19.3 「IDMログイン」ポートレット

「IDMログイン」ポートレットは、ユニバーサルパスワード、パスワードポリシー、およびNMASを通して、Identity Managerでサポートされる堅牢なユーザ認証を実行します。「IDMログイン」ポートレットはログイン処理中、必要に応じて他のパスワードポートレットにリダイレクトします。

説明:説明:図

19.3.1 要件

「IDMログイン」ポートレットの要件は次のとおりです。

トピック

要件

パスワードポリシー

高度なパスワードルールを使用したり、ユーザに[パスワードを忘れた場合]リンクを使用させたりする場合を除き、このポートレットにパスワードポリシーは不要です。

ユニバーサルパスワード

高度なパスワードルールと共にパスワードポリシーを使用するのでない限り、このポートレットにユニバーサルパスワードは必要ありません。

SSL

このポートレットではSSLを使用するため、LDAPレルムへのSSL接続をサポートするようにアプリケーションサーバが適切に設定されていることを確認してください。

19.3.2 用途

「IDMログイン」ポートレットを使用するには、次のことを理解しておく必要があります。

「IDMログイン」が他のポートレットにリダイレクトする方法

ランタイム時、「IDMログイン」ポートレットはログイン処理を完了するのに必要な条件に従って、他のパスワードポートレットにリダイレクトします。次に例を示します。

ユーザの状況

「IDMログイン」のリダイレクト先

[パスワードを忘れた場合]リンクをクリックする

セクション 19.7, 「IDMパスワードを忘れた場合」ポートレット

本人確認の質問と回答を設定する

セクション 19.4, 「IDM本人確認の回答」ポートレット

パスワードヒントを設定する

セクション 19.5, 「IDMヒントの設定」ポートレット

無効なパスワードをリセットする

セクション 19.6, 「IDMパスワードの変更」ポートレット

猶予ログインを使用する

猶予ログインを使用すると、「IDMログイン」ポートレットにより、パスワードの変更を要求する警告メッセージと猶予ログインの残り回数が表示されます。猶予ログインの残り回数がなくなると、「IDMログイン」ポートレットは、「IDMパスワードの変更」ポートレットにリダイレクトします。