Report Explorerは、レポートを整理および生成するために使用されます。
Report Explorerの階層は、さまざまなレポートテンプレートを持つテンプレートノードから構成されています。
表 5-3 Report Explorerテンプレートノード
テンプレートノード |
レポートテンプレート |
ノードの説明 |
---|---|---|
分析 |
アプリケーション - Exchangeのワークロード アプリケーション - SQL Serverのワークロード ディスク - 30日間予測平均 ディスク - ピーク ハードウェア使用率 - 30日間予測平均 ハードウェア使用率 - ピーク メモリ - 30日間予測平均 メモリ - 使用率が高い メモリ - ピーク メモリ - 使用率が低い ネットワーク - 30日間予測平均 ネットワーク - ピーク プロセッサ - 30日間予測平均 プロセッサ - 使用率が高い プロセッサ - ピーク プロセッサ - 使用率が低い リソース使用率傾向 ボリューム使用率 - 平均 ボリューム使用率 - ピーク ワークロードサイズ - 30日間予測平均 ワークロードサイズ - ピーク |
ハードウェア使用率やワークロードサイズなどの動的データをレポーティングするため。 |
チャージバック |
コスト割り当て |
IT部門で負担した料金がサービスを使用している部署に移転されたことをレポーティングするため。セクション 7.4, チャージバックレポーティングを参照してください。 |
統合 |
プロジェクト シナリオサマリ ワークロード割り当て |
Consolidation Planning Moduleでプロジェクト、シナリオ、およびサーバに関してレポーティングするため。このノード内でテンプレートを使用する方法の詳細については、セクション 6.7, 統合レポートの参照を参照してください。 |
統合プロジェクトサンプル |
良好統合候補 インベントリサマリ 不良統合候補 使用率サマリ 条件付き書式が設定されているワークロードリスト |
一般的に使用されるサンプル統合レポート。 |
診断 |
エラーレポート 不足しているデータ - 詳細 不足しているデータ - サマリ |
監視データがチャートから不足する原因を引き起こすエラーを診断するため。 |
ディスク |
ディスク割り当て ディスクインベントリ |
「ディスク割り当て」レポートは、最後に収集された監視データに基づいて生成されます。 マシンの物理ディスクのサイズとタイプをレポーティングするため。 |
インベントリ |
ハードウェア - 旧形式 ハードウェアインベントリ 消費電力と冷却 仮想マシンサーバ候補 仮想マシン状態 VMファイルレポート VMスナップショットレポート VMスプロールレポート |
オペレーティングシステム、プロセッサ速度、メモリ、ディスク領域、ネットワーク、消費電力、冷却などの静的データをレポーティングするため。 |
再利用 |
ディスク再利用 メモリ再利用 電力オンVM再利用 ボリューム再利用 |
リソースが効率的に使用されるようにするために再利用できる要素に関してレポーティングするため。 |
ソフトウェア |
アプリケーション>アプリケーションインベントリ アプリケーション完了>アプリケーション完了インベントリ プロセス>プロセスインベントリ サービス>サービスインベントリ サービス完了>サービス完了インベントリ |
インストール済みのアプリケーションとサービス、および実行中のプロセスをレポーティングするため。 |
仮想インフラストラクチャ |
クラスタ環境設定 リソースプール環境設定 VI環境設定 仮想センターレポート VMクラスタ VM詳細レポート VMホストパーティション配置 VMパーティション配置 VMリソースプール VM仮想インフラストラクチャ |
仮想マシンと仮想マシンホストに関してレポーティングするため。 |
ボリューム |
ボリュームインベントリ |
マシンの各論理ボリュームに関連付けられている領域およびファイルシステムをレポーティングするため。 |
表 5-3に示されているように、各レポートノード内には、そのまま使用できるテンプレート、またはソート、フィルタ、およびビュー選択のオプションを使用してカスタマイズできるテンプレートが、1つまたは複数含まれています。「分析」、「チャージバック」、「ディスク」、「インベントリ」、「ソフトウェア」、および「ボリューム」に対するレポートテンプレートは追加できます。
次のReport Explorerコマンドへは、レポートテンプレートまたは生成されたレポートを右クリックすることによりアクセスできます:
表 5-4 Report Explorerのコマンド
「分析」レポートでは、ハードウェア使用率やワークロードサイズなどの動的データが使用されます。監視されているサーバのワークロードまたは使用率を表示するには、「分析」レポートを生成します。指定した期間にわたって式に対する単一値(最大、最小、ピーク、平均)を取得するために便利な履歴データが含まれた状態で、レポートが表示されます。使用率が高いサーバリソースや、使用率が低いサーバリソースを識別するには、このデータを使用してください。
メモ:データは、「分析」レポートが生成される1時間前までに収集される必要があります。データが不十分な場合、レポートは動的データなしに表示されます。
各データポイントに対する詳細な履歴データを取得するには、レポートセルをクリックして、関連する詳細チャートを表示します。
インベントリされたすべてのマシンの分析を完了できるよう、監視データのないマシンはデフォルトで「分析」レポートに含まれます。
図 5-2 「分析」レポートのサンプル
ディスクパーティションの配置状態を表示する次の2つのレポートが、PlateSpin Recon 3.7.2によって新たに提供されます:
「VMホストパーティション配置」レポートには、PlateSpin ReconがサポートするESXサーバのディスクパーティション配置状態が表示されます。次の表では、「VMホストパーティション配置」レポートによって生成および表示されるデータが説明されています:
カテゴリ |
フィールド |
追加の詳細 |
---|---|---|
オペレーティングシステム |
Version |
|
ディスク |
Disk Type |
|
|
Storage Type |
|
|
Alignment Boundary Size (KB) |
[Alignment Boundary Size]の値は、パーティションの開始オフセットを定義します。たとえば、EMC CLARiiONストレージベンダでは、64KB境界にパーティションを配置するために、128の開始ブロックを推奨しています。 64KB境界値は、VMware推奨事項に従って、デフォルトで使用されます。 ただし、それぞれのディスクまたはディスクアレイには、64KBの配置境界がありません。ご使用のマシンに対するディスクの配置境界については、該当のストレージベンダの推奨事項またはシステムガイドを参照してください。 |
パーティション |
Name |
|
|
File System |
|
|
Starting Offset (bytes) |
|
|
Alignment Status |
ディスクパーティション配置の状態は、次のいずれかになります:
|
「VMホストパーティション配置」レポートには、境界サイズが異なる外部ディスクに対する配置状態が表示されますが、その配置状態は正しくない場合があります。正しい配置状態を取得するには、レポートテンプレートに含まれるディスクの境界サイズが正しいことを確認してください。
レポートテンプレートに含まれるディスクの境界サイズを表示または変更するには:
Report Explorerで
をブラウズし、[ ]レポートテンプレートを右クリックして、[ ]をクリックします。[Edit Report Template]ダイアログボックスが表示されます。
[
]タブをクリックします。パーティションディスクに対して[Alignment Boundary Size]の値を確認し、必要に応じて変更します。
デフォルトの配置境界は64KBです。 外部ディスクの配置境界サイズについては、社内のストレージ管理者または該当のディスクベンダに問い合わせてください。
[
]をクリックします。「VMパーティション配置」レポートには、PlateSpin ReconがサポートするESXホストマシンで実行されるWindowsまたはLinuxの仮想マシンのディスクパーティション配置状態が表示されます。ディスクパーティション配置状態は、ESXホストマシンのVMFSパーティションに常駐するディスクに対するものです。ホストマシンは、インベントリされている場合とインベントリされていない場合があります。インベントリされている仮想マシンのデータは、該当のホスト下でグループ化され、ホストがインベントリされていない仮想マシンのデータは、「ホストのないVM」としてグループ化されます。
次の表では、「VMパーティション配置」レポートによって生成および表示されるデータが説明されています:
カテゴリ |
フィールド |
追加の詳細 |
---|---|---|
オペレーティングシステム |
Type |
|
|
Edition |
|
|
Version |
|
Disk |
Disk Type |
|
|
Storage Type |
|
|
Alignment Boundary Size (KB) |
[Alignment Boundary Size]は、パーティションの開始オフセットを定義します。たとえば、EMC CLARiiONストレージベンダでは、64KB境界にパーティションを配置するために、128の開始ブロックを推奨しています。 64KB境界値は、VMware推奨事項に従って、デフォルトで使用されます。 ただし、それぞれのディスクまたはディスクアレイには、64KBの配置境界がありません。ご使用のマシンに対するディスクの配置境界については、該当のストレージベンダの推奨事項またはシステムガイドを参照してください。 |
パーティション |
Name |
|
|
File System |
|
|
Starting Offset (bytes) |
|
|
Alignment Status |
ディスクパーティション配置の状態は、次のいずれかになります:
|
ESXホストで実行する仮想マシンにアタッチされた外部ディスクに対して配置状態をレポーティングすることはサポートされていませんが、「VMパーティション配置」レポートには、外部ディスクに対する配置状態も表示されます。ただし、外部ディスクの境界サイズが異なる場合は、配置状態が正しくないことがあります。正しい配置状態を取得するには、レポートテンプレートに含まれるディスクの境界サイズが正しいことを確認してください。
レポートテンプレートに含まれるディスクの境界サイズを表示または変更するには:
Report Explorerで
をブラウズし、[ ]レポートテンプレートを右クリックして、[ ]をクリックします。[Edit Report Template]ダイアログボックスが表示されます。
[
]タブをクリックします。パーティションディスクに対して[Alignment Boundary Size]の値を確認し、必要に応じて変更します。
デフォルトの配置境界は64KBです。 外部パーティションディスクの配置境界サイズについては、社内のストレージ管理者または該当のディスクベンダに問い合わせてください。
[
]をクリックします。Report Explorerで、作成するレポートタイプに対するレポートタイプノードを右クリックし、メニューから[
]を選択します。[Create Report Template]ダイアログボックスが表示されます。
既存のテンプレートを編集するための手順とガイドラインを使用して、テンプレート設定を定義します。セクション 5.3, レポートテンプレートの編集を参照してください。
[
]をクリックします。Report Explorerのレポートタイプノードの下に、新しいテンプレートが表示されます。
Report Explorerで、コピーするレポートテンプレートを右クリックし、メニューから[
]を選択します。テンプレート名に(COPY)が追加された状態で、[Edit Report Template]ダイアログボックスが表示されます。
(オプション) テンプレート名を編集します。
[
]をクリックします。テンプレートの新しいコピーがReport Explorerに表示されます。
Report Explorerで、削除するレポートテンプレートを右クリックし、メニューから[
]を選択します。[Confirm Delete]ダイアログボックスが表示されます。
[
]をクリックします。レポートテンプレートがReport Explorerから削除されます。