次のセクションでは、イメージングを行うためにデバイスを準備する手順について説明します。適用すべき手順は、採用しているイメージングの展開戦略によって異なります。詳細については、セクション 2.4.2, ネットワーク環境でのプレブートサービスの展開を参照してください。
イメージング方法としてプレブートサービス(PXE)を使用する場合、デバイスのPXEを有効にする必要があります。詳細については、セクション 2.3.1, プレブートサービス(PXE)の使用を参照してください。
イメージング方法としてZENworksパーティションを使用する場合は、デバイスにパーティションを作成する必要があります。詳細については、ZENworksパーティションの作成を参照してください。
詳細情報については、次のセクションを参照してください。
このセクションでは、ネットワークに接続されたデバイスを使用するための要件について説明します。
ネットワークに接続しなくても、デバイスのイメージを作成できます。ただし、通常、この場合は、あまり便利ではありません。このような操作は完全には自動化されません。
デバイスの要件は、次のとおりです。
表 2-12 デバイス要件
デバイス要件 |
理由 |
---|---|
サポートされているイーサネットカード |
デバイスは、イメージの保存または取得時にイメージングサーバに接続する必要があります。この接続は、デバイスがZENworks Imaging Engineの制御下にある場合に確立されます。したがって、デバイスのイーサネットカードがサポートされている必要があります。詳細については、セクション H.0, サポートされているイーサネットカードを参照してください。 |
ZENworksパーティションの空きディスク容量(オプション) |
PXEを使用しない場合、ブート時にZENworks Imaging Engineがコントロールを取得できるように、自動操作では、ZENworksパーティションをデバイスハードディスクにインストールする必要があります。デフォルトのパーティションサイズは150MBです。指定できる最小サイズは50MBです。ブート可能なCD、DVD、またはフロッピーディスクを使用して手動でイメージング操作を行う場合は、このパーティションは必要ありません。パーティションサイズは、MB単位のディスク容量に指定できます。 |
標準のハードウェアアーキテクチャ |
NEC* PC98アーキテクチャはサポートされていません。 |
PXE対応 |
プレブートサービスを使用している場合、PXEをデバイスで有効する必要があります。詳細については、セクション 2.3.1, プレブートサービス(PXE)の使用を参照してください。 |
サポートされているイメージングパティションタイプ |
イメージング用にサポートされているパーティションタイプは、NTFS、FAT32、ReiserFS、Ext2、およびExt3ファイルシステムです。 |
メモ:ZENworks イメージングは、System Commanderなどのブートマネージャを実行しているデバイスをサポートしていません。ブートマネージャはMBRに独自の情報を作成し、ZENworksブートシステムを上書きするため、デバイスはイメージングサーバと通信できなくなります。ご使用の環境でブートマネージャを使用している場合は、それを無効にするか削除してからイメージング操作を実行してください。
次のいずれかの方法を使用して、自動イメージング操作のためにデバイスを有効にします。
PXEをデバイスで有効にして、イメージングバンドルから自動的にイメージングされるようにデバイスを設定します。
詳細については、セクション 2.7.1, PXE対応デバイスでのPXEの有効化を参照してください。
PXEをデバイス有効にできない場合、パーティションを使用して、自動イメージング操作を実行します。
詳細については、ZENworksパーティションの作成を参照してください。
PXEまたはZENworksパーティション方法を使用して、デバイスのイメージングを自動化できない場合、CDまたはDVDを使用して、手動でデバイスをイメージングできます。
詳細については、セクション 3.1.3, 接続解除時のイメージング操作のセットアップを参照してください。