4.5 ユーザアプリケーション3.6.1を使用するIdentity Manager 3.6のIdentity Manager 4.0.1 Standard Editionへのアップグレード

Identity Managerサーバごとに、以下の手順を従います。

  1. Identity ManagerのISOファイルをダウンロードしたことを確認します。詳細については、『Identity Manager 4.0.1 Frameworkインストールガイド』のIdentity Managerの入手場所を参照してください。

  2. Designer 4.0.1にアップグレードします。詳細については、セクション 4.12, Designerのアップグレードを参照してください。

  3. Identity Managerソリューションの現在の環境設定のバックアップを作成します。これは、ドライバのエクスポートを作成するか、またはIdentity ManagerソリューションのDesignerプロジェクトを作成することによって行います。詳細については、セクション 4.8, 現在の環境設定のバックアップの作成を参照してください。

  4. Identity Managerを実行しているサーバのオペレーティングシステムが、サポートされているバージョンであることを確認します。サポートされているオペレーティングシステムのリストについては、『Identity Manager 4.0.1 Frameworkインストールガイド』のシステム要件を参照してください。システム要件を満たすためにサービスパックのみが必要なオペレーティングシステムの場合は、アップグレードに進みます。

    ご使用のオペレーティングシステムがIdentity Manager 4.0.1でサポートされるプラットフォームのリストに記載されていない場合、Identity Managerのアップグレードを実行する前にオペレーティングシステムをサポートされているバージョンにアップグレードするか、アップグレードの代わりにマイグレーションを実行する必要があります。

  5. iManagerサーバをiManager 2.7.4にアップグレードします。詳細については、セクション 4.9, iManagerのアップグレードを参照してください。

  6. Identity Managerを実行するサーバで、eDirectoryを8.8.6以降にアップグレードします。eDirectoryをアップグレードするとndsdが停止し、その結果、すべてのドライバが停止します。

    詳細については、『Novell eDirectory 8.8インストールガイド』を参照してください。

  7. (オプション)ドライバを起動し、ドライバが起動することを確認します。これにより、eDirectory 8.8.6へのアップグレードが正常に終了したことも確認できます。詳細については、セクション 4.19, ドライバの起動を参照してください。

    メモ:この手順は、32ビットのIdentity Managerから他の32ビットのバージョンにアップグレードする場合にのみ実行します。32ビットから64ビットのIdentity Managerにアップグレードする場合、手順8に進みます。

    eDirectory 8.8.6へのアップグレード後に、Identity ManagerおよびIdentity Managerのドライバを正常に実行するための詳細については、TID 7007184を参照してください。

  8. Designerプロジェクトを変換します。詳細については、Designer 4.0.1 for Identity Manager 4.0.1管理ガイドの「以前のプロジェクトの変換」を参照してください。

  9. Metadirectoryサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 4.13, メタディレクトリサーバのアップグレードを参照してください。

  10. (条件付き)このサーバのドライバセットのいずれかのドライバがリモートローダドライバである場合には、ドライバごとにリモートローダサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 4.14, リモートローダのアップグレードを参照してください。

  11. (オプション)ユーザアプリケーションサーバがある場合、以下の追加の手順を実行します。

    1. 役割とリソースに対する大文字と小文字が混在する検索をサポートするために、NrfCaseUpdateユーティリティを実行します。このプロシージャはnrfLocalizedDescrsおよびnrfLocalizedNames属性(ユーザアプリケーションで使用される)を変更することによってスキーマを更新します。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0.1ユーザアプリケーション: インストールガイド』のNrfCaseUpdateユーティリティの実行を参照してください。

    2. Designer 4.0.1.でユーザアプリケーションドライバを移行する必要があります。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。

    3. 新しい役割およびリソースサービスドライバを作成します。役割およびリソースサービスドライバは移行されません。既存の役割およびリソースサービスドライバを使用している場合、それを削除し、Identity Manager 4.0.1用に新しいドライバを作成します。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。

    4. 移行したユーザアプリケーションドライバおよび役割ドライバとリソースドライバをIdentity Vaultに展開します。詳細については、『Identity Manager Roles Based Provisioning Module 4.0 User Application: Migration Guide』を参照してください。

    5. ユーザアプリケーションをアップグレードします。詳細については、『Migrating to the Roles Based Provisiong Module Version 4.0.1』ガイドを参照してください。

  12. (オプション)ドライバをアップグレードします。

    1. ドライバの環境設定ファイルの代わりにパッケージを使用する場合は、既存のドライバのパッケージをアップグレードし、新しいポリシーを取得します。この手順は、パッケージのより新しいバージョンが入手可能で、ドライバのポリシーに既存のドライバに追加する新しい機能が含まれている場合にのみ必要です。詳細については、Designer 4.0.1 for Identity Manager 4.0.1管理ガイドの「Upgrading Installed Packages」を参照してください。

      または

    2. 環境設定ファイルを使用している場合、新しいドライバの環境設定ファイルを既存のドライバにオーバーレイし、新しいポリシーを取得します。これは、ドライバのポリシーに、既存のドライバに追加したい新しい機能が含まれている場合にのみ、必要です。詳細については、セクション 4.17, 既存のドライバ環境設定ファイルと新しいドライバのオーバーレイ(非推奨)を参照してください。

  13. (オプション)カスタムポリシーとルールをドライバに復元します。新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合には、ポリシーが上書きされるので、ポリシーの復元は、新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合にのみ必要となります。詳細については、セクション 4.16, ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元を参照してください。

  14. 変換されたDesignerプロジェクトを識別ボールトに展開します。詳細については、『Designer 4.0.1 for Identity Manager 4.0.1管理ガイド』の展開とエクスポートを参照してください。

  15. このサーバに関連付けられたドライバを起動します。詳細については、セクション 4.19, ドライバの起動を参照してください。

  16. (オプション)Novell Sentinelを使用している場合、最新のサービスパックを実行しているかどうか確認します。Sentinelのアップグレードの詳細については、『Sentinelインストールガイド』を参照してください。

  17. (オプション)Identity Reporting Moduleをインストールします。詳細については、『Identity Reporting Module Guide』のInstallation and Driver Configurationを参照してください。

  18. メタディレクトリサーバとアップグレードしたすべてのドライバをアクティベートします。詳細については、『Identity Manager 4.0.1 Framework Installation Guide』のActivating Novell Identity Manager Productsを参照してください。