PlateSpin Recon 3.7.2リリースノート

2011年01月27日
1.0 概要

1.0 概要

このリリースノートのドキュメントに含まれる情報は、Novell PlateSpin Recon 3.7.2に関係します。

PlateSpin Recon 3.7.2のダウンロード方法およびそのバージョンへのアップグレード方法については、『Novell PlateSpin Recon 3.7.2 Getting Started Guide』の「Upgrading to PlateSpin Recon 3.7.2」を参照してください。

管理タスクについては、『Novell PlateSpin Recon 3.7.2 User Guide』を参照してください。

この製品には、文書化されていないユーティリティが付属しています。これはNovellサポートが問題の診断または解決を行う際に使用します。

2.0 このリリースの新機能

PlateSpin Recon 3.7.2には、次の新機能と改善点が含まれています。

  • PlateSpin Recon 3.7.2 ServerとPlateSpin Recon 3.7.2 ClientをWindows Server 2008 SP2 (32ビット版)にインストールすることができます。

  • PlateSpin Recon 3.7.2 ServerとPlateSpin Recon 3.7.2 Clientを、非クラスタ環境でSLES 11 (32ビット版) XEN上で実行されているWindows 2003 SP2 (32ビット版)仮想マシンにインストールすることができます。

  • PlateSpin Recon 3.7.2は、次のマシンに関して、ディスカバリ、インベントリ、およびデータ収集(監視)をサポートしています。

    • Windows Server 2008 SP2 (32ビットおよび64ビット)

    • Windows Server 2008 R2 (64ビット)

    • Windows Server 2008 SP2 Hyper-V (64ビット)

    • Windows Server 2008 R2 Hyper-V (64ビット)

    • VMware ESX Server 4.1、4.1i (64ビット)

    • VMware Virtual Center 4.1

  • PlateSpin Reconのユーザは、疑似ユーザ資格情報を使用して、Linux (RHEL、SLES、Ubuntu、CentOs、およびSLES with Xen)やCitrix XenServerマシンを監視できるようになりました。

  • PlateSpin Recon 3.7.2は、PlateSpin Portability Suite 8.0.0に加えて、PlateSpin Portability Suite 8.1.2および8.1.3をサポートします。

  • ディスク使用率カウンタの収集対象となるWindowsマシンにアドオンとしてWindowsディスクカウンタを展開できるようになりました。ディスク使用率カウンタを収集しなくなった場合は、後ほどターゲットマシンからアドオンの展開を解除することができます。

    Windowsディスクカウンタの展開と展開解除に関する詳細については、『 Novell PlateSpin Recon 3.7.2 User Guide』の「Collecting Disk Utilization Counters for Windows Machines」セクションを参照してください。

  • ディスクパーティションのアラインメントの状態を示す、次の2つのレポートを生成できるようになりました。

    • VMホストパーティションアラインメントレポート

    • VMパーティションアラインメントレポート

    VMディスクパーティションアラインメントレポートの詳細については、『Novell PlateSpin Recon 3.7.2 User Guide』の「VM Disk Partition Alignment Reports」セクションを参照してください。

3.0 製品に関する問題

3.1 PlateSpin Recon 3.7.2で解決された問題

PlateSpin Reconの以前のリリースで見つかった次の問題はこのリリースで解決されています。

  • HTML、File、またはRTFファイル形式にレポートをエクスポートすると、統計情報集計テーブルが表示されない。

  • Excel形式にレポートを手動でエクスポートすると、ギガバイトの値がバイトに変換されたり、一部のデータがSystem.errとして表示されたりする場合がある。

  • Windowsマシンの監視に関連する問題が解決されました。次の問題が含まれます。

    • 監視サービスが予期せず停止してしまう。

    • 監視によってリモートレジストリサービスが終了してしまう。

  • ワークグループに含まれるマシンをインベントリすると、いくつかのマシンがワークグループフィルタではなく、workgroup.comフィルタに一覧表示される。

  • 部門フィルタを使用したWindowsドメインのインベントリが「Unknown error (0x80005000)」というエラーで失敗する。

  • 予測値が、別の日付のレポートで変更されない。

  • ターゲットマシンに複数のディスクが存在する場合、ディスクIO %のピーク値が0になる。

  • hypervisorで実行中の仮想マシンを監視する場合、そのhypervisorのスナップショットのデータをエクスポートできない。

  • ネットワークパスからスナップショットをインポートすると、データがインポートされない。

  • PostgreSQLデータベースからは、すべてのマシンのチャートデータを表示できない。

  • 物理および論理ディスクカウンタに「Category does not exist 」エラーが表示される。

3.2 PlateSpin Recon 3.7.2でも解決されていない問題

PlateSpin Recon 3.7およびPlateSpin Recon 3.7.1の最初の出荷バージョンで発見された問題のうち、その一部は未だ解決されていません。解決されていない問題については、次のドキュメントを確認してください。

3.3 PlateSpin Recon 3.7.2における既知の問題

3.3.1 インベントリされたHyper-Vマシンに関するネットワークアダプタの速度の値が誤って表示される。

10GB以上のEthernetネットワークアダプタを使用しているHyper-Vマシンをインベントリすると、データ型が変換されてしまうため、実際のリンク速度にかかわらずアダプタの速度のプロパティが不適切な値を取得してしまう。Hyper-Vマシンのネットワークアダプタの速度の値がPlateSpin Recon ClientのHyper-Vのプロパティのダイアログボックスで1Gbpsと表示される。

解決策: ありません。

3.3.2 PlateSpin Recon Clientの開始ページに表示される情報の一部がデータセンターエクスプローラに表示される情報と一致しない可能性がある。

PlateSpin Recon Clientの開始ページに表示される以下のアイテムに関する情報がデータセンターエクスプローラに表示される情報と一致しない可能性がある。

  • 検出されたデバイス

  • 警告付きのアイテム

  • 応答しないアイテム

解決策: ありません。

3.3.3 Windows 2003 SP2にインストールしたPlateSpin Recon Serverから500を超えるマシンを監視する場合、データ収集が遅れる可能性があります。

回避策: 監視サービスの環境設定パラメータを微調整することで、PlateSpin Recon Serverのパフォーマンスを改善できます。パラメータの微調整に関する詳細については、『Novell PlateSpin Recon 3.7.2 User Guide』の「Best Practices」セクションを参照してください。