Cluster Servicesインストール後のZfDコンポーネントの設定

Novell ZENworks for Desktops (ZfD)のインストールが完了したら、Novell Cluster ServicesTM (NCS)でZfDを使用するために、次の設定を行います。


Workstation Imagingの設定

  1. クラスタの各ノードのNetWareシステムコンソールで、autoexec.ncfを編集して次の行をコメント化します。

    sys:\system\zfdstart.ncf
  2. shared_cluster_volume:\systemのtftp.iniファイルを編集して、次の行をコメント化します。

    ReadPath=sys:\tftp\

    コメント化した行の直後に次の行を追加します。shared_cluster_volumeは、実際の共有クラスタボリューム名に置き換えます。

    ReadPath=shared_cluster_volume:\tftp\
  3. shared_cluster_volume:\systemのpdhcp.iniファイルを編集して、次の行を追加します。IP_address_of_the_shared_cluster_volume_on virtual_serverは、仮想サーバ上の共有ボリュームの実際のIPアドレスに置き換えます。

    TRANSACTION_SERVER_IP = IP_address_of_the_shared_cluster_volume_on virtual_server
  4. shared_cluster_volume:\systemのzfdstart.ncfファイルを編集して、次の行を変更します。

    SEARCH ADD shared_cluster_volume:\SYSEM

    次のように変更します。

    SEARCH ADD shared_cluster_volume:\SYSTEM
  5. アンロードスクリプトのクラスタオブジェクトを修正します。

    1. ConsoleOneでクラスタオブジェクトを開き、NWCSのボリュームリソースを右クリックして、[Properties]をクリックします。

    2. [Unload]ページの[Script]テキストボックスに「unload imgserv <<y」と入力し、[Apply]をクリックします。

    3. [Cluster State]ページで、オフラインにするリソースボリュームを選択して、[Offline]をクリックします。次に、同じリソースボリュームを再度選択して、[Online]をクリックします。

      この手順で、イメージングサーバが最初から起動します。

  6. shared_cluster_volume:\systemのzfdstop.ncfファイルを編集して、次の行をコメント化します。

    Unload imgserv

NetWareクラスタ環境でのイメージングに関する問題

イメージングサーバコンソール(imgserv.nlm)をホストしている仮想サーバがフェールオーバーすると、imgserv.nlmで手動で設定したイメージングのマルチキャストセッションは失われます。この問題は、これらのマルチキャストセッションを再度作成し、プロセスを手動で再スタートする方法でのみ解決できます。


ZfD 4.0.1インストール後のWorkstation Inventoryの設定

  1. インベントリデータベースオブジェクトを設定します。ZfDのインストール中にSybase*を選択した場合は、インストールプログラムによってデータベースオブジェクト(server_name > Inventory database)が作成され、このオブジェクトのプロパティが設定されます。手順1aと1bは省略します。Oracle*またはMSSQL*を使用する場合は、手順1aに進みます。

    1. OracleまたはMSSQLでインベントリデータベースを管理する場合は、データベースオブジェクトを作成してプロパティを設定します。詳細については、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「インストール」の「NetWareサーバ上のSybaseデータベースオブジェクトの設定」を参照してください。

    2. クラスタ環境用のデータベースオブジェクトを設定するにはConsoleOne(R)で、データベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。[ZENworks Database]をクリックし、仮想サーバのDN(NCPサーバオブジェクト)を参照して選択するか、仮想サーバのIPアドレスを指定します。次に、[OK]をクリックします。

  2. インストール中にスタンドアロン設定を選択していない場合は、データベースローケーションポリシーの作成時に、インベントリデータベースを<仮想サーバ名>_invDatabaseに設定します。

  3. Workstation Inventoryポリシーの作成時に、Inventory ServiceオブジェクトのDNを<仮想サーバ名>_ZenInvServiceに設定します。

  4. クラスタサービスのInventory Serviceオブジェクト(<仮想サーバ名>_ZENInvService)を選択して、すべてのロールアップポリシーを設定します。