose
すると、このオプションは、次としてJavaインタープリタに渡されます。
-verbose
J2EEアプリケーションクライアントは、開発する際に、1つまたは複数のアプリケーション固有の引数をランタイム時に検索し、これらの引数に基づいて処理の一部を実行するようコード化できます。 このようにコード化できるようにするために、この節では次の方法について説明します。
SilverJ2EEClientの起動時に、任意のアプリケーション引数をコマンドの最後(実行するクライアントの名前の後ろ)に追加します。 たとえば、-dollarsおよび2という引数を、rateclientという名前のクライアント(custservサーバ上のサービスデータベース内にあります)に渡すには、次のように指定します。
SilverJ2EEClient custserv service rateclient -dollars 2
注意しなければならないいくつかの追加規則は、次のとおりです。
「-as_で始まる引数」は、起動オプションとみなされ、クライアントに渡されません(クライアント名の後ろにある場合でも)。
「-as_で始まっていない起動オプション」(-cなど)は、クライアント名の前になければなりません。 そうでない場合は、アプリケーション引数とみなされ、クライアントに渡されます。
コマンド構文の詳細については、
SilverJ2EEClientの起動を参照してください。
SilverJ2EEClientでは、クライアントを起動する際に、クライアントのメインクラスのmain()メソッドを呼び出し、すべてのアプリケーション引数をString配列としてそのメソッドに渡します。 その後は、Javaアプリケーションでの場合と同じように、引数を読み込むことができます。
渡されたアプリケーション引数にアクセスするサンプルクライアントコードについては、exteNd WorkbenchヘルプのJ2EEアプリケーションクライアントに関するドキュメントを参照してください。
Novell exteNd アプリケーションサーバに配備されたEJB (Enterprise JavaBean)は、誰かがアクセスしようとしたときにIIOP over SSL接続が自動的に使用されるよう保護できます。 この種の接続をサポートするために、SilverJ2EEClientには、CA (Certificate Authority)証明書の次のJARファイルが含まれています。 agrootca.jar (SilverJ2EEClientの\libディレクトリにあります)
このファイルにはないCA証明書を使用する必要がある場合は、その証明書を追加しなければなりません。 JAR編集ツールは、任意のものを使用できます(Sun JARユーティリティやWinZipなど)。
EJBへの安全な接続の詳細については、『管理者ガイド』の
セキュリティのセットアップに関する章を参照してください。
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機能ガイド 05/21/03 11:36:28 |
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