次のセクションは、さまざまなリモート管理機能の理解の支援となります。
管理対象デバイスデスクトップ上に、デバイスがリモートで管理されていることをユーザに通知する可視表示を提供します。可視信号は、リモートオペレータおよびリモートセッションのタイプやセッションの開始時刻などセッションの詳細を示します。ユーザは特定のリモートセッションを終了するか、または信号ダイアログボックスを閉じてすべてのリモートセッションを終了することができます。
不正侵入者検出機能により、管理対象デバイスがハックされる危険性が大幅に低下します。リモートオペレータが指定の試行回数内(デフォルトは5回)に管理対象デバイスにログインできなかった場合は、リモート管理サービスがブロックされ、ブロックが解除されない限りどのリモートセッション要求も受け入れません。
リモートセッションは、セキュアソケットレイヤ(TLSv1プロトコル)を使用して保護されます。
管理対象デバイスでリモートセッションがアクティブな場合は、リモート管理ポリシーで設定されたように管理対象デバイスで定期的にビープ音を生成できます。
リモートセッション中に管理対象デバイスのキーボードとマウスコントロールをロックして、管理対象デバイスユーザによるセッションの中断を防ぐことができます。
リモートセッション中に管理対象デバイス上の画面をブランクにして、セッション中にリモートオペレータによって実行されているアクションをユーザが参照できないようにすることができます。管理対象デバイスのキーボードとマウスのコントロールもロックされます。
リモートセッションが突然切断された場合に、管理対象デバイスをロックするか、または管理対象デバイス上のユーザをログアウトすることができます。
リモートセッション中に管理対象デバイス上のパスワード保護されたスクリーンセーバーを無効にすることができます。
メモ:この機能は、Windows Vista*管理対象デバイスでは利用できません。
リモートセッションが指定された時間非アクティブである場合に、リモートセッションが自動的に終了します。
管理対象デバイス上のユーザがリモートオペレータに助けを求めることができるようにします。リモートオペレータのリストを事前設定してユーザが利用できるようにすることができます。詳細については、セクション 2.8.2, 管理対象デバイスからのセッションの開始を参照してください。
メモ:この機能は現在Windowsでのみサポートされています。
この機能により、数人のリモートオペレータが協力し合って、共同リモートセッションを実施できます。マスタリモートオペレータは、他のリモートオペレータをセッションに招待したり、問題を解決するためにリモートコントロール権限を別のリモートオペレータに委任したり、リモートオペレータからコントロールを再取得したり、リモートセッションを終了したりすることができます。詳細については、セクション 3.1.2, セッションコラボレーションを参照してください。
管理対象デバイス上で実行されたそれぞれのリモートセッションの監査レコードを生成できます。監査ログは管理対象デバイス上で維持され、ユーザが参照することができます。