ZfD Middle Tier Serverソフトウェアは、NetWare 5.1サーバ、NetWare 6サーバ、またはWindows 2000サーバにインストールできます。以下の節では、ZfD Middle Tier Serverの前提条件、インストール手順、および環境設定に関する追加情報を参照する方法について、詳細を説明します。
ZfD Middle Tier Serverをインストールする準備を進めるための手順を理解しておくことが大切です。次のマニュアルに目を通しておくことをお勧めします。
このマニュアルは、ZfD Middle Tier Serverの制限、ハードウェアおよびソフトウェアの要件、その他のインストールに関する前提条件の詳細を説明しています。
ZfD Middle Tier Serverソフトウェアのインストール手順について詳細は、『ZENworks for Desktops 4インストールガイド』の「インストール」の「ZfD Middle Tier Serverソフトウェアのインストール」および「{>ZfD ServerソフトウェアとZfD Middle Tier Serveソフトウェアの同一コンピュータへのインストール」を参照してください。
ZfD Middle Tier Serverソフトウェアのインストール時に、インストール先のコンピュータ上に新しいレジストリエントリが作成されます。環境設定パラメータを編集または設定する場合、ZfD Middle Tier ServerのインストールされたNetWareサーバまたはWindowsサーバのレジストリを編集するか、またはNSAdminユーティリィティを使って環境設定を変更します。
重要: NetWareのレジストリ設定の変更は慎重に行ってください。Novellから指示があった場合にのみ変更すべきNetWareレジストリエントリがいくつか存在します。レジストリエントリを変更すると、Middle Tier Server、NetStorage、ZfD、およびNetWareサーバに悪影響を及ぼす可能性があります。
Internet Explorerを開き、[Address]ボックスにNSAdminのURLを入力することにより、NSAdminユーティリィティのインタフェースを起動できます。例:
http://IP_addressまたはDNS_Name/oneNet/nsadmin
NSAdmin Webページの左の列には、レジストリ内に含まれるMiddle Tier Serverの設定情報の編集および表示用ページへのリンクリストが表示されます。以下の節では、各NSAdminページについて説明します。
NSAdminユーティリィティでは、デフォルトで[General]ページが表示されます。
![NSAdminユーティリィティの[General]ページ。](../graphics/nsadmin_authdomains_a.gif)
このページでは、次の環境設定を表示または編集できます。
[Proxy Username]および[Proxy Password]: NetWareサーバのインストール時に入力した管理者のユーザ名とパスワードです。Middle Tier Serverで管理者アクセス用に別のユーザ名とパスワードを使用する場合は、このフィールドにそのユーザ名とパスワードを入力します。[Set Defaults]ボタンをクリックすると、[Default Value]列に表示されている値が設定されます。[Default Value]列に値が表示されていない場合、値は空(値が存在しない)に設定されます。
[Location]: ユーザがZfD Middle Tier ServerにアクセスするためにMiddle Tier ServerのURLの一部として入力する登録済みの場所です。デフォルトでは、[oneNet]が選択されています。NetWareにインストールされたZfD Middle Tier Serverでこのレジストリ設定を変更する場合、変更内容を有効にするには、環境設定ファイルも編集する必要があります。sys:\netstorage\xsrv.confファイルを編集し、Locationセクション(最初のセクション)の/oneNet設定をNSAdminで指定した同じ設定に変更します。
[Certificate Name]: デフォルトの許可書の名前は、NetIdentityです。これは、Middle Tier Serverのインストール時に自動的に作成されます。購入した許可書を使用する場合、または別の許可書を使用する場合は、その許可書の名前をこのフィールドに入力します。Middle Tier Serverによって使用される許可書はすべて、同じeDirectoryコンテキスト内に存在する必要があります。
[Session Timeout]: アイドルのままのセッションが終了するまでの時間(秒)です。この時間内にMiddle Tier Serverにアクティビティが発生しない場合、ユーザはファイルアクセスの許可を受けるためにMiddle Tier Serverに再度ログインする必要があります。
[Debug Level]: この設定は、Novellから別途に指示がある場合を除いて、変更すべきではありません。
[Janitor Interval]: この設定は、Novellから別途に指示がある場合を除いて、変更すべきではありません。
[Persistent Cookies]: [Persistent Cookies]設定は、オンまたはオフを切り替えることができます。値を0に設定すると、[Persistent Cookies]設定はオフになります。値を指定しない場合、または0以外の値を指定した場合、[Persistent Cookies]設定はオンになります(デフォルト)。
[LDAP Port]: LDAP要求バックエンドについてActive Directory*とeDirectory間に競合が存在する場合、この設定によりZfD Middle Tier ServerがバックエンドへのLDAP要求で使用するLDAPポート番号を変更できます。
この競合が発生する理由は、Active Directoryがインストールされているバックエンドがドメインコントローラとして動作しているためです。eDirectoryおよびActive Directoryが共に同じデフォルトポート(389)の使用を試みたときに競合が発生します。通常は、Active Directoryがこの競合に優先します。これは、プロキシユーザオブジェクトタイプがActive DirectoryではなくeDirectoryに存在するためです。ZfD Middle Tier Serverがプロキシユーザとしてバインドを試みると、バインドは失敗します。このこともまた、LDAPルックアップが失敗する理由です。
[Authentication Domains]ページでは、ZfD Middle Tier Serverが要求するeDirectoryサーバのURLおよびコンテキストを変更または追加できます。
![NSAdminユーティリィティの[Authentication Domains]ページ。](../graphics/nsadmin_authdomains_a.gif)
またこのページでは、プライマリとして指定されるeDirectoryサーバを変更できます。eDirectoryサーバのURLおよびコンテキストの詳細については、『NetStorage Administration Guide』(http://www.novell.com/documentation/japanese/nw6p/)を参照してください。
次のリストに、[Authentication Domains]ページのボタンの機能を示します。
[Add Domain]: 別のeDirectoryサーバのIPアドレスまたはDNS名を追加できます。
[Make Primary]: このボタンの上に表示されたeDirectoryサーバのURLをプライマリにします。
[Remove Domain]: このボタンをクリックすると、Middle Tier Serverで使用されるURLのリストからeDirectoryサーバのURLが削除されます。
[Remove Context]: このボタンをクリックすると、eDirectoryサーバのURLからコンテキスト(存在する場合)が削除されます。
[Add Context]: eDirectoryサーバのURLにコンテキストを追加できます。
[Add Host]: 認証ドメインの追加ホストを表示できます。[Add Hosts]ボタンをクリックすると、認証ドメインの代替ホストのリストが作成されます。
ZfD Middle Tier Serverが認証ドメイン内で指定されたホストに到達できない場合に、認証用に使用する別のサーバを[Value]フィールドの[Other Hosts]リストで検索します。
[Value]フィールドに代替サーバのDNS名またはIPアドレスをカンマで区切って入力します。たとえば、次のような文字列を入力します。
Zenmaster.provo.novell.com,Zenmaster1.provo.novell.com
または、
137.65.67.150,137.65.67.152
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[Current Sessions]ページには、現在のZfD Middle Tier Serverセッションに関する情報を含むレポートが表示されます。このレポートはXML形式であり、特定情報を提供する目的でパーサによりカスタマイズできます。
![NSAdminユーティリィティの[Current Sessions]ページ。](../graphics/nsadmin_current_sessions_a.gif)
[Resource Usage]ページには、ZfD Middle Tier Serverのリソースの使用状況(メモリなど)に関する詳しいレポートが表示されます。このレポートはXML形式であり、特定情報を提供する目的でパーサによりカスタマイズできます。
![NSAdminユーティリィティの[Resource Usage]ページ。](../graphics/nsadmin_resource_usage_a.gif)
[Statistics]ページには、サーバの稼働時間、ログインの失敗、ZfD Middle Tier Serverのアクティブなセッション数などの情報を含むレポートが表示されます。このレポートはXML形式であり、パーサで特定の情報を提供するようにカスタマイズできます。
![NSAdminユーティリィティの[Statistics]ページ](../graphics/nsadmin_statistics_a.gif)
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