このセクションでは、データベースサーバでZENworksインストールプログラムを実行することによってZENworksデータベースを設定する方法について説明します。外部PostgreSQLデータベースを使用する場合は、この方法が必要です。他のデータベースの場合、ZENworks管理者とデータベース管理者が同じではない場合に、この方法が役立ちます。
外部データベースのインストール先であるサーバが、セクション 2.0, データベースの要件と外部データベースの前提条件の要件を満たしていることを確認します。
外部データベースをインストールしているサーバに、ZENworksインストールDVDを挿入するか、ZENworks ISOをマウントします。
重要:ZENworks のISOイメージをまだDVDに書き込んでいない場合は、インストールを始める前に書き込んでおく必要があります。このISOイメージを抽出してインストールに使用しないでください。
DVDを挿入してデータベースインストールプログラムが自動実行された場合は、プログラムを終了します。
外部データベースサーバのコマンドプロンプトで次のコマンドを入力します。
DVD_drive:\setup.exe -c
または
ZENworksがすでにデバイスにインストールされており、外部データベースインストールプログラムを使用してデバイスをZENworksデータベース(同じデバイスまたは別のデバイス上)の別のインスタンスの設定に使用する場合は、次のコマンドを実行します。
DVD_drive:\setup.exe -c --zcminstall
[ZENworksデータベースの選択]ページで、次のいずれかを選択します。
[ZENworksデータベース]を選択します
[Auditデータベース]を選択します
[ZENworksデータベース]と[Auditデータベース]の両方を選択します
メモ:ZENworksデータベースオプションとAuditデータベースオプションを選択した場合、まずZENworksデータベーススキーマを作成してからAuditデータベーススキーマを作成する必要があります。
ZENworksデータベースとAuditデータベースのサポートされている組み合わせを次に示します。
ZENworksデータベース |
Auditデータベース |
---|---|
組み込みPostgreSQL |
|
外部PostgreSQL |
|
Microsoft SQL Server |
Microsoft SQL Server |
Oracle |
Oracle |
[データベースタイプの選択]ページで次のいずれかを選択し、次へをクリックします。
PostgreSQL: ZENworksデータベーススキーマをPostgreSQL Server上に作成します。
Microsoft SQL Server: ZENworksデータベーススキーマをMicrosoft SQL Server上に作成します。
Oracle: ZENworksで使用する外部Oracle データベーススキーマを設定するために使用できるユーザスキーマを指定します。
重要:データベースをホストしているサーバは、管理ゾーン内のすべてのプライマリサーバと時間同期している必要があります。
次のセクションを参照し、知っておく必要がある情報の詳細を確認してください。ヘルプボタンをクリックして、同様の情報を得ることもできます。
インストール情報 |
説明 |
---|---|
PostgreSQL Server設定 |
PostgreSQLデータベースサーバによって使用されるポートを指定します。デフォルトでは、ZENworksデータベースにはポート54327、Auditデータベースにはポート54327が使用されます。競合する場合はデフォルトのポート番号を変更します。 |
PostgreSQLアクセス設定 |
一部の情報にはデフォルトが提供され、必要に応じて変更できます。
|
[データベースファイルの場所] |
ZENworks PostgreSQLデータベースファイルを作成するパスを指定します。デフォルトでは、インストールプログラムはdrive:\novell\zenworksディレクトリを作成し、これは変更できます。\databaseディレクトリがデフォルトディレクトリに付加されます。 たとえば、デフォルトパスはdrive:\novell\zenworks\databaseです。 Auditデータベースのデフォルトパスは、ZENworksデータベースと同じです。 |
[データベース情報の確認] |
データベース設定情報を確認します。 [サーバアドレス]フィールドに、hostsファイルで設定されているIPアドレスが表示されますが、データベースのインストールには影響しません。 データベースドライバ情報はZENworksデータベースインストーラで自動的に検出されます。 |
[SQLスクリプトの確認] |
データベース作成時に実行されるSQLスクリプトを確認します。 |
インストール情報 |
説明 |
---|---|
[外部データベースサーバの設定] |
データベースサーバにはMS SQLデータベースがインストールされている必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
|
[外部データベースの設定]>[データベースの場所](新規データベースの場合にのみ該当) |
SQLサーバ上の既存のMS SQLデータベースファイルのパスを指定します。デフォルトは、c:\databaseです。 メモ:インストールを開始する前に、データベースをホストするデバイス上に、指定したパスが存在することを確認してください。 |
[データベース情報の確認] |
データベース設定情報を確認します。 |
[SQLスクリプトの確認] |
実行されるSQLスクリプトをデータベース作成時に確認します。スクリプトは表示のみが可能です。 |
インストール情報 |
説明 |
---|---|
[Oracleユーザスキーマオプション] |
ZENworksのインストール時に、新しいユーザスキーマを作成するか、またはネットワーク内のサーバ上に存在する既存のスキーマを指定するかを選択できます。既存のユーザスキーマを使用するには、ZENworksデータベースインストール方法(setup.exe -c)を使用して、ユーザスキーマを別個に作成する必要があります。 ZENworksでは、Oracleデータベース上でテーブルスペースを作成する必要があります。テーブルスペースは、ZENworksで作成することも、データベース管理者が作成することもできます。既存のユーザスキーマの場合は、ZENworksデータベースインストール方法を使用してすでに作成されているテーブルスペースに対して情報を指定します。 |
[Oracleサーバ情報] |
データベースサーバにはOracleデータベースがインストールされている必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
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[Oracle管理者](新規ユーザスキーマのみに該当) |
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[Oracleアクセスユーザ] |
|
[データベース情報の確認] |
データベース設定情報を確認します。 |
[SQLスクリプトの確認] |
実行されるSQLスクリプトをデータベース作成時に確認します。 |