A.0 トラブルシューティング

この節では、Novell PlateSpin Reconの使用時に発生する可能性がある問題とその解決方法について説明します。

オペレーティングシステムが再フォーマットされたマシンで、インベントリ更新や監視に失敗する

ソース: PlateSpin Recon - インベントリと監視。
説明: マシンがインベントリされた後でそのマシンのオペレーティングシステムを再フォーマットした場合、インベントリ更新や監視に失敗する。
考えられる原因: マシンに関連付けられている資格情報や監視プラグインが、オリジナルのオペレーティングシステムに対応している。
アクション: PlateSpin ReconクライアントのData Center Explorerで、次のタスクを実行してください:
  1. オペレーティングシステムが再フォーマットされたマシンから既存のオブジェクトを削除します。

  2. マシンをインベントリまたは監視します。

    マシンをインベントリまたは監視する方法の詳細については、セクション 3.2, データセンターのリソースの検出およびインベントリを参照してください。

Citrix XenServerに対するディスクパーティションが表示されない

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
説明: インベントリされたCitrix XenServerのディスクパーティションが、そのサーバの[Properties ]ページにある[Storage]タブに表示されない。
考えられる原因: Citrix XenServerは、デフォルトにより論理ボリュームに対してはフォーマットされているが、パーティションに対してはフォーマットされていない。現時点では、LVMのインベントリとレポーティングの機能がPlateSpin Reconにない。
アクション: なし。

PlateSpin Reconで、Citrix XenServer 4.0マシンに接続されているFC SANディスクのインベントリに失敗する

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
説明: Citrix XenServer 4.0マシンに接続されているFC SANディスクが、PlateSpin Reconでインベントリされない。結果として、Citrix XenServerの[Properties]ページにある[Storage]タブにディスクが表示されない。
考えられる原因: FC SANディスクの識別をサポートするオペレーティングシステムコマンドとXen APIが、PlateSpin Reconにない。
アクション: なし。

SolarisマシンやLinuxマシンのインベントリに失敗し、エラーが返される

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
説明: SolarisマシンやLinuxマシンのインベントリに失敗し、エラーが返される。
考えられる原因: SolarisマシンまたはLinuxマシンの/tmpディレクトリに、十分な空き領域がない。
アクション: SolarisマシンまたはLinuxマシンをインベントリする前に、該当のマシンの/tmpディレクトリに最低50Mの空き領域があることを確認してください。

ESX 3.0に対してDisk IOメトリックスを使用できない

ソース: PlateSpin Recon。
説明: Chart Viewerで、Disk IO%カウンタがESX 3.0に対して表示されない。
考えられる原因: ESX 3.0では、Disk IO%の計算に使用される必須カウンタをサポートしていない。
アクション: なし。

Queue LengthメトリックスがVirtual CenterとESXに対して収集されない

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: QueueLengthメトリックスが、直接またはvCenterを通じて監視されるESXのどのタイプのストレージボリューム(ローカルまたは共有)に対しても収集されない。
考えられる原因: Virtual CenterとESXでは、QueueLengthメトリックスに対する必須カウンタをサポートしていない。
アクション: なし。

Windowsマシンの監視に失敗し、レジストリキーへのアクセスに関連するエラーが返される

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Windowsマシンの監視に失敗し、次のエラーが監視ログに含まれる:
Access to the registry key key_number is denied.
考えられる原因: レジストリキーが、他のアプリケーションによって同時に読み込まれている。
アクション: このエラーは無視してください。他のアプリケーションによってレジストリキーが解放されると、PlateSpin Reconでは自動的にデータを収集します。

AIXマシンに対するエラーがディスクパーティションカウンタによって報告される

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: 次のカウンタのデータが、AIXマシンに対して収集されない:
  • PhysicalDisk_PartitionedSpaceGB

  • PhysicalDisk_UnpartitionedSpaceGB

  • PhysicalDisk_PercentPartitionedSpace

  • PhysicalDisk_PercentUnpartitionedSpace

また、警告メッセージがログに表示される。この警告メッセージには問題の解決方法も含まれている。

考えられる原因: PlateSpin Reconでは、AIXに対するディスクパーティションカウンタをフェッチするために、意図的にlspvコマンドを使用する。このコマンドがAIXマシンで実行されると、マシンはハングしたりスピードダウンしたりすることがある。AIXでは、これは既知の問題である。
アクション: 警告メッセージ内で推奨されているタスクを実行してください。

Citrix XenServerのloop7パーティションが、新しいディスクとしてインベントリおよび監視される

ソース: PlateSpin Recon - インベントリと監視。
説明: XenServerツールをインストールするために、Citrix XenServerホストのVMの/dev/xvdにあるDVDドライブにXenServerツールISOをマウントすると、そのCitrix XenServerホストによって、マウントしたISOと同じサイズのディスクパーティションが作成される。Citrix XenServerのインベントリまたは監視を実行した場合、PlateSpin Reconでは、そのディスクパーティションを新しいディスクと見なし、loop7としてマシンのプロパティとチャートにレポーティングする。
アクション: なし。

ConnoiハードウェアにインストールされたWindowsオペレーティングシステムに対して、プロセッサモデルを検出できない

ソース: PlateSpin Recon - インベントリと監視。
アクション: なし。

PlateSpin Reconのインベントリにサーバを追加しようとすると、問題が発生する

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
説明: PlateSpin Reconのインベントリにサーバを追加しようとすると、次のエラーメッセージを含む問題が発生することがある:
Network Path Not found 
Access Denied
The RPC Server is unavailable
Failed. The Network location cannot be reached
アクション: ナレッジベースの記事Q20525: Troubleshooting problems when adding servers to the PlateSpin Recon Inventoryを参照してください。

PlateSpin Reconのスナップショットからマシンをインポートすることに失敗する

ソース: PlateSpin Recon - スナップショット。
説明: PlateSpin Reconのスナップショットからマシンをインポートしようとすると、次のエラーメッセージが表示されることがある:
Cannot import MachineObject 'MACHINE-NAME [MACHINE-NAME]' 
アクション: ナレッジベースの記事Q20900: Cannot import MachineObject error when importing a machine from a snapshotを参照してください。

Windows XPマシンの監視中に、警告メッセージが監視ログに記録される

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Windows XPマシンの監視中に、次の警告メッセージが監視ログに記録される:
The interface is unknown counter_name.
考えられる原因: 監視されているターゲットWindowsマシンで、リモートレジストリサービスが停止状態になっている。
アクション: Microsoftサポート技術情報文書番号923416を参照してください。

新規に追加したディスクまたはボリュームに対するデータ収集の監視が、Windowsマシンで遅延する

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: 監視されているWindowsマシンに新しいディスクやボリュームを追加した場合、その新しいディスクまたはディスクのデータが直ちに収集されず、PlateSpin Reconのチャートに反映されない。
考えられる原因: ターゲットWindowsマシンで監視を開始すると、PlateSpin Reconでは、そのマシンに存在するディスクとボリュームに対してのみデータをレポーティングする。
アクション: Windowsマシンに新しいディスクやボリュームを追加した後、そのマシンの監視を停止して再開してください:
  1. Data Center Explorerで、ターゲットWindowsマシンに移動します。

  2. ターゲットマシンを右クリックし、[Stop Monitoring]をクリックします。

  3. ターゲットマシンを再度右クリックし、[Start Monitoring]をクリックします。

ディスク使用率に関連するカウンタのデータが、Solarisサーバに対して収集されないことがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
考えられる原因: Solarisマシンに接続されている外部ディスクにラベルが付いていない。
アクション: Solarisマシンに接続されている外部ディスクにラベルを割り当ててください。

Solarisの切断されているディスクに対して、いくつかのディスクカウンタのデータが正しく表示されない

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Solarisマシンの切断されているディスクに対して、次のカウンタのデータが「ゼロ(0)」と誤表示される:
  • DiskBytesPerSecond

  • DiskAverageQueueLength

  • DiskTransfersPerSecond

  • DiskPercentIdleTime

  • Disk IO%

考えられる原因: 外部ディスクが適切に切断されていない。
アクション: 次のいずれかの方法で、Solarisマシンのファイルシステムをクリーンアップしてください:
  • devfsadm -Cコマンドを実行します。

  • マシンを再起動します。

重複したSMBIOS IDが仮想マシンにある場合、ESXマシンのインベントリに失敗する

ソース: PlateSpin Recon - インベントリと監視。
考えられる原因: PlateSpin Reconでは、SMBIOS IDを使用して、マシンの固有性を確立する。ESXマシンの仮想マシンが同じSMBIOS IDを持つ場合、データのインポート中にESXマシンのインベントリに失敗する。
アクション: ESXマシンの仮想マシンが固有のSMBIOS IDを持つことを確認してください。

Windowsマシンの監視に失敗することがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Windowマシンの監視に失敗し、次のエラーメッセージが監視ログに記録される:
The network path was not found
考えられる原因: ネットワーク共有リソースとしてWindowsマシンにアクセスできない。
アクション: Windowsマシンでネットワーク共有リソースを有効にしてください。
考えられる原因: リモートレジストリサービスがターゲットWindowsマシンで実行されていない。
アクション: Windowsマシンでリモートレジストリサービスを手動で開始してください。

Windowsマシンのディスク使用状況に基づく「ディスク分析」レポートまたはレイターの生成に失敗することがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Windowsマシンのディスク使用状況に基づく「ディスク分析」レポートまたはレイターの生成に失敗し、次のメッセージが監視ログに記録される:
The component Disk Space Used(GB) does not have enough hourly summary data for the machine IP_address. 
考えられる原因: ターゲットWindowsマシンにDisk Utilizationアドオンが展開されていない。
アクション: 次の操作を実行してください:
  1. ターゲットWindowsマシンにDisk Utilizationアドオンを展開します。

    Disk Utilizationアドオンの展開に関する詳細については、セクション 3.12, Windowsマシンに対するディスク使用率カウンタの収集を参照してください。

  2. Windowsマシンを最低1時間監視します。

  3. 「ディスク分析」レポートまたはレイターを生成します。

Windowsマシンを監視すると、「Category does not exist」というエラーが監視ログに表示される

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
考えられる原因: Windowsマシンで[Undeploy Add-On]をクリックした後、[Stop Monitoring]と[Start Monitoring]を順にクリックすることにより監視を停止して再開しなかった。
アクション: 最初に[Stop Monitoring]、次に[Start Monitoring]をクリックすることにより、Windowsマシンで監視を再開してください。
考えられる原因: Windows Disk Countersアドオンを、Recon PlateSpinクライアントの[Undeploy Add-On]オプションによってではなく、手動でマシンから展開解除した。
アクション: PlateSpin Reconクライアントで次の操作を実行してください:
  1. Windows Disk Countersアドオンを手動で展開解除したWindowsマシンオブジェクトを右クリックします。

  2. Undeploy Add-On]をクリックします。

  3. Windowsマシンオブジェクトを右クリックします。

  4. Stop Monitoring]をクリックします。

  5. Windowsマシンオブジェクトを右クリックします。

  6. Start Monitoring]をクリックします。

考えられる原因: PlateSpin Reconサーバで次のコマンドを実行し、システムエラーが発生した:

net view \\IPaddress_of_remote_machine

アクション: システムエラーをトラブルシューティングするには、そのシステムエラーのコードに該当するMicrosoftサポート技術情報文書を参照してください。
考えられる原因: PlateSpin Reconの[Windows Disk Counters Add-On]オプションによるデータ収集が、PerfMonによって無効にされている。
アクション: Windowsマシンで次の操作を実行してください:
  1. Registry Editorで、HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ReconWinMonitoring\Performanceに移動します。

  2. レジストリキーのDisable Performance Counters値を0に変更します。

  3. リモートレジストリサービスを再起動します。

考えられる原因: ターゲットWindowsマシンのPerfMonが破損している。
アクション: Microsoftサポート技術情報文書: パフォーマンスカウンターライブラリの値を手動で修正する方法を参照して、Performanceカウンタを再構築してください。
考えられる原因: ターゲットWindowsマシンのイベントログに、イベントIDが1015のPerflibエラーが表示されている:
Event ID 1015 Source Perflib
Event ID 1015 
Source Perflib 
Type Error 
Description The timeout waiting for the performance data collection function"<function name>" in the "<dll name>" Library to finish has expired. There may be a problem with this extensible counter or the service it is collecting data from or the system may have been very busy when this call was attempted.
アクション: デフォルトにより、システムではすべてのサービスに対して10秒の収集タイムアウト期間を使用します。失敗しているサービスに対して、この期間を上書きしてください:
  1. Registry Editorで、HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\<service-name>\Performanceに移動します。

  2. Collect Timeoutの値を増加させます。

  3. リモートレジストリサービスを再起動します。

考えられる原因: リモートWindowsマシンでPerfMonカウンタを読み込むための十分な特権がない。
アクション: 「システムパフォーマンスのプロファイル」と「単一プロセスのプロファイル」のユーザ特権ポリシーを通じてPerfMonカウンタを読み込むための十分な特権を付与してもらうよう、リモートマシンの管理者に要求してください。
考えられる原因: Windows Disk Countersアドオンの展開を構成中に[Automatically restart the services which are dependent on the Remote Registry Service]チェックボックスを選択したが、このアドオンの展開後に、リモートレジストリサービスとその依存サービスを手動で再起動しなかった。
アクション: Windows Disk Countersアドオンを展開したターゲットWindowsマシンで、リモートレジストリサービスとその依存サービスを手動で再起動してください。

W3Pサービスによって高メモリが消費されている、またはW3Pサービスがシステムメモリ不足の例外により終了した

ソース: PlateSpin Recon。
考えられる原因: PlateSpin Reconクライアントが48時間以上未使用のまま開かれている場合、W3PサービスによってReconクライアントセッションのデータがキャッシュされ、結果としてW3Pサービスではメモリ不足となる。
アクション: W3Pサービスが終了した場合は、PlateSpin Reconクライアントを閉じてW3Pサービスを起動した後、PlateSpin Reconクライアントを起動してください。
アクション: W3Pサービスは終了していなくても、W3Pサービスのメモリ消費量が高い場合は、PlateSpin Reconクライアントを再起動してください。

ワークロードに対するチャートを表示するとDisk Space (GB)の値が存在するが、シナリオではDisk Space %が0と表示される

ソース: PlateSpin Recon。
説明: シナリオを作成するための合計ディスク容量が無制限のサーバテンプレートを選択した場合、次の動作が既知である:
  • サーバテンプレートおよびそのテンプレートに割り当てられているワークロードに表示されるDisk Space (%)の使用率に対するチャートでは、yが常にゼロ(0)になる。

  • サーバテンプレートの「ワークロード割り当て」レポートでは、Disk Used (%)のカラムに空(--)の値が表示される。

アクション: なし。

Windows 2008 SP1 Hyper-Vで実行されている仮想マシンを監視すると、% Total Run Timeカウンタに関するエラーが表示される

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Windows 2008 SP1 Hyper-Vで実行されている仮想マシンを監視すると、% Total Run Timeカウンタに関する次のエラーメッセージが、ノードに対する監視ログにレポーティングされる:
Cannot get instance information for counter % Total Run Time in category Hyper-V Hypervisor Virtual Processor on computer w2k8vm204
考えられる原因: MicrosoftパフォーマンスライブラリAPIは期待どおりに機能しないため、Hyper-VHypervisor Virtual Processorカウンタカテゴリに一覧表示される% Total Run Timeカウンタに対するデータ収集によってエラーが発生する。
アクション: なし。

Citrix XENサーバで実行されているWindows仮想マシンを監視すると、Xen_NetworkInterface_BytesTotalPerSecondカウンタとXen_PhysicalDisk_DiskBytesPerSecondカウンタに関するエラーが表示されることがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: Citrix XENサーバで実行されているWindows仮想マシンを監視すると、次の問題が発生することがある:
  • 次のカウンタの監視中に、HANDLE_INVALID例外が発生する:

    • Xen_NetworkInterface_BytesTotalPerSecond

    • Xen_PhysicalDisk_DiskBytesPerSecond

  • 例外はなくても、Xen_Processor_PercentProcessorTimeカウンタに対してデータが収集されない。

考えられる原因: XEN APIが期待どおりに機能しない。
アクション: なし。

Windows Disk CountersアドオンをWindows Server 2008 SP2 Hyper-Vホストとそのゲスト仮想マシンで実行することを選択した場合、そのアドオンの展開や展開解除に失敗する

ソース: PlateSpin Recon - Windows Disk Countersアドオンの展開または展開解除
考えられる原因: WindowsホストでWindows Disk Countersアドオンを展開または展開解除すると、そのWindows仮想マシンに対しても、展開または展開解除の操作が内部的にトリガされる。展開または展開解除の候補としてWindowsホストとそのWindows仮想マシンを同時に選択した場合、Windows仮想マシンに対して2つの展開または展開解除のジョブがトリガされ、エラーが発生することがある。
アクション: Windows Disk Countersアドオンの展開または展開解除は、ホストマシンとゲスト仮想マシンに対してそれぞれ個別に実行してください。

割り当てレイターを使用して「コスト割り当て」レポートを生成できない

ソース: PlateSpin Recon - レポート。
考えられる原因: 割り当てレイターの場合、料金は仮想マシンサーバリソースの総コストを表している。仮想マシンのホストマシンは、インベントリおよび監視される必要がある。ホストマシンがインベントリおよび監視されていない場合、「コスト割り当て」レポートに次の汎用エラーメッセージが表示される:
Error was encountered during calculation for chargeback.

該当する警告メッセージはすべて、「コスト割り当て」レポートのジョブログファイル(Recon_server_installation_directory\logs\workflowディレクトリにある)に記録される。

アクション: 仮想マシンのホストマシンをインベントリして監視してください。

sudoユーザ資格情報を使用したLinuxマシンの監視に失敗することがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: sudoユーザ資格情報を使用したLinuxマシンの監視に失敗し、次のエラーメッセージが表示される:
sudo: sorry, you must have a tty to run sudo
考えられる原因: ターゲットマシンの/etc/sudoers環境設定ファイルに、Defaults requiretty設定が含まれる。
アクション: 次の操作を実行してください:
  1. Linuxコンソールプロンプトで、visudoを実行します。

    これによって、/etc/sudoers環境設定ファイルがVI Editorで開きます。

  2. 次の行をコメントアウトします:

    Defaults requiretty
    
  3. Recon PlateSpinクライアントのData Center Explorerビューで、Linuxマシンを右クリックし、[Stop Monitoring]をクリックします。

  4. Linuxマシンを右クリックし、[Start Monitoring]をクリックします。

レガシネットワークアダプタで構成されており、Windows Server 2008 SP1/SP2/R2 Hyper-Vホストで実行される仮想マシンに対し、HyperV_NetworkInterface_BytesTotalPerSecondの値が正しくない

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: 仮想マシンがレガシネットワークアダプタで構成されており、Windows Server 2008 SP1/SP2/R2 Hyper-Vホストで実行される場合、HyperV_NetworkInterface_BytesTotalPerSecondカウンタの値が「ゼロ(0)」と誤表示される。
考えられる原因: HyperVサーバのHyperV_NetworkInterface_BytesTotalPerSecondカテゴリのBytes Received/secカウンタまたはBytes Sent/secカウンタに対して、MicrosoftパフォーマンスライブラリAPIが期待どおりに機能しない。
アクション: なし。

Windows Disk Countersアドオンを展開または展開解除した後、リモートレジストリサービスの再起動に失敗し、エラーが返される

ソース: PlateSpin Recon - Windows Disk Countersアドオンの展開または展開解除。
説明: Windows Disk Countersアドオンを展開または展開解除すると、ターゲットマシンでリモートレジストリサービスが自動的に再起動します。このサービス再起動プロセスが失敗して、エラーが返されることがあります。該当のエラーメッセージは、job.log内に表示されます。
アクション: Windows Disk Countersアドオンを展開または展開解除した後で、リモートレジストリサービスの再起動中にエラーが報告された場合は、ターゲットマシンのPerfMonからDisk PerformanceカウンタのDLLを展開解除してください:
  1. ターゲットマシンで、Registry Editorを開きます。

  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ReconWinMonitoringキーに移動します。このキーが存在する場合は、%SystemRoot%\PlateSpinRecon-DiskUtilディレクトリが存在することを意味します。次の操作を実行します:

    1. ターゲットマシンのコマンドプロンプトから、%systemroot%\PlateSpinRecon-DiskUtilへ移動します。

    2. 次のコマンドを実行します:

      HWInputMon.exe -Uninstall false

  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\ReconWinMonitoringキーを削除します。

  4. %SystemRoot%\PlateSpinRecon-DiskUtilディレクトリを削除します。

Windows Disk Countersアドオンを展開または展開解除すると、「The process cannot access the file because it is being used by another process」というエラーが返されることがある

ソース: PlateSpin Recon - Windows Disk Countersアドオンの展開または展開解除。
説明: Windows仮想マシンがそのグループ内に直接一覧表示されており、同じグループ内に含まれるCitrix XenServerホストマシンまたはVirtual Centerホストマシンの下にも一覧表示されている場合、Windows Disk Countersアドオンをそのグループで展開または展開解除すると、次のエラーが返されることがある:
The process cannot access the file because it is being used by another process
考えられる原因: Windows仮想マシンでは、そのグループからWindows Disk Countersアドオンの展開ジョブまたは展開解除ジョブを直接受け取り、XenServerホストまたはVirtual Centerホストからも該当のジョブを受け取る。このようなシナリオでは、1つのジョブは成功し、もう1つのジョブは失敗する。
アクション: 成功したジョブを通じて、Windows仮想マシンではWindows Disk Countersアドオンが正常に展開または展開解除されるため、このエラーは無視してください。

CSVを使用してインベントリされたマシンに対するインベントリのリフレッシュと監視に失敗することがある

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
考えられる原因: CSVファイルを使用してマシンのインベントリと監視を実行する場合、そのファイル内で指定する資格情報の記述は、インベントリと監視を実行する対象のマシン(ユーザ名とパスワードが含まれる)に対して固有でなければならない。資格情報の記述が固有でない場合は、正しくない資格情報が一部のマシンに割り当てられることがあり、結果として、該当のマシンにおけるインベントリのリフレッシュと監視に失敗する。
アクション: CSVファイルを使用してマシンのインベントリと監視を実行する前に、そのCSVファイル内で指定した資格情報の記述が、インベントリと監視を実行する対象のマシン(ユーザ名とパスワードが含まれる)に対して固有であることを確認してください。
アクション: 正しくないCSVファイルを使用してマシンをすでにインベントリした場合は、次のいずれかを実行してください:
  • 問題のマシンをPlateSpin Reconクライアントから削除し、CSVファイル内で一覧表示されているそれらのマシンに対して固有の資格情報の記述を指定した後、該当のマシンを再度インベントリします。

  • 問題のマシンに正しい資格情報を添付します。

    1. Data Center Explorerで、問題のマシンを右クリックし、[Attach Credentials]をクリックします。

      [Attach Credentials]ダイアログボックスが表示されます。

    2. マシンの資格情報を指定し、[OK]をクリックします。

UNIXマシンの大規模なセットに対して[Stop Monitoring]と[Start Monitoring]を連続してクリックすると、エラーが発生することがある

ソース: PlateSpin Recon - 監視。
説明: UNIXマシンの大規模なセットに対して[Stop Monitoring]と[Start Monitoring]を連続してクリックした場合、監視スクリプト(*.sh)がターゲットUNIXマシンに存在しないことがあり、次のエラーメッセージがJob Explorerに表示される:
/bin/sh: ./lininfo.shSLESPlateSpinRecon_server_name: No such file or directory counter_name
考えられる原因: UNIXマシンの大規模なセットに対して[Stop Monitoring]をクリックした後、Job Explorerではこのジョブの状態が「完了済み」と表示されていても、実際にはターゲットマシンから監視スクリプト(*.sh)を削除するのにかなりの時間がかかることがある。時間を置かずに、これらのマシンに対して[Start Monitoring]を直ちにクリックすると、監視データの収集に失敗することがある。これは、直前に[Stop Monitoring]をクリックしたことによって、マシンの監視に必要な監視スクリプト(*.sh)が正しく削除されていないこともあるためである。
アクション: 問題のマシンの監視を停止して開始してください。

PlateSpin Reconクライアントでは、ジョブが完了した後でも、そのジョブの状態が「実行中」と誤表示されることがある

ソース: PlateSpin Recon - インベントリと監視。
説明: PlateSpin Reconクライアントでは、ジョブの状態の更新に失敗し、ジョブが完了した後でも続けて、その状態が「実行中」と表示されることがある。
アクション: PlateSpin Reconクライアントを閉じた後、再起動してください。

PlateSpin Reconの監視サービスを停止するのにかなりの時間がかかったり、PlateSpin Reconの監視サービスの再起動に失敗したりすることがある

ソース: PlateSpin Recon
考えられる原因: PlateSpin Reconの監視サービスを停止しようとすると、このサービスでは、キャッシュされたすべてのデータをデータベースにコミットする。このプロセスには、10~15分かかることがある。その間、このサービスに対する停止操作が応答していないように表示されることがある。

PlateSpin Reconの監視サービスを再起動しようとすると、このサービスでは再起動に失敗することがある。これは、再起動プロセスの最初のステップとしてサービスの停止が試行されても、停止操作が完了するのにかなりの時間がかかるためである。

アクション: PlateSpin Reconの監視サービスに対して停止操作をすでに開始している場合は、何もする必要はありません。これは、このサービスが10~15分後には応答するようになり、応答後に停止するためです。

PlateSpin Reconの監視サービスに対して再起動操作をすでに開始している場合は、サービスが応答した後(サービスの操作が選択可能になった後)で、このサービスを起動してください。

警告:PlateSpin Reconの監視サービスに対しては、実行中のプロセスを強制終了しないでください。強制終了すると、データの一貫性に関する問題が発生することがあります。

Log Explorerに「Client data may be out of date」という警告が表示されることがある

ソース: PlateSpin Reconクライアント。
説明: 長時間PlateSpin Reconクライアントが開かれていた場合、PlateSpin ReconクライアントのLog Explorerに次の警告が表示される:
Client data may be out of date.
考えられる原因: PlateSpin Reconクライアントの起動時に確立されたWebサービスセッションの有効期限が切れている。
アクション: PlateSpin Reconクライアントの現インスタンスを閉じ、クライアントを再起動してください。

PlateSpin Reconの監視サービスがメモリ不足の例外により終了した

ソース: PlateSpin Recon。
考えられる原因: PlateSpin Reconが、多数の応答しないマシンまたは到達できないマシンを監視している。
アクション: 応答しないマシンまたは到達できないマシンの監視を停止してください。

Portability SuiteからPlateSpin Reconジョブをロードすると、資格情報に固有のエラーが表示されることがある

ソース: PlateSpin Recon - Portability Suite。
説明: PlateSpin Reconジョブのロードに失敗し、資格情報に固有の次のエラーが表示されることがある:
Unable to login to VMware Virtual Infrastrusture
web... Please ensure that the username and password are correct.

このエラーは、PlateSpin Portability Suiteで表示される。

考えられる原因: ターゲットESXサーバへのアクセスに必要なパスワードが指定されていない。
アクション: Portability Suiteを使用して、ターゲットESXサーバのパスワードを指定してください:
  1. [Peer-to-Peer Conversion Job]ウィンドウで、[Job Configuration]パネル>[Credentials]リンクの順にクリックします。

  2. パスワードを指定します。

  3. OK]をクリックします。

Solarisマシンのインベントリに失敗する

ソース: PlateSpin Recon - インベントリ。
考えられる原因: Solarisマシンのパスワードに、「(」のような特殊文字が含まれている。
アクション: Solarisマシンのパスワードから特殊文字を削除してください。

予測プロジェクトに対するシナリオの作成に失敗し、メモリ不足の例外が返されることがある

ソース: PlateSpin Recon - シナリオおよびプロジェクト。
説明: マシン数や予測日数の多いプロジェクトからシナリオを作成しようとした場合、そのプロセスに失敗し、メモリ不足の例外が返されることがある。
アクション: プロジェクト内でマシン数や予測日数を削減してください。プロジェクトおよびシナリオの推奨事項に関する詳細については、セクション E.0, ベストプラクティスを参照してください。

PostgreSQLデータベースから「分析」レポートを生成するのにかなりの時間がかかることがある

ソース: PlateSpin Recon - レポート。
アクション: PostgreSQLデータベースから「分析」レポートを生成する前に、次の操作を実行してください:
  1. テキストエディタを使用して、PlateSpin.PowerRecon.Monitoring.Database.configファイルを開きます。

    PlateSpin.PowerRecon.Monitoring.Database.configファイルは、PlateSpin ReconサーバのPlateSpin_Recon_installation_directory\configs\ディレクトリにあります。

  2. Pooling]の値を「True」に変更します。

  3. PlateSpin Reconの監視サービスを再起動します。

指数近似予測を使用してプロジェクトが作成された場合、シナリオの作成に失敗することがある

ソース: PlateSpin Recon - シナリオおよびプロジェクト。
考えられる原因: 統合プラニングで使用されたカウンタの指数近似予測値が、デシマルデータ型に適用するには大きすぎる場合、シナリオの作成に失敗し、次のエラーメッセージが表示されることがある:
Unable to create consolidation plan for scenario. Forecasted values are out of range, please try creating project or scenario without forecasting.
アクション: 指数近似予測以外の予測タイプを使用して、プロジェクトまたはシナリオを作成してください。
アクション: 予測を使用せずにプロジェクトまたはシナリオを作成してください。

AIXマシンにアタッチされているディスクのストレージタイプが「不明」と表示される

ソース: PlateSpin Recon。
考えられる原因: PlateSpin Reconでは現在、AIXマシンにアタッチされているディスクのストレージタイプの収集をサポートしていない。そのため、AIXマシンにアタッチされているディスクのストレージタイプは、AIXマシンの[Properties]ページ([Storage]タブ>[View by Disk]ビュー)とレポートで、「Unknown」と表示される。
アクション: なし。

Citrix Xen仮想マシンを含むスナップショットのインポートに失敗する

ソース: PlateSpin Recon - スナップショット。
説明: Citrix Xen仮想マシンを含むスナップショットをインポートしようとした場合、インポート操作に失敗し、StaleState例外が返されることがある。
考えられる原因: 最初にCitrix Xen仮想マシン、次にCitrix Xenホストをインベントリした後で、それらのマシンのスナップショットを作成した。
アクション: Citrix Xen仮想マシンでスナップショットを作成する前に、次のいずれかのインベントリプロセスを実行してください:
  • Citrix Xen仮想マシンのみをインベントリします(ホストマシンはインベントリしない)。

  • 最初にCitrix Xenホストマシン、次にCitrix Xen仮想マシンをインベントリします。