6.5 フォームコントロールのリファレンス

この項では、フォームに追加できるコントロールについて説明します。

表 6-5 コントロールタイプとサポートするデータタイプ

コントロールタイプ

データタイプ

ブール

日付

10進

DN

整数

文字列

時間

CheckBoxPickList

x

x

x

x

x

DatePicker

x

DateTimePicker

x

DNContainer

x

DNDisplay

x

DNLookup

x

DNMaker

x

DNQuery

x

Global List

x

HTML

 

 

 

 

 

x

 

MVCheckbox

x

x

x

x

MVEditor

x

x

x

x

PickList

x

x

x

x

スタティックリスト

x

x

x

x

テキスト

x

x

x

x

テキスト領域

x

役職

x

TrueFalseRadioButtons

x

TrueFalseSelectBox

x

6.5.1 ユーザ入力コメントのコントロール

Designerでは、ユーザがワークフローにコメントを追加したり、以前に入力したコメントを表示できるようにするフォームを追加するための特別な内部コントロールをサポートします。コメントは、CommentActionまたはUpdateActionを使用するフォームで必要になります。コメントはワークフローデータの一部ではないので、フローデータオブジェクトからはアクセスできません。コメントは、ワークフローデータベースのafcommentテーブルに格納された特別なデータ項目です。コメントは、afprocessテーブル内にrequestidを示す行がある間、保持されます。

ユーザコメントをサポートするフォームを作成する

  1. コントロールをフォームに追加します。データタイプとして「コメント」を選択します。フォームフィールド名は自動的に「apwaComment」と定義され、コントロールタイプは「TextArea」になります。 単一のフォームには、1つのコメントフィールドしか含められません。

  2. CommentActionまたはUpdateActionをフォームに追加します。

    詳細については、セクション 6.4, アクションのリファレンスを参照してください。

6.5.2 一般的なフォームコントロールのプロパティ

次の表のプロパティは、各コントロールで使用できます。

表 6-6 一般プロパティ

プロパティ名

説明

表示ラベル

コントロールの識別に表示されるラベルを指定します。ローカライズできます。

編集可能

コントロールが編集可能(True)かどうかを指定します。これ以外の場合、読み込み専用として表示されます。

イベント

コントロールのイベントを指定します。指定できる値は次のとおりです。

  • OnChange: 次のいずれかの場合に開始します。

    • onload直後。

    • 別のスクリプトがコントロールの値を変更した場合。

    • ユーザがコントロールに関連付けられたデータ値への変更をコミットした場合。これは、ユーザがコントロールからタブで次に移動したとき、またはそれ以外では、コントロールからフォーカスを外したときに発生します。たとえば、ユーザがコントロール([テキスト]、[TextArea]、[DatePicker]などのテキスト入力ベースのコントロール)からタブで移動するとき、またはユーザが別のエントリ選択肢([PickList]、[MVCheckbox]、[StaticList]などの選択ベースのコントロール)を選択したときに、発生します。

  • onLoad: コントロールのonloadイベントは、コントロールが最初にページにロードされたときに1回だけ開始されます。初期値を設定したり、エントリを事前選択するために使用できます。ただし、コントロールが一定の順序でロードされるという保証はありません。

複数値

これは読み込み専用のプロパティです。コントロールが複数値属性をサポートする(True)かどうかを指定します。

必須

コントロールでユーザ入力が必要(True)かどうかを指定します。

ツールチップ

コントロールのツールチップのテキストを指定します。ローカライズできます。

表示可能

ユーザインタフェースでコントロールを表示する(True)かどうかを指定します。

Sort Order(ソート順序)

リストベースのコントロールはアルファベット順にコンテンツをソートします。DNベースのリストの場合、[式の表示]プロパティ結果に基づいたアルファベット順にソートされます。他のタイプではすべて、表示ラベルに基づいてソートされます。

6.5.3 CheckBoxPickList

[CheckBoxPickList]コントロールを使用して、ユーザが、チェックボックスとして表示され動的に生成される選択リストから、1つ以上の値を表示および選択できるようにします。

関連付けられたデータタイプが識別ボールトから取得したDNである場合、チェックボックスラベルを完全修飾DNとして表示したり、[式の表示]プロパティを使用して代わりに表示する属性を指定できます。

図 6-10 [CheckBoxPickList]コントロールのサンプル

表 6-7 [CheckboxPickList]のプロパティ

プロパティ名

説明

DN式ルックアップのエンティティキー

識別ボールトから取得したDNをこのコントロールに取り込み、この値をわかりやすく表示しようと考える場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定する必要があります。

識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。選択するエンティティは、ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティをTrueに設定しており、識別ボールトから取得しているDNのエンティティである必要があります。

式の表示

[DN式ルックアップのエンティティキー]を指定するときに必要です。チェックボックスラベルとして表示する属性を選択します。たとえば、ユーザエンティティの[名]属性と[姓]属性を表示するには、「FirstName LastName」のように式を構築します。

属性のディレクトリ抽象化レイヤの[表示]、[読み取り]、[検索]、および[必須]プロパティは、Trueに設定する必要があります。

複数選択の許可

Trueに設定した場合、ユーザは複数のエントリを選択できます。

ソートエントリ

Trueに設定した場合、昇順に結果をソートします。詳細については、Sort Order(ソート順序)を参照してください。

6.5.4 DatePicker

日付および時刻の表示と入力にこのコントロールを使用します。このコントロールを使用すると、ユーザは、ポップアップカレンダから日付を選択するか、テキストフィールドに日付を入力するかを選択できます。ランタイム時にフォームは、ユーザのロケールおよびタイムゾーンの形式を使用して日付を自動的に検証します。ユーザが間違った形式を入力した場合、フォームにはエラーメッセージが表示されます。[DatePicker]コントロールのツールチップに、有効な日付形式が表示されます。デフォルトの[DatePicker]コントロールは次のようになります。

図 6-11 [DatePicker]コントロールのサンプル

[日付選択の表示]プロパティがTrueの場合、フォームには日付フィールドがボタンとともに表示されます。ユーザがボタンをクリックすると、日付を選択するカレンダがフォームに表示されます。カレンダポップアップを次に示します。

図 6-12 [カレンダ]コントロールのサンプル

表 6-8 [DatePicker]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

日付時刻インジケータ

Falseに設定した場合、カレンダポップアップには時刻が表示されません。

曜日のヘッダ

値を一重引用符で囲んだカンマ区切りのリストがカレンダポップアップに表示され、曜日が示されます。この値はローカライズできます。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

月の名前

値を一重引用符で囲んだカンマ区切りのリストがカレンダポップアップに表示され、月の名前が示されます。この値はローカライズできます。

日付選択の表示

Trueに設定した場合、カレンダポップアップが表示されます。Falseに設定した場合、カレンダポップアップは表示されません。ユーザは、ロケールに応じた適切な形式を使用して、テキストフィールドに日付を入力する必要があります。

6.5.5 DateTimePicker

[時間]データタイプの日付と時刻の表示と入力に、このコントロールを使用します。ユーザは、ポップアップカレンダから日付と時刻を選択するか、テキストフィールドに値を入力できます。ランタイム時に、フォームでは、ユーザのロケールおよびタイムゾーンの形式で、日付と時刻が自動的に検証されます。ユーザが間違った形式を入力した場合、フォームにはエラーメッセージが表示されます。[DateTimePicker]のツールチップに、有効な日付形式が表示されます。デフォルトのコントロールは次のようになります。

図 6-13 [DateTimePicker]コントロールのサンプル

[日付選択の表示]プロパティをTrueに設定した場合、フォームには、テキストフィールドとカレンダボタンが表示されます。ユーザがカレンダボタンをクリックすると、ユーザが日付と時刻の値を選択する[カレンダ]コントロールがフォームに表示されます。カレンダポップアップを次に示します。

図 6-14 [DateTimePicker]カレンダコントロール

表 6-9 [DateTimePicker]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

曜日のヘッダ

値を一重引用符で囲んだカンマ区切りのリストがカレンダポップアップに表示され、曜日が示されます。この値はローカライズできます。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

isDateTime

Falseに設定した場合、カレンダポップアップには時刻が表示されません。

月の名前

値を一重引用符で囲んだカンマ区切りのリストがカレンダポップアップに表示され、月の名前が示されます。この値はローカライズできます。

日付選択の表示

Trueに設定した場合、カレンダポップアップが表示されます。Falseに設定した場合、カレンダポップアップは表示されません。ユーザは、テキストフィールドに日付を入力するときに、ロケールに応じた形式で入力する必要があります。

6.5.6 DNContainer

このコントロールを使用して、指定したルートコンテナ内からコンテナオブジェクトをユーザが選択できるようにします。このコントロールを使用して、ユーザを特定のコンテナのサブツリーに制限できます。これは、専用バージョンの[DNLookup]コントロールです。

図 6-15 ルートコンテナを指定した[DNContainer]コントロール

表 6-10 [DNContainer]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー

ドロップダウンリストからエンティティを選択します。選択したエンティティにより、指定したエンティティのコンテナ内にあるオブジェクトをルックアップできるユーザの権限が制限されます。エンティティキーとルートコンテナを指定した場合、エンティティキーが優先されます。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

ルートコンテナ

ユーザが[オブジェクトセレクタ]ボタンをクリックしたときにルックアップするルートコンテナを指定します。

クリアボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[フィールドのリセット]ボタンが表示されます。

オブジェクト履歴ボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[履歴の表示]ボタンが表示されます。

オブジェクトセレクタボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[オブジェクトセレクタ]ボタンが表示されます。

6.5.7 DNDisplay

このコントロールを使用して、読み込み専用DNを表示します。フローデータからコントロールを取り込みます。コントロールは、設定したプロパティに応じて、完全なDNを表示することも、DNに関連付けられた属性のセットを表示することもできます。

図 6-16 [DNDisplay]のサンプル

図 6-17 [式の表示]を指定した[DNDisplay]のサンプル

表 6-11 [DNDisplay]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

式の表示

完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNをマスクする場合は、式ビルダを起動して、リストから目的の属性を選択します。(最初に[DN式ルックアップのエンティティキー]を指定する必要があります)。

たとえば、ユーザエンティティの[名]属性と[姓]属性を表示するには、「FirstName LastName」のように式を構築します。

ディレクトリ抽象化レイヤで、属性の[表示]、[読み取り]、[検索]、および[必須]プロパティが、Trueに設定されていることを確認してください。詳細については、セクション 3.7.2, 属性のプロパティを参照してください。

DN式ルックアップのエンティティキー

識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定します。

選択するエンティティは次の条件を満たしている必要があります。

  • ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティがTrueに設定されている。

  • 作業しているDNのエンティティである。

詳細については、セクション 6.6, 識別名の操作を参照してください。

6.5.8 DNLookup

このコントロールを使用して、ユーザが、識別ボールトからDNを検索し取得できるようにします。フローデータからのDNでコントロールを初期化できます。ユーザが検索できるエンティティおよびコンテナと、DNの形式を制御するようにプロパティを設定します。

図 6-18 [DNLookup]コントロールのサンプル

[DNLookup]コントロールに関連付けられたボタンについて、表 6-12で説明します。

表 6-12 [DNLookup]コントロールのボタン

ボタン

説明

[オブジェクトルックアップ]ダイアログボックスを開きます。[オブジェクトセレクタのタイプ]プロパティを介してダイアログボックスにコンテナを表示するか、オブジェクトを表示するかを定義します。次に、オブジェクトルックアップの例を示します。

ドロップダウンリストに表示される属性(前の例の[説明])は、ディレクトリ抽象化レイヤで指定されます。このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクトセレクタボタンの表示]プロパティで制御されます。

履歴を表示します。ユーザは、検索したオブジェクトの履歴を表示できます。このリストから選択することも、コンテンツを消去することもできます。このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクト履歴ボタンの表示]プロパティで制御されます。

フィールドをリセットします。フィールドのコンテンツを削除します。このボタンが使用できるかどうかは、[クリアボタンの表示]プロパティで制御されます。

表 6-13 [DNLookup]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

式の表示

このプロパティは、フローデータからコントロールを初期化するときにのみ適用されます。完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNをマスクする場合は、式ビルダを起動して、リストから目的の属性を選択します。(最初に[DN式ルックアップのエンティティキー]を指定する必要があります)。

たとえば、ユーザエンティティの[名]属性と[姓]属性を表示するには、「FirstName LastName」のように式を構築します。

ディレクトリ抽象化レイヤで、属性の[表示]、[読み取り]、[検索]、および[必須]プロパティが、Trueに設定されていることを確認してください。詳細については、セクション 3.7.2, 属性のプロパティを参照してください。

DN式ルックアップのエンティティキー

このプロパティは、フローデータからコントロールを初期化するときにのみ適用されます。識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定します。

選択するエンティティは次の条件を満たしている必要があります。

  • ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティがTrueに設定されている。

  • 作業しているDNのエンティティである。

参照先, セクション 6.6, 識別名の操作.

オブジェクトセレクタのタイプ

[オブジェクトセレクタ]ダイアログボックスが、オブジェクトルックアップを実行するか、コンテナルックアップを実行するかを決定します。次に、オブジェクトルックアップの例を示します。

paramlist: [オブジェクトセレクタ]ダイアログでオブジェクトルックアップを実行します。[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティを介してルックアップ条件を指定します。

container: [オブジェクトセレクタ]ダイアログで1つ以上のコンテナを選択対象として表示します。検索対象のコンテナは、[検索コンテナ]プロパティによって決まります。このプロパティは、[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティで名前が付けられたエンティティに対して、ディレクトリ抽象化レイヤで指定されます。たとえば、[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティが「グループ」である場合、検索コンテナはデフォルトで「%group-root%」に設定されます。検索コンテナが使用されない場合、ユーザアプリケーションのインストール中に指定された検索ルートが使用されます。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

クリアボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[フィールドのリセット]ボタンが表示されます。

オブジェクト履歴ボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[履歴の表示]ボタンが表示されます。

オブジェクトセレクタボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[オブジェクトセレクタ]ボタンが表示されます。

6.5.9 DNMaker

このコントロールを使用して、ユーザが、名前付け値を指定しコンテナを選択することによって、DN値を構築できるようにします。

図 6-19 [DNMaker]コントロールのサンプル

表 6-14 [DNMaker]コントロールのボタン

ボタン

説明

次のようなコンテナ検索のオブジェクトセレクタが起動します。

コンテナ検索ルートは、[オブジェクトルックアップに使用されるエンティティ]プロパティで指定したエンティティに対して定義されます。このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクトセレクタボタンの表示]プロパティで制御されます。

履歴の表示ユーザは、検索したオブジェクトの履歴を表示できます。このリストから選択することも、コンテンツを消去することもできます。このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクト履歴ボタンの表示]プロパティで制御されます。

フィールドのリセットフィールドのコンテンツを削除します。このボタンが使用できるかどうかは、[クリアボタンの表示]プロパティで制御されます。

表 6-15 [DNMaker]コントロールのプロパティ

プロパティ

説明

オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー

必須フィールドです。ドロップダウンリストからエンティティを選択します。これにより、ユーザが[オブジェクトセレクタ]ボタンをクリックしたときに開始する検索が決まります。

エンティティキーとルートコンテナを指定した場合、エンティティキーが優先されます。

名前付け属性

名前付け属性は最終DNを構築するために使用されます。この値は、ユーザに対する追加ヒントとしてコントロールの表示ラベルの隣に表示されます。

ルートコンテナ

ユーザが[オブジェクトセレクタ]ボタンをクリックしたときにルックアップするルートコンテナを指定します。ルートコンテナを指定しない場合、ユーザアプリケーションは、「検索コンテナ」というディレクトリ抽象化レイヤのプロパティ内にあるエンティティ用のコンテナを使用します。指定したエンティティに対して検索コンテナが指定されていない場合、ユーザアプリケーションのインストール中に指定されたルートコンテナDNが使用されます。エンティティキーとルートコンテナを指定した場合、エンティティキーが優先されます。

クリアボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[フィールドのリセット]ボタンが表示されます。

オブジェクト履歴ボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[履歴の表示]ボタンが表示されます。

オブジェクトセレクタボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[オブジェクトセレクタ]ボタンが表示されます。

6.5.10 DNQuery

[DNQuery]は、専用バージョンの[DNLookup]コントロールです。 [DNQuery]は[DNLookup]と同様に、ユーザが識別ボールトからDNを検索し取得できるようにします。ただし、[DNQuery]では、オブジェクトセレクタのコンテンツは、プロパティからではなく、ディレクトリ抽象化レイヤのクエリオブジェクトの結果から取得できます。

表 6-16 [DNQuery]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

DALグローバルクエリキー

実行するDALクエリオブジェクトのキーを指定します。イベントアクションExpression Builderから選択できます。DALクエリの使用の詳細については、「セクション 6.7, フォームでのDALクエリの使用」を参照してください。DALクエリの定義の詳細については、「セクション 3.4, クエリの操作」を参照してください。

DALグローバルクエリパラメータ

クエリパラメータの値を指定します。たとえば、これは文字列「Sales」を「groupname」というクエリパラメータに渡します。

(function (){return {"groupname":"Sales"}})();

式の表示

データ項目マッピング値から初期データをコントロールに取り込むときに、このプロパティを使用して、表示する属性を指定します。

DN式ルックアップのエンティティキー

このプロパティは、フローデータからコントロールを初期化するときにのみ適用されます。識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定します。

選択するエンティティは次の条件を満たしている必要があります。

  • ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティがTrueに設定されている。

  • 作業しているDNのエンティティである。

参照先, セクション 6.6, 識別名の操作.

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

クリアボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[フィールドのリセット]ボタンが表示されます。

オブジェクト履歴ボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[履歴の表示]ボタンが表示されます。DALグローバルクエリを指定した場合、[オブジェクト履歴]ボタンは表示されません。

オブジェクトセレクタボタンの表示

Trueに設定した場合、フォームには[オブジェクトセレクタ]ボタンが表示されます。

6.5.11 Global List

このコントロールを使用して、ユーザがドロップダウンリストから単一のエントリを選択できるようにします。リストのコンテンツは、ディレクトリ抽象化レイヤのグローバルリスト要素で定義されます。

図 6-20 [グローバルリスト]コントロールのサンプル

表 6-17 [グローバルリスト]のプロパティ

プロパティ名

説明

DALグローバルリストキー

グローバルリストの固有識別子を指定します。これは、ディレクトリ抽象化レイヤで指定したキーに一致する必要があります。

グローバルリストの詳細については、「セクション 3.3, リストの操作」を参照してください。

6.5.12 HTML

このコントロールを使用して、[フォームの詳細]にHTMLフラグメントを追加します。追加するには、[HTMLコンテンツ]プロパティでHTMLフラグメントを指定します。また、フォームコントロールでイベントを介して、条件付きでHTMLフラグメントを追加することもできます。どちらの場合でも、 ( function() { return "<yourTag yourAttr='your attr value' />"; } ) ();などの匿名関数を使用して、HTMLを指定します。

例:

(function(){ return "<table bgcolor='#C0C0C0'><th colspan='3' align='center'>Table Header Goes Here</th><tr><td>Value 1.1</td><td>Value 1.2</td></tr><tr><td>Value 2.1</td><td>Value 2.2</td></tr></table>"; })()

6.5.13 MVCheckbox

このコントロールを使用して、ラベル付きのチェックボックスのセットを表示します。[リスト項目]プロパティを使用して、ラベルとそれに関連付けられた値を指定します。次に、[MVCheckbox]コントロールのサンプルを示します。

図 6-21 [MVCheckbox]コントロールのサンプル

表 6-18 [MVCheckbox]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

リスト項目

チェックボックスのラベルと値を構成する一連の静的な値を定義できます。[リストプロパティ]ボタンをクリックすると、次に示すリスト値のダイアログボックスが開きます。

ヒント:このコントロールからユーザ入力値を取得するには、flowdata.get()ではなくflowdata.getObject()を使用します。flowdata.get()を使用した場合、最初の値しか取得されません。

値の事前選択の詳細については、「セクション 10.2.3, フォームコントロールの例」を参照してください。

6.5.14 MVEditor

このコントロールを使用して、ユーザが、ドロップダウンリストボックス内の複数の値を表示、編集、または追加できるようにします。識別ボールトから動的にデータをロードすることも、ユーザが値を入力できるようにすることもできます。

コントロールの見た目は、コントロールのデータタイプと指定したプロパティに応じて異なります。たとえば、データタイプがDNである場合、DNに関連した特定の属性を表示するプロパティを設定できます。また、[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティを設定して、ユーザが値を検索し選択できるようにする[オブジェクトセレクタ]ボタンを有効にすることもできます。

実行するDALグローバルクエリを指定したり、オブジェクトセレクタを操作するルートDNを指定できるようにするプロパティもあります。

図 6-22 オブジェクトルックアッププロパティを設定した[MVEditor]のサンプル

表 6-19 オブジェクトセレクタプロパティを設定した[MVEditor]コントロールのボタン

ボタン

説明

オブジェクトセレクタと呼ばれる検索ダイアログボックスを開きます。[オブジェクトセレクタ]ダイアログボックスは次のようになります。

ユーザは、リストから値を選択してコントロールに取り込むことができます。ドロップダウンリストに表示される属性(前の例の[説明])は、ディレクトリ抽象化レイヤで指定されます。属性の[UIControl]プロパティで指定します。参照先 属性のUI制御プロパティ. このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクトセレクタボタンの表示]プロパティで制御されます。

履歴の表示ユーザは、検索したオブジェクトの履歴を表示できます。このリストから選択することも、コンテンツを消去することもできます。このボタンが使用できるかどうかは、[オブジェクト履歴ボタンの表示]プロパティで制御されます。

フィールドのリセットフィールドのコンテンツを削除します。このボタンが使用できるかどうかは、[クリアボタンの表示]プロパティで制御されます。

オブジェクトルックアッププロパティを設定しない場合、[MVEditor]は単純な編集コントロールを表示します。

図 6-23 オブジェクトルックアッププロパティを設定しない[MVEditor]のサンプル

表 6-20 [MVEditor]コントロールのボタン

ボタン

説明

リストの最後に項目を追加します。

選択したリスト項目を削除します。

選択したリスト項目を編集します。

ヒント:[MVEditor]コントロールの[編集可能]プロパティがFalseに設定されている場合、このコントロールは読み込み専用であり、フォームには[MVEditor]コントロールのボタンは表示されません。

表 6-21 [MVEditor]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

追加データのエントリテキストフィールド

Trueに設定し、単一行のデータがある場合(データはDNではない)、コントロールはデータ入力テキストフィールドを表示します。テキストフィールドは空欄か、1つの値しか入っていない場合に表示されます。それ以外の場合は、ドロップダウンリストが表示されます。複数行のデータがある場合は、常にドロップダウンリストが表示されます。

DALグローバルクエリ

指定するグローバルクエリの結果をコントロールに取り込む場合に、この値を指定します。キー名を指定します。イベントアクションExpression Builderから選択できます。フォームでクエリを使用する方法について詳しくは、「セクション 6.7, フォームでのDALクエリの使用」を参照してください。クエリの定義の詳細については、「セクション 3.4, クエリの操作」を参照してください。

DALグローバルクエリパラメータ

クエリパラメータの値を指定します。たとえば、これは文字列「Sales」を「groupname」というクエリパラメータに渡します。

(function (){return {"groupname":"Sales"}})();

式の表示

完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、式ビルダを起動して、リストから目的の属性を選択します。(最初に[DN式ルックアップのエンティティキー]を指定する必要があります)。

たとえば、ユーザエンティティの[名]属性と[姓]属性を表示するには、「FirstName LastName」のように式を構築します。

ディレクトリ抽象化レイヤで、属性の[表示]、[読み取り]、[検索]、および[必須]プロパティが、Trueに設定されていることを確認してください。詳細については、セクション 3.7.2, 属性のプロパティを参照してください。

一意性の強制

ユーザ入力のリスト項目が一意になるように強制します。

DN式ルックアップのエンティティキー

識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定します。

選択するエンティティは次の条件を満たしている必要があります。

  • ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティがTrueに設定されている。

  • 識別ボールトから取得しているDNを持つエンティティである。

詳細については、セクション 6.6, 識別名の操作を参照してください。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

大文字と小文字を無視する

Trueに設定した場合、一意性を強制しているときに大文字と小文字を無視します。

下限(番号の場合のみ)

最小の整数または10進数値です。

最大長

文字列値の最大文字数です。この値に達すると、コントロールは入力をブロックします。

最短長

文字列値の最小文字数です。コントロールは、少なくともこの文字数をユーザが入力していることを検証します。

表示される行数

コントロールによって表示される行数です。これは、取得または表示されるレコード数ではなく、コントロールの縦サイズになります。この数値を10に設定し、表示するレコードが5つしかない場合でも、コントロールサイズは10行のままです。

行数は1または3以上に設定できます。2には設定できません。ブラウザでスクロールボタンを表示するために必要なスペースが取れないためです。2に設定した場合、Designerは[プロジェクトチェッカ]ビューに警告を表示し、3に設定しなおします。

番号のみ

Trueに設定した場合、番号だけを入力できます。

オブジェクトセレクタのタイプ

[オブジェクトセレクタ]ダイアログボックスが、オブジェクトルックアップを実行するか、コンテナルックアップを実行するかを決定します。次に、オブジェクトルックアップの例を示します。

paramlist: [オブジェクトセレクタ]ダイアログボックスでオブジェクトルックアップを実行します。[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティを介してルックアップ条件を指定します。

container: オブジェクトセレクタで1つ以上のコンテナを選択対象として表示します。検索対象のコンテナは、[検索コンテナ]プロパティによって決定されます。このプロパティは、[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティで名前が付けられたエンティティに対して、ディレクトリ抽象化レイヤで指定されます。たとえば、[オブジェクトのルックアップに使用されるエンティティキー]プロパティが「グループ」である場合、検索コンテナはデフォルトで「%group-root%」に設定されます。検索コンテナが使用されない場合、ユーザアプリケーションのインストール中に指定された検索ルートが使用されます。

解決DN

Falseに設定した場合、式の表示ではなくDNが表示されます。多数のDNが返されると予想され、パフォーマンスが重要な場合には、この使用を検討してください。

ルートコンテナ

ユーザが[オブジェクトセレクタ]ボタンをクリックしたときにルックアップするルートコンテナを指定します。エンティティキーとルートコンテナを指定した場合、エンティティキーが優先されます。

オブジェクト履歴ボタンの表示

Trueに設定した場合、[オブジェクトの履歴]ボタンがコントロールの隣に表示されます。

オブジェクトセレクタボタンの表示

Trueに設定した場合、[オブジェクトセレクタ]ボタンがコントロールの隣に表示されます。

ソートエントリ

Trueに設定した場合、昇順に結果をソートします。詳細については、Sort Order(ソート順序)を参照してください。

上限(番号の場合のみ)

ユーザが入力できる最大の数値です。

ヒント:このコントロールからユーザ入力値を取得するには、flowdata.get()ではなくflowdata.getObject()を使用します。flowdata.get()を使用した場合、最初の値しか取得されません。

項目の事前選択の詳細については、「セクション 10.0, ECMA式の使用」を参照してください。

6.5.15 PickList

[PickList]コントロールを使用して、ユーザが、動的に生成される選択リストから、1つ以上の値を表示および選択できるようにします。リスト項目は、識別ボールトから取得したDNまたはCN値です。完全なDNまたはCNを表示することも、[PickList]プロパティを使用して代わりに表示する属性を指定することもできます。

図 6-24 DNをマスクしない[PickList]コントロールのサンプル

図 6-25 DNをマスクした[PickList]コントロールのサンプル

表 6-22 [PickList]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

複数選択の許可

Trueに設定した場合、ユーザは、プラットフォーム固有の複数選択キーを使用して、複数のリスト値を選択できます。

Trueに設定した場合、コントロールは、表示される行数プロパティで指定した値に関係なく、最低3行で表示されます。この値がFalseである場合、表示される行数プロパティが使用されます。

式の表示

完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをフォーマットする場合は、式ビルダを起動して、リストから目的の属性を選択します。(最初に[DN式ルックアップのエンティティキー]を指定する必要があります)。

たとえば、ユーザエンティティの[名]属性と[姓]属性を表示するには、「FirstName LastName」のように式を構築します。

ディレクトリ抽象化レイヤで、属性の[表示]、[読み取り]、[検索]、および[必須]プロパティが、Trueに設定されていることを確認してください。詳細については、セクション 3.7.2, 属性のプロパティを参照してください。

DN式ルックアップのエンティティキー

識別ボールトから取得した完全なDNまたはCN値を表示する場合は、この値を空白にしておきます。

属性を代わりに表示することによってDNまたはCNをマスクする場合は、ドロップダウンリストからエンティティを選択し、[式の表示]プロパティで属性のセットを指定します。

選択するエンティティは次の条件を満たしている必要があります。

  • ディレクトリ抽象化レイヤの[表示]プロパティがTrueに設定されている。

  • 識別ボールトから取得しているDNを持つエンティティである。

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

表示される行数

コントロールによって表示される行数です。これは、取得または表示されるレコード数ではなく、コントロールの縦サイズになります。この数値を10に設定し、表示するレコードが5つしかない場合でも、コントロールサイズは10行のままです。

表示される行数は複数選択の許可設定に関連します。[複数選択の許可]がTrueに設定されている場合は、表示される行数は常に3(以上)になります。[複数選択の許可]がFalseに設定されている場合は、行数を1か3以上に設定できます。2には設定できません。ブラウザでスクロールボタンを表示するために必要なスペースが取れないためです。2に設定した場合、Designerは[プロジェクトチェッカ]ビューに警告を表示し、3に設定しなおします。

ソートエントリ

Trueに設定した場合、昇順に結果をソートします。詳細については、Sort Order(ソート順序)を参照してください。

ヒント:このコントロールからユーザ入力値を取得するには、flowdata.get()ではなくflowdata.getObject()を使用します。flowdata.get()を使用した場合、最初の値しか取得されません。

事前選択されたオプションを使用したコントロールの表示の詳細については、「セクション 10.2.3, フォームコントロールの例」を参照してください。

6.5.16 スタティックリスト

このコントロールを使用して、ユーザが単一の項目を選択できるドロップダウンリストに項目のリストを表示します。リスト項目は静的であり、プロビジョニング要求定義に格納されます。このフィールドを[必須]に設定していない場合、「選択するにはここをクリックします」というテキストが表示されます。

図 6-26 [スタティックリスト]コントロールのサンプル

表 6-23 [スタティックリスト]のプロパティ

プロパティ名

説明

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

リスト項目

スタティックリストを構成する一連のラベルと値を定義できます。[リストプロパティ]ボタンをクリックすると、次に示すリスト値のダイアログボックスが開きます。

[追加]をクリックして、リスト項目を追加します。各リスト項目には、一意のキーが必要です。ダイアログボックスは、新しいリスト項目を挿入したときに、自動的に一意のキーを生成します。キー名をクリックして、変更できます。空白キー(NULL)は有効なので、空白キーと空白ラベルを持つリスト項目を設定できます。表示されるラベルは、デフォルトの言語に対して定義されたものです。

6.5.17 テキスト

データ表示またはユーザ入力に[テキスト]コントロールを使用します。コントロールのデータタイプに応じてユーザ入力が検証されます。

図 6-27 [テキスト]コントロールのサンプル

表 6-24 [テキスト]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。

下限(番号の場合のみ)

10進数か整数値に設定できる下限の番号です。

最大長

文字列値の最大長です。この長さに達した場合、入力をブロックします。

最短長

文字列値の最短長です。ユーザが少なくともこの長さで文字列を入力していることを検証します。

許可される文字数

ユーザが入力できる文字数を指定します。これはフィールド幅(ピクセル単位)に関連しています。

上限(番号の場合のみ)

10進数か整数値に設定できる最大の番号です。

検証マスク(正規表現)

フィールドのデータの検証に使用される式です。Designerにはデフォルトで、デフォルトセットの検証マスクが用意されています。[ウィンドウ]>[初期設定]>[プロビジョニング]>[検証マスク]の順に選択して、これらのマスクを有効にする必要があります。詳細については、セクション 2.3, プロビジョニングビューの初期設定の設定を参照してください。

6.5.18 テキスト領域

このコントロールを使用して、複数行データを表示したり入力を受け付けます。ユーザは、プラットフォームの複数選択キーコンビネーションを使用して、複数行のデータを選択できます。

図 6-28 [テキスト領域]コントロールのサンプル

表 6-25 [テキスト領域]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

表示される桁数

コントロールの表示幅、つまり文字数幅です。

表示される行数

同時に表示される行数です。

6.5.19 役職

この読み込み専用コントロールを使用して、フォームにラベルを付けたり、指示を記入します。

表 6-26 [タイトル]コントロールのプロパティ

プロパティ名

説明

署名されたフォームドキュメントにタイトルを表示します

Falseに設定し、フォームが署名済みフォーム(デジタル署名を使用)である場合、[タイトル]コントロールは表示されません。

フォントサイズ

小、中、または大を選択します。

スタイルクラス

フォントスタイル(太字など)と色をパレットから選択します。

6.5.20 TrueFalseRadioButtons

このコントロールを使用して、TrueまたはFalseの選択肢をラジオボタンのセットとして表示します。

図 6-29 [TrueFalseRadioButtons]コントロールのサンプル

このコントロールにはカスタムプロパティはありません。

6.5.21 TrueFalseSelectBox

このコントロールを使用して、ドロップダウンリストにTrueまたはFalseの選択肢を表示します。フィールドが必須でない場合にのみ、「値を選択するにはここをクリックします」というテキストが表示されます。

図 6-30 [TrueFalseSelectBox]コントロールのサンプル

表 6-27 [TrueFalsSelectBox]のプロパティ

プロパティ名

説明

フィールド幅(ピクセル単位)

このフィールドを使用して、フォームでのフィールドの表示幅を設定します。デフォルトは200ピクセルです。