19.6 「IDMパスワードの変更」ポートレット

このセルフサービスポートレットを使用すると、ユーザは、割り当てられたパスワードポリシーに従って、ユニバーサルパスワードを変更(リセット)できます。ポリシーを使用して、新しいパスワードが準拠すべきルールが示されます。

ユニバーサルパスワードが有効になっていない場合、このポートレットがユーザのeDirectory(シンプル)パスワードを変更します。このとき、ユーザのパスワード制限が適用されます。

説明:説明:図

19.6.1 要件

「IDMパスワードの変更」ポートレットの要件を次に示します。

トピック

要件

ディレクトリ抽象化レイヤの設定

このポートレットでは、ディレクトリ抽象化レイヤの設定は必要ありません。

パスワードポリシー

ユニバーサルパスワードを有効にする高度なパスワードルールを使用するのでない限り、このポートレットではパスワードポリシーは必要ありません。

ユニバーサルパスワード

ユニバーサルパスワードにこのポートレットを使用する場合、ユーザに割り当てられたパスワードポリシーの高度なパスワードルールで、[ユーザにパスワード変更の開始を許可する]設定を有効にする必要があります。

このポートレットをeDirectory (シンプル)パスワードに使用する場合、ユーザのパスワード制限で、[Allow user to change password (ユーザにパスワードの変更を許可する)]設定を有効にする必要があります。

19.6.2 用途

「IDMパスワードの変更」ポートレットを使用するには、次のことを理解しておく必要があります。

ログイン時の「IDMパスワードの変更」ポートレットの使用方法

ログイン処理中、無効なパスワードをリセットする必要がある場合には必ず、「IDMログイン」ポートレットは自動的に「パスワードの変更」ポートレットにリダイレクトします。たとえば、管理者により、パスワードのリセットが必要なパスワードポリシーが実装された後に初めてユーザがアプリケーションにログインしようとした場合がこれに当たります。

ユーザに割り当てられたパスワードポリシーで、パスワードを忘れた場合のアクションとしてパスワードのリセットが指定されている場合、「IDMパスワードを忘れた場合」ポートレットは自動的に「IDMパスワードの変更」ポートレットにリダイレクトします。

ユーザアプリケーションページ上で「IDMパスワードの変更」ポートレットを使用する

デフォルトで、ユーザアプリケーションでは、「IDMパスワードの変更」ポートレットを使用したパスワードの変更セルフサービスが有効になっています。次に例を示します。

説明:説明:図