exteNd Application Server 5.0
コアヘルプ

 

    First Previous Next Last インストールガイド  05/21/03 11:48:11 

第8章    Microsoft SQL Serverデータベースの設定

この章では、Novell exteNd アプリケーションサーバで使用するMicrosoft SQL Serverデータベースの使用方法について説明します。 この章には、SilverMasterデータベースあるいは配備データベースとしてMicrosoft SQL Serverを使用することについての情報も含まれています。 この章の節は次のとおりです。

For more information    サポートされているデータベースバージョンの最新情報については、Novell exteNd アプリケーションサーバの リリースノートを参照してください。

 
Top of page

Microsoft SQL Serverデータベースの基本的なセットアップ

Novell exteNd アプリケーションサーバがJDBCまたはODBCを介してMicrosoft SQL Serverデータベースにアクセスするかどうかにかかわらず次の手順を実行します。

  1. データベースを作成し、SQL Serverを設定します。

  2. アプリケーションサーバで使用するデータベースログインを作成します。

 
Top of section

データベースの作成およびSQL Serverの設定

アプリケーションサーバをインストールする前に、実際のSQL Serverデータベースとその土台となるデータベースデバイスを作成する必要があります。 これらのオブジェクトは、ISQLまたはSQL Enterprise Managerなどのグラフィカルツールを使用して作成できます。

この節では、SQL Enterprise Managerを使用してオブジェクトを作成する方法について説明します。 これらのオブジェクトを作成するには、SAまたはSA権限を持つアカウントを使用してSQL Serverに接続する必要があります。

Procedure Version 6.5データベースを作成する

  1. SQL Enterprise Managerから宛先のSQL Serverに接続します。

  2. データベースデバイスフォルダを右クリックし、[New Device]を選択します。

  3. SilverMasterDataと呼ばれるデータベースデバイスを作成し、サイズは30 MBに指定します。

  4. 次にSilverMasterLogと呼ばれる30 MBのデバイスをもう一つ作成します。

  5. [Databases]フォルダを右クリックし、[New Database]を選択します。

  6. 作成したデバイス(データ用にはSilverMasterDataそしてトランザクションログ用にはSilverMasterLog)を使ってSilverMasterと呼ばれるデータベースを作成します。

    定期的にこのデータベースのバックアップを作成しない場合は、[Checkpoint]オプションの[Truncate Log]を有効にします。 [データベース]を右クリックして、[Edit]を選択します。 このオプションは[Options]タブにあります。

  7. SQL Server 6.5の場合は、[TEMPDBデータベース]を右クリックし[Edit]を選択して、TEMPDBデータベースのサイズを確認してください。

    データベースのサイズは、[Database]タブに表示されます。 TEMPDBデータベースのサイズが50 MBより小さい場合は、[MASTERデバイス]のサイズを増やし、[Expand the database](このオプションはData Size値と同じタブにあります)を選択して拡張してください

  8. SQL Serverに適切な容量のメモリが割り当てられていることを確認してください。 メモリの状態は、SQL Enterprise Managerで確認できます。

    注記:   メモリの割り当てを超過するとSQL Serverは起動されません。

Procedure Version 7データベースを作成する

  1. SQL Server Enterprise Managerから、[databases]を右クリックし、[New Database]を選択して新規のデータベース名、たとえばSilverMasterを指定します。

  2. [File Properties]では、ファイルのサイズを無制限にするかまたはデータベース用に最低でも30 MBを指定することができます。

  3. Transaction Log]タブを選択し、ファイルのサイズを無制限にするかまたはログファイル用に最低でも30 MBを指定します。

  4. [OK]をクリックして、データベースを作成します。

  5. [TEMPDB]を選択し、次にこれを右クリックして、[Properties]を選択します。 ファイルのサイズが無制限になっているか、または最低でも50 MBが割り当てられているか確認します。

  6. SQL Serverに適切な容量のメモリが割り当てられていることを確認してください。 メモリの状態は、SQL Enterprise Managerで確認できます。

  7. [SQL Server]を選択し、次にこれを右クリックして、[Properties]を選択します。

  8. [SQL Server properties]ダイアログで、[Memory]タブを選択します。

  9. Dynamically configure SQL Server memory]が選択されているかどうかを確認します。あるいは、SQL Server用に固定したメモリ容量を使用している場合は、マシン内の物理的な総RAM容量から64 MBを引いた後の容量をSQL Serverに割り当てます(マシンでSQL Serverだけを実行している場合)。 マシン(Novell exteNd アプリケーションサーバ、MS Exchangeなど)上で他のサーバアプリケーションも実行されている場合は、これらのアプリケーションで必要なメモリ容量も総RAM容量から差し引く必要があります。

 
Top of section

SilverUserログインの作成

SilverUserLoginと呼ばれるログインを作成します。 次の点に注意してください。

 
Top of page

JDBCアクセスのセットアップ

アプリケーションサーバは、Microsoftから提供されているJDBCドライバを使用してMicrosoft SQL Serverに接続できます。

 
Top of section

JDBCドライバのインストール

アプリケーションサーバが置かれるシステム上にMicrosoft SQL Server JDBCドライバをインストールする必要があります。 JDBCドライバから宛先のSQL Serverデータベースに接続できなければなりません。

 
Top of section

AGCLASSPATHへのドライバパスの追加

Microsoft SQL Server JDBCドライバの場所(JARファイルのmsbase.jar、mssqlserver.jar、およびmsutil.jar)は、AGCLASSPATH変数の中で指定する必要があります。 Windowsの場合、AGCLASSPATHはシステム環境変数です。 UNIXの場合は、agprofileファイルの中にあります。 NetWareの場合は、setenvコマンドを使用してAGCLASSPATHを設定する必要があります(setenv AGCLASSPATH=path1;path2;path3;...)。

For more information    詳細については、『管理者ガイド』の データソース設定に関する章を参照してください。

 
Top of page

ODBCアクセスのセットアップ

アプリケーションサーバは、MicrosoftからSQL Serverクライアントの一部として提供されているODBCドライバを使用してMicrosoft SQL Serverに接続できます。 ODBCドライバにはいくつかのバージョンがあります。

 
Top of section

Microsoft SQL Serverクライアントのインストール

アプリケーションサーバが置かれるシステム上にMicrosoft SQL Serverクライアントソフトウェアをインストールする必要があります。 クライアントは宛先のSQL Serverデータベースに接続するよう設定されている必要があります。

 
Top of section

ODBC System DSNエントリの作成

SilverMasterデータベースまたは配備データベース用ODBC System DSNエントリの設定

Procedure Version 6.5データベース用ODBC System DSNを作成する

  1. ドライバタイプとして、SQL Server を使用してエントリを追加します。

  2. ターゲットSQL Serverのサーバ名を入力します。

  3. Default Database]フィールドに宛先データベースを入力します。

  4. [Options]ボタンをクリックし、作成済みのSQLステートメントの作業用ストアドプロシージャを選択解除して、アプリケーションで使用するストアドプロシージャをドロップします。

    このオプションを選択解除しないと、アプリケーションサーバはデータベースと一緒に正しく機能しません。

Procedure Version 7データベース用ODBC System DSNを作成する

  1. ドライバタイプとして、SQL Server を使用してエントリを追加します。

  2. ターゲットのSQL Serverのサーバ名を入力します。

  3. SilverUserLoginのSQL Serverユーザ認証情報を入力して、[Next]をクリックします。

  4. 適切なデフォルトデータベース名を入力します。

  5. Use ANSI quoted identifiers]を選択解除します。

  6. Use ANSI nulls, paddings, and warnings]を選択解除し、[Next]をクリックします。

  7. 適切な言語とリージョン設定を確定し、[Finish]をクリックします。

 
Top of page

アプリケーションサーバでデータベースを使用

これでアプリケーションサーバーからMicrosoft SQL Serverデータベースにアクセスする準備が整いました。 これで、次の作業ができるようになります。

For more information    詳細については、『管理者ガイド』の データソース設定に関する章を参照してください。

    First Previous Next Last インストールガイド  05/21/03 11:48:11 

Copyright © 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003 SilverStream Software, LLC, a wholly owned subsidiary of Novell, Inc. All rights reserved.