第17章

展開計画エディタ

展開計画エディタを使用すると、J2EEモジュールおよびアプリケーションをexteNdアプリケーションサーバに展開するために必要な展開計画をすばやく簡単に構成したり、作成したりできます。 この章では、展開計画エディタの使用方法について説明し、次のトピックについて取り扱います。

 
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展開計画について

「展開計画」とはNovell exteNd Application ServerまたはSilverStream eXtend Application Server環境でJ2EEモジュール(WARやEJB JARなど)またはアプリケーション(EAR)の実行方法について記述するXMLドキュメントです。

展開計画を使用すると、展開記述子の宣言型データをターゲットサーバ環境の適切なリソースにマップできます。 たとえば、リソース参照をデータソースにマップしたり、役割をユーザおよびグループにマップしたりできます。

For more information    各J2EEアーカイブの展開計画の内容および構成の詳細については、を参照してください。

注記:   他のJ2EEサーバでは、展開のために異なる種類の情報が(おそらく異なる形式で)必要になります。 J2EEアーカイブを他のJ2EEサーバに展開する場合は、サーバベンダーのマニュアルを参照してください。

 
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展開計画エディタの使用

この節では、次のタスクを実行する場合の展開計画エディタの使用方法について説明します。

Procedure 展開計画を作成する

  1. アーカイブを作成して、適切な項目を展開記述子に追加しておいてください。

  2. 展開計画を作成するプロジェクトを開きます。

  3. [ファイル]>[新規作成]>[ファイル]の順に選択します。

  4. [一般]タブを選択します。

  5. [exteNd Server展開計画]を選択して、[OK]をクリックします。

    [展開計画のプロジェクトの選択]ダイアログボックスが表示されます。

    toolsDeplPlanProject

  6. [プロジェクトを選択する]ドロップダウンからプロジェクトを選択します。

    注記:   プロジェクトがEARの場合、ドロップダウンには複数のファイルが表示されます。

  7. [サーバタイプ]ドロップダウンから宛先のサーバタイプを選択して、[OK]をクリックします。

    注記:   ダイアログボックスが開いたときに一覧表示されているサーバタイプが、展開の設定([ツール]>[初期設定])でデフォルトとして指定されているサーバタイプです。詳細については、展開初期設定を参照してください。

    展開計画エディタは、プロジェクトタイプを基にして展開計画を作成します。 エディタでは、プロジェクトのコンパイル済みコードおよび展開記述子を使用して、作成する展開計画要素を決定します (後に展開記述子を変更すると、次回これを編集する際に展開計画がexteNd Directorによってそれぞれ更新されます)。

    展開計画要素は、ツリー構造で表示されます。 EARプロジェクトのサンプル展開計画は、次のとおりです。

    toolsDeplPlanSample

    ヒント:   [XML]タブを選択すると、展開計画を加工されていないXMLで表示した り編集したりできます。 展開計画エディタは、最後に保存したときに使用していたモー ド(加工されていないXMLまたはツリービュー)で開きます。

  8. [ファイル]>[保存]の順に選択します(または[保存]ボタンをクリックします)。

    このプロジェクトに関連付けられている他の展開計画がある場合、新しい展開計画を現在の展開計画にするかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。

  9. 新しい展開計画を現在の展開計画にするには、[はい]をクリックします。

Procedure 既存の展開計画を変更する

  1. 展開計画を変更するプロジェクトを開きます。

  2. プロジェクトファイル(SPF)を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[展開計画を開く]を選択します。

  3. プロジェクトに複数の展開計画がある場合は、ドロップダウンリストから目的の展開計画を選択し、[OK]をクリックします。

    編集ペインに展開計画が表示されます。

  4. 展開計画要素を選択して右クリックし、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。

    別の要素の値を変更するには、プロパティインスペクタを使用します。 要素をダブルクリックしてダイアログボックスを開きデータを入力する方が、プロパティインスペクタを使用するよりも早い場合があります。

Procedure 展開計画をプロジェクトに関連付ける

注記:   exteNd Director開発環境外で展開計画を作成した場合でも、次の手順に従って、展開計画をこれらのプロジェクトで使用できます。

  1. 展開計画と関連付けるプロジェクトを開きます。

  2. [ディレクトリペイン]に進みます。

  3. 目的の展開計画をダブルクリックします。

    計画を現在のプロジェクトまたは異なるプロジェクト(選択可)に関連付けるか、あるいは展開計画をXMLモードで編集するよう求められます。

  4. オプションを選択して計画を現在のプロジェクトに関連付け、[OK]をクリックします。

    展開計画エディタで展開計画が開きます。

  5. 展開計画を保存して、関連付けを完了します。

  6. 展開計画を現在の展開計画としてマークを付けるかどうか確認のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。

展開計画を検証する   展開計画エディタでは、ユーザの操作が自動的にチェックされます(次を参照)。

操作

展開計画エディタ

(グラフィカルからXML、およびその逆に)モードを切り替える

展開計画の構文をチェックする

展開計画を保存する

展開計画と対応するDTDを検証する

ただし、検証はいつでも強制的に実行することができます。

Procedure 展開計画を強制的に検証する



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