Policy and Distribution Servicesの場合、DistributorサーバおよびSubscriberサーバは任意の順序でSP1にアップグレードできます。
ウィザードまたはスクリプトを使用したSP1へのアップグレードの場合、2つのプラットフォームベースオプションが存在します。
NetWareおよびWindowsサーバ: これらのプラットフォームの場合、ウィザードは、SP1ダウンロードに含まれる実行可能ファイルから実行されるインストールメニューオプションからWindowsワークステーション上で実行されます。
Policy and Distribution Services、Server Inventory、Remote Management、およびManagement and Monitoring Servicesは、この方法を使用してすべてSP1にアップグレードできます。
LinuxおよびSolarisサーバ: こうしたプラットフォームについては、スクリプトファイルが使用されます。スクリプトファイルはSP1ダウンロードに含まれ、アップグレード対象のそれぞれのLinuxまたはSolarisサーバ上でローカルに実行されます。
この方法でアップグレードできるのは、Policy and Distribution Servicesだけです。
サポートされているすべてのプラットフォーム上の複数のSubscriberサーバに対して自動インストールを実行する場合は、Server Software Packageを使ってこうしたサーバをアップグレードすることをお勧めします(Server Software Packageを使用したSP1へのアップグレードを参照)。
ウィザードまたはスクリプトを使ってZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードするには
次の項目を確認することにより、SP1へのアップグレードの実行内容を把握し、関連する問題点を認識します。
次の表に、アップグレードアクションと該当するServer Managementコンポーネントを示します。「T」は、説明がそのコンポーネントで真であることを示し、「F」は、説明が偽であることを示します。「-」は、説明がそのコンポーネントに該当しないことを示します。
| アクション | P | S | R | M |
|---|---|---|---|---|
SP1では、ZENworks for Servers 3.xがZENworks 6.5 SP1にアップグレードされません。SP1を適用する前に、Policy and Distribution Services、Server Inventory、Remote Management、または[Management and Monitoring Services]の手順を実行する必要があります。 |
T |
T |
T |
T |
ZENworksコンポーネントが以前にインストールされていない場合、SP1では、ZENworksコンポーネントはインストールされません。 |
T |
T |
T |
T |
SP1では、Novell eDirectoryTMオブジェクトはアップグレードされません。 |
T |
T |
T |
T |
Hot Patch 5までのすべてのZENworks 6.5ホットパッチがSP1に含まれます。 |
T |
- |
- |
- |
GUIウィザードにより、アップグレード可能なソフトウェアが検出されたサーバ上のZENworks 6.5 Policy-Enabled Server Managementソフトウェアがアップグレードされます。ZENworks 6.5がインストールされているインストールパスが使用されます。 |
T |
T |
T |
T |
LinuxまたはSolarisコンピュータ上でスクリプトをローカルに実行することで、ZENworks 6.5 Policy and Distribution ServicesソフトウェアがSP1にアップグレードされます。 |
T |
- |
- |
- |
GUIウィザードでは、チェックボックスを選択または選択解除できません。ステータスは、アップグレードするコンピュータを選択したときにウィザードによって決定されます。 |
T |
T |
T |
- |
サービスが実行されている場合、ウィザードによってこれらのサービスが自動的に停止および再起動されます。サービスは、アップグレード前と同じ状態に設定されます。 |
T |
F |
F |
F |
ウィザードが起動される前にサービスが実行されていなかった場合、サービスは再起動されません。 |
T |
F |
T |
F |
ウィザードが起動される前にサービスが実行されていなかった場合にサービスを再起動するオプションがあります。 |
F |
F |
F |
T |
ファイルは常にコピーされ、新旧どちらのファイルもアップグレードされたファイルで置換されます。ZENworksディレクトリ以外の場所にコピーされたファイルは、それらが古いファイルの場合のみ置換されます。 |
T |
T |
T |
T |
アップグレードしようとしているコンピュータにすでにフックドライバがインストールされている場合、そのフックドライバはアップグレード中にアンインストールされます。 |
- |
- |
T |
- |
ウィザードにより、ConsoleOne(R) スナップインは、インストールワークステーションとウィザードによってConsoleOneが検出された任意のターゲットサーバの両方で、ZENworks 6.5 SP1にアップグレードされます。ConsoleOneチェックボックスが選択状態で表示されるようにするためには、スナップインのバージョン6.5があらかじめインストールされている必要があります。 |
T |
T |
T |
T |
ウィザードでは、ConsoleOneがインストールされているワークステーションを選択してそこに含まれているServer Managementスナップインを更新することはできません。スナップインを更新するためには、スナップインがインストールされているそれぞれのワークステーション上でウィザードを実行する必要があります。 |
T |
T |
T |
T |
ZENworks 6.5 Server ManagementのiManager用プラグインは、[Policy-Enabled Server Management]メニューオプションによってアップグレードされません。SP1ウィザードを終了した後で[Web-Based Management Components]メニューオプションを使ってこの操作を行う必要があります。この操作については、Novell iManagerプラグインのアップグレードで説明します。 また、iManager 2.0.2または2.5をインストールしている場合は、Novell iManagerプラグインのアップグレードで説明するタスクを使って、プラグインの初めてのインストールを実行できます。 |
T |
- |
- |
- |
注: P = Policy and Distribution Services、S = Server Inventory、R = Remote Management、M = Management and Monitoring Services、T =真、F =偽、および- = 該当なしを示します。
段階的なアップグレードは、Remote ManagementまたはManagement and Monitoring Servicesには適用されません。
すべてのZENworks 6.5サーバを1回でSP1にアップグレードしたり、段階的に(たとえば地域別に)アップグレードできます。
ウィザードは、ファイルをそれぞれのサーバに続けてコピーします。多数のSubscriberが存在する場合、こうしたSubscriberをアップグレードするのに要する時間を検討します。アップグレードにかかる時間が長すぎる場合、対象になるSubscriberをグループ化して、一度に1つのグループをアップグレードできるようにするか、ソフトウェアパッケージによるアップグレードを使用します。
LinuxおよびSolarisサーバ上でのPolicy and Distribution Servicesのアップグレードはスクリプトを使用して一度に1つずつローカルに実行されるので、段階的なアップグレードは容易に適用できません。LinuxまたはSolarisサーバのグループの段階的なアップグレードを実行する場合は、Server Software Packageの利用を検討してください。
ソフトウェアパッケージを使用したアップグレードの詳細については、Server Software Packageを使用したSP1へのアップグレードを参照してください。
複数ツリーにまたがるアップグレードは、Remote ManagementまたはManagement and Monitoring Servicesには適用されません。
ウィザードでサーバを選択するときは、ZENworksオブジェクトではなくNCP サーバオブジェクトでサーバを選択します。ZENworksサーバが複数のツリーに存在する場合は、それぞれのツリーにログインしてサーバを選択できるようにする必要があります。
また、Server Software Packageを使用して、複数のツリーにまたがるサーバをアップグレードすることもできます(Server Software Packageを使用したSP1へのアップグレードを参照)。
クラスタ問題は、Remote ManagementまたはManagement and Monitoring Servicesのアップグレードには適用されません。
SP1のインストールでサーバを選択する場合、仮想サーバのクラスタオブジェクトとクラスタ内のノードサーバのNCPオブジェクトを両方選択できるため、インストールプログラムでは仮想サーバとそのノードの両方をインストールできます。ただし、両方にSP1をインストールした場合は、zfs.ncf起動ファイルが2つの異なる場所から実行されるため、エラーの原因になります。したがって、SP1のインストール先を選択する前に、Server Managementをクラスタレディ環境とクラスタアウェア環境のいずれにインストールしたかを把握しておく必要があります。
ZENworksサーバがクラスタレディ環境にインストールされる場合
ZENworksサーバがクラスタアウェア環境にインストールされる場合
詳細については、クラスタ環境でのZENworks Server Managementを参照してください。
段階アップグレードの問題点: SP1にアップグレードするサーバを決める場合は、段階的なアップグレードの問題を考慮してください。詳細については、サーバの段階的なアップグレードを参照してください。
ウィザードを使用してアップグレードするサーバ: SP1ウィザードを実行する場合は、ウィザードを実行してからアップグレード対象のサーバを決定できます。次のどちらかの方法を使用して、NetWare(R) およびWindowsサーバを選択できます。
Server Software Packageを使用してアップグレードするサーバ: Server Software Packageを使った方法を使用する場合は、SP1にアップグレードするサーバを次のように決定します。
ソフトウェアパッケージを使用してSP1にアップグレードする場合は、アップグレードDistributionに対して一意なチャネルを作成し、SP1にアップグレードするSubscriberを当該Channelに登録する必要があります。
スクリプトを使用してアップグレードするサーバ: LinuxまたはSolarisサーバをSP1にアップグレードする場合にServer Software Packageを使用しない場合は、スクリプトを実行するサーバを指定します。
ZENworks 6.5 Policy-Enabled Server ManagementをSP1にアップグレードするには、次の作業をこの順序で実行します。
1. Server Inventoryの再インストールが必要なサーバを指定します。
2. Inventory Serviceを停止します。
Inventory Serviceを停止する際、Sybaseデータベースを自動的に停止させたくない場合は、sys:\system\invstop.ncfファイルでUnload dbsrv8.nlm行をコメント化します。
3. インベントリデータベースを停止します。
ConsoleOneがインストールコンピュータ上のマップされたドライブを通じてターゲットサーバ上で実行されている場合や、インストールコンピュータから実行されている場合は、ConsoleOne用のZENworks Server Managementスナップインはこれらの場所にインストールされません。
インストール時にログインしたツリー内のすべてのターゲットNetWareサーバで自動的に認証され、Server Managementソフトウェアのインストール先としてこれらのサーバを選択できます。
ツリーにログインしていない場合は、アップグレード処理中にサーバオブジェクトを選択できません。
必要に応じて何度でもウィザードを実行できます。
これによって、ドメインからDistributorおよびSubscriberソフトウェアのインストール先としてWindowsサーバを選択できるようになります。ただし、インストールを開始する前にWindowsサーバにログインしていない場合は、インストール時にインストール先のWindowsサーバを選択する[Add Server]ダイアログボックスでユーザ名とパスワードを使用して認証を受けることができます。
インストールプログラムにより、すべてのZENworks Server Managementサービスが自動的に停止します。ただし、サーバへのインストール中に[サービス]ウィンドウが開いたままになっている場合、Server Managementのサービスを登録することができません。
ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードするには、次の作業をこの順序で実行します。
winsetup.exeを実行します。
winsetup.exeは次の場所にあります。
download_location\zen65sp1\winsetup.exe
ただし、download_locationは、ダウンロードファイルの解凍場所によって異なります。デフォルトはc:\tempです。
これにより、SP1アップグレードメニューオプションを含むウィザードが起動されます。
winsetup.exeファイルを含むSP1ファイルをダウンロードする方法については、ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 Readmeを参照してください。
![SP1 Upgrade Wizardのメインメニューで[Server Management]オプションを選択した状態。](../graphics/00_sp1install_main_a.gif)
メインメニューで、[Server Management]オプションを選択します。
![SP1 Upgrade Wizardの[Server Management]メニューページで[Policy-Enabled Server Management]オプションを選択した状態。](../graphics/01_sp1install_sm_a.gif)
[Policy-Enabled Server Management]を選択してウィザードを起動し、[License Agreement]ページを表示します。
![[License Agreement]ページ。](../graphics/01_license_agreement_a.gif)
ソフトウェア使用許諾契約に同意する場合は、[Accept]をクリックし、[Next]をクリックします。同意しない場合は、[Cancel]をクリックして終了します。
[Server Selection]ページが表示され、[Local Machine]のみが表示されます。ZENworks 6.5スナップインがコンピュータにインストールされている場合は、[ConsoleOne snap-ins]チェックボックスが有効になります。
アップグレードするサーバを選択するに進みます。
[Server Selection]ページで、[Add Servers]をクリックして[Add Servers]ダイアログボックスを表示します。
![[Add Servers]ダイアログボックス。](../graphics/03_add_servers_nw6_added_a.gif)
SP1アップグレードをインストールするNCPサーバオブジェクトを参照し、[OK]をクリックします。
NetWareサーバを参照するには、ドロップダウンボックスから[eDirectory Trees]を選択します。Windowsサーバを参照するには、ドロップダウンボックスから[Microsoft Domains](または[Microsoft Active Directory]) を選択します。サーバは次のように選択できます。
重要: [Add All Servers]を選択すると、[Selected Servers]リストボックスに、アップグレードできないサーバ(ZENworks 6.5がインストールされていないサーバなど)が表示されます。[OK]をクリックして続行すると、これらのサーバは[Server Selection]ページから除外されます。ただし、表示から除外される各サーバに対してその旨を示すメッセージが表示されたら、[OK]をクリックして続行します。ZENworks 6.5がインストールされていないサーバを[Selected Servers]リストボックスで確認できる場合は、[OK]をクリックして[Server Selection]ページに移る前に、リストからそのサーバを削除すると処理を短縮できます。
[Add Servers]ダイアログボックスの使用方法の詳細については、[Help]ボタンをクリックしてください。
SP1にアップグレードするすべてのNetWareサーバとWindowsサーバを選択していることを確認した後、[Add Servers]ダイアログボックスを閉じます。
選択したサーバは、[Server Selection]ページの[Local Machine]オプションの下に表示されます。
すでにインストールされていてSP1にアップグレード可能なZENworks 6.5 Server Managementコンポーネントについては、チェックボックスにチェックマークが表示されます。プラス記号をクリックすると、ツリー構造が展開されてコンポーネントが表示されます。
仮想サーバのクラスタオブジェクトと各ノードのNCPサーバオブジェクトの両方にSP1をインストールすることはできません。したがって、両方を選択した場合はいずれか一方を削除し、クラスタ内の2つの異なる場所から実行されたzfs.ncfが引き起こすエラーを未然に防止する必要があります。
詳細については、アップグレードに関するクラスタ問題を参照してください。
[Next]をクリックし、SP1アップグレードの概要を確認するに進みます。
[Installation Summary]ページで、希望どおりの操作がウィザードによって実行されることを確認します。
[戻る(Back)]をクリックすると、情報を変更できます。
[Finish]をクリックしてSP1アップグレード処理を開始します。
SP1ウィザードが終了したら、インストールログファイルを調べて、インストールに失敗したコンポーネントがないかどうかを確認します。
このログファイルは、インストールコンピュータ上の、Windowsの環境設定で指定された一時ディレクトリにあります。例:
Policy and Distribution Services:
%temp%\_resnnn.txt
nnnは、新しいログが作成されるたびに順に大きくなります。
%temp%\invrc.log
ソフトウェアが正常にSP1にアップグレードされたら、[Exit]をクリックしてウィザードを終了します。
この段階でソフトウェアはSP1にアップグレードされています。アップグレードが実行される前にServer Managementサービスが実行されていた場合は、これらのサービスが再起動されます。
アップグレードが実行される前にServer Managementサービスが実行されていなかった場合は、これらのサービスを手動で再起動する必要があります。その方法については、次の節で説明します。
この節は、Policy and Distribution Servicesだけに適用されます。
Novell iManager 2.0.2または2.5がネットワークにインストールされており、iManagerプラグインをZENworks 6.5にアップグレードするか、プラグインの初めてのインストールを行う場合は、次の手順を実行します。
winsetup.exeを実行します。
winsetup.exeは次の場所にあります。
download_location\zen65sp1\winsetup.exe
ただし、download_locationは、ダウンロードファイルの解凍場所によって異なります。デフォルトはc:\tempです。
これにより、SP1アップグレードメニューオプションを含むウィザードが起動されます。
winsetup.exeファイルを含むSP1ファイルをダウンロードする方法については、ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 Readmeを参照してください。
![SP1 Upgrade Wizardのメインメニューで[Server Management]オプションを選択した状態。](../graphics/00_sp1install_main_a.gif)
メインメニューで、[Server Management]オプションを選択します。
![SP1 Upgrade Wizardの[Server Management]メニューページで[Web-Based Management Components]オプションを選択した状態。](../graphics/01_sp1install_sm_a.gif)
[Web-Based Management Components]を選択してウィザードを起動し、[License Agreement]ページを表示します。
![Web-Based Management Wizardの[License Agreement]ページ。](../graphics/01_license_agreement_a.gif)
[Accept]をクリックして使用許諾契約に同意し、[Next]をクリックして[Login Information]ページを表示します。
![Web-Based Management Wizardの[Login Information]ページ。](../graphics/web02b_login_info_cfg_a.gif)
次のフィールドに情報を入力します。
[DNS/IP Address]: iManagerがインストールされているサーバのアドレスを指定します。
[Port]: iManagerと通信するときに使用するポート番号を指定します。SSLを使用する場合は、通常443です。SSLを使用しない場合は、8080を使用します。
[Use SSL]: デフォルトでは、このチェックボックスはオンになっていません。SSLを使用するようにiManagerを設定している場合は、このチェックボックスをオンにする必要があります。
[iManager Username]: iManagerに対する権利を持つユーザのiManager (完全識別)ログイン名を指定します。このユーザ名は指定された形式(cn=admin.o=novellなど)で入力する必要があります。このユーザ名で認証を得ることができない場合、インストールを続行できません。
[iManager Password]: ウィザードを実行するユーザのiManagerパスワードを指定します。
[Install the Policy and Distribution Services Plug-Ins to Novell iManager]: Remote Web ConsoleおよびTiered Electronic DistributionプラグインをiManagerにインストールし、これらのコンポーネントをWebブラウザから管理できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。
[Install the ZENworks Certificate Authority]: サーバ間通信のセキュリティのためにZENworks認証局サーブレットをインストールするには、このチェックボックスをオンにします。これによって、セキュリティで保護されたネットワークの外部から受信したデータが信頼されるソースから送信されたものであり、途中で改竄されておらず、受信したデータは他のコンピュータでも信頼できることが保証されます。これは、署名付きのセキュリティ証明書とデジタル署名を使用することによって実現されます。
[Next]をクリックして[Summary]ページを表示します。
このインストールの概要は、選択したWebコンポーネントがTomcatインストールディレクトリにインストールされることを示しています。
[終了(Finish)]をクリックします。
インストールが完了したら、[Yes]をクリックしてインストールログファイルを表示します。
ログファイルにエラーが記録されている場合は、参考のために印刷できます。エラーメッセージの検索については、インストールに関するエラーメッセージを参照してください。エラーを解決して、インストールの手順を繰り返します。
iManagerでのZENworks Server Managementの役割も設定する必要があります。この役割の情報はeDirectoryに格納されるからです。
iManagerプラグインを正しくアップグレードした後、ログファイルを閉じます。
iManager 2.5にプラグインをインストールした場合は、次の手順を実行します。
iManagerで新しいプラグインを認識するには、Tomcatを停止し、Tomcatを再開します。
サービスの起動に進みます。
SP1のアップグレード処理でサービスの停止および再起動が自動的に行われなかった場合、またはサーバをアップグレードしたときにサービスが実行されていなかったけれども今回はサービスを実行したい場合は、サービスを起動します。
重要: インベントリサーバをアップグレードした場合は、SP1のアップグレード後にInventory Serviceを手動で開始する必要があります。
Policy and Distribution Servicesの場合:
サーバのメインコンソールのプロンプトで、次のコマンドを入力します。
zfs
これにより、データベースを含め、すべてのPolicy and Distribution Servicesサービスが起動されます。
Server Inventoryの場合:
Remote Managementの場合:
次のいずれかの方法で、RConsoleJ Agentを実行します。
Windowsサーバの場合またはサービスが正常に実行されているかどうかの確認に進みます。
Policy and Distribution Servicesの場合:
[コントロール パネル]を開きます。
[管理ツール]、[サービス]の順にダブルクリックします。
Novell ZENworks Service Managerサービスを開始します。
これにより、データベースを含め、すべてのPolicy and Distribution Servicesサービスが起動されます。
Inventory Serviceの場合:
インベントリデータベースの場合:
[コントロール パネル]を開きます。[管理ツール]、[サービス]の順にダブルクリックします。
[Novell Database - Sybase]を選択し、[停止]をクリックします。
[Novell Database - Sybase]を選択し、[開始]をクリックします。
Windows 2000/2003の管理対象サーバ上でRemote ManagementのRemote Management Agentを再起動するには:
コントロールパネルで[管理ツール]をダブルクリックします。
[Services]をダブルクリックします。
[Novell ZENworks Remote Management]をクリックし、[開始]をクリックします。
サービスが正常に実行されているかどうかの確認に進みます。
各サーバのコンソールで、<Ctrl>+<Esc>を押してサービスを確認します。
いずれかのサービスが見つからない場合は、そのコンポーネントが正常に起動されていません。
サービスを起動する方法については、NetWareサーバの場合を参照してください。
サービスが正常に起動されていることを確認したら、Windowsサーバの場合またはサーバがSP1に更新されているかどうかの確認に進みます。
それぞれのWindowsサーバで[コントロール パネル]を開き、[管理ツール]>[サービス]の順にダブルクリックして、次のサービスが実行しているかどうかを確認します。
いずれかのサービスが実行されていない場合は、そのコンポーネントが正常に起動されていません。
サービスを起動する方法については、Windowsサーバの場合を参照してください。
サービスが正常に起動されていることを確認したら、サーバがSP1に更新されているかどうかの確認に進みます。
iManagerにログインします。
ZENworks Server Managementの役割で、[Remote Web Console]を選択します。
サーバ(NetWareまたはWindows)を特定して[OK]をクリックします。
IPアドレスとDNS名のいずれかを入力するか、サーバのZENworksオブジェクトを参照して選択します。
[Display]フィールドのドロップダウンリストから[Policy/Package Agent]を選択します。
[Configuration]タブで、バージョン情報を確認します。
「ZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1」が表示されます。
この手順をアップグレード対象サーバごとに繰り返します。
NetWareサーバのメインコンソールのプロンプトで、次のコマンドを入力します。
zfsversion
現在のServer Managementのバージョン情報を表示します。
SP1が正常に適用されている場合は、次のように表示されるはずです。
ZENworks Server Management - Support Pack 1
この手順をアップグレード対象サーバごとに繰り返します。
バージョンが正しいことを確認したら、Windowsサーバの場合またはアップグレードの再実行に進みます。
zfsversionコマンドを実行すると、ZENworks .jarファイルとその日付の一覧が次のファイルに書き込まれます。
volume:\zenworkszfsversion.log
Windowsサーバ上で、\zenworks\zfsversion.batを実行します。
zfsversion.logファイルが\zenworksディレクトリに作成されます。
ログファイルを開き、現在のServer Managementのバージョン情報を確認します。
この手順をアップグレード対象サーバごとに繰り返します。
バージョンが正しいことを確認したら、アップグレードの再実行に進みます。
次の場合は、GUIウィザードを再び実行する必要があります。
SP1にアップグレード済みのZENworks 6.5サーバはSP1にアップグレードされていないZENworks 6.5サーバといっしょに動作するので、この操作は後で行ってもかまいません。つまり、ZENworks 6.5 DistributorはそのDistributionをZENworks 6.5 SP1 Subscriberに送信できます。
ZENworks 6.5インベントリサーバがZENworksソフトウェアディクショナリのアップデートをZENworks 6.5 SP1インベントリサーバから受け取った場合は、ZENworks 6.5インベントリサーバ上で次の作業を行う必要があります。
Inventory Serviceを停止します。
Inventory_server_installation_path\zenworks\inv\server\wminv\libディレクトリにあるdesktopcommonutility.jarのバックアップを作成します。
ZENworks 6.5 Companion CDの\companion2\zen65patch\inv\server\wminv\libに含まれているdesktopcommonutility.jarをInventory_server_installation_path\zenworks\inv\server\wminv\libディレクトリにコピーします。
Inventory Serviceを起動します。
LinuxおよびSolarisサーバのスクリプトにより、ZENworks 6.5ソフトウェアの存在が検出され、アップグレードするか、インストールするかを確認するメッセージが表示されます。アップグレードオプションの使用を推奨します。このオプションの手順については次で説明します。
スクリプトファイルを含むSP1ファイルをダウンロードする方法については、ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 Readmeを参照してください。
アップグレードするには、次の節を参照してください。
それぞれのLinuxおよびSolarisサーバ上で次の作業を実行して、ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードします。
ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 ReadmeでSP1へのアップグレードに関する最新情報を確認します。
rootとしてログインします。
LinuxまたはSolarisサーバでXウィンドウを実行している場合、XTermウィンドウを開きます。
Policy and Distribution Servicesのスクリプトを実行するには、XTermウィンドウに次のいずれかのコマンドを入力します。
Red Hat Linux: /mnt/cdrom/ZfS/TedPol/platform/zfs-pds-upgrade
SUSE LINUX: /media/cdrom/ZfS/TedPol/platform/zfs-pds-upgrade
platformはLinuxまたはSolarisのいずれかです。
<Enter>キーを押して使用許諾契約を表示し、<Spacebar>キーを押して使用許諾契約をスクロールします。次に「y」と入力して<Enter>キーを押し、使用許諾契約に同意します。
Linuxのインストールの場合、サーバのアップグレード中、次のメッセージが表示されます(該当する場合はエラーも含む)。
Installing the novell-zen-zfs RPM...
Preparing...######################################## [100%]
1:novell-zen-zfs ########################################### [100%]
エラーメッセージはこの時点で表示されます。エラーメッセージが表示された後、次のメッセージを表示することによりアップグレードは終了します。
ZENworks Server Management Policy and Distribution Services has been restarted.
You may check its status by running:
/etc/init.d/novell-zfs status
You can reconfigure this service by running:
/opt/novell/bin/zfs-pds-configure
Policy and Distribution Servicesが実行されていることを確認するには、次のように入力します。
/etc/init.d/novell-zfs status
LinuxまたはSolarisサーバで、Policy and Distribution Servicesが使用できるようになります。
アップグレードする各ZENworks 6.5 Server Managementサーバに対してステップ 2からステップ 6までを繰り返します。
サーバがSP1に更新されているかどうかの確認に進みます。
iManagerにログインします。
ZENworks Server Managementの役割で、[Remote Web Console]を選択します。
LinuxまたはSolarisのサーバを特定して[OK]をクリックします。
IPアドレスとDNS名のいずれかを入力するか、サーバのZENworksオブジェクトを参照して選択します。
[Display]フィールドのドロップダウンリストから[Policy/Package Agent]を選択します。
[Configuration]タブで、バージョン情報を確認します。
「ZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1」が表示されます。
この手順をアップグレード対象の各LinuxまたはSolarisのサーバごとに繰り返します。
Linuxサーバのコンソールで、次のコマンドを入力します。
rpm -q novell-zen-zfs
または
rpm -qa / grp novell-zen
SP1が正常に適用されている場合は、次のように表示されるはずです。
novell-zen-zfs-6.5-1
novell-zen-zws-6.5-1
この手順をアップグレード対象のLinuxサーバごとに繰り返します。
必要な場合は、Solarisサーバの場合に進みます。
Management and Monitoring ServicesをSP1にアップグレードするには、次の作業を行います。
ZENworks 6.5 Server ManagementのManagement and Monitoring Servicesコンポーネントのアップグレードを準備するには
"java -show"コマンドを使用して、次のJavaサービスが存在していないことを確認します。
com.novell.zfs.mms.utility.servicemanager.zfs_mms_LanzSlpDis
com.novell.zfs.mms.utility.servicemanager.zfs_mms_Services
winsetup.exeを実行します。
winsetup.exeは次の場所にあります。
download_location\zen65sp1\winsetup.exe
ただし、download_locationは、ダウンロードファイルの解凍場所によって異なります。デフォルトはc:\tempです。
これにより、SP1アップグレードメニューオプションを含むウィザードが起動されます。
winsetup.exeファイルを含むSP1ファイルをダウンロードする方法については、ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 Readmeを参照してください。

メインメニューで、[Server Management]オプションを選択します。
![SP1の[Server Management]インストールメニュー。](../graphics/01_sp1install_sm_a.gif)
[Management and Monitoring Services]オプションを選択します。
![SP1の[Management and Monitoring Services]インストールメニュー。](../graphics/02_sp1install_mms_a.gif)
[Site Management Services and Agents]オプションを選択します。
Management and Monitoring Services Upgrade Installation Wizardが起動します。
[Next]をクリックして続行します。
[Software License Agreement]に目を通して同意した後、[Yes]をクリックしてインストールを続行します。
次の表に記載されている中から、適切なZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1コンポーネントを選択します。
| サーバコンポーネント | アップグレード対象 |
|---|---|
Management Site Servers |
管理サーバ |
Server Management Agent |
アップグレードするすべてのNetWareサーバ |
[Next]をクリックします。
Management Site Serversのアップグレードを選択した場合、次の手順を完了する必要があります。選択しなかった場合、ステップ 10に進みます。
サイトサーバのみのアップグレードを選択した場合は、ステップ 12に進みます。
Server Management Agentのアップグレードを選択した場合は、NetWareサーバおよび各サーバ上でアップグレードするエージェントを選択し、[Next]をクリックします。
前の手順で選択した項目のサマリリストを確認します。
設定を変更するには、[Back]をクリックします。
[Finish]をクリックして、ZENworks 6.5 Server ManagementをSP1にアップグレードします。
アップグレード時に、すべてのバックエンドサービスおよび自動検出プロセスを開始しないことを選択した場合、この時点でこれらのバックエンドサービスおよび自動検出プロセスを手動で開始する必要があります。
NetWare管理対象サーバの場合、ZENworksのエージェントは自動的に開始されます。
ConsoleOneスナップインのアップグレードに進みます。
管理サーバ上のデータにアクセスするために複数の管理コンソールをインストールできます。Windows 2000/XPワークステーションに管理コンソールをインストールするには、そのワークステーションに対して管理者の権利が必要です。
ZENworks Server Management ConsoleOneソフトウェアをアップグレードするには
リモートサーバをアップグレードする場合は、管理者または管理者相当の権利を持つユーザとしてログインする必要があります。
winsetup.exeを実行します。
winsetup.exeは次の場所にあります。
download_location\zen65sp1\winsetup.exe
ただし、download_locationは、ダウンロードファイルの解凍場所によって異なります。デフォルトはc:\tempです。
これにより、SP1アップグレードメニューオプションを含むウィザードが起動されます。
winsetup.exeファイルを含むSP1ファイルをダウンロードする方法については、ZENworks 6.5のWebサイトのZENworks 6.5 Server Management Support Pack 1 Readmeを参照してください。
メインメニューで、[Server Management]オプションを選択します。
[Management and Monitoring Services]、[Site Management ConsoleOne Snap-ins]の順に選択します。
スナップインのインストール先フォルダを指定するか、[Next]をクリックしてデフォルトのインストール先フォルダを受け入れます。
スナップインのファイルがインストールされます。
Readmeファイルを表示することを選択し、[Finish]をクリックします。