Novell(R) ZENworks(R) for Desktops (ZfD) 4/SP1/4.0.1には、3つのインストールプログラムが含まれています。
ZfD Server: このソフトウェアは、ネットワークに属するユーザおよびワークステーションのポリシーやプロファイルを一元的に作成、管理できるようにします。これらのポリシーやプロファイルを使用すると、アプリケーションの配布、管理、および更新を行い、高度なインベントリ機能やリモート管理機能を実行し、ネットワーク内のWindowsワークステーションにオペレーティングシステムを自動インストールすることができます。
注: ZfD 4.0.1用のZfD Serverインストールプログラムでは、ZfD ServerソフトウェアをNetWare(R) Clusterサーバにインストールすることもできます。クラスタリング環境におけるZENworks for Desktopsの使い方の詳細については、『ZENworks for Desktops 4.0.1クラスタリングガイド』を参照してください。
ZfD Middle Tier Server: このソフトウェアは、ネットワークサーバにインストールされたWebサーバソフトウェアと連携し、企業ファイアウォールの内部にあるZfD Serverと、企業ファイアウォールの外部にあるワークステーションの間で、認証と通信が行えるように設定します。モバイルユーザは、この通信によって外出中にZfDのサービスを利用することができます。また、Novell ClientTMがインストールされていないワークステーションの通信も可能になります。
ZfD Management Agent: このソフトウェアによって、ワークステーションは従来のNovell Clientを使用せずに、ZfD Middle Tier Serverを通じてZfD Serverから認証を受けることができます。ワークステーションをリモートコントロールしたり、アプリケーションを受信したり、ポリシーをワークステーションにプッシュしたりするために必要な機能を備えています。
注: ZENworks for Desktops 4のコンポーネントが提供するワークステーション機能は、ZfD Management Agentをインストールしなければ利用できません。これは、そのワークステーションにNovell Clientが現在インストールされている場合も同じです。ZfD Management Agentをインストールすると、Novell Clientによって以前インストールされたZfDの機能が削除され、選択したZfDのワークステーション機能に置き換えられます。
これらのインストールプログラムは、いずれもZENworks for Desktops Program CDまたはZENworks 6 Desktop Management Program CDからインストールできます。ここからの節では、これらのコンポーネントをネットワーク環境でインストールする際に役立つ情報を紹介します。