Novell ZENworks for Desktops (ZfD)のインストールが完了したら、Novell Cluster ServicesTM (NCS)でZfDを使用するために、次の設定を行います。
クラスタの各ノードのNetWareシステムコンソールで、autoexec.ncfを編集して次の行をコメント化します。
sys:\system\zfdstart.ncf
shared_cluster_volume:\systemのtftp.iniファイルを編集して、次の行をコメント化します。
ReadPath=sys:\tftp\
コメント化した行の直後に次の行を追加します。shared_cluster_volumeは、実際の共有クラスタボリューム名に置き換えます。
ReadPath=shared_cluster_volume:\tftp\
shared_cluster_volume:\systemのpdhcp.iniファイルを編集して、次の行を追加します。IP_address_of_the_shared_cluster_volume_on virtual_serverは、仮想サーバ上の共有ボリュームの実際のIPアドレスに置き換えます。
TRANSACTION_SERVER_IP = IP_address_of_the_shared_cluster_volume_on virtual_server
shared_cluster_volume:\systemのzfdstart.ncfファイルを編集して、次の行を変更します。
SEARCH ADD shared_cluster_volume:\SYSEM
次のように変更します。
SEARCH ADD shared_cluster_volume:\SYSTEM
アンロードスクリプトのクラスタオブジェクトを修正します。
shared_cluster_volume:\systemのzfdstop.ncfファイルを編集して、次の行をコメント化します。
Unload imgserv
イメージングサーバコンソール(imgserv.nlm)をホストしている仮想サーバがフェールオーバーすると、imgserv.nlmで手動で設定したイメージングのマルチキャストセッションは失われます。この問題は、これらのマルチキャストセッションを再度作成し、プロセスを手動で再スタートする方法でのみ解決できます。
インベントリデータベースオブジェクトを設定します。ZfDのインストール中にSybase*を選択した場合は、インストールプログラムによってデータベースオブジェクト(server_name > Inventory database)が作成され、このオブジェクトのプロパティが設定されます。手順1aと1bは省略します。Oracle*またはMSSQL*を使用する場合は、手順1aに進みます。
OracleまたはMSSQLでインベントリデータベースを管理する場合は、データベースオブジェクトを作成してプロパティを設定します。詳細については、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「インストール」の「NetWareサーバ上のSybaseデータベースオブジェクトの設定」を参照してください。
クラスタ環境用のデータベースオブジェクトを設定するにはConsoleOne(R)で、データベースオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。[ZENworks Database]をクリックし、仮想サーバのDN(NCPサーバオブジェクト)を参照して選択するか、仮想サーバのIPアドレスを指定します。次に、[OK]をクリックします。
インストール中にスタンドアロン設定を選択していない場合は、データベースローケーションポリシーの作成時に、インベントリデータベースを<仮想サーバ名>_invDatabaseに設定します。
Workstation Inventoryポリシーの作成時に、Inventory ServiceオブジェクトのDNを<仮想サーバ名>_ZenInvServiceに設定します。
クラスタサービスのInventory Serviceオブジェクト(<仮想サーバ名>_ZENInvService)を選択して、すべてのロールアップポリシーを設定します。