Novell Application Launcherプラグイン(NALプラグイン)はNovell Application Launcherの基本バージョンです。NALプラグインはApplication ExplorerビューとApplication Browserビューのみを含んでいます。Application Windowビュー、NAL Service for Windows (nalntsrv.exe)、Application Launcher Workstation Helper (zenappws.dll)は含んでいません。Workstation Manager、Workstation Inventory、Remote Management、Workstation Imagingなどの他のZfDコンポーネントも含んでいません。
次の節では、NALプラグインの使用に適したケースとインストール方法について説明します。
NALプラグインの主な目的は、ユーザに関連付けられたアプリケーションの起動に必要な基本的Application Launcherファイルを提供して、Webベースのインストールプログラムを介してアプリケーションを起動することです。NALプラグインに関する、次の制限事項に注意する必要があります。
NALプラグインはZfDインストールマネージャによってインストールされます。ZfDインストールマネージャ、NALプラグイン、およびNALプラグインサポートファイルは、ZfD Middle Tier Serverのインストール中にWebサーバにコピーされます。NetWare Middle Tier Serverでは、web_server_root\nwdocsディレクトリが対象になるインストールディレクトリです。Windows 2000 Middle Tier Serverでは、インストールディレクトリはinetpub\wwwrootです。ファイルは次のCABファイルにパッケージ化されています。
zfdinstallmgr.cab: NALプラグインファイルのインストールと更新を管理するのに使用するZfDインストールマネージャDLLが含まれています。
netidentity.cab: IDを管理し、NALプラグインユーザをZfD Middle Tier Serverに対して安全に認証するために必要なファイルが含まれています。
instmsi.cab、instmsi9x.cab、instmsint.cab: netidentityファイルのインストールに必要なMicrosoft Windows Installer (バージョン2)が含まれています。これらのファイルは、バージョン2以降のWindows Installerがない場合のみインストールされます。
同じディレクトリにインストールされるmyapps.htmlページは、ZfDインストールマネージャCABファイル(zfdinstallmgr.cab)を参照します。myapps.htmlページにアクセスしたときにApplication LauncherまたはNALプラグインがワークステーションにまだインストールされていない場合、ZfDインストールマネージャDLLファイル(zfdwebinstallmgr.dll)はZfDインストールマネージャCABファイルからWindowsのシステムディレクトリに解凍され、登録されます。myapps.htmlファイルがロードされた後、インストールマネージャはNALプラグインとそのサポートファイルのインストールを開始します。
NALプラグインをワークステーションにインストールする:
ZfD Middle Tier Serverインストールプログラムを実行して、ZfDインストールマネージャ、NALプラグインファイル、およびmyapps.htmlファイルがWebサーバにコピーされていることを確認します。必要に応じて、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「インストール」の「ZfD Middle Tier Serverソフトウェアのインストール」を参照してください。
(オプション) myapps.htmlページを変更します。手順については、Application Browserビューのカスタマイズを参照してください。
ZfDインストールマネージャを起動するほか、myapps.htmlページには、NALプラグインおよびApplication Launcherと一緒に使用するApplication Browserビューの機能と外観を決定するパラメータが含まれています。ユーザに配布する前に、これらのパラメータを使用してApplication Browserビューをカスタマイズすることができます。
重要: Middle Tier Serverをインストールすると、Middle Tier Serverのプライベート(内部)アドレスはmyapps.htmlファイルに追加されます。ユーザがファイアウォールの外でApplication Browserを実行する場合、Middle Tier Serverのパブリック(外部) IPアドレスとプライベートIPアドレスが異なるときには、パブリックIPアドレスをmyapp.htmlファイルに入力する必要があります。myapp.htmlファイルのMiddleTierAddressパラメータを使用してIPアドレスを指定します。Application Browserビューのカスタマイズを参照してください。
myapps.htmlページにアクセスしてセットアップをテストします。
Application LauncherまたはNALプラグインがすでにインストールされているワークステーションからmyapps.htmlページにアクセスした場合、Application BrowserビューがWebブラウザに表示されます。ファイルはダウンロードされません。
Application LauncherおよびNALプラグインがインストールされていないワークステーションからmyapps.htmlページにアクセスした場合、ZfDインストールマネージャがインストールされて登録されます。次に、NALプラグインファイルのインストールが開始されます。
インストール処理中に使用される各CABファイルには、Novellが署名した証明書が含まれています。インストールを続行する前に証明書を受け入れるように求めるメッセージが表示されます。それぞれの証明書を受け入れるか、最初の証明書で表示された［Always Trust Content From Novell］をオンにして、それ以降のNovellが署名した証明書をすべて受け入れることができます。
インストールが完了したら、(再びmyapps.htmlページにアクセスして) Application Browserビューおよび(［スタート］メニューから起動して) Application Explorerビューの両方から、ユーザに関連付けられたアプリケーションにアクセスできます。
myapps.htmlページをリンクするか、該当するURLを配布して、ユーザがmyapps.htmlページにアクセスできるようにします。
ワークステーションにNALプラグインを再インストールする:
コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、zfdwebinstallmgr.dllとaxnalserver.dllの登録を取り消します。
regsvr32 -u zfdwebinstallmgr.dll
regsvr32 -u axnalserver.dll
Windowsシステムディレクトリ(たとえばc:\winnt\system32)内にあるzfdwebinstallmgr.dllを削除します。
Webブラウザでmyapps.htmlページにアクセスします。