インストール前タスクの実行の手順を実行したら、ZENworks Handheld Managementソフトウェアをインストールする準備は完了です。
次の節では、ZENworks Handheld Managementのインストールに関する詳細情報について説明します。
ZENworks Handheld Management ServerをインストールするWindows NT/2000/XPコンピュータのCDドライブに、ZENworks Handheld Management Product CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Management Services]をクリックします。

[ZENworks Handheld Management Server]をクリックします。
[Next]をクリックします。
使用許諾契約書を読み、条項に同意する場合は[Yes]をクリックします。
使用許諾契約の条項に同意されない場合は、ソフトウェアをインストールしないでください。
ZENworks Handheld Management Serverソフトウェアがインストールされるディレクトリを確認し(必要に応じて、異なるディレクトリを参照します)、[Next]をクリックします。
![[Select Components]ページ](../graphics/installselectcomponents.gif)
[Select Components]ページで、インストールするコンポーネントを選択します。
[Novell ConsoleOne Snap-In]: ハンドヘルドデバイスを管理できるよう、ConsoleOneの機能を拡張します。デフォルトではこのオプションが有効にされています。ZENworks Handheld Management Serverをインストールする前に、少なくとも1台のワークステーションまたはサーバにConsoleOne 1.3.6以降がインストールされている必要があります。詳細については、既存のConsoleOneへのConsoleOneスナップインのインストールを参照してください。
[RIM BlackBerry Device Support]: RIM BlackBerryデバイスを管理するためのサポートを追加します。このオプションを選択する場合、電子メールアクセス用のMAPIプロファイルを設定しておく必要があります。詳細については、MAPIプロファイルの作成(BlackBerryデバイスのみがサポート)を参照してください。
[Next]をクリックします。
[Start Copying Files]ページの設定を確認して、[Next]をクリックします。
![[Install Wizard Complete]ページ](../graphics/installcomplete.gif)
(省略可能)[Display Readme File]を選択してReadmeファイルを表示し、ZENworks Handheld Managementをインストールするときの注意点、および使用するときに認識しておく必要のある製品の問題点を確認します。
(省略可能)HTTPカプセル化を有効にしたり、SSL(Secure Sockets Layer)を設定したり、デフォルトのポート設定を変更したりする場合には、[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]チェックボックスを選択します。
NOTE: ZENworks Handheld Management ServerがNovell eDirectoryと同じサーバで実行している場合に、HTTPポートを変更せずにHTTPを有効にすると、ZENworks Handheld Management Serverは起動できなくなります。eDirectoryはデフォルトでポート80を使用します。これは、ZENworks Handheld Management Serverが使用するデフォルトのポートと同じです。同じポートで両方のサービスがリッスンすることはできません。
[Finish]をクリックします。
(条件に応じて実行)Step 13で[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]チェックボックスを選択した場合、SSLの設定、HTTPカプセル化の有効化、およびデフォルトのポート設定の変更に関する手順については、SSLおよびHTTP設定の構成を参照してください。この操作が完了したら、Step 16を続行します。
[Next]をクリックします。
ZENworks Handheld Managementでデータベースを作成する場合は、[Internal ODBC-Compatible Database]を選択します。
または
[Microsoft SQL Server]を選択して、コンピュータ名とデータベース名を指定します。
![[Database Type]ダイアログボックス](../graphics/databasetype.gif)
SQLデータベースを使用する場合、SQL Serverがインストールされている必要があります。
NOTE: 現在ZENworks Desktop Managementを使用中の場合、ハンドヘルドのインベントリ情報を含むようZENworks Desktop Managementデータベースを拡張することはできません。ZENworks Handheld ManagementのインベントリデータベースとZENworks Desktop Managementのインベントリデータベースは現在分離されています。
[Next]をクリックします。
ZENworks Handheld Management ServerのWindowsユーザアカウントの作成 で作成したアカウントのドメイン名、アカウント名、およびパスワードを[Service User]ダイアログボックスで指定して、[Next]をクリックします。
![[Service User]ダイアログボックス](../graphics/serviceuser.gif)
[Directory User Information]ダイアログボックスで、eDirectoryがインストールされているサーバ名と、サービスオブジェクトのユーザアカウントの作成で作成したアカウントのユーザ名およびパスワードを指定し、[Next]をクリックします。
![[Directory User Information]ダイアログボックス](../graphics/directoryuserinfo.gif)
NOTE: ユーザには、指定したコンテナ内にサービスオブジェクトを作成する権限が必要です。ハンドヘルドオブジェクトを作成して、ツリー内のアプリケーションとポリシーオブジェクトにアクセスする権限も必要です。ツリー内のユーザを参照し、フルコンテキスト名を指定します。
(条件に応じて実行)[Product Activation]ダイアログボックスで、[Activated]オプションを選択し、製品のライセンスコードを入力します。
または
90日間限定の評価ライセンスを使用する場合は、[Evaluation]を選択します。
![[Product Activation]ダイアログボックス](../graphics/licensecode.gif)
[Next]をクリックします。
指定したツリー内のNetWareボリューム上にあるオブジェクトにアクセスしたり、取得ファイルをNetWareボリュームに保存したりする場合は、[Enable Access to NetWare]チェックボックスを選択します。
![[NetWare Access]ダイアログボックス](../graphics/netwareaccess.gif)
[Next]をクリックします。
サービスオブジェクトを作成するコンテナを選択し、[Next]をクリックします。
コンテナを参照するには、有効なLDAPユーザを設定する必要があります。
![[Handheld Service Object Configuration]ページ](../graphics/container.gif)
(省略可能)ハンドヘルドデバイスを使用する際にユーザのeDirectoryユーザ名とパスワードの入力を求める画面を表示する場合は、[Global User Authentication Settings]ページで[Enable User Authentication]チェックボックスを選択し、[Add]をクリックして、コンテナリストに追加するコンテナを指定し、[OK]をクリックします。
デバイスベースの管理ではなく、ユーザベースの管理を使用する場合には、[Enable User Authentication]チェックボックスを選択します。
![[Global User Authentication Settings]ページ](../graphics/globaluser.gif)
[Next]をクリックします。
(条件に応じて実行)RIM BlackBerryサポートを有効にすることを選択した場合、BlackBerry Clientソフトウェアが使用するサービスユーザの電子メールを入力し、MAPIプロファイルの作成(BlackBerryデバイスのみがサポート)で作成したMAPIプロファイルを選択して、[Finish]をクリックします。
![[RIM BlackBerry Support]ページ](../graphics/rimconfig.gif)
[Finish]をクリックします。
ZENworks Handheld Management Serverソフトウェアをインストールしたコンピュータのインストールディレクトリに共有を作成します。
デフォルトのインストールディレクトリは、c:\program files\novell\zfhです。
インストールプログラムを使用してZENworks Handheld Management Serverをインストールすると、同じコンピュータにZENworks Handheld Management Access Pointがインストールされます。
Access Pointを他のコンピュータにインストールして、通信負荷の分散とWAN環境サポートの拡張を実現することができます。このとき、インストール先のコンピュータは、TCP/IPを介してZENworks Handheld Management Serverと通信できる必要があります。
通常はネットワークに接続されていないが、Windows CEデバイスとの同期に使用するラップトップまたはデスクトップコンピュータに、Access Pointをインストールすることもできます。こうしたコンピュータにAccess Pointをインストールした場合、ZENworks Handheld Managementサーバがネットワークに接続されていなくても、同期を実行するWindows CEデバイスはAccess Pointと通信することができます。こうしたラップトップまたはデスクトップコンピュータをネットワークに接続したときに、Access PointとZENworks Handheld Management Server間の通信が実行されます。
NOTE: ネットワークから切断されたコンピュータにIPアドレスが割り当てられていない場合、Access Pointへの接続を実現するには、Access Point名としてPPP_PEERを使用するようにWindows CEデバイスを設定する必要があります。
Access Pointをインストールする場合、Administratorsグループのメンバーとしてログインする必要があります。
他のコンピュータにAccess Pointをインストールするには
CDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Management Services]をクリックします。
[Access Point]をクリックします(省略可能)。

[Welcome]ページで[Next]をクリックします。
使用許諾契約書を読み、条項に同意する場合は[Yes]をクリックします。
使用許諾契約の条項に同意されない場合は、ソフトウェアをインストールしないでください。
Access Pointがインストールされるディレクトリを確認し(必要に応じて、異なるディレクトリを参照します)、[Next]をクリックします。
[Customer Information]ページにご自分の名前と会社名を指定します。
[Server Configuration]ページで、ZENworks Handheld Management Serverがインストールされているコンピュータの名前またはIPアドレスを指定します。
(省略可能)ハンドヘルドデバイスに対しユーザベースの管理を使用している場合、ZENworks Handheld Managementがユーザのアカウント情報の検証に使用する必要があるサーバと安全なLDAPポート番号を[eDirectory Server Information]ページで指定します。そして[Next]をクリックします。
[Start Copying Files]ページの情報を確認して、[Next]をクリックします。
[Start Access Point]チェックボックスが選択されていることを確認します。
(省略可能)[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]チェックボックスを選択します。
(条件に応じて実行)[Configure Access Point HTTP and SSL Settings]チェックボックスを選択した場合、SSLおよびHTTP設定の構成を参照してから、Step 16に進みます。
[Finish]をクリックします。
NOTE: ZENworks Desktop Managementを使用しているユーザのデスクトップコンピュータまたはラップトップコンピュータにAccess Pointをインストールできます。詳細については、サイレントインストールによるAccess PointとDesktop Synchronization Integrationソフトウェアのインストールを参照してください。
他の管理者またはヘルプデスクスタッフがネットワーク内の複数の場所からZENworks Handheld Managementにアクセスできるよう、任意の数のコンピュータにConsoleOneおよびZENworks Handheld Management ConsoleOneスナップインをインストールできます。
既存のConsoleOneにConsoleOneスナップインをインストールするには
ConsoleOneがインストールされているコンピュータのCDドライブに、ZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Management Services]をクリックします。
[ConsoleOne Snap-ins (Optional)]をクリックし、ウィザードの手順に従います。
ZENworks Handheld Managementは、TCP/IP接続を実行できるWindows CEデバイスおよびPalm OSデバイス用のIPクライアントとRIM BlackBerry Clientを提供するほか、Palm HotSyncまたはMicrosoft ActiveSyncを使って同期を実行するハンドヘルドデバイス用のDesktop Synchronizationソフトウェアも提供します。
詳細情報については、以下を参照してください。
ZENworks Handheld Managementは、TCP/IP接続を実行できるWindows CE用のIPクライアントを提供します。
Windows CE IP Clientは、複数の種類のWindows CEデバイスをサポートします。ZENworks Handheld Managementには、サポートする全デバイス用のCABファイルを作成できるウィザードが用意されています。適切なCABファイルをデバイスにインストールする必要があります。
ウィザードを実行すると、ZENworks Handheld Managementサーバのコンピュータ名(またはIPアドレス)またはAccess Pointがインストールされたコンピュータ名(IPアドレス)の入力を求められます。
コンピュータ名またはIPアドレスがCABファイルに組み込まれます。したがって、CABファイルをハンドヘルドデバイスにインストールした時点で、通信を実行する準備は完了します。
NOTE: Access PointまたはDesktop SynchronizationソフトウェアがインストールされているコンピュータでWindows CEデバイスがMicrosoft ActiveSyncを使用する場合、ActiveSyncを使用してWindows CEデバイスとの同期を実行するときに、適切なCABファイルが設定され、デバイスに自動的にインストールされます。こうした状況に合致する場合、次の手順を実行する必要はありません。詳細については、Access PointとDesktop Synchronization Integrationソフトウェアを参照してください。
Windows CE IP Client用のCABファイルを作成するには
CDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Clients]をクリックし、[Windows CE IP Client]をクリックします。
[Next]をクリックします。
Windows CE IP Clientがインストールされるディレクトリを確認し(必要に応じて、異なるディレクトリを参照します)、[Next]をクリックします。
[Access Point]テキストボックスに、ハンドヘルドデバイスが接続するサーバまたはコンピュータ(Access Pointのインストール先)のコンピュータ名またはIPアドレスを入力します。
この設定をハンドヘルドデバイスで実行したい場合、このテキストボックスを空白にしておくことができます。
IPアドレスを使用してZENworks Handheld Management ServerまたはAccess Pointコンピュータの場所を指定する場合、IPアドレスを固定する必要があります(たとえば、DHCPにより変更されないようにします)。
(省略可能)[Enable HTTP Encapsulation]チェックボックスを選択します。
(省略可能)[Enable SSL]チェックボックスを選択し、必要に応じて[Accept Next Root Certificate from Access Point (And Then Disable)]チェックボックスを選択します。
cfgip.exeプログラム(デフォルトでは、/program files/novell/zfhapディレクトリに存在)を使用してAccess Pointの設定(HTTP、SSL、およびポート)を構成することもできます。cfgip.exeを使用して[Publish Root Certificate for Client Download]チェックボックスを選択した場合、ルート証明書が自動的にダウンロードされます。このルート証明書を受け入れられるようにするには、[Accept Next Root Certificate from Access Point (And Then Disable)]チェックボックスを選択する必要があります。
(省略可能)ZENworks Handheld Managementが使用するデフォルトのポートを変更する場合は、[Use Default Port]チェックボックスの選択を解除して、使用するポート番号を[Port]テキストボックスに入力します。
デフォルトのポート番号を変更する場合は、IPコンジットがインストールされているコンピュータのポート番号も変更する必要があります。
[Next]をクリックします。
(省略可能)[Create Shortcut to the Client Console on CE Device ]チェックボックスを選択し、[Next]をクリックします。
[Start Copying Files]ページの情報を確認し、[Next]をクリックします。
[Finish]をクリックします。
ウィザードにより、次に示すデバイス用のCABファイルが作成され、これらのファイルは、デフォルトでprogram files\novell\zfh ceipclientディレクトリにコピーされます。
Windows CE IP Clientをインストールするには
CABファイルが作成されたディレクトリ(デフォルトではprogram files\novell\zfh ceipclient)で、お使いのデバイスに適したCABファイルを検索します。
ご自分の環境に最適な方法でCABファイルをデバイスにコピーします(たとえば、Microsoft ActiveSync)。
CABファイルをデバイスにコピーした後、クリックして実行します。
Windows CE IP Clientがハンドヘルドデバイスにインストールされます。
TCP/IP接続を実行できるPalm OSデバイスをご使用の場合、各デバイスにZENworks Handheld Management Palm OS IP Clientをインストールできます。
Palm OS IP Clientをインストールするには
CDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Clients]をクリックし、[Palm OS IP Client]をクリックします。
[Next]をクリックします。
Palm OS IP Clientがインストールされるディレクトリを確認し(必要に応じて、異なるディレクトリを参照します)、[Next]をクリックします。
[Handheld Configuration]ページで、ZENworks Handheld Management Server (またはAccess Pointをインストールしたコンピュータ)のコンピュータ名またはIPアドレスを入力します。
IPアドレスを使用してZENworks Handheld Management Server(または、サーバ以外のコンピュータにインストールされている場合にはAccess Point)コンピュータの場所を指定する場合、このコンピュータのIPアドレスを固定する必要があります(たとえば、DHCPにより変更されないようにします)。
(省略可能)[Enable HTTP Encapsulation]チェックボックスを選択します。
(省略可能)[Enable SSL]チェックボックスを選択します。
(省略可能)ZENworks Handheld Managementが使用するデフォルトのポートを変更する場合は、[Use Default Ports]チェックボックスの選択を解除し、使用するポート番号を[TCP Port]および[SSL Port]テキストボックスに入力します。
これらのポート番号を変更する場合、Access Pointがインストールされているコンピュータ(ZENworks Handheld Management Server、またはAccess Pointをインストールしたコンピュータ)のポート番号も変更する必要があります。
[Next]をクリックします。
[Connections Options]ページの次のフィールドを指定します。
[Client Should Auto Connect to Server]: ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを選択します。
[Never]: Palm OS IP Clientが自動接続を実行することはありません。ユーザはPalm OSデバイスに表示される[ZENworks Handheld Management Console]アイコン、[Connect Now]の順にクリックすることにより、Palm OS IP Clientを手動で接続する必要があります。
[When IP Connection Exists]: IP接続が確立している場合、Palm OS IP Clientは、接続するタイミングになると必ず自動接続を実行します。
たとえば、デバイスがEthernetクレードルで接続されている場合、デバイスでBluetooth*が実行している場合、またはデバイスがモデムを使ってダイヤルアップ接続を実行している場合、接続するタイミングになると([Client Should Connect Every]で指定)に、Palm OS IP Clientは自動的に接続します。
[Always]: Palm OS IP Clientは、接続するタイミングになると、IP接続を確立してIPコンジットに自動接続しようとします。
[Client Should Connect Every]: Palm OS IP Clientが接続を実行する必要のある間隔(時または分単位)を指定します。
[At Connection Time, Display to User]: ドロップダウンリストから次のいずれかのオプションを指定します。
[Nothing (Just Connect)]: Palm OSデバイスのユーザは、Palm OS IP Clientが接続していることを画面で確認できます。ただし、ユーザに対し、なんらかの操作を促す画面が表示されることはありません。
[Flashing Icon (Subtle)]: 接続するタイミングになると、点滅するアイコンがPalm OSデバイスに表示されます。ユーザは、リマインダアイコンをクリックした後、[OK]をクリックして接続することができます。
[Dialog]: 接続するタイミングになると必ず、ダイアログボックスがPalm OSデバイスに表示されます。ユーザは[Connect]をクリックして接続することができます。
[Dialog With Timeout]: Palm OS IP Clientが接続するタイミングになると必ず、タイムアウトの値を含むダイアログボックスがPalm OSデバイスに表示されます。ユーザが、タイムアウト期間内に[Connect]または[Cancel]をクリックしない場合、Palm OS IP Clientは接続を実行します。
たとえば、デバイスがEthernetクレードルを使って接続されている状態で、Palm OS IP Clientが接続するタイミングになったときにユーザがその場にいなかった場合、Palm OS IP Clientはタイムアウト期間が経過するまで待機し、その後接続を実行します。
必要に応じて、[Advanced Settings]をクリックして、次のフィールドを指定します。
[Connection Timeout (Seconds)]: Palm OS IP Clientが接続を確立できない場合に、接続試行を中止するまでの経過期間(秒)を指定します。
[Session Timeout(Seconds)]: Palm OS IP Clientが接続を維持する時間(秒)を指定します。セッション時間が指定された秒数に達すると、Palm OS IP Clientセッションは終了します。
たとえばIP接続が切断されると、Palm OS IP Clientセッションは指定した秒数の経過後、終了します。
[Connect Retry (Seconds)]: 接続に失敗した後、再接続を試行する前にPalm OS IP Clientが待機する秒数を指定します。
[Maximum Connect Retries]: Palm OS IP Clientが実行する再試行の最大数を指定します。
[Timeout (Seconds)]: 接続を試行する前、アラームダイアログボックスを閉じるまでの秒数を指定します。
[Message]: Palm OS IP Clientが接続するタイミングになったときにPalm OSデバイスに表示されるメッセージを入力します。
[OK]をクリックします。
[Finish]を2回クリックします。
ウィザードにより、Palm OS IP Clientファイルが作成され、このファイルがデフォルトでprogram files\novell\zfh palm ip client ディレクトリにコピーされます。
ZENworks Handheld Managementインストールプログラムを実行する以外にも、HotSync Manager Install Toolを使ってprogram files\novell\zfh palm ip clientディレクトリのコンテンツをPalm OSデバイスにコピーして、Palm OS IP Clientをインストールする方法があります。
ZENworks Handheld Management RIM BlackBerry Clientは、BlackBerry無線プラットフォームを使用するBlackBerryデバイスの管理ソフトウェアです。
NOTE: Access PointまたはDesktop Synchronizationソフトウェアがインストールされているコンピュータで、BlackBerryデバイスがRIM Desktop Managerを使用する場合、ZENworks Handheld ManagementはRIM BlackBerry Clientで必要になるインストールファイルを自動的に作成し、これらのファイルをBlackBerry Application Loaderに追加します。こうした状況に合致する場合、次の手順を実行する必要はありません。詳細については、Access PointとDesktop Synchronization Integrationソフトウェアを参照してください。
RIM BlackBerry Clientをインストールするには
CDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Clients]、[RIM BlackBerry Client]の順にクリックします。
[Next]をクリックします。
RIM BlackBerry Clientがインストールされるディレクトリを確認し(必要に応じて、異なるディレクトリを参照します)、[Next]を2回クリックします。
インストールディレクトリにコピーされるRIM BlackBerry Clientファイルには、2つのクライアント.dllファイルが含まれます。1つはMobitexネットワークを使用するデバイス用のファイルで、もう1つはDataTACネットワークを使用するデバイス用のファイルです。コピーされるファイルには、BlackBerry Application Loaderによって使用される.alxインストールファイルと環境設定アプリケーションファイルも含まれます。
NOTE: RIM Desktop Managerソフトウェアのバージョンが2.1.3 (2.1 SP3)以降でない場合、このソフトウェアは.alxファイルを認識しない可能性があります。この場合、BlackBerry Application Loaderを使って適切な.aliファイルをBlackBerryデバイスにコピーする必要があります(Mobitexネットワークの場合はzfhbbmtexclient.ali、DataTACネットワークの場合はzfhbbdtacclient.ali)。2つの.aliファイルは、ZENworks Handheld Management CDの\blackberryclientディレクトリに存在します。
Step 28で指定した、BlackBerry Clientソフトウェアが使用するサービスユーザの電子メールアドレスを入力します。
[Finish]をクリックします。
インストールプログラムにより、RIM BlackBerry IP Clientファイルがprogram files\novell\zfhblackberryclientディレクトリにコピーされます。
[InstallShield Wizard Complete]ページの[Add Client to BlackBerry's Application Loader]をクリックして、必要なファイルをZENworks Handheld ManagementがBlackBerry Application Loaderに自動的に追加できるようにします。
BlackBerryデバイスによる同期の対象になるコンピュータからBlackBerry Clientインストールウィザードを実行している場合、[Add Client to BlackBerry's Application Loader ]オプションを有効にする必要があります。
[Finish]をクリックします。
次の条件に合致する場合、ZENworks Handheld ManagementのDesktop Synchronization Integrationソフトウェアをユーザのデスクトップコンピュータにインストールする必要があります。
IMPORTANT: インストールプログラムを使用してZENworks Handheld Management Serverをインストールすると、同じコンピュータにZENworks Handheld Management Desktop Synchronization Integrationソフトウェアが自動的にインストールされます。
Desktop Synchronization Integrationソフトウェアをインストールするには
ユーザのコンピュータのCDドライブにZENworks Handheld Management CDを挿入します。
インストールプログラムが自動的に実行されます。プログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを手動で実行します。
[Handheld Management]をクリックします。
[English]をクリックします。
[Handheld Clients]、[Desktop Synchronization Integration Software]の順にクリックします。
[Next]をクリックします。
使用許諾契約書を読み、条項に同意する場合は[Yes]をクリックします。
使用許諾契約の条項に同意されない場合は、ソフトウェアをインストールしないでください。
Desktop Synchronization Integrationソフトウェアがインストールされるディレクトリを確認し、[Next]をクリックします。
デフォルトでは、program files\novell\zfhdsディレクトリにファイルがコピーされます。
ユーザ名と会社情報を入力して[Next]をクリックします。
インストールするコンポーネントが選択されていることを確認したら、[Next]をクリックします。
ZENworks Handheld Management Serverがインストールされているコンピュータの名前またはIPアドレスを入力し、[Next]をクリックします。
IPアドレスを使用している場合、ZENworks Handheld Management ServerがインストールされているコンピュータのIPアドレスは固定される必要があります(たとえば、DHCPにより変更されないようにします。)。
DNSまたはコンピュータ名を使用しているときには、ハンドヘルドデバイスがクレードルで接続されていて、サードパーティの同期パッケージを使用している状態であれば、デバイスが名前を解決できることを確認します。
Access Pointがインストールされているコンピュータの名前またはIPアドレスを入力します(ZENworks Handheld Management Server、またはAccess Pointがインストールされたコンピュータ)。
IPアドレスを使用して、Access Pointコンピュータの場所を指定する場合、IPアドレスを固定する必要があります(たとえば、DHCPにより変更されないようにします)。
DNSまたはコンピュータ名を使用しているときには、ハンドヘルドデバイスがクレードルで接続されていて、サードパーティの同期パッケージを使用している状態であれば、デバイスが名前を解決できることを確認します。
(省略可能)[Enable HTTP Encapsulation]チェックボックスを選択します。
(省略可能)[Enable SSL]チェックボックスを選択し、必要に応じて[Accept Next Root Certificate from Access Point (And Then Disable)]チェックボックスを選択します。
cfgip.exeプログラム(デフォルトでは、/program files/novell/zfhapディレクトリに存在)を使用してAccess Pointの設定(HTTP、SSL、およびポート)を構成することもできます。cfgip.exeを使用して[Publish Root Certificate for Client Download]チェックボックスを選択した場合、ルート証明書が自動的にダウンロードされます。このルート証明書を受け入れられるようにするには、[Accept Next Root Certificate from Access Point (And Then Disable)]チェックボックスを選択する必要があります。
(省略可能)ZENworks Handheld Managementが使用するデフォルトのポートを変更する場合は、[Use Default Port]チェックボックスの選択を解除して、使用するポート番号を[Port]テキストボックスに入力します。
このポート番号を変更する場合、Access Pointコンピュータ(ZENworks Handheld Management Server、またはAccess Pointがインストールされたコンピュータ)のポート番号も変更する必要があります。
[Next]をクリックします。
[Start Copying Files]ページの情報を確認し、[Next]をクリックします。
ファイルをコピーしたら、[Start Desktop Sync]チェックボックスが選択されていることを確認して、[Finish]をクリックします。