70.0 メールボックス所有者として代理権を付与する

他のユーザの代理人になるには、そのユーザに代理権を与えてもらう必要があります。これは、そのユーザの[アクセスリスト]で行います。メールボックス所有者は、各ユーザに対して、カレンダやメッセージ情報について、それぞれ異なる権利を割り当てることができます。たとえば、他のユーザが自分のカレンダに対してビジーサーチを行うときに、アポイントに関して特定の情報を表示させたい場合には、アポイントを読む権利をそれらのユーザに与えてください。

代理アクセスを使用する際の機能の違いを示したリストについては、代理アクセスとはを参照してください。

自分のメールボックスに対する代理権を別のユーザに与える:

  1. ツール>オプションの順にクリックします。

  2. セキュリティをダブルクリックし、代理アクセス権タブをクリックします。

  3. ユーザをリストに追加するには、名前フィールドに名前を入力し、名前が表示されたらユーザの追加をクリックします。

  4. [アクセスリスト]中のユーザを選択します。

  5. そのユーザに与えたい権利を選択します。

    読み込み: 受信した項目を、代理人が読めるようにします。

    書き込み: 署名の入力を含め(定義済みの署名がある場合)、自分の名前で項目を作成および送信できるようにします。項目にカテゴリを割り当て、項目の件名を変更し、項目にタスクリストオプションを実行し、項目を削除します。

    アラームの受信: 自分が受信するのと同じアラームを、代理人が受信するようになります。アラームの受信がサポートされるのは、自分とその代理人が同じポストオフィスを使用している場合だけです。

    お知らせの受信: 自分が項目を受信したとき、代理人もお知らせを受信します。お知らせの受信がサポートされるのは、自分とその代理人が同じポストオフィスを使用している場合だけです。

    個人秘マーク付き項目を読む: プライベートマークを付けた項目を、代理人が読めるようにします。代理人に個人秘マーク権を与えない場合、メールボックスの個人秘マーク付きの項目は、代理人からは見えません。

    変更: 代理ユーザが変更できるオプションを選択できます。[オプション]が選択されている場合、代理ユーザは[セキュリティオプション]を除くすべてのオプションを変更できます。[セキュリティオプション]ボックスは、[オプション]が選択されている場合にのみ利用できます。[セキュリティオプション]が選択されている場合、代理ユーザは、パスワード、通知、代理アクセス、および送信オプションを変更するアクセス権を持ちます。ルールの権利が指定されている場合、代理人はルールを編集できます。フォルダの権利が指定されている場合、代理ユーザはフォルダを作成または変更できます。

  6. ステップ 4およびステップ 5を繰り返して、[アクセスリスト]の各ユーザに権利を割り当てます。

    アクセスリストで全ユーザアクセス権を選択すると、アドレス帳のすべてのユーザに権利を割り当てることができます。たとえば、すべてのユーザにメールを読む権利を与える場合は、<全ユーザアクセス権>に対して[読む]権利を割り当てます。

  7. アクセスリストからユーザを削除するには、ユーザをクリックしてから、ユーザの削除をクリックします。

  8. OKをクリックします。