token-unique-name

指定した条件に従って、ターゲットデータストアで一意のパターンに基づいた名前に展開されます。

備考

<arg-string>要素はそれぞれ、指定した名前の作成に使用されるパターンを含んでいます。

指定した名前は、ターゲットデータストアに対するname属性の値についてクエリを実行することでテストされます。クエリでは、クエリのベースとして<arg-dn>要素または<arg-association>要素が使用され、クエリのスコープとしてscopeが使用されます。ターゲットデータストアが識別ボールトであり、nameが省略された場合は、擬似属性の「[Entry].rdn」に対して検索が実行されます。これは、名前の属性が何であるかにかかわらず、オブジェクトのRDNを指定します。ターゲットデータストアがアプリケーションの場合、nameは必須です。

パターンは、counter-useとcounter-patternで示されるカウンタを使用して、または使用しないでテストできます。パターンをカウンタを使用してテストする場合、パターンは名前が見つかるまで付加されたカウンタで繰り返しテストされます。インスタンスが返されない場合、カウンタを使い果たします。カウンタの開始値は、counter-startで指定され、カウンタの最大値は、counter-digitsの最大桁数として指定されます。桁数が指定された値より小さい場合、counter-pad属性がfalseに設定されている場合を除き、カウンタの右側にゼロがパディングされます。カウンタを指定した桁数で表すことができない場合、カウンタが最大の値までカウントされたと見なされます。

指定された名前が一意なものだと判断されると、名前のテストは終了し、一意な名前が返されます。

指定した名前は次の順番でテストされます。

  • 各パターンは指定した順にテストされます。counter-use="always"で、パターンがcounter-patternに示されているいずれかのパターンの場合、パターンはカウンタを使用してテストされます。それ以外はカウンタなしでテストされます。

  • counter-use="fallback"で、すべてのパターンで一意な名前が見つからなかった場合は、counter-patternに示されているパターンがカウンタ付きで再試行されます。

パターンとカウンタのすべての組み合わせで見つからなかった場合は、on-unavailableのアクションが実行されます。

<token-unique-name name="CN" scope="subtree"                                  counter-start="1" counter-digits="2" counter-pad="true"                   counter-pattern="first" counter-use="fallback" on-unavailable="error"> <arg-string>  <token-upper-case>   <token-substring start="0" length="1">    <token-attr name="Given Name"/>   </token-substring>   <token-attr name="Surname"/>  </token-upper-case> </arg-string> <arg-string>  <token-upper-case>   <token-substring start="0" length="1">    <token-attr name="Given Name"/>   </token-substring>   <token-substring start="0" length="1">    <token-attr name="MI"/>   </token-substring> <token-attr name="Surname"/> </token-upper-case> </arg-string> <arg-string>  <token-upper-case>   <token-attr name="Given Name"/>   <token-attr name="Surname"/>  </token-upper-case> </arg-string></token-substring>

内容に使用できる要素

属性

属性

有効値

デフォルト値

counter-digits

CDATA

カウンタの桁数です。

#IMPLIED

counter-pad

カウンタの右側の桁へのゼロパディングを有効または無効にします。

true

counter-pattern

first | last | all

カウンタで使用するパターンを選択します。

first: カウンタで最初のパターンだけを使用します。

last: カウンタで最後のパターンだけを使用します。

all: カウンタですべてのパターンを使用します。

last

counter-start

CDATA

カウンタを開始する数です。

1

counter-use

always | never | fallback カウンタを使用するタイミングを選択します。

never: カウンタを使用しません。

always: counter-patternに示されているパターンでカウンタを常に使用します。

fallback: カウンタなしのすべてのパターンで見つからなかった後に、counter-patternに示されているパターンでカウンタを使用します。

fallback

name

CDATA

一意性をチェックする属性の名前です。

#IMPLIED

false

on-unavailable

ignore | warning | error | fatal

固有の名前を作成できない場合に実行するアクションです。

ignore: 無視して空の名前を返します。

warning: 警告を発行して空の名前を返します。

error: エラーを生成し、現在のトランザクションを中止します。

fatal: 致命的エラーを生成し、ドライバをシャットダウンします。

error

scope

subordinates | subtree

一意性をチェックするスコープです。

内容の規則

(( arg-dn | arg-association ) ? , arg-string + )

親要素