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インストールガイド 05/21/03 11:48:11 |
この章では、SilverMasterまたは配備データベースとしてNovell exteNd アプリケーションサーバで使用するIBM Cloudscapeデータベースの設定方法について説明します。 この章の節は次のとおりです。
サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell exteNd アプリケーションサーバ
リリースノートを参照してください。
SilverMasterデータベースとしてCloudscapeデータベースを使用するには、次の手順に従う必要があります。
Novell exteNd アプリケーションサーバのDeveloper Editionを使用して、インストールプログラムはデフォルトでソフトウェアをインストールします。 3個のJARファイルがアプリケーションサーバのlib\Cloudscapeサブディレクトリにコピーされます。 JARファイルは次のとおりです。
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JAR名 |
説明 |
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cloudscape.jar |
Cloudscape JDBCドライバを提供します。 |
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cloudutil.jar |
Cloudscapeツールを提供します。 |
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RmiJdbc.jar |
Cloudscape RmiJdbcドライバを提供します。 |
アプリケーションサーバのEnterprise EditionでCloudscapeデータベースを使用するには、次の手順に従う必要があります。
ユーザ自身がCloudscapeソフトウェア(Cloudscape Webサイト www.cloudscape.comから入手できます)をインストールします。
3個のJARファイルをアプリケーションサーバのlib\Cloudscapeサブディレクトリにコピーします。 ファイルは、cloudscape.jar、cloudutil.jar、およびRmiJdbc. jarです。
AGCLASSPATH環境変数にこれらのJARファイルの場所を指定します(AGCLASSPATHの編集の詳細については、『管理者ガイド』の データソース設定に関する章を参照してください)。
他のSilverMasterまたは配備データベースと同様に、Novell exteNd アプリケーションサーバのホストとなっているシステムから宛先Cloudscapeデータベースに接続できなければなりません。
次のいずれかの方法でSilverMasterデータベースを作成できます。
アプリケーションサーバインストールプログラム アプリケーションサーバのインストールプロセスの際に、インストールでSilverMaster用のCloudscapeデータベースを作成するよう指定できます。 プロンプトが表示されたら、ユーザ名、APP、およびパスワードを入力します。
Cloudscapeツール Cloudscapeのツールを使ってSilverMasterデータベースを作成できます。 使用中のCloudscapeデータベースにすでにユーザ(APPユーザではありません)が含まれている場合は、データベースにも同じ名前のスキーマを含める必要があります。
詳細については、
Cloudscapeユーザ、スキーマ、およびアプリケーションサーバを参照してください。
配備データベースとしてCloudscapeデータベースをセットアップする場合は、次のタスクを実行してください。
次のいずれかの方法でCloudscapeデータベースを作成できます。
詳細については、
www.cloudscape.comのCloudscapeマニュアルを参照してください。
この場合は、データベースのJDBC URLを指定する必要があります。 データベースをアプリケーションサーバに追加する際、次のストリング;create=trueをURLに追加することによって、同時にデータベースを作成できます。
次の方法でCloudscapeデータベースを追加できます。
SilverCmdコマンドラインツールの AddDatabaseコマンドの使用。
Cloudscape JDBC URLの詳細については、
Cloudscapeデータベースの検索を参照してください。
[Add Database]ダイアログボックスの使用 次の値を指定します。
デフォルトでは、Cloudscapeデータベースはセキュリティ保護されていません。 セキュリティ保護されていないデータベースへ接続する際はいつでもAPP/パスワードの組み合わせを使用します。
JDBC URL: jdbc:cloudscape:databasepath/databasename;create=true
例は次のとおりです。
jdbc:cloudscape:c:/mydb/Testdb;create=true
SilverCmd AddDatabaseの使用 SilverCmd AddDatabaseを起動するには次のようにします。
SilverCmd AddDatabase server[:port] -f file [options]
次のXMLは、-fパラメータを使用して値を指定したファイルの内容を示しています。 この例では名前がEstoreDBのデータベースを作成し、追加してユーザAPPとして接続します。
<DatabaseOptions isObject="true"> <MainDatabase isObject="true"> <ConnectionOptions isObject="true"> <DatabaseName type="String">EStoreDB</DatabaseName> <Username type="String">APP</Username> <Password type="String">password</Password> <LDSKey type="String">CloudscapeEmbeddedDriver</LDSKey> <OtherDriver isObject="true"> <JDBC_URLtype="String">jdbc:cloudscape:c:/mydb/Testdb;create=true </JDBC_URL> </OtherDriver> </ConnectionOptions> </MainDatabase> </DatabaseOptions>
Cloudscapeデータベースをアプリケーションサーバに追加するには、 手順1: Cloudscape配備データベースを作成するに記されている手順に従います。 既存のデータベースに追加する場合は、文字列 ;create=trueを指定する必要はありません。 データベースがすでに存在している場合、ストリングは無視されます。
Cloudscapeデータベースにアクセスする別の方法は、データベースの接続プールをアプリケーションサーバに追加します。 データベースの追加と接続プールの詳細については、『管理者ガイド』の データソース設定に関する章を参照してください。
Cloudscape JDBC URLの形式は次のようになります。
jdbc:cloudscape:dbname
dbnameパラメータは、完全に修飾されたパス名、相対パス名、あるいはデータベース名のどれでも構いません。 アプリケーションサーバは、cloudscape.system.homeシステムプロパティを使用してデータベースを検索します(完全に修飾されていない場合)。 デフォルトでは、Cloudscapeのホームを次のディレクトリに設定します。
AppServerInstallDir\db
アプリケーションサーバはシステムプロパティを使用してもデータベースを検索できない場合、現在のディレクトリを検索します。
アプリケーションサーバが特定のユーザ(APPユーザではありません)としてCloudscapeデータベースに接続する場合は、データベースに同じ名前のスキーマが含まれている必要があります。 たとえば、ユーザDBADMINとしてデータベースに接続する場合、データベースには同じくDBADMINと呼ばれるスキーマが含まれている必要があります。
ユーザおよびスキーマ作成の詳細については、Cloudscape Webサイト
www. cloudscape.comのCloudscapeマニュアルを参照してください。
Novell exteNd アプリケーションサーバ (Developer Edition)と一緒に出荷されるCloudscape DBMSのバージョンは、1つのデータベース接続をサポートするように設計されています。 アプリケーションサーバのlib\Cloudscapeディレクトリが存在するか、またはAGCLASSPATHにCloudscape JARがある場合、Cloudscapeデータベースは単一の接続が許可されているアプリケーションサーバによって自動的に起動され、処理中となります。
Cloudscapeデータベースの自動起動の停止 Cloudscapeデータベースを起動したくない場合は、他に影響を及ぼさないよう考慮してCloudscapeディレクトリを削除するかまたは名前を変更します。
クラスタサーバ環境でのCloudscapeの実行 Cloudscapeデータベースは、複数のプロセス間で同時に共用することはできません。また、クラスタサーバ環境に対しては適当ではありません。
他のツールからCloudscapeに接続 アプリケーションサーバでデータベースをオープンさせる場合、異なるソースからデータベースに接続するには別々のJDBCドライバとURL、たとえばJDBCプログラムやCloudscapeツールなどを使用する必要があります。 Cloudscapeのijを使用するには、通常次の手順に従います。
java COM.cloudscape.tools.ij ij> connect \qjdbc:cloudscape:d:/MyDbs/MyDatabase\q;
しかしアプリケーションサーバの実行中に接続する場合は、次の手順に従って実行します。
java -Dij.driver=COM.cloudscape.core.RmiJdbcDriver COM.cloudscape.tools.ij ij> connect \qjdbc:cloudscape:rmi:d:/MyDbs/MyDatabase\q;
CloudViewでは、データベースに接続する前に[Connection]タブをクリックして、プレフィクスフィールドをjdbc:cloudscape:rmi://localhost:1099/に変更します。 これを行うことによってドライバは自動的にCOM.cloudscape.core.RmiJdbcDriverに変更されます。
外部アプリケーションからCloudscapeへのアクセス許可 Novell exteNd アプリケーションサーバがCloudscapeデータベースと接続する場合、他のアプリケーションはアプリケーションサーバの「RMI/JDBCリスナ」経由のCloudscapeのリモートRMI/JDBCブリッジを介してしかデータベースにアクセスできません。 アプリケーションサーバは、RMI/JDBCリスナのスタートアップを制御するため次のプロパティ(httpd.propsファイルの中にあります)が提供されています。
http-server.com.sssw.db.cloudscape.cloudscapeDatabaseRMIJDBCListener= [true|false]
単一のホスト上で複数のアプリケーションサーバを起動 1台のコンピュータ上でNovell exteNd アプリケーションサーバの複数のインスタンスを実行し、Cloudscapeを実行する場合、各サーバごとに異なるCloudscape 「RMI/JDBCポート番号」(デフォルトはポート1099)をhttpd.propsファイルの中に指定する必要があります。
http-server.com.sssw.srv.cloudscape.RmiJdbcPort=number
このラインではポート番号の競合を避けるため、各サーバごとに異なるポートを設定します。 単一のホスト上で複数のサーバを実行するため他のポートおよびプロパティの設定についての詳細は、『管理者ガイド』の サーバの実行に関する章を参照してください。
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