この方法を使ったアップグレードの場合、2つのプラットフォームベースオプションが存在します。
NetWareおよびWindowsサーバ: これらのプラットフォームの場合、Novell ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入したWindowsワークステーションでGUIインストールプログラムが起動します。インストールメニューからアップグレードオプションを利用することができます。一部のコンポーネントについては、インストールオプションを使ってコンポーネントのアップグレードを実行することもできます。
LinuxおよびSolarisサーバ: こうしたプラットフォームについては、スクリプトファイルが使用されます。このスクリプトファイルは、Novell ZENworks 6.5 Server Management Program CDに収録されており、アップグレードの対象になる各LinuxまたはSolarisサーバに対しローカルで実行されます。
この方法は、Distributorサーバをアップグレードする場合に実行する必要があります。ただし、複数のSubscriberサーバに対して自動インストールを実行する場合は、Server Software Packageを使ってこうしたサーバをアップグレードすることをお勧めします(Server Software Packageを使用したアップグレードを参照)。
LinuxおよびSolarisのDistributorサーバの場合には、GUIアップグレードプログラムによる方法を使って、まずDistributorオブジェクトをアップグレードする必要があります。
Policy and Distribution ServicesをZENworks 6.5にアップグレードするには
GUIアップグレードプログラムを使用すると、ZENworks for Servers 3.x Tiered Electronic DistributionオブジェクトとサーバをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードすることができます。このプログラムにより、他のZENworks for Serversコンポーネント(Server Inventory、Remote Management、またはManagement and Monitoring Services)がアップグレードされることはありません。これらの各コンポーネントには独自のアップグレード方法が存在します。
GUIアップグレードプログラムの機能や、発生する可能性のある問題については、次のトピックを参照してください。
この節の説明を確認したら、アップグレードの準備に進みます。
ファイルは常にZENworksディレクトリにコピーされ、新旧どちらのファイルもアップグレードファイルで置換されます。ZENworksディレクトリ以外の場所にコピーされたファイルは、それらが古いファイルの場合のみ置換されます。ZENworksディレクトリ内に存在する新旧いずれのファイルも置換されるのは、バージョン6.5のリリース以降に利用可能になったサポートパックのバージョン3.0.2ファイルを、それよりも古い日付のバージョン6.5ファイルを使って置換することにより、バージョン6.5用の適切なファイルをインストールする必要があるためです。
要約すると、アップグレードプログラムによりオブジェクトがアップグレードされ、DistributorサーバおよびSubscriberサーバにソフトウェアがインストールされます。
要約すると、ZENworks for Servers 3.xがインストールされていないコンピュータにアップグレードプログラムを実行しても、ZENworks 6.5 Server Managementがインストールされることはありません。アップグレードの対象になるサーバを特定するのにZENworks for Serversオブジェクトが必要になります。
アップグレードプログラムは、ツリー内に含まれている、サーバに対応したDistributorオブジェクトまたはSubscriberオブジェクトを使って、アップグレードするサーバを検出します。アップグレードプログラムの実行中、1つのツリーだけを選択できます。したがって、ZENworks for Servers 3.xのオブジェクトが複数のツリーに存在する場合、各ツリーに対し2回アップグレードプログラムを実行する必要があります。つまり1回はDistributorに対して、もう1回はSubscriberに対して実行します。
ただし、Subscriberをアップグレードするのにソフトウェアパッケージを使用する方法を実行した場合(Server Software Packageを使用したアップグレードを参照)、複数のツリーに存在するSubscriberを同時にアップグレードすることができます。
段階的なアップグレードを実行するのか、すべてを一斉にアップグレードするのかにかかわらず、次に示す理由により、まずすべてのDistributorをアップグレードしてから、Subscriberをアップグレードすることをお勧めします。
このタスクを実行するには、ZENworks for Servers 3.0.2をInterim Release 1にアップグレードする必要があります。詳細については、ZENworks for Servers 3.xとの相互運用性を参照してください。
これが、まずDistributorをアップグレードしなければならない主な理由です。Distributionの送信を実行するDistributorをアップグレードする前に、一部のSubscriberをアップグレードした場合、DistributionのバージョンとSubscriberのバージョンで競合が発生するためDistributionの送信に失敗します。
ZENworks for Servers 3.x DistributorがZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードされた後、Distributorは、Distributionの送信を実行する前に、構築時にそのDistributionをZENworks 6.5 Server Management Distributionに変換します。
さまざまな理由により、ZENworks for Servers 3.x Subscriberオブジェクトを段階的にアップグレードすることが必要になる場合があります。たとえば、サーバの数が多すぎるため、1回のセッションですべてのサーバをアップグレードできない場合があります。段階的にアップグレードする場合は、相互運用性に関する問題が発生します。
段階的にアップグレードする場合にZENworks 6.5 SubscribersとZENworks for Servers 3.0.2 Subscribersとの間の相互運用性を維持するには、バージョン3.0.2のすべてのSubscriberサーバ上にInterim Release 1をインストールする必要があります。詳細については、バージョン間の相互運用性を参照してください。
Subscriberを段階的にアップグレードするかどうかを決定する場合、次の項目について検討します。
Subscriberの数: 多数のSubscriberが存在する場合、1回のセッションでこうしたSubscriberをアップグレードするのに要する時間を検討します。アップグレードにかかる時間が長すぎる場合、対象になるSubscriberを複数のグループに選択して、一度に1つのグループをアップグレードできるようにします。
Desktop Application Distribution: ZENworks for Servers 3.x Desktop Application Distributionが存在する場合は、Desktop Application Distributionを、それを要求するZENworks for Servers 3.x Subscriberに送信するには、1つのZENworks for Servers 3.x Distributorを保持する必要があります。
このアップグレードプロセスは次のとおりです。
1. Desktop Application Distributionを送信していたZENworks for Servers 3.x Distributorをバージョン6.5にアップグレードします。
2. Desktop Application Distributionをバージョン6.5 Distributionとして再構築します。ただし、このDistributionはまだ送信できません。
3. アップグレードされたDesktop Application Distributionが必要な、バージョン3.x Subscriberをアップグレードします。
4. アップグレードしたDesktop Application Distributionを送信します。
アップグレードの対象になるサーバが、サーバの要件で説明されているZENworks 6.5 Server Managementのインストールに関するサーバ要件と同じ要件をすべて満たしている必要があります。
警告: 段階的なアップグレードを実行する場合、引き続きZENworks for Servers 3.0.2 Interim Release 1を使用するサーバに対しては、ZENworks 6.5 Server Managementのいくつかのシステム要件を適用しないよう注意してください。ZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするサーバに対してのみ、サーバ要件を適用する必要があります。
ZENworks for Servers 3.xオブジェクトおよびサーバをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには次の項目を理解している必要があります。
ZENworks for Servers 3.xオブジェクトがインストールされているツリーを確認します。アップグレードを実行する前に、これらのツリーのスキーマを拡張しておく必要があります。ZENworks 6.5 Server Managementのスキーマを拡張しても、ZENworks for Servers 3.xのスキーマの拡張が削除されることはありません。ZENworksのスキーマの拡張は累積的に実行されます。
複数のツリーにZENworks for Servers 3.xをインストールした場合、まず各ツリーのDistributorをアップグレードしてから、アップグレードプログラムまたは.cpkファイル(このファイルにより、Distributionを使って一度に複数のツリーをアップグレードすることができます)を使ってこうしたツリー内のSubscriberをアップグレードします。
アップグレードプログラムにより、ツリー内のすべてのZENworks for Servers 3.x Distributorオブジェクトが表示されます。指定したツリー内のすべてのDistributorを同時にアップグレードするようにします。
DistributorとSubscriberの両方を含むZENworks for Servers 3.xサーバの場合、Distributorソフトウェアのアップグレード時にSubscriberソフトウェアもアップグレードされます。
アップグレードプログラムにより、ツリー内のすべてのZENworks for Servers 3.x Subscriberオブジェクトが表示されます。
ツリー内で段階的なアップグレードを実行する場合、アップグレードの対象になるサーバグループを決定します。詳細については、段階的なアップグレードおよび相互運用性を参照してください。
ZENworks for Servers 3.xオブジェクトが複数のツリーにインストールされている場合、各ツリーに対して次のアップグレード手順を実行します。Subscriberを段階的にアップグレードする場合も、各アップグレードで次のアップグレード手順を実行します。
ZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには、次のタスクを順番に実行します。
Readme_servers.htmlは、ZENworks 6.5 Server Management Program CDの\readmes\enディレクトリに存在します。このhtmlファイルには、インストールプログラムのメニューオプションからもアクセスできます。
重要: 各ConsoleOneインストールの更新を実行していることを確認します。これは、アップグレードプロセスの完了時にZENworks 6.5 Server Managementスナップインにアップグレードすることになるためです(ConsoleOneスナップインのアップグレードを参照)。
このツリーにログインしない場合、アップグレードプロセス中に、このツリーを選択することはできません。
同じツリー内にあるDistributorおよびSubscriberを同時にアップグレードできます。必要に応じて何度でもアップグレードプログラムを実行できます。
このツリーのスキーマは、ZENworks 6.5 Server Management用に拡張している必要があります。
アップグレードプログラムにより、すべてのZENworks Server Managementサービスが自動的に停止します。ただし、サーバのアップグレード中に[サービス]ウィンドウが開いたままになっている場合、Server Managementのサービスを登録することができません。
アップグレード手順に進みます。
ZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには、次のタスクを順番に実行します。
Interim Release 2にアップグレードする際にバージョン3.0.2のFile Distributionの基準を再設定した場合は、アップグレード中にDistributionの送信および抽出を実行しないようにするのにChannelを無効にする必要があります。ただしこのタスクは必須ではありません。Subscriberで抽出されるDistributionを、アップグレードプロセスで中断することができるためです。アップグレートの完了後、中断した箇所をピックアップします。
ZENworks for Servers 3.0.2をInterim Release 2にアップグレードしなかった場合、File Distributionが示されているすべてのChannelを無効にする必要があります。File Distributionの構築時または抽出時に"Local class compatibility..."エラーが発生しないよう、アップグレード後にFile Distributionの基準を再設定する必要があります。このエラーが発生した場合、Distributionの処理は実行されません。この状況で配布エラーが発生するのを回避するには、DistributorとSubscriberのアップグレードが完了するまで、両者間でDistributionを送信しないようにします。File Distributionの基準を再設定する手順については、File Distributionの基準の再設定で説明しています。
適用可能なChannelを無効にするには
ConsoleOneで、無効にする必要があるChannelのChannelオブジェクトを複数選択します。
これらのオブジェクトはすべて、File Distributionを示すChannelに該当している必要があります。
選択したオブジェクトを右クリックし、[Properties of Multiple Objects]をクリックします。
[Objects to Modify]タブに示されている各Channelを選択し、[General Settings]タブをクリックします。
[Active]チェックボックスをクリックして選択を解除し、[OK]をクリックしてプロパティを閉じます。
ConsoleOneを終了します。
スキーマの拡張に進みます。
アップグレードするワークステーションに、ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。
起動画面が表示されます。CDの挿入後、起動画面が自動的に表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行します。
Policy and Distribution Servicesは、ZENworks 6.5 Server Management Program CDを使ってアップグレードすることを推奨します。ただし、CDの構造をハードドライブにコピーする必要がある場合、ハードドライブのルートと最初のCDディレクトリ間のパスには、8.3形式のDOSファイル名規則に準拠するディレクトリ名だけを使用することができます。パス内にロングディレクトリネームが存在する場合、アップグレードプログラムは動作しません。
![[Server Management]メニューオプション](../graphics/men01a_main_sm_seld_a.gif)
[Server Management]を選択します。
![[Schema Extension and Product Licensing]メニューオプション](../graphics/men02b_pesm_schema_seld_a.gif)
バージョン6.5のスキーマを拡張していない場合は、[Schema Extension and Product Licensing]を選択します。スキーマを拡張している場合は、次の手順をスキップしアップグレードプログラムの起動に進みます。
ZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには、ZENworksオブジェクトのアップデートを実行するツリーでスキーマを拡張する必要があります。
![[Software License Agreement]ページ。](../graphics/sch01_license_agreement_a.gif)
ソフトウェア使用許諾契約に合意する場合は、[Accept]、[Next]の順にクリックして、[eDirectory Tree for Creating Objects]ページを表示します。合意しない場合は、[Decline]、[Cancel]の順にクリックして終了します。
![[eDirectory Tree for Schema Extensions and Licensing]](../graphics/sch02_tree_a.gif)
ZENworksオブジェクトを作成したツリーを選択し、[OK]をクリックして[ZENworks Server Management Licensing]ページを表示します。
重要: 初めてスキーマの拡張を実行する場合にだけ[Extend Schema]チェックボックスを選択します。製品のライセンスコードを入力するためにだけ[Extend Schema]メニューオプションを実行している場合は、このチェックボックスの選択を解除します。
まだ認証されていない場合は、[Login]ボタンを使ってログインすることができます。
ZENworks Server Managementのスキーマ拡張は、ツリーに対して一度だけ実行する必要があります。複数のツリーが存在する場合、ZENworksオブジェクトをインストールしようとしているツリーについてのみスキーマを拡張する必要があります。
すべてのZENworks Server Managementコンポーネント(Policy and Distribution Services、Server Inventory、Remote Management、およびManagement and Monitoring Services)のスキーマ拡張は、スキーマを拡張すると同時にインストールされます。
![[ZENworks Server Management Activation]ページ。](../graphics/sch03_activation_code_a.gif)
ライセンスコードを入力するか、フィールドを空のまま[Next]をクリックして[Summary]ページを表示します。
フィールドを空のままにした場合、90日間限定評価ライセンスが有効になります。後でこのページに戻って、ライセンスコードを入力することができます。
製品を購入した場合は、購入時にライセンスコードを受け取っているはずです。
![[Installation Summary]ページ。](../graphics/sch04_summary_a.gif)
スキーマを拡張するには、[Finish]をクリックします。
スキーマ拡張プロセスが完了したら、メインのインストールメニューが表示されます。
アップグレードプログラムの起動に進みます。
Policy and Distribution Servicesを選択します。
![[Software License Agreement]ページ](../graphics/upg01_license_agreement_a.gif)
ソフトウェア使用許諾契約に同意する場合は、[Accept]をクリックし、[Next]をクリックします。同意しない場合は、[Cancel]をクリックして終了します。
![[Upgrade Options]ページ](../graphics/upg02b_tree_cfg_a.gif)
DistributorオブジェクトおよびSubscriberオブジェクトをアップグレードするツリーを選択します。
必要に応じて、[Login]ボタンをクリックして、ツリーにログインすることができます。
次の2つの環境設定オプションが存在します。
[Container]: WANリンクを使った検索を回避するには、コンテナを指定します。
インストールプログラムがDistributorオブジェクトおよびSubscriberオブジェクトを検索する場合、ツリー検索プロセスを実行する必要があります。このプロセスを実行すると、完了までに数時間かかる場合があり、ワークステーションが停止しているように見える事態が発生することもあります。コンテナを指定することにより、検索対象を指定したコンテナとそのサブコンテナ内のオブジェクトに限定することができます。
[Update the Subscriber Files]: デフォルトでは、[Update the Subscriber Files]チェックボックスは選択されています。
Subscriberファイルとオブジェクトの両方をアップグレードするには、このボックスを選択します。ただし、Distribution内の.cpkファイルを使ってSubscriberサーバをアップグレードする場合、このボックスの選択を解除して、Subscriberオブジェクトだけをアップグレードするようにします。
重要: Subscriberオブジェクトは、GUIアップグレードプログラムを使ってアップグレードする必要があります。Subscriberオブジェクトは、.cpkファイルによってアップグレードされません。
[Next]をクリックし、アップグレードするオブジェクトの選択に進みます。
サポートされているすべてのプラットフォームに対して、選択されたツリーのすべてのZENworks for Servers 3.x (または不明なバージョン)オブジェクトが表示されます。すべてのチェックボックスオプションは、相互依存関係にあります。組み合わせによって、異なるサーバセットが表示される場合があります。
必要に応じて選択項目を設定します。
必要に応じて、次のボックスのいずれか1つまたは両方をチェックします。
[Distributors]: 最初にDistributorをアップグレードする必要があります。これは、ZENworks 6.5 Server Management Subscriberが、ZENworks for Servers 3.x DistributorからDistributionを受け取ることができないためです。ZENworks for Servers 3 Subscriberは、ZENworks 6.5 Server Management DistributorからはDistributionを受け取ることができますが、Desktop Application Distributionの場合は受け取ることができません。
Distributorだけをアップグレードするには、[Subscribers]チェックボックスをクリックして、すべてのSubscriberの選択を解除します。Distributorをすでにアップグレードしている場合は、[Distributors]チェックボックスをクリックしてすべてのDistributorを選択解除します。
[Subscribers]: 一覧に表示されているすべてのSubscriberをアップグレードすることができます。または、Subscriberのグループを異なるタイミングでアップグレードできます。Subscriberの特定のグループだけをアップグレードするには、このタイミングでアップグレードしないSubscriberのチェックボックスの選択を解除します。
サポートされているすべてのプラットフォームでは、このGUIアップグレードプログラムを使用してSubscriberオブジェクトをアップグレードする必要があります。
両方のボックスはデフォルトで選択されています。詳細については、段階的にアップグレードするかどうかの決定を参照してください。
アップグレードするソフトウェアバージョンを選択します。
[Version 6.5.0]: このチェックボックスを選択すると、バージョン6.5サーバにソフトウェアを再インストールできます。この方法により、インストールプログラムを使った場合よりも、迅速にソフトウェアの再インストールが実行されます。オブジェクトは、GUIインストールプログラムを使用してインストールする必要があります(NetWareおよびWindowsへのインストールを参照)。
[Version 3.0.2]: このチェックボックスを選択すると、すべてのZENworks for Servers 3.0.2サーバが表示されます。
[Version 3 / Unknown]: このチェックボックスを選択すると、ZENworks for Servers 3、3 Support Pack 1、またはその他の不明バージョンがインストールされているサーバが表示されます。
アップグレードするサーバプラットフォームを選択します。
[NetWare]: 他の基準(Distributor、Subscriber、バージョン)に合致するNetWareサーバだけを表示します。
[Windows]: 他の基準(Distributor、Subscriber、バージョン)に合致するWindowsサーバだけを表示します。
[Linux / Solaris / Unknown]: 他の基準(Distributor、Subscriber、バージョン)に合致するLinuxサーバ、Solarisサーバ、またはその他プラットフォームが不明なサーバだけを表示します。
デフォルトではすべてのプラットフォームのボックスが選択されています。リスト内で、サーバはプラットフォーム別に並べ替えられます。
[Next]をクリックし、アップグレードパスとオプションの設定に進みます。
[File Upgrade Paths and Options]ページの[Selected Servers]リストで、1つまたは複数のオブジェクトを選択します。
各オブジェクトのサーバが同じインストールパスおよびServer Managementソフトウェアの起動方法を共有しているかどうかに応じて、オブジェクトを個別に選択するか、グループとして選択します。
[Software Installation Volume/Drive]フィールドは表示専用です。以前のインストールパスを検出して表示します。
選択したオブジェクトのサーバが、起動時に自動的にZENworks 6.5 Server Managementを起動するようにするには、[Launch Policy and Distribution Services On Startup]チェックボックスを選択します(デフォルトで選択されています)。
アップグレードの完了後に、アップグレードプログラムが自動的にPolicy and Distribution Servicesを起動するようにするには、[Start Services When the Upgrade Is Finished]チェックボックスを選択します(デフォルトで選択されています)。
[Next]をクリックし、Upgrade Summaryに進みます。
[Upgrade Summary]ページで、[Finish]をクリックするとアップグレード処理が開始されます。
Distributorをアップグレードした後、Subscriberをアップグレードする場合、アップグレード手順の手順を繰り返します。
1つのツリーをアップグレードした後、他のツリーをアップグレードする場合は、アップグレード手順の手順を繰り返します。
アップグレードの完了に進みます。
アップグレードプロセスを完了するには、次のタスクを順番に実行します。
アップグレードで使用したワークステーションのConsoleOneのインスタンスは、アップグレード時にZENworks 6.5 Server Managementスナップインにアップグレードしているはずです。しかし、このConsoleOneのインスタンスまたは他のインスタンスのスナップインをアップグレードする必要がある場合は、この節の手順を続行します。その必要がない場合は、Novell iManagerプラグインのアップグレードに進みます。
ZENworks 6.5 Companion 1 CDを使って最新バージョンのConsoleOneにすでにアップグレードしていることを確認します(ConsoleOne 1.3.6のインストールを参照)。このタスクは、ZENworks 6.5 Server Managementスナップインを、ワークステーションまたはサーバのConsoleOneのインスタンスにインストールする前に実行する必要があります。
ConsoleOneにZENworks 6.5 Server Managementスナップインをインストールするには
ConsoleOneスナップインのバージョンを6.5にアップグレードする必要があるワークステーションまたはサーバに、ZENworks 6.5 Server Management Program CDを挿入します。
メインメニューが表示されます。CDの挿入後、メインメニューが自動的に表示されない場合は、CDのルートにあるwinsetup.exeを実行します。
![[Server Management]メニューオプション](../graphics/men01a_main_sm_seld_a.gif)
[Server Management]オプションを選択します。
[Policy-Enabled Server Management]をクリックして、インストールプログラムを起動します。
プログラムがロードすると、最初のインストールページとして[License Agreement]ページが表示されます。
![[Software License Agreement]ページ](../graphics/nw01_license_agreement_a.gif)
ソフトウェア使用許諾契約に合意する場合は、[Accept]、[Next]の順にクリックして、[Installation Type]ページを表示します。合意しない場合は、[Decline]、[Cancel]の順にクリックして終了します。
![[Installation Type]ページ](../graphics/nw02_install_type_a.gif)
[Installation Type]ページで、[Next]をクリックして新規インストールを実行し、[Installation Options]ページを表示します。
![[Installation Options]ページ](../graphics/nw03_install_opts_a.gif)
[Installation Options]ページで、[Create eDirectory Objects]オプションをクリックしてボックスを選択解除し、[Next]をクリックして[Select the servers and components to install]ページを表示します。
ConsoleOneスナップインをアップグレードするのにツリーにアクセスする必要はありません。
ConsoleOneスナップインをインストールする場合、[Install Software Files]オプションを選択する必要があります。
[Pause file copying when necessary to display messages and report errors]オプションは、必須ではありません。
[Select the servers and components to install]ページで、[Local Machine]オプションの[ConsoleOne Snap-Ins]チェックボックスがオンになります。
[Next]をクリックし、[Installation Summary]ページを表示します。
[Local Machine]は、このプログラムが実行されているワークステーションまたはサーバです。
![[Installation Summary]ページ](../graphics/nw12c_summary_c1_a.gif)
[Finish]をクリックして、ConsoleOneスナップインをローカルコンピュータにインストールします。
ConsoleOneスナップインをアップグレードする必要のある各コンピュータに対し、ステップ 1からステップ 8までの手順を実行します。
GUIインストールプログラムを使ったアップグレードの一環としてConsoleOneスナップインをインストールした場合は、Novell iManagerプラグインのアップグレードに進みます。
または、ソフトウェアパッケージを使ったアップグレードの一環としてConsoleOneスナップインをインストールした場合は、Server Software Packageによるアップグレードのステップ 13に進みます。
ネットワーク内にNovell iManager 2.0.2をインストールしており、iManagerプラグインをZENworks 6.5にアップグレードする必要がある場合、Policy and Distribution ServicesのWebベースの管理の手順を実行してから、この節の手順を実行してください。
アップグレードの完了後にPolicy and Distribution Servicesを自動的に開始するよう選択しなかった場合、ZENworks for Servers 3.xのアップグレードを実行したサーバでPolicy and Distribution Servicesを開始する必要があります。
ZENworks for Servers 3.xからZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードしたサーバで、ご自分のプラットフォームに該当する手順を実行します。
アップグレードした各サーバについて、ステップ 1を実行します。
NetWareサーバをアップグレードした場合、NetWareサーバにPolicy and Distribution Servicesエージェントがロードされていることの確認に進みます。
Windowsサーバだけをアップグレードした場合は、WindowsサーバにPolicy and Distribution Servicesエージェントがロードされていることの確認に進みます。
対象になるサーバのコンソールで<Ctrl>+<Esc>を押し、ロードされたソフトウェアプログラムを表示します。
ZENworks Server Managementのアイテムが表示されない場合、\zenworks\zfs-startup.logファイルを確認します。このファイルには、エージェントが起動しなかった理由に関する説明が含まれています。
この情報を使って、Policy and Distribution Servicesをサーバに再インストールします。
Zfs-startup.logは、起動に関する問題を記録するためだけに使用されます。
ASA 8.0.2アイテムが表示されない場合、\zenworks\zfs-startup.logファイルを確認します。このファイルには、Sybaseエンジンデータベースが起動しなかった理由に関する説明が含まれています。
この情報を使って、Server Managementデータベースをサーバに再インストールします。
必要に応じてアップグレードプログラムに戻ります(アップグレード手順を参照)。
Windowsサーバをアップグレードした場合、WindowsサーバにPolicy and Distribution Servicesエージェントがロードされていることの確認に進みます。
File Distributionが存在する場合、基準の再設定が必要になることがあります。その場合には、File Distributionの基準の再設定に進みます。
LinuxまたはSolarisのDistributorサーバをアップグレードする場合は、LinuxサーバおよびSolarisサーバのアップグレードに進みます。
ソフトウェアパッケージを使ったSubscriberサーバのアップグレードを計画した場合は、Server Software Packageを使用したアップグレードに進みます。
前の条件に当てはまらない場合、NetWareおよびWindowsサーバのアップグレードは完了です。
対象になるサーバで[コントロール パネル]を開き、[管理ツール]>[サービス]の順にダブルクリックして、次のサービスが実行しているかどうかを確認します。
サービスが表示されない場合、次の手順を実行します。
[サービス]ウィンドウを閉じます。
[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、次のコマンドを入力します。
zenworks\pds\bin\dservices.bat
このコマンドにより、ZENworks Server Managementのサービスが停止し、これらのサービスの登録が取り消されます。この操作は、サービスを登録できるよう、クリーンな状態を確保するために実行されます。
[スタート]、[ファイル名を指定して実行]の順にクリックし、次のコマンドを入力します。
zenworks\pds\bin\sservices.bat
このコマンドにより、ZENworks Server Managementのサービスが登録されます。
[コントロール パネル]を開き、[管理ツール]>[サービス]の順にダブルクリックして、サービスを開始します。
必要に応じてアップグレードプログラムに戻ります(アップグレード手順を参照)。
File Distributionが存在する場合、基準の再設定が必要になることがあります。その場合には、File Distributionの基準の再設定に進みます。
LinuxまたはSolarisのDistributorサーバをアップグレードする場合は、LinuxサーバおよびSolarisサーバのアップグレードに進みます。
ソフトウェアパッケージを使ったSubscriberサーバのアップグレードを計画した場合は、Server Software Packageを使用したアップグレードに進みます。
前の条件に当てはまらない場合、NetWareおよびWindowsサーバのアップグレードは完了です。
ZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードした後、アップグレードされたDistributorおよびSubscriberソフトウェアにのみ含まれる新しいコードを組み込むために、ZENworks for Servers 3.xのFile Distributionすべてについて、基準を再設定する必要があります。このタスクを実行しない場合、構築時または抽出時に"Local class compatibility..."エラーが表示され、File Distributionは処理に失敗します。
ただし、このアップグレードを実行する前にZENworks for Servers 3.0.2をInterim Release 2にアップグレードした場合、その時点でこれらのDistributionの基準を再設定していることになります。したがって、NetWareとWindowsサーバのアップグレードを完了していることになります。
LinuxまたはSolarisのDistributorサーバをアップグレードする場合は、LinuxサーバおよびSolarisサーバのアップグレードに進みます。ソフトウェアパッケージを使ったSubscriberサーバのアップグレードを計画した場合は、Server Software Packageを使用したアップグレードに進みます。
初めてFile Distributionが送信されるとき、そのDistributionのすべての内容が送信されます。これは、"基準" Distributionと呼ばれます。ネットワークのトラフィック量および再構築に要する時間を最小限に抑えるため、File Distributionは、Distribution全体ではなく、"デルタ"を送信することができます。デルタとは、Distributionの最後のバージョンと新しいバージョンとの差異で構成されるファイルのことです。
デルタは、ネットワークのトラフィック量および帯域幅の使用率を最小限に抑えるのに役立ちます。頻繁に変更されるが、それほど大きな変更が実行されることのないきわめて大容量のDistributionの場合に特に役立ちます。
Distribution全体を再構築して送信する前に構築および送信されるデルタの数を、Distributionオブジェクトのプロパティの[General]タブに表示される[Maximum Revisions]フィールドを使って指定することができます。このフィールドのデフォルトの数値は10です。
このデフォルト値を使用した場合、次に実行される9回のリビジョンはすべてデルタになります。そして10回目のリビジョンが新しい基準になり、Distribution全体が再構築されて送信されます。この結果、このDistributionに関連するすべての一時ファイルがDistributorの作業ディレクトリから削除され、新しい基準ファイルによって置換されます。この後も、基準-デルタのサイクルが繰り返し実行されます。
File Distributionの基準を再設定するには、次の2つの方法があります。
この値を1に戻すことにより、次にFile Distributionが構築されたときに新しい基準が作成されます。
次にDistributionの構築スケジュールが開始したときに、File Distributionの基準が自動的に再設定されます。
いずれの方法でも、次にFile Distributionが構築されるときに基準の再設定が実行されます。したがって、基準の再設定を実行するタイミングを短縮するのに、Distributionの再構築の強制実行が必要になる場合があります。
重要: 50を超えるFile Distributionが存在する場合、すべてのDistributionの基準を一度に再設定しないでください。一度に再設定を実行すると、Distributorで多数の作業を同時に実行することが必要になる場合があります。そして、これらのDistributionの送信スケジュールによっては、同時にすべての新しい基準が送信されるため、ネットワークのトラフィック量が増加することがあります。
Subscriberが、基準の再設定された複数のFile Distributionを受信して抽出している場合、Subscriberに大きな負荷がかかることもあります。
File Distributionの基準再設定と送信を同時に実行する場合、10個から20個のDistributionを含んだ小さなグループで実行するよう計画することをお勧めします。
File Distributionの基準を再設定するには、次の2つの方法を確認して、最も適した方法を選択します。
ConsoleOneで次の操作を実行します。
File Distributionオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[General Settings]タブをクリックします。
[Maximum Revisions]フィールドの現在の値を記録する場合は、その値をメモします。
この値は、Distributionごとに異なる可能性があるため、複数のDistributionオブジェクトを選択してその値を変更することはできません。
[Maximum Revisions]の値を1に変更します。
[OK]をクリックして、Distributionのプロパティを閉じます。
File Distributionを所有するDistributorオブジェクトを複数選択します。
選択したDistributorオブジェクトを右クリックし、[Refresh Distributors]をクリックします。
iManagerで、[Run Immediately]に設定されていない各構築スケジュールについて、スケジュールを直ちに開始する場合、次の手順を実行します。これ以外の場合は、ステップ 3に進みます。
ZENworks Server Managementの役割で、[Remote Web Console]をクリックします。
ステップ 1.dで変更したFile Distributionの1つを所有するDistributorを参照して選択し、[OK]をクリックします。
[Distributions]タブの[Build Distribution]をクリックします。
再構築するFile Distributionを選択し、[OK]をクリックします。
[OK]をクリックして、選択されているDistributionの構築を開始します。
最大リビジョンの値が1に設定された各File Distributionが、新しい基準として再構築されます。
前の手順で、最大リビジョンの値を1に変更したFile Distributionの1つを所有する各Distributorに対し、ステップ 2.aからステップ 2.eまでの手順を実行します。
File Distributionの再構築後、ConsoleOneで次の操作を実行します。
File Distributionオブジェクトを右クリックし、[Properties]をクリックします。
[General Settings]タブをクリックします。
[Maximum Revisions]フィールドの現在の値を記録する場合は、その値をメモします。
最大リビジョンの値を1から元の値に戻します。
[OK]をクリックして、Distributionのプロパティを閉じます。
File Distributionを所有するDistributorオブジェクトを複数選択します。
選択したDistributorオブジェクトを右クリックし、[Refresh Distributors]をクリックします。
File Distributionの基準の再設定が完了しました。このFile Distributionは、設定されているChannelスケジュールおよび送信スケジュールに従って送信および抽出されます。
LinuxまたはSolarisのDistributorサーバをアップグレードする場合は、LinuxサーバおよびSolarisサーバのアップグレードに進みます。ソフトウェアパッケージを使ったSubscriberサーバのアップグレードを計画した場合は、Server Software Packageを使用したアップグレードに進みます。
Policy and Distribution Servicesのアップグレードを完了しました。
ConsoleOneで、基準を再設定する必要のあるFile Distributionの1つを所有するDistributorのDistributorオブジェクトを右クリックし、[Properties]を選択します。
[General]>[Settings]タブの順に選択して表示される、Distributorの作業ディレクトリをメモします。
[Distributions]タブに表示される各File Distributionの識別名をメモし、Distributorのプロパティを閉じます。
基準の再設定が必要なFile Distributionの1つを所有する各Distributorに対して、ステップ 1からステップ 3までの手順を実行します。
Distributorの作業ディレクトリに存在する、メモしたFile Distributionの識別名に合致する全ディレクトリを、ファイル管理アプリケーションを使って削除します。
削除する必要があるとメモしたFile Distributionが存在する各Distributorサーバに対し、ステップ 5を実行します。
ConsoleOneでこれらのDistributorを複数選択して右クリックし、[Refresh Distributors]をクリックします。
[Run Immediately]に設定されていない各構築スケジュールについて、即座にスケジュールを開始する場合には、iManagerで次の操作を実行します。
ZENworks Server Managementの役割で、[Remote Web Console]をクリックします。
基準を再設定するFile Distributionの1つを所有するDistributorを参照して選択し、[OK]をクリックします。
[Distributions]タブの[Build Distribution]をクリックします。
再構築するFile Distributionを選択し、[OK]をクリックします。
[OK]をクリックして、選択されているDistributionの構築を開始します。
基準を再設定するFile Distributionの1つを所有する各Distributorに対して、ステップ 8.aからステップ 8.eまでの手順を実行します。
File Distributionの基準の再設定が完了しました。これらのDistributionの構築スケジュールが次に開始されたときに、新しい基準バージョンが構築されます。その後、これらのバージョンは、設定されたChannelスケジュールおよび送信スケジュールに従って送信および抽出されます。
次のいずれかの操作を行います。
ZENworks for Servers 2で作成したServer Software PackageをZENworks 6.5でも使用する場合、ZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードした後に、このServer Software Packageをバージョン6.5に変換する必要があります。手順については、NovellのサポートWebサイトを参照してください。
ソフトウェアパッケージの変換後、次のいずれかの手順を実行します。
LinuxおよびSolarisのDistributorオブジェクトとSubscriberオブジェクトが存在するツリーで、すでにスキーマが拡張されていることが前提になります。まだ拡張していない場合には、スキーマの拡張の手順を実行してから、この節の手順を続行してください。
LinuxサーバおよびSolarisサーバをZENworks for Servers 3.xからZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードするには次のタスクを実行します。
ほとんどの場合、ZENworks for Servers 3.xをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードする前に、LinuxまたはSolarisオペレーティングシステムをアップグレードする必要があります。
次の表は、サポートされているLinuxおよびSolarisオペレーティングシステムの該当するバージョンを示しています。
Red Hat Linux Advanced Server 2.1およびRed Hat Linux Enterprise Server 2.1オペレーティングシステムは、ZENworksの両方のバージョンでサポートされています。したがって、Red Hat Linux Advanced Server 2.1またはRed Hat Linux Enterprise Server 2.1オペレーティングシステムのいずれかにZENworks for Servers 3.xがインストールされている場合、DistributorおよびSubscriberオブジェクトのアップグレードに進みます。
SUSE LINUXは、ZENworks for Servers 3.xではサポートされていません。ただし、次に示すLinuxオペレーティングシステムは、ZENworks 6.5 Server Managementでサポートされています。
サポートされていないLinuxオペレーティングシステムの場合は、代わりにSUSE LINUXのいずれかのバージョンを使用できます。ただし、SUSE LINUXとRed Hat Linux間ではファイルシステムが異なるため、新たにZENworks 6.5 Server Managementをインストールする必要があります。
Red Hat Linux 7.1、7.2、7.3、8または9を実行するコンピュータのZENworks for Servers 3.xをアップグレードするには、サポートされているRed Hatオペレーティングシステムにアップグレードする必要があります。
ZENworks 6.5 Server ManagementにアップグレードできるようLinuxおよびSolarisサーバを準備するには
サポートされていないLinuxまたはSolarisオペレーティングシステムをお使いの場合、ZENworks 6.5 Server Managementがサポートしているバージョンにアップグレードします。
警告: LinuxまたはSolarisオペレーティングシステムをアップグレードする際、ZENworksソフトウェアおよびファイル(特にDistributionファイル)をアップグレード用に保持できるよう、ファイルシステムを維持することがきわめて重要になります。ファイルシステムを維持しない場合、新たにZENworks 6.5 Server Managementをインストールする必要があります。この場合、バージョン3.xのLinuxまたはSolarisのDistributorによって所有されていたすべてのDistributionは失われます。
まず、GUIアップグレードプログラムを使ってDistributorおよびSubscriberオブジェクトをアップグレードする必要があります。NetWareまたはWindowsプラットフォームをZENworks 6.5 Server Managementにアップグレードする際にすでにこのタスクを実行している場合は、LinuxおよびSolarisサーバのアップグレードに進みます。まだ実行していない場合は、次の操作を実行します。
NetWareサーバおよびWindowsサーバのアップグレードで説明されている手順を実行します。ただし、次の作業を追加で実行する必要があります。
[eDirectory Tree for Upgrading Objects]ページ: デフォルトでは、[Update the Subscriber Files]チェックボックスは選択されています。オブジェクトだけをアップグレードする必要があるので、このチェックボックスの選択を解除します。
[Select the Objects to Upgrade]ページ: アップグレードプログラムは、このページの一番下で選択されているチェックボックスに基づいて、アップグレード候補の一覧を表示します。必要なチェックボックスが選択されていることを確認します。たとえば、[NetWare]および[Windows]のチェックボックスの選択を解除して、[Linux/Solaris/Unknown]チェックボックスが選択されていることを確認します。
ツリー内のすべてのLinuxおよびSolarisのDistributorサーバとSubscriberサーバがこのページに表示されます。アップグレードする各LinuxサーバまたはSolarisサーバの[Upgrade]列に表示されたチェックボックスをクリックします。
段階アップグレードの問題点: LinuxおよびSolarisサーバの段階的なアップグレードを実行している場合、このタイミングでアップグレードするサーバについてのみ、[Upgrade]列に表示されるチェックボックスを選択します。
LinuxおよびSolarisサーバのスクリプトにより、ZENworks for Servers 3.xソフトウェアの存在が検出され、アップグレードするか、インストールするかを確認するメッセージが表示されます。アップグレードオプションの使用を推奨します。このオプションの手順については次で説明します。
重要: まずDistributorサーバをアップグレードしてから、Subscriberサーバをアップグレードすることを強くお勧めします。この手順で実行しない場合、バージョン3.0.2のDistributionがバージョン6.5のSubscriberに送信されることになり、この処理は失敗します。
LinuxサーバまたはSolarisサーバをアップグレードするには
rootとしてログインします。
LinuxまたはSolarisサーバでXウィンドウを実行している場合、XTermウィンドウを開きます。
ZENworks 6.5 Server Management Program CDをサーバのCD-ROMドライブに挿入します。
インストールに関する最新情報について記述したreadmeファイルを確認します。
Readme_servers.htmlがZENworks 6.5 Server Management Program CDの\readmes\enディレクトリに存在します。
Policy and Distribution Servicesのスクリプトを実行するには、XTermウィンドウに次のいずれかのコマンドを入力します。
Red Hat Linux: /mnt/cdrom/ZfS/TedPol/platform/zfs-pds-install
SUSE LINUX: /media/cdrom/ZfS/TedPol/platform/zfs-pds-install
platformはLinuxまたはSolarisのいずれかです。
<Enter>キーを押して使用許諾契約を表示し、<Spacebar>キーを押して使用許諾契約をスクロールします。次に「y」と入力して<Enter>キーを押し、使用許諾契約に同意します。
スクリプトが実行され、j2re RPMファイルまたはPKGファイルからソフトウェアがインストールされます。
スクリプトにより、以前のバージョンのPolicy and Distribution Servicesがサーバにインストールされていることが検出され、次のメッセージが表示されます。
Would you like to upgrade or reinstall?(u/r)
アップグレードするには、「u」と入力し、<Enter>キーを押します。
サーバの現在のPolicy and Distribution Servicesの設定を保持する場合には、アップグレードを実行することをお勧めします。これ以降の手順に関する説明は、アップグレードオプションを選択したことを前提としています。
Linuxのインストールの場合、サーバのアップグレード中、次のメッセージが表示されます(該当する場合はエラーも含む)。
Installing the novell-zen-zfs RPM...
Preparing...######################################## [100%]
1:novell-zen-zfs ########################################### [100%]
エラーメッセージはこの時点で表示されます。エラーメッセージが表示された後、次のメッセージを表示することによりアップグレードは終了します。
ZENworks Server Management Policy and Distribution Services has been restarted.
You may check its status by running:
/etc/init.d/novell-zfs status
You can reconfigure this service by running:
/opt/novell/bin/zfs-pds-configure
Policy and Distribution Servicesが実行されていることを確認するには、次のように入力します。
/etc/init.d/novell-zfs status
LinuxまたはSolarisサーバで、Policy and Distribution Servicesが使用できるようになります。
各DistributorサーバまたはSubscriberサーバに対して、ステップ 1からステップ 8までの手順を実行します。
Remote Managementをアップグレードするには、Remote Managementを参照してください。
Management and Monitoring Servicesをアップグレードするには、[Management and Monitoring Services]を参照してください。
その必要がない場合、Policy and Distribution Servicesのアップグレード作業は完了です。