8.9 電子メールアクティビティ

電子メールアクティビティにより、承認プロセス外の関連当事者に電子メールを送信できます。

8.9.1 プロパティ

電子メールアクティビティには次のプロパティがあります。

表 8-13 電子メールアクティビティのプロパティ

プロパティ名

説明

名前

アクティビティの名前を指定します。

電子メールで通知

このアクティビティで電子メール通知を送信するかどうかを指定します。電子メールで通知する場合は[True]に設定します。通知しない場合は[False]に設定します。

[電子メール通知]タブを使用して送信する電子メールを指定します(「セクション 8.9.3, 電子メール通知」を参照)。

この機能を使用するには、プロビジョニング要求定義の[電子メールで参加者に通知]パラメータを[True]に設定する必要があります(「表 5-1, 概要プロパティ」を参照)。

8.9.2 データ項目マッピング

このアクティビティではサポートされていません。

8.9.3 電子メール通知

このアクティビティの電子メール通知を有効にするには、使用する電子メールテンプレートと、電子メール本文のターゲットトークンを求めるソース式を指定する必要があります。

表 8-14 電子メールアクティビティの電子メール通知設定

設定

説明

電子メールテンプレート

使用する電子メールテンプレートの名前を指定します。デフォルトで、承認アクティビティはプロビジョニング通知テンプレートを使用します。

Designerで電子メールテンプレートを編集できます。詳細については、電子メールテンプレートの編集:を参照してください。

ソース/ターゲット

電子メール本文でのターゲットトークンのソース式を指定します。

ターゲットトークンのリストは、選択した電子メールテンプレートによって決まります。新しいトークンを追加することはできませんが、自分のソース式を作成することによってトークンに値を割り当てられます。ランタイム時に、ソース式が評価され各トークンの値が決定します。

次に、使用できるターゲットトークンを示します。

  • TO

  • CC

  • BCC

  • REPLYTO

  • recipientFullName

  • initiatorFullName

  • requestTitle

  • userFirstName

プロビジョニング要求定義テンプレートを使用してワークフローを作成する場合、各トークンにはデフォルトのソース式が与えられます。デフォルトの式は、ワークフロープロセス(プロセスオブジェクト)から、またはデータ抽象化レイヤ(IDVaultオブジェクト)から値を取得します。アプリケーション要件に適合するようにこれらの式を変更できます。

メモ:リソース要求ポートレットで使用するワークフローを作成し、TOトークンの式として「_default_」を使用する場合、宛先式はIDVault式にする必要があります。

ECMA式の作成の詳細については、「セクション 10.0, ECMA式の使用」を参照してください。

メモ:電子メール通知は、[概要]タブで[電子メールで参加者に追加]チェックボックスが選択され、アクティビティの[電子メールで通知]プロパティが[True]に設定されているときにのみサポートされます。