プログラムCDを使用したアップグレード

ZENworks for Servers 3.xをアップグレードするには、次の節を参照してください。


Management and Monitoring Servicesのアップグレード要件への合致

ZENworks for Servers 3.xからZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードする前に、次の要件を満たしていることを確認します。


アップグレード実行前の確認事項

ZENworks for Servers 3.xからZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードする前に、次の項目を確認することをお勧めします。


Management and Monitoring Servicesのアップグレード

Management and Monitoring Servicesをアップグレードするには、次のタスクを順番に実行します。


ZENworks 6.5 Server Managementへのアップグレードの準備

ZENworks for Servers 3.xをアップグレードする準備を実行するには

  1. アップグレードに関する最新情報をReadmeファイルで確認します。

    Readme_servers.htmlは、ZENworks 6.5 Server Management Program CDの\readmes\enディレクトリに存在します。このhtmlファイルには、インストールプログラムのメニューオプションからもアクセスできます。

  2. [Management and Monitoring Services]で示されているすべてのサーバ要件を満たしていることを確認します。

  3. 対象になるNetWareサーバでJavaがアンロードされていない場合は、java.nlmをアンロードします。

    たとえば、各NetWareサーバのコンソールプロンプトに次のとおり入力します。

    java -exit

    この結果、サーバ上ですべてのZENworks for Serversソフトウェアの実行が停止します。

  4. アップグレードの実行に使用するワークステーションを選択します。

  5. アップグレードプログラムの使用に進みます。


アップグレードプログラムの使用

ZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには

  1. アップグレードするワークステーションに、ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。

    起動画面が表示されます。CDの挿入後、起動画面が自動的に表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行します。

    重要:  アップグレードするワークステーションのハードドライブにProgram CDの構造をコピーした場合、ハードドライブのルートと最初のCDディレクトリ間のパスには、8.3形式のDOSファイル名規則に準拠するディレクトリ名だけを使用することができます。パス内にロングディレクトリネームが存在する場合、アップグレードプログラムは動作しません。

  2. [Management and Monitoring Services]をクリックします。

  3. [Site Server Upgrade]オプションを選択します。

    既存バージョンのZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Servers Managementにアップグレードするには、アップグレードオプションだけを選択することをお勧めします。

    Management and Monitoring Services Upgrade Installation Wizardが起動します。

  4. [Next]をクリックして続行します。

  5. [Software License Agreement]に目を通して同意した後、[Yes]をクリックしてインストールを続行します。

  6. 次の表に記載されている中から、適切なZENworks 6.5 Server Managementコンポーネントを選択します。

    重要:  対象になるサーバに対して、管理者または同等の権限を有している必要があります。ZENworks for Servers 3.xのエージェントがインストールされているすべてのサーバの共有フォルダを選択します。まだフォルダを共有していない場合はフォルダを共有します。

    サーバコンポーネント アップグレード対象

    Management Site Services

    管理サーバ

    Server Management Agent

    アップグレードするすべてのNetWareおよびWindowsサーバ

    Traffic Analysis Agent

    1セグメントあたり1つのサーバ(NetWareまたはWindows 2000/2003)

    Advanced Trending Agent

    すべてのNetWareおよびWindowsサーバにインストール

    重要:   Advanced Trending AgentはZENworks 6.5 Server Managementの新しいエージェントです。[Novell Advanced Trending Agent]チェックボックスをオンにすると、Advanced Trending Agentが、選択されたサーバにインストールされます。

    Windowsサーバでは、ZENworks for Servers 3.xのServer Management AgentまたはTraffic Analysis Agentがインストールされている場合にのみAdvanced Trending Agentがインストールされます。

  7. [Next]をクリックします。

  8. Management Site Servicesのアップグレードを選択した場合、次の手順を完了する必要があります。選択しなかった場合、ステップ 11に進みます。

    1. 管理サイトサーバであるNetWareサーバのボリューム名を参照して選択し、[Next]をクリックします。

    2. 自動検出プロセスを開始するには、[Start the Autodiscovery Process]を選択します。

    3. バックエンドサービスを開始するには、[Start the Backend Services on the Server]を選択します。

    4. ConsoleOneスナップインをコピーするには、[Copy ConsoleOne Snap-ins to the Management Site Server]を選択します。

  9. サイトサーバのみのアップグレードを選択した場合は、ステップ 11に進みます。

  10. ステップ 8でServer ManagementまたはLANalyzer Agentのアップグレードを選択した場合、次の手順を完了する必要があります。

    1. NetWareサーバを選択し、各サーバでアップグレードするエージェントを選択した後、[Next]をクリックします。

    2. Windows 2000/2003サーバを選択し、各サーバでアップグレードするエージェントを選択した後、[Next]をクリックします。

  11. 前の手順で選択した項目のサマリリストを確認します。設定を変更するには、[Back]をクリックします。

  12. [Finish]をクリックして、ZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードします。

アップグレード時に、すべてのバックエンドサービスおよび自動検出プロセスを開始しないことを選択した場合、この時点でこれらのサービスおよびプロセスを手動で開始する必要があります。

NetWare管理対象サーバの場合、ZENworksのエージェントは自動的に開始されます。Windows 2000/2003管理対象サーバの場合、エージェントのアップグレード後、SNMPサービスを開始する必要があります。

ZENworks for Servers 3.xからZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードすると、新しいMIBが\MIBPoolディレクトリに追加されます。ただし、移行したManagement and Monitoring Servicesデータベースには、新しく追加されたMIBは含まれません。データベースにこれらのMIBを含めるには、MIBを手動でコンパイルする必要があります。コンソールユーザは、\MIBServerPoolディレクトリにある\MIBPoolディレクトリからMIBファイルを選択できます。MIB Compilerは、\MIBServerPoolディレクトリにある\MIBPoolディレクトリに示されたファイルをコンパイルします。