exteNd Application Server 5.0
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第4章    UNIXへのexteNd アプリケーションサーバのインストール

この章では、UNIXおよびLinuxにNovell exteNd アプリケーションサーバをインストールする方法について説明します。 この章には、次のトピックが含まれています。

 
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システム要件およびサポートされているデータベース

次に関する最新情報については、 リリースノートを参照してください。

Novell exteNd アプリケーションサーバをインストールする前に、「SilverMasterデータベース」として使用されるデータベースを作成して設定してあることを確認してください。

For more information    データベースタイプのセットアップの詳細については、このガイドの該当する章を参照してください。 アプリケーションサーバのデータベースセットアップの一般的な情報については、『管理者ガイド』の データソース設定に関する章を参照してください。

 
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アプリケーションサーバのインストール

この節では、Novell exteNd アプリケーションサーバをインストールする方法について説明します。 この節は、次のトピックで構成されています。

 
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インストールする前に

インストールを開始する前に、次の情報を書き留めておきます。

 
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CD-ROMドライブのマウント(AIXの場合)

アプリケーションサーバをインストールするには、まずCD-ROMドライブをマウントします。

Procedure CD-ROMドライブをマウントする

  1. マウントポイントとして使用する/cdromディレクトリを作成します。 例は次のとおりです。

      mkdir /cdrom
    
  2. CD-ROMドライブをマウントポイントにマウントします。

      mount -vcdrfs -r /dev/drive mount-point
    

    ここで、driveは、lsdev -Cc cdromコマンドの最初の列にあるCD-ROMドライブ(通常はcd0)で、mount-pointは、CD-ROMドライブをマウントするために作成したディレクトリへのフルパスです。

    一般的なステートメントは次のとおりです。

      mount -vcdrfs -r /dev/cd0 /cdrom
    

 
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CD-ROMドライブのマウント(HP-UXの場合)

アプリケーションサーバをインストールするには、まずCD-ROMドライブをマウントします。

Procedure CD-ROMドライブをマウントする

  1. マウントポイントとして使用する/cdromディレクトリを作成します。

      mkdir /cdrom
    
  2. pfs_mountdデーモンおよびpfsdデーモンがまだ実行されていない場合は、これらを起動します。

      nohup /usr/sbin/pfs_mountd &
      nohup /usr/sbin/pfsd &
    
  3. CD-ROMドライブをマウントポイントにマウントします。

      /usr/sbin/pfs_mount -x unix -t rrip /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom
    

    ここで、c1t2d0は、CD-ROMデバイスです。

 
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CD-ROMドライブのマウント(Solarisの場合)

Solaris Volume Managementソフトウェアでは、CD-ROMを/cdromマウントポイントに自動的にマウントします。

 
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インストールの実行

CD-ROMドライブがマウントされると、アプリケーションサーバをインストールできます。 ルート権限を使用してインストールプログラムを実行する必要はなく、任意のユーザとしてインストールできます。

Procedure アプリケーションサーバをインストールする

  1. ディレクトリをCD-ROMのマウントポイントに変更します。

      cd /cdrom
    
  2. コマンドプロンプトで次を入力します。

      ./install.sh
    

    「インストールスクリプト」が起動されます。 このスクリプトでは、必要なパッチがすべてインストールされているかどうかをチェックします。 インストールされている場合は続行し、インストールされていない場合は実行しなければならない内容が指示されます。

  3. <Enter>を押して、ライセンス契約を表示します。 同意する場合は、<Y>を押します。

  4. ソフトウェアをインストールする「ディレクトリ」を指定するか、または<Enter>を押してデフォルトを受け入れます。

  5. 画面の指示に従って、<Y>または<Enter>を押し、ディレクトリを作成します。

  6. SilverMasterデータベースの「データベースタイプ」を選択します。

    選択したタイプによっては、次のような追加の情報を入力するように指示されます。

    データベースタイプ

    必要な情報

    Cloudscape

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    • JDBC URL

    DB2

    • DB2クライアントを含むディレクトリ

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    Informix

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    • Informixホスト名

    • Informixサーバ名

    • Informixポート番号

    • Informixインストールディレクトリ

    Microsoft SQL Server 2000

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    • SQL Serverホスト名

    • SQL Serverポート番号

    • ドライバディレクトリ

    Oracle

    • データベースドライバタイプと、Oracle同義語サポートを使用するかどうか(バージョン8と9iの場合のみ)

    • ORACLE_HOMEディレクトリ

    • Oracle TNS名

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    注記:   インストールを実行しているマシンからデータベースへの接続は、sqlplusを使用してチェックできます。 例は次のとおりです。

      sqlplus username/password@databasealias
    

    Sybase

    • SilverMasterデータベース名

    • データベースユーザ名

    • データベースユーザパスワード

    • Sybaseホスト名

    • Sybaseポート番号

    • jConnectクラスまたはJARファイルを含むディレクトリ

  7. 既存のSilverMasterを「アップグレード」するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

    <Y>を押して、このデータベースを現在のSilverMasterのバージョンにアップグレードします。

  8. 既存のSilverMasterをアップグレードしない場合は、インストールプログラムでアプリケーションサーバを「設定」する、つまりSilverMasterデータベースを初期化するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

    <Y>を押して、SilverMasterを初期化します。

  9. SilverMasterを初期化する場合は、Novell exteNd アプリケーションサーバへの「アクセスを制限」するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

    デフォルト(yes)を受け入れた場合、権限のないユーザは、管理操作にアクセスしたり、ディレクトリリストを参照したりすることはできません。 管理設定およびリソースへのアクセスは、Administratorsグループのメンバーだけに制限されます。 AdministratorsグループとDevelopersグループのメンバーのみが、ディレクトリリストを参照できます。 すべてのユーザは、サーバにアクセスするたびにログインする必要があります。 すべてのユーザには、アプリケーション操作を実行できるようにする実行許可が与えられます。

    アクセスを制限せずにアプリケーションサーバをインストールすると、許可を設定することによってアクセスをロックしない限り、すべてのユーザが管理操作を実行したり、ディレクトリリストを参照したりすることができるようになります。

    推奨事項は、次のとおりです。

    For more information    詳細については、『管理者ガイド』の セキュリティの使用に関する章を参照してください。

  10. SilverMasterを初期化する場合は、サーバを管理するユーザの「ユーザ名とパスワード」を定義するように指示されます。

    インストールプログラムでは、この名前とパスワードを持つユーザを作成し、このユーザにLocksmith権限を割り当てます。 サーバの管理者は、このアカウントを使用してサーバにログインします。

    For more information    詳細については、『管理者ガイド』の ユーザおよびグループのセットアップに関する章を参照してください。

  11. 画面の指示に従って、「HTTPポート番号」を指定するか、または<Enter>を押してデフォルトを受け入れます。

    UNIXでのアプリケーションサーバのデフォルトポートは8080です。 SMCからサーバに接続する場合、またはそのサーバでURLを指定する場合は、ポート番号を指定する必要があります。 SMCから、サーバをhost:portとして指定します。 例は次のとおりです。

      myserver:8080
    

    サーバのアプリケーションURLに対しては、サーバによって使用されるポート番号をブラウザに通知する必要があります(例: http://myserver:8080/...)。

  12. 画面の指示に従って、「ネームサービスポート番号」を指定します。

    これは、アプリケーションサーバによってRMIネームサービスが開始されるポートです。 通常は、<Enter>を押して、デフォルトを受け入れることができます。

  13. 「jBroker MQを設定」するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

    jBroker MQは、アプリケーションサーバに付属しているJMSサーバです。 このオプションに対して[Yes]を選択すると、次の2つの結果が得られます。

    このオプションに対して[No]を選択すると、jBroker MQがインストールされますが(サーバで必要なため)、インストール時に設定することはできず、また、アプリケーションサーバによって自動的に起動されることもありません。 これを使用するためには、後に設定する必要があります(たとえば、データベースを初期化しなければなりません)。

    For more information    このjBroker MQ設定の選択肢の詳細については、『管理者ガイド』の サーバの実行に関する章を参照してください。 データベースの初期化方法を含むjBroker MQの詳細については、 jBroker MQヘルプを参照してください。

  14. 画面の指示に従って、Novell exteNd アプリケーションサーバの「ライセンス文字列」を指定して、<Enter>を押します。

  15. 「インストール仕様の要約」(インストールプログラムによって行われた変更、SilverMasterとアプリケーションサーバの設定、ライセンス文字列)が表示されます。

    情報が正しい場合は、<Y>を押して、インストールを開始します。

    インストールプログラムでは、httpd.propsファイルを作成または編集し、.agprofileの環境変数を設定します。 インストールディレクトリのリストが、プログラムによってリソースが作成されていることを示すメッセージとともに表示されます。 SilverMasterInitを実行するインストールプログラムのこの部分では、時間がかかる場合があります。

  16. jBroker MQを設定することを選択した場合は、グラフィカルな「jBroker MQインストールプログラム」が起動されます。 表示される指示に従います。

    For more information    詳細については、 jBroker MQヘルプを参照してください。

  17. インストールが完了すると、「アプリケーションサーバを起動」するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

    マシンの起動時にサーバを自動的に起動する場合は、システムにインストールされている「サンプル起動スクリプト」を使用します。 サンプル起動スクリプトの場所は、最後のインストール画面の前のテキストに示されます。

    For more information    起動スクリプトの使用の詳細については、 デーモンとして実行するようなアプリケーションサーバおよびクラスタコンポーネントの設定を参照してください。

  18. 必要に応じて、CD-ROMデバイスをマウント解除します。

オンラインヘルプのインストールおよび使用   アプリケーションサーバのインストール中にオンラインヘルプをインストールしなかった場合は、後にインストールすることが可能です。 オンラインヘルプは、CDのdocs.tarにあります。 CDからアプリケーションサーバのインストールディレクトリにインストールして、次を実行します。

  tar xvf CDdrive/docs.tar

ヘルプを起動するには、サーバのDocsディレクトリからStart_Core_Help.htmlを開きます。

 
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デーモンとして実行するようなアプリケーションサーバおよびクラスタコンポーネントの設定

インストールプログラムにより、システムの起動時にアプリケーションサーバまたはクラスタコンポーネントをデーモンとして自動的に起動するようにシステムを実行できる「サンプル起動スクリプト」がインストールされます。

サーバおよびクラスタのサンプル起動スクリプト

サポートされている各UNIXプラットフォームに対するサーバコンポーネント起動スクリプトとクラスタコンポーネント起動スクリプトへのパスは、次の表のとおりです。 各プラットフォームのサーバコンポーネントをインストールするサンプルコマンドについては、次の手順の Step 4を参照してください。


サーバパス

クラスタパス

AIX

$installdir/etc/rc.silverserver

$installdir/etc/rc.silvercluster

HP-UX

$installdir/sbin/init.d/silverserver

$installdir/sbin/init.d/silvercluster

サーバリンク:

$installdir/sbin/rc3.d/S300silverserver

クラスタリンク:

$installdir/sbin/rc3.d/S300silvercluster

Solaris

$installdir/etc/rc3.d/S90silverserver

$installdir/etc/rc3.d/S91silvercluster

前の表に示されているとおり、HP-UXのサーバコンポーネントスクリプトとクラスタコンポーネントスクリプトでは、リンクファイルを使用します。

サンプル起動スクリプトの使用

ルート権限を持つシステム管理者は、インストールディレクトリからオペレーティングシステムの「起動ディレクトリ」にサンプルサーバスクリプトとサンプルクラスタスクリプトをコピーする必要があります。

For more information    詳細については、次の デーモンとして実行するようなアプリケーションサーバのセットアップ、および デーモンとして実行するようなクラスタのセットアップを参照してください。

デーモンとして実行するようなアプリケーションサーバのセットアップ

システムを次回再起動するときにサーバ起動スクリプトを実行する場合は、次の手順に従います。

Procedure アプリケーションサーバをUNIXデーモンとして実行するようにセットアップする

  1. アプリケーションサーバをデーモンとしてセットアップする前に、 サービスまたはデーモンとして実行するための手順の「推奨事項」を確認してください。

    次の手順では、インストールプログラムをすでに実行しており、SilverMasterデータベースとして使用されるデータベースを作成して設定してあることを前提としています。

  2. 前の表にリストされているサンプル起動スクリプトを「検索」します。

  3. 必要に応じて、サーバ(およびクラスタ)コンポーネント起動スクリプトを「編集」します。

  4. インストールディレクトリからプラットフォームの起動ディレクトリに、サンプルスクリプトを「コピー」します。 システムが次回再起動されると、スクリプトはこのディレクトリから実行されます。

    たとえば、$EXTENDAPPSERVERROOT/etc/rc3.dというインストールディレクトリから/etc/rc3.dという起動ディレクトリにSolarisのサンプルサーバスクリプトをコピーするには、次のように入力します。

      cp $EXTENDAPPSERVERROOT/etc/rc3.d/S90silverserver /etc/rc3.d
    

    プラットフォーム固有のサンプルコマンドは、次の表のとおりです。

    プラットフォーム

    コマンド

    AIX

    サンプルサーバコピーコマンド:

      cp $EXTENDAPPSERVERROOT/etc/rc.silverserver /etc/
    

    HP-UX

    サンプルサーバコピーコマンドおよびリンクコマンド:

      cp $EXTENDAPPSERVERROOT/sbin/init.d/silverserver /sbin/init.d
      
      ln -s /sbin/init.d/silverserver /sbin/rc3.d/S300silverserver
    

    HP-UXサンプルスクリプトでは、起動スクリプト環境に対してHP-UXによって使用されるものに類似したリンクを使用します。 前に示した2番目のコマンドの/sbin/rc3.d/S300silverserverは、/sbin/init.d/silverserverを指すリンクです。

    Solaris

    サンプルサーバコピーコマンド:

      cp $EXTENDAPPSERVERROOT/etc/rc3.d/S90silverserver /etc/rc3.d
    

    For more information    詳細については、 サーバおよびクラスタのサンプル起動スクリプトを参照してください。

  5. SMC (サーバ管理コンソール)を開始します。

    For more information    詳細については、『管理者ガイド』の 概要に関する章を参照してください。

  6. Configuration/General]パネルを使用して、システムの起動時に起動されるサーバで使用されるアカウントのユーザを指定します。 セキュリティを確保するには、自分(または別のユーザ)のユーザアカウントに対して[Username for server]プロパティを設定します。 デフォルトにより、このプロパティはrootに設定されます。

    権限は、ルートから別の有効なユーザIDに変更する必要があります。 ルートプロセスが変更されると、その所有権は非ルートプロセスになり、前のアクセス権限を復元することはできません。

デーモンとして実行するようなクラスタのセットアップ

サンプルスクリプトを使用すると、デーモンとしてクラスタコンポーネントを起動できます。 デフォルトにより、スクリプトは、ルート権限を使用して実行されます。 ルートではなくユーザとしてクラスタを起動する場合は、システム管理者に連絡して、クラスタコンポーネントスクリプトファイルにsetuid権限を適用させることを依頼します。

For more information    起動スクリプトのリストについては、 サーバおよびクラスタのサンプル起動スクリプトを参照してください。

 
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ユーザアカウントおよびポートの変更

アプリケーションサーバをインストールした後、サーバの実行時に使用されるユーザアカウントは変更できます。 また、このサーバによって使用されるポートも変更できます。 たとえば、ポート80 (Windowsでのアプリケーションサーバに対するデフォルトのポート)をランタイムポートとして使用できます。 そのためにはルートアクセスが必要となりますが、異なるユーザアカウントでサーバを実行することが推奨されます。 このような変更は、次の手順を使用して行うことができます。

Procedure ユーザアカウントおよびポートを変更する

  1. SMC (サーバ管理コンソール)を開きます。

  2. 「設定」オプションを選択します。

  3. General]パネルを選択します。

  4. Username for server]をプロセスのユーザ名に設定します。

  5. 「ポート番号」を適宜変更します。

  6. Update]をクリックします。

For more information    SMCの詳細については、『管理者ガイド』の クイックリファレンスに関する章を参照してください。

1024より小さいポート番号の使用   1024より小さいポート番号(80など)を指定しても、ユーザ名がroot以外の場合は、次の操作を実行する必要があります。

For more information    アプリケーションサーバによって使用されるランタイムポートと管理ポートの詳細については、『管理者ガイド』のサーバの実行に関する章の 別個のポートのセットアップに関する節を参照してください。

 
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インストールのテスト

インストールをテストするには、Novell exteNd アプリケーションサーバを起動します。

For more information    アプリケーションサーバの起動と停止の詳細については、『管理者ガイド』の サーバの実行に関する章を参照してください。

Procedure アプリケーションサーバを起動する

  1. アプリケーションサーバをインストールしたディレクトリのbinサブディレクトリ(例: /usr/local/exteNdAppServer/bin)にアクセスします。 次のスクリプトを実行します。

      ./SilverServer &
    
  2. 次のメッセージが表示されるのを待ちます。

      exteNd application server ... serving at: http://host:port ...
    

    インストールディレクトリに対しては、「読み込み権または実行権」が必要です。このような権利がないと、エラーメッセージを受け取ります。

注記:   アプリケーションサーバが依存するサービスが実行されており、システムの再起動時にそれらのサービスが自動的に開始するように設定されていることも確認しておいてください。

For more information    問題が発生した場合は、 トラブルシューティングを参照してください。

 
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アプリケーションサーバへのアクセス

UNIXで実行されているNovell exteNd アプリケーションサーバへは、SMC (サーバ管理コンソール)からアクセスできます。

Procedure SMCからアプリケーションサーバにアクセスする

  1. File]>[Choose Server]の順に選択します。

    サーバの名前を入力するように指示するダイアログボックスが表示されます。

  2. hostname:portnumberを指定して、[OK]をクリックします。

    SMCの左側のペインに新しいサーバアイコンが表示されます。 このアイコンには、指定したサーバの名前が表示されます。

 
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環境変数の設定

環境ファイル.agprofileは、インストール中にアプリケーションサーバインストールディレクトリに作成されます(これは「ドット」ファイルであるため、表示するにはls -aコマンドを発行する必要があります)。 アプリケーションサーバでは、起動時にこのファイルを自動的に取得します。

.agprofileについて   .agprofileファイルでは、アプリケーションサーバを起動するのに適切な環境をセットアップします。 このファイルによって、次に対する環境変数が設定されます。

.agprofileの編集   このファイルは、インストールプログラムによってのみ通常は編集されます。 ただし、次の理由では、このファイルを変更しなければならない場合があります。

 
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トラブルシューティング

この節では、既知の問題とそれらの解決方法について説明します。

 
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無効なライセンス番号

エラーメッセージ

  ***Warning: License improperly installed ...
  <licensenumber>
  ***Warning: No valid Licenses found defaulting to Single User License.
  exteNd application server [Build Number: Number serving at: http://servername:portnumber 

説明

このメッセージは、インストール外部でSilverMasterInitを実行した場合に表示されることがあります。

SilverMasterデータベースにライセンスを再適用する必要があります。 アプリケーションサーバCDから次のようなコマンドを実行します。

  ./upldlic.sh your_license_number

 
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X Windows接続エラー

X Windowsエラーメッセージ

  Xlib: connection to "sunny:0.0" refused by server
  Xlib: Client is not authorized to connect to Server

説明

このようなメッセージは、リモートマシンにインストールする場合に表示されることがあります。 リモートマシンから次のようなコマンドまたは適切なバリエーションを実行する必要があります。

  xhost +
  xhost + machinename_of_installation

xhostコマンドを実行した後で、次のエラーを取得することがあります。

  /usr/openwin/bin/xhost: must be on local machine to add or remove hosts. 

このような場合は、リモートではなくサーバコンソールでコマンドを実行する必要があります。

X Windowsエラーメッセージ

次のメッセージは、不正なDISPLAY変数によって表示されることがあります。

  Java exception occurred java.lang.InternalError: Can\qt connect
  to X11 window server using \q222.111.99.333:0.0\q as the value
  of the DISPLAY variable.

説明

DISPLAY環境変数の値を次のいずれかに変更してみます。

  DISPLAY=:0.0
  export DISPLAY

または

  DISPLAY=machinename:0.0
  export DISPLAY

 
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サーバソケットを作成できない

エラーメッセージ

  ***Fatal Error, aborting com.sssw.srv.http.httpd: 
  An unexpected exception occurred
  com.sssw.srv.daemon.ServerHandlerInitException: 
  Unable to create server socket on port 80, details: Permission denied
  at com.sssw.srv.http.httpd.initializeServerSocket (httpd.java:1105) 
  at com.sssw.srv.http.httpd.initialize (httpd.java:2344) 
  at com.sssw.srv.http.httpd.mainBODY = (httpd.java:2437) 
  at com.sssw.srv.http.httpd.main(httpd.java:2446)

説明

ルート権限を使用せずにポート80でSilverServerを起動しようとしました。

ポート80でサーバを起動できるのは、通常はrootユーザのみです。 rootとしてログインしてSilverServerを起動するか、または ユーザアカウントおよびポートの変更の手順に従います。

 
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壊れたSilverMaster

エラーメッセージ

  exteNd application server loading properties from:
  /opt/exteNdAppServer/Resources/httpd.props
  *** Fatal Error, aborting
  com.sssw.srv.http.httpd: An unexpected exception occurred
  com.sssw.srv.daemon.ServerHandlerInitException: An exception
  occurred while attempting to initialize the connection to \qSilverMaster\q:
  Unable to find schema for database SilverMaster in AgInfo table.
  at com.sssw.srv.http.httpd.initializeProperties (httpd.java:1356)
  at com.sssw.srv.http.httpd.initialize(httpd.java:2287)
  at com.sssw.srv.http.httpd.mainBODY(httpd.java:2437)
  at com.sssw.srv.http.httpd.main(httpd.java:2446)
  -----------------------------------------------------
  Java exception occurred java.lang.RuntimeException:
  An unexpected exception occurred
  -----------------------------------------------------

説明

SilverServerを実行した後でこのエラーが表示された場合、SilverMasterデータベースは壊れているため、SilverMasterInitを再実行する必要があります。

 
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SilverServerの起動に関する問題

SilverMasterリソースをチェックせずにSilverServerを起動する場合は、-nodbcheck起動オプションを使用してサーバを起動できます。

  ./SilverServer -nodbcheck
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