シンクライアントアプリケーションをユーザに発行するには、Novell eDirectoryTMでアプリケーションオブジェクトを作成する必要があります。アプリケーションオブジェクトは手動で作成できます。または、Citrix MetaFrameターミナルサーバを使用している場合は、DeFrame Published Application Synchronizationユーティリティを使用して、アプリケーション情報をCitrix Published Application ManagerユーティリティからeDirectoryにインポートできます。これら2つの方法については、次の節を参照してください。
ConsoleOne(R)で、アプリケーションオブジェクトを作成するコンテナを右クリックし、[New]、[Object]の順にクリックして[New Object]ダイアログボックスを表示します。
[New Object]リストから[App:Application]を選択し、[OK]をクリックして、[New Application]ダイアログボックスを表示します。
[Simple Application (No .AOT/.AXT or .MSI File)]オプションを選択し、[Next]をクリックします。
[Object Name]フィールドにアプリケーションオブジェクト名を入力し、[Next]をクリックします。
アプリケーションオブジェクト名は、作成先のコンテナで一意である必要があります。アプリケーションオブジェクト名は、30文字以下にしてください。アプリケーションオブジェクト名に使用できない文字は、次のとおりです。
" (二重引用符) |
+ (正符号) |
= (等号) |
\ (円記号) |
< (大なり記号) |
; (セミコロン) |
> (小なり記号) |
/ (スラッシュ) |
, (カンマ) |
# (ポンド記号) |
[Path to File]フィールドを空白にして、[Next]をクリックします。
この情報は別の場所で指定します。
アプリケーションを実行するためにワークステーションが満たす必要がある要件を定義し、[Next]をクリックします。
要件については、『ZENworks for Desktops 4管理ガイド』の「Application Management」の「[System Requirements]ページ」を参照してください。
アクセス権を割り当てるユーザまたはワークステーションをアプリケーションオブジェクトに追加し、[Next]をクリックします。
ZENworks Web Self-Serviceを使用してアプリケーションをアプリケーションパッケージの一部として配布する場合は、ユーザをこのページに追加しないでください。
[Display Details after Creation]をオプションをクリックし、[Finish]をクリックして、アプリケーションオブジェクトを作成し、アプリケーションオブジェクトのプロパティページを表示します。
アプリケーションオブジェクトのプロパティページを開いた状態で、アプリケーションの設定に進みます。
Citrix Published Application Managerユーティリティを使用してCitrix MetaFrameサーバからアプリケーションを発行している場合は、DeFrame Published Application Synchronizationユーティリティを使用して、アプリケーションをアプリケーションオブジェクトとしてeDirectoryにインポートできます。インポートされた各アプリケーションに対して、Published Application Synchronizationユーティリティはオブジェクトを1つ作成し、Citrix Published Application Managerユーティリティで指定されたICAクライアント設定(色、ウィンドウサイズ、音など)を使用してオブジェクトを設定します。
eDirectoryでアプリケーションオブジェクトとして作成するアプリケーションが格納されたすべてのCitrix MetaFrameサーバで、Published Application Synchronizationユーティリティを実行する必要があります。アプリケーションが2つの異なるターミナルサーバに格納されている場合は、アプリケーションオブジェクトが1つだけ作成されます。したがって、アプリケーションが複数のサーバにホストされていることを認識するように、この1つのアプリケーションオブジェクトを設定する必要があります(アプリケーションの設定を参照)。
Published Application Synchronizationユーティリティを実行するには、次の手順に従ってください。
Published Application Synchronizationユーティリティのcontext.iniファイルに、アプリケーションオブジェクトを作成するeDirectoryコンテキストが含まれていることを確認します。
context.iniファイルは、ターミナルサーバのc:\winnt\system32\deframeディレクトリに格納されています。[Applications]という見出しの下に、アプリケーションオブジェクトを作成するコンテキストを入力します。たとえば、次のように指定します。
.farm1.deframe.services.novell
Published Application Synchronizationユーティリティは、異なるCitrixサーバファームを区別できません。したがって、異なるファームのアプリケーションオブジェクトを、それぞれ別のeDirectoryコンテキストに作成する必要があります。別のeDirectoryコンテキストに作成しない場合は、あるファームのアプリケーションオブジェクトが別のファームのアプリケーションオブジェクトによって上書きされます。たとえば、3つの異なるファームに対して、次のコンテキストを使用できます。
.farm1.deframe.services.novell
.farm2.deframe.services.novell
.farm3.deframe.services.novell
context.iniファイルに指定されているコンテキストでオブジェクトを作成する権利を持つユーザとしてeDirectoryで認証されていることを確認します。
c:\winnt\system32\deframeディレクトリからPassSrv.exeを実行して、Published Application Synchronizationユーティリティを起動します。
Published Application Synchronizationユーティリティにはインタフェースがありません。実行終了後にPassSrvLog.txtというログファイルが作成されます。このログファイルには、アプリケーションオブジェクトの作成に成功または失敗したかどうかが記録されます。このログファイルは、PassSrv.exeと同じディレクトリに作成されます。
重要: アプリケーションがeDirectoryにインポートされた後にCitrix Published Applications Managerユーティリティでアプリケーションの情報を変更した場合は、1)eDirectoryでアプリケーションオブジェクトを削除しアプリケーションを再インポートするか、または2)アプリケーションオブジェクトの設定を同様に変更します。
eDirectoryにインポートするアプリケーションが格納されている各Citrix MetaFrameターミナルサーバに対して、ステップ 1からステップ 3を繰り返します。
次のアプリケーションの設定に進みます。