正確性を強化する

定義済みアプリケーションでv-GOの一致機能を強化するには、テキストウィンドウに「識別」、「アプリケーション」、「一致」の3つのセクションを入力します。

• 識別

  識別セクションでは、フィールドの一致を必要とするすべてのアプリケーション設定を識別します。

  「Sectionnn=アプリケーション名」という形式でキーと値のペアを使用します。変数nnはアプリケーションのセクションをポイントします。次の例では、セクションは30と31です。

  識別セクションが次に示されています。識別セクション、アプリケーションセクションおよび一致セクションの関連付けに関しては例: 正確性を強化する3つのセクションを参照してください。

  識別セクション	説明
  Section30=Test Application 1 Section31=Test Application 2	識別セクション。ここでセクションを識別し、アプリケーションの名前を識別します。

• アプリケーション

  アプリケーション名でアプリケーションを識別します。 v-GOが新しいアプリケーションを自動認識すると、この名前がアプリケーション名として表示されます。

  アプリケーションセクションは、任意のアプリケーションに対する一般設定を識別します。あるアプリケーションに対して複数の認証画面が予想される場合、一致設定アイテム(子設定)はこのセクションの値を継承します。

  アプリケーションセクションが次の表に示されています。アプリケーションセクション、識別セクションおよび一致セクションの関連付けに関しては例: 正確性を強化する3つのセクションを参照してください。

  アプリケーションセクション	説明
  [Application Name]	識別セクションがポイントする名前と同じ。
  Description=アプリケーションの説明	Descriptionキーの値は、ログオンマネージャの詳細表示またはログオンの［プロパティ］ページに表示されます。
  WindowTitle1=パスワードウィンドウ	ウィンドウのタイトルとして示されるテキスト。
  ModuleName1=FieldMatch.exe	アプリケーションのモジュール名。 アプリケーション実行ファイル名でもあります。
  IDCtrl=nnnn	ユーザ名/IDコントロールのコントロールID。nnnnには数字が入ります。
  PassKeyCtrl=nnnn	パスワードコントロールのコントロールID。nnnnには数字が入ります。
  Match1=一致するセクション名	一致する設定アイテム(存在する場合)へのポインタ。
  Matchn=一致するセクション名	一致する設定アイテム(存在する場合)へのポインタ。nには、一致する設定アイテムごとに連続する整数が代入されます。アプリケーションにログオン(認証)ウィンドウが1つだけ存在する場合、この値を上回ることはありません。

• 一致

  一致セクションは、あるアプリケーションに対して一致する設定を識別します。このセクションはアプリケーション設定の子セクションとして機能します。

  ただし、一致セクションを設定すると、IDCtrlエントリとPassKeyCtrlエントリの親の設定が無効になります。

  一致セクションが次の表に示されています。一致セクション、識別セクションおよびアプリケーションセクションの関連付けに関しては例: 正確性を強化する3つのセクションを参照してください。

  一致セクション	説明
  [Match 1]	アプリケーション設定ポインタがアプリケーションを参照するために使用する名前と同じ。
  Type=Logon	v-GOが対応する画面の種類(ログイン、パスワードの変更、パスワードの取得、または無視)。
  Field1=1005,class,EQ,Static	一致基準。
  Field2=1007,text,EQ,Password	2つめの一致基準(オプション)。
  Fieldn=ControlID,ControlType,EQ/NE,Value	nつめの一致基準(オプション)。
  IDCtrl=nnnn	ユーザ名/IDフィールドのコントロールID。 この値は、親アプリケーション設定で設定するコントロールIDを無効にします。
  PassKeyCtrl=nnnn	パスワードフィールドのコントロールID。この値は、親アプリケーション設定で設定するコントロールIDを無効にします。

例: 正確性を強化する3つのセクション

識別、アプリケーション、一致セクションの手動入力が次の表に示されています。